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2018年9月14日(金)岐阜市立女子短期大学国際文化学科の松浦康之専任講師が当センターを来訪されました。

松浦講師は以前タイの高校で日本語教育に携わっていたご経験をお持ちということで、タイとは縁が深く、現在もタイの研究機関・研究者との交流を続けておられます。当センターには2014年にもお越しいただいており、久しぶりのご来訪でした。

タイとの交流発展に当会国際事業の活用を検討されているとのことで、近年の二国間交流事業の申請採用状況や、審査方法について情報提供させていただきました。また、論博事業外国人研究者招へい事業についてもご説明し、併せてご活用いただきたい旨お伝えしました。

松浦講師(左から2人目)

松浦講師(左から2人目)

2018年9月11日(火)、福山市立大学教育学部の弘田陽介准教授が東亜大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授と当センターを訪問されました。

弘田先生は今回、ヨーロッパ御出張の帰りにタイに立ち寄られ、その際、見学を兼ねて当センターにお立ち寄りいただいたものです。

弘田准教授(左から2人目)、平松准教授(右端)

弘田准教授(左から2人目)、平松准教授(右端)

2018年9月11日(火)、東亜大学芸術学部トータルビューティ学科の田中綾華さんが同大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授と当センターを訪問されました。

東亜大学では今年4月の入学者から学部を問わず海外研修・海外留学を必須とする「トビタテ!東亜大学全員留学プログラム(愛称:次世代長州ファイブプロジェクト)」を開始しており、国際的な視点を持ちつつ、地域社会に貢献できる人材育成に取り組んでいます。

平松准教授は同大学の東南アジア地域の協定校拡大・学生リクルーティングを担当されており、今回はオフィス見学も兼ねて田中さんを連れて来ていただきました。

田中さんは現在4年生とのことで海外研修は必須ではないとのことですが、今回タイ滞在中に協定校などを訪問され、見識を広められたとのことでした。

田中さん(左から3人目)、平松准教授(同4人目)

田中さん(左から3人目)、平松准教授(同4人目)

2018年9月10日(月)、筑波大学国際室の横瀬雅年担当課長と竹中絵美職員が当センターを訪問されました。

筑波大学は世界に13の海外オフィスを設けており、昨年はタイ東北部の国立大学コンケン大学の中に筑波大学事務所を設置しました。同事務所では、筑波大学教育開発国際協力研究センター(CRICED)とコンケン大学教育学部との協同で海外の「教育の質改善」を目的とした日本型教育のASEAN諸国への展開に取り組まれています。

また、上述の筑波大学CRICEDは昨年からタイに拠点を置く国際機関SEAMEO-RIHEDの連携機関(Affiliate member)に日本の機関として初めてなるなど、近年の筑波大学の東南アジア戦略についてお話を伺うことができました。

当センターからは、日本の大学事務所が集積しているバンコクの状況やその理由、各大学事務所の運営状況等について情報提供させていただきました。

横瀬課長は2002年10月から2004年3月まで副センター長として当センターで勤務されており、2004年から発行を開始した当センターの四半期活動報告を「バンコクの風」と命名されたのは当時の横瀬副センター長だったということです。現在も毎号楽しみにしていただいているとのことで、大変嬉しいお話でした。

「バンコクの風」バックナンバーはこちらからご覧になれます。

竹中職員(左から2人目)、横瀬課長(同3人目)

竹中職員(左から2人目)、横瀬課長(同3人目)

2018年9月7日(金)、大阪大学生物工学国際交流センター(ICBiotec)の木下浩助教と同大学大学院工学研究科の学生27名が訪問されました。

御一行は海外フィールドスタディ「生物資源と環境」のためタイ滞在中であり、プログラムの一環として過去数年、当センターを訪問いただいています。

オフィス見学を行った後、同フロアの国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)と合同で各組織の業務説明を行いました。当センターからは冨山副センター長がJSPSの概要や同窓会組織について説明を行いました。

オフィス見学の様子

オフィス見学の様子

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNuntaporn職員

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNuntaporn職員

国際交流基金バンコク日本文化センター・松井副所長

国際交流基金バンコク日本文化センター・松井副所長

冨山副センター長

冨山副センター長

集合写真

集合写真

2018年9月5日、セントラル・ルソン州立大学(Central Luson State University: CLSUフィリピン・ムニョス市)で第6回JSPSフィリピン同窓会(JAAP)シンポジウムが開催されました。同シンポジウムは、フィリピン科学技術省(Department of Science and Technology: DOST)主催の科学技術広報イベント「e3-START2018 International Academic R&D Festival“Merging Art and Science for Next Generation Innovations”」の一環として実施されたものです。

シンポジウムは、CLSUのMelissa E.Agulto学術担当副学長の開会の挨拶で始まり、続いて、CLSUのTereso A.Abella学長、DOSTのLeah J.Buendia国際交流担当次官補からメッセージが述べられました。

今回のシンポジウムでは、日本人研究者2名の講演が行われました。最初に、東京工業大学の山下幸彦准教授から” A Brief Introduction to Artificial Intelligence”についてご講演頂きました。

山下先生のご講演では、人工知能についてその研究分野の広い裾野が紹介された後、統計的学習理論や人口知能でのホットトピックである深層学習に関する説明と、深層学習を応用する畳み込みネットワークと敵対的生成ネットワークに関してご説明がありました。

 

山下幸彦准教授

山下幸彦准教授

 

 

引き続いて、東京都市大学の田村慶信教授から” Analysis Methods and Tools Based on Deep Learning for Big Data”と題しご講演頂きました。

初めに、ビッグデータは現在様々な場面での活用が進みつつあることが説明され、ビッグデータの概要およびビッグデータを扱う上での問題点としてのコピーライト等の問題について触れられました。

加えて、ビッグデータをAIにより分析した活用例として、ソフトウェア工学の観点からソフトウェア開発管理上におけるフォールトビッグデータや画像情報に基づく分析手法とツール化について説明がありました。

 

田村慶信教授

田村慶信教授

 

2つの講演終了後の質疑応答では、会場からそれぞれの先生に対して具体的な質問が数多くあがる等、参加者の強い興味関心を引く内容でありました。また、学生からは学習に関する質問も出されました。AIを学ぶ上での数学の学習の必要性についての質問に対し、山下准教授は「どのような分野に進むうえでも数学を学ぶことは役に立つので、可能な限り知識を身に付けて欲しい。」と回答されていました。

 

講演後は、山下センター長によるJSPS概要や国際事業についての紹介があり、会場にいた参加者は配布された資料に目を通しながら、熱心に聞き入っていました。

 

山下センター長

山下センター長

その後、JAAPのRenato Reyes会長からJAAPについて紹介があり、JSPSの事業への応募とJAAPへの加入を呼びかけがあり、引き続いて、JAAPのSusan Gallado 前会長をはじめとするJAAP会員数名から自らのJSPS事業の体験や意見などが述べられました。

 

Renato Reyes会長

Renato Reyes会長

 

今回のシンポジウムにはJAAPメンバーをはじめ約150名の参加があり、講演内容やJSPS事業に関する多くの質問や活発な意見交換がなされるなど盛況のうちに終了しました。

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「バンコクの風 2018 Vol.1」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は当センターの活動報告に加え、特集記事として京都大学ASEAN拠点柴山守所長に、「JUNThaiの今後の展望について」と題してご寄稿いただきました。

また、新原国際協力員(九州大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

 

「バンコクの風 2018 Vol.1」

 

2018年8月31日(金)、関西大学国際部国際連携グループの東條正範課長と武市学課長補佐が当センターを訪問されました。

関西大学はチュラロンコン大学の中にバンコクオフィスを設置しており、同大学留学生別科等の外国人学生向けプログラムの広報や、イベント開催、同窓生の連絡拠点として活用されています。

今回お二人は8月30日にチュラロンコン大学で開催された海外留学フェアでブース出展され、訪問した学生等に関西大学のPRを行われました。ブースにはチュラロンコン大学の教員の方も訪れたとのことで、関西大学の教員と既に研究交流等で関係性を築けている方もおられたそうです。こういった教員個人間のネットワークを事務職員が把握し、当会の二国間交流事業のような研究助成制度を事務側から積極的に紹介できる環境作りに取り組みたいとのお話を伺いました。

東條課長(左から2人目)、武市課長補佐(同4人目)

東條課長(左から2人目)、武市課長補佐(同4人目)

2018年8月31日(金)、東京大学教育・学生支援部国際交流課の松本秀幸課長が当センターを訪問されました。

松本課長は現在「キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)サマープログラム」に参加する学生の引率のためタイに出張されており、帰国前の時間を利用して当センターにお立ち寄りくださいました。同サマープログラムは約2週間学生がタイに滞在し、現地学生とのディスカッション、企業視察、タイ文化の学習等を行うもので、今回が初めての実施とのことでした。

また、松本課長は2013年4月から2015年6月までJSPSロンドン研究連絡センターで副センター長として勤務されていた経験をお持ちで、当時のロンドンでの業務や、JSPS同窓会の運営方法など、当センターとしても大変参考になるお話を聞かせていただきました。

松本課長(左から2人目)

松本課長(左から2人目)

2018年8月30日(木)、東海大学の山口滋グローバル推進本部部長・理学部物理学科教授と、富田紘央国際教育センター講師および田中久美子アセアンオフィス地域統括の3名が当センターを訪問されました。
富田講師は前年度まで東海大学アセアンオフィスのセンター長でいらっしゃいました。
富田講師および田中さんは2016年11月25日にもご来訪いただいています。

東海大学は文部科学省の平成29年度大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~ロシア、インド等との大学間交流形成支援~」に採択された、「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成―主に極東地域の経済発展を目的として―」のプログラムの一環として、2年目の今年、「平成30年度海外研修 ウラジオストク航海」を実施したそうです。
同大学所有の船舶での洋上研修における、日本と海外(主にロシア)の学生ワークショップ等数々のアクティビティでの学生の活き活きとした様子など、非常に興味深い話をお聞かせいただきました。

その他にも東海大学とキングモンクットラカバン工科大学を始めとするタイの大学との交流の状況等についてご説明いただき、最後に、11月に予定されている東海大学の職員研修の受け入れについてもご相談を受けました。
山下センター長からは、受け入れについてできるかぎり協力をしたい旨をお伝えしました。

田中地域統括(左から2人目)、山口教授(同3人目)、富田講師(同5人目)

田中地域統括(左から2人目)、山口教授(同3人目)、富田講師(同5人目)

2018年8月29日(水)、山口大学大学院創成科学研究科の今井剛教授と同大学学生支援部国際交流課の斉藤康平主任が当センターを訪問されました。

今井教授は当会の研究拠点形成事業タイプAに採択されている研究課題「バイオ新領域を拓く熱帯性環境微生物の国際研究拠点形成」(平成26-30年度)に関わっておられ、同課題のタイにおける拠点機関のカセサート大学との交流状況や、事業期間終了後の予定等についてお話を伺いました。

斉藤主任は今年3月まで当センターで国際協力員として1年間勤務しており、4月から山口大学へ帰任しました。今回は在タイ大学連絡会(JUNThai)への出席や、山口大学バンコク国際連携オフィスを設置しているカセサート大学訪問を目的に出張中です。

山口大学はタイとインドネシアを重点拠点国として指定しており、タイでは上記のとおりカセサート大学、インドネシアではウダヤナ大学にバリ国際連携オフィスを設置しています。斉藤主任は現在タイの大学との協定締結を担当されるなど、当センターでの勤務経験を活かしてご活躍中とのことでした。

今井教授(左から3人目)、斉藤主任(同5人目)

今井教授(左から3人目)、斉藤主任(同5人目)

2018年8月27日(月)、在タイ日本国大使館で第16回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの5名がオブザーバーとして出席しました。(前回のJUNThaiの記事はコチラからご確認ください。)

第一部の講演会では以下2件の講演が行われました。

タイトル:JICA派遣の概要とアジア&欧米生活雑感
講演者 :江原 輝喜氏(タイ王国保険省医薬品食品庁・JICA専門家)

江原 輝喜氏

江原 輝喜氏

タイトル:Japanese Language Interpreter and Translator Society in Thailand’s Activity
講演者 :Mr. Bundit Pradistanuwong (Advisor, Japanese Language Interpreter and Translator Society in Thailand)

Mr. Bundit Pradistanuwong

Mr. Bundit Pradistanuwong

第二部の連絡会では、有志メンバーによる「JUNThaiの今後について」考えるワーキンググループで議論された内容について京都大学ASEAN拠点の柴山所長から説明があり、以下のような点が挙げられました。

・現状のJUNThaiは規約等が存在しないため、運営の拠り所がないのが問題
・持ち回りの幹事校だけでなく、安定した事務局の設置が必要ではないか
・在タイ日本国大使館・JSPS・JASSOらの公的機関が現状「オブザーバー」としての参加であるが、今後役割の見直しが必要ではないか
・JUNThaiの認知度は高まっているが、外部からみるとJUNThaiについて情報収集できるウェブサイト等はなく、実態のない組織として捉えられてしまう

ワーキンググループでの議論を踏まえ、今回の連絡会では、外部から問い合わせがあった際に参加大学の一覧さえ開示できていない現状の改善を目的として、「JUNThaiに参加している大学リストを改めて作成し、問い合わせがあった場合にはそれを公開する」ことが提案され、承認されました。

今後、幹事校から現在JUNThai参加校として認識されている各大学へ個別に確認をとり、参加校一覧に掲載してよいと回答があった大学のみがリストに掲載されます。

運営体制の見直しや情報公開の方法については、今後の連絡会で引き続き議論を続けることとなりました。

次回の在タイ大学連絡会は12月17日(月)に開催予定です。 ※10/25 日にちを更新しました。

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

会場の様子

会場の様子

2018年8月24日(金)、富山大学の井村 隆国際部長、国際部国際交流課の大坂 理美職員、国際部留学支援課の成瀬 憲吾職員、同大学和漢医薬学総合研究所の早川 芳弘教授の4名が当センターを来訪されました。

今後、富山大学ではタイやベトナムで同大学の卒業生・研究経験者による同窓会を設立し、関係者のネットワーク強化を図ろうとしているそうです。今回は週末にチェンマイで開催される日本学生支援機構(JASSO)主催の日本留学フェア参加のため出張され、前後の日程では同窓会設立のための打ち合わせや情報収集等を予定されています。

研究者も含めた同窓会ということで、当センターからはJSPSタイ同窓会(JAAT)の運営等についてご説明をしました。また、短期の訪問研究者等は必ずしも大学事務局が把握できないこともあり、会員候補のリストアップ作業が難しいとのことでしたので、JAATが公開しているDirectoryをお渡しし、ご活用いただくようお伝えしました。

井村国際部長(左から3人目)、早川教授(同5人目)、大坂職員(同6人目)、成瀬職員(同7人目)

井村国際部長(左から3人目)、早川教授(同5人目)、大坂職員(同6人目)、成瀬職員(同7人目)

2018年8月23日(木)、上智大学を運営する学校法人上智学院総務局経営企画グループ・IR推進室チームリーダーの林裕佳職員が当センターを訪問されました。

上智大学は2015年にチュラロンコン大学の中にASEANハブセンターを設置し、学生募集や日本から派遣する学生の支援拠点として活動を展開しています。また、タイに留まらず東南アジア地域の研究交流の拠点としての働きも期待されています。

ASEANハブセンターは上智大学が文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業(タイプB)へ採択されたことを契機に設置されており、同事業の期間終了後の在り方を現在学内で検討中とのことです。当センターからは他大学の事例をお伝えするなど、情報交換を行いました。

タイ事務所の継続的な運営は今後多くの大学で課題となると思われます。当センターは日本の大学の情報が集積しやすい環境にあるため、今後も情報提供等により支援をしていきたいと考えております。

林職員(右から2人目)

林職員(右から2人目)

2018年8月23日(木)、明治大学政治経済学部のタイ短期留学プログラム学生約20名と同大学副学長の大六野 耕作教授、政治経済学部の齋藤 雅巳専任講師が来訪されました。

明治大学政治経済学部では留学促進プログラムの一つとして、毎年8月にタイへの約1ヶ月の短期留学を実施しています。このプログラムに参加する学生はチュラロンコン大学等で英語による講義を受講する他、日系企業や大使館を訪問するなどして日本とタイの結びつきの強さやタイの文化・慣習を学んでいます。

毎年、プログラムの一環として当センターが入居するオフィスビルにもお越しいただいており、国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)と一緒に各組織の概要や業務説明を行っています。

当センターからは前日のAUNグループへの説明に引き続き、簑輪国際協力員がプレゼンテーションを行いました。
学部学生には馴染みのないであろう当会の業務ですが、この説明会が日本の科学技術・学術振興に関する政策や研究助成の仕組みなどに目を向けるきっかけとなればと考えております。

簑輪国際協力員

簑輪国際協力員

山下センター長

山下センター長

国際交流基金バンコク日本文化センター・吉岡所長

国際交流基金バンコク日本文化センター・吉岡所長

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNuntaporn職員

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNuntaporn職員

オフィス見学の様子

オフィス見学の様子

集合写真

集合写真

2018年8月22日(水)、ASEAN University Network (AUN) と国立六大学連携コンソーシアム(千葉大、新潟大、金沢大、岡山大、長崎大、熊本大の旧制医科大学で構成)のスタディーツアーの学生約30名が来訪されました。

過去数年、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)と日本学生支援機構(JASSO)、そして当センターがこのスタディーツアーの学生をお迎えし、各組織の概要や業務内容の説明、オフィス見学を行っています。

当センターからは、簑輪国際協力員が日本学術振興会の概要、各種国際交流事業の説明を行いました。

簑輪国際協力員

簑輪国際協力員

質疑応答では、論博事業の意義や二国間交流事業と研究拠点形成事業の違い、それぞれのメリットは何かといったご質問をいただき、興味を持ってもらえたようでした。

説明会場の様子

説明会場の様子

オフィス見学の様子

オフィス見学の様子

集合写真

集合写真

2018年8月21日(火)、新潟大学の清廣哲之総務部長及び竹下稔留学交流推進課長が、当センターに来訪されました。

清廣総務部長及び竹下留学交流推進課長は、8月20日(月)にバンコクで実施された「The 2nd JAPAN-THAILAND RESEARCH EXCHANGE Joint Symposium」に参加されるために来タイされ、今回は当センターへは表敬訪問ということでお越しくださいました。

清廣総務部長からは、旧制医科大学に起源をもつ6つの国立大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)で構成される六大学コンソーシアムとの連携による新潟大学の国際戦略に関してお話を伺うことが出来ました。

また、山下センター長からはAUN(Asean University Network)との連携を深めることなどが提案されました。

 

左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、清廣総務部長、山下センター長、竹下留学交流推進課長、新原国際協力員

左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、清廣総務部長、山下センター長、竹下留学交流推進課長、新原国際協力員

2018年8月17日(金)、IMPACT Exhibition & Convention Centerでタイ国科学技術博覧会2018のオープニングセレモニーが開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーが出席しました。

同博覧会はタイ科学技術省(MOST)とタイ国立科学博物館の共催で毎年開催されており、例年100万人を越える来場者を集める大規模イベントです。タイ国内・国外問わず多くの研究機関・大学・民間企業等が参加し、最新の研究等についてブース出展を行っています。オープニングセレモニーではプラユット首相が挨拶を行い、大きな盛り上がりを見せました。

オープニングセレモニーで挨拶するプラユット首相

オープニングセレモニーで挨拶するプラユット首相

会場には政府が招待した小中学生が多く訪れており、体験型のブースで学生が楽しみながら科学技術に関するトピックに親しめる内容になっています。また、今年世界中から注目された「チェンライの洞窟」に関する展示もあります。

日本の公的機関は在タイ日本大使館の舵取りで「ジャパンパビリオン」を出展しており、当センターはその中でタイに事務所を構える大学等の紹介ポスターを展示しています。

 ※ポスターを最新版に更新いたしました。上記リンクからご確認頂けます。(10/1追記)

当センターの出展ブース

当センターの出展ブース

今回ジャパンパビリオンで出展を行っているのは以下の10団体です。

・内閣府宇宙開発戦略推進事務局
・宇宙航空研究開発機構(JAXA
・東京大学 宇宙・地理空間技術による革新的ソーシャルサービス・コンソーシアム(GETISS
・情報通信研究機構(NICT
・科学技術振興機構(JST
・国際農林水産業研究センター(JIRCAS
・日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP
・理化学研究所(RIKEN
・日本医療研究開発機構(AMED
・JSPSバンコク研究連絡センター

8月26日(日)まで各団体の展示が行われておりますので、ご興味のある方は是非足をお運びください。

プラユット首相と日本の各出展団体代表

プラユット首相と日本の各出展団体代表

当センタースタッフ集合写真

当センタースタッフ集合写真

洞窟に関する展示

洞窟に関する展示

2018年8月16日(木)、大阪大学高等教育・入試研究開発センターの三森八重子教授が当センターを訪問されました。

三森教授は外国人向け入試の広報のためタイ出張中で、当センターのあるオフィスビルは多くの民間企業・公的機関が事務所を構えているため、各所ご挨拶をされる中で当センターにもお立ち寄りいただきました。

大阪大学にはインターナショナルカレッジで開講されている英語により学位を取得できる学士課程コースの他、日本に渡航することなく各学部の入試を受けることができる海外在住私費外国人留学生特別入試制度があり、三森教授は今回タイのいくつかの高校を訪問され、各種入試制度の説明を行ったとのことでした。

当センターからはJSPS海外研究連絡センターの役割や、各種外国人研究者招へい事業、論博事業についてご説明をしました。

三森教授(左から2人目)

三森教授(左から2人目)

2018年8月10日(金)、JSPS東京本部から里見進 理事長と中塚淳子 国際統括本部国際企画課長が当センターを訪問されました。

今回お二人には前日に開催したNRCT-JSPS-JAATセミナーのためタイへ出張いただいています。8月10日は午前中に行われたThailand Research EXPO 2018のオープニングセレモニーに出席され、その後帰国前の時間を利用して当センターにお越しいただきました。

里見理事長は今年4月に着任されたばかりということもあり、オフィスを見学いただいた後、山下センター長から改めて当センターの運営状況や、各国JSPS同窓会の活動、国際協力員制度などについてご説明しました。

里見理事長からは、日本学生支援機構(JASSO)バンコク事務所とオフィスを共用している当センターの環境を活かし、両機関が協力してタイにおける日本留学・研究経験者のネットワークを広げていってほしいとのお言葉をいただきました。

里見理事長(左から4人目)、中塚課長(同6人目)

里見理事長(左から4人目)、中塚課長(同6人目)

2018年8月9日(木)、バンコク・コンベンションセンターでNRCT-JSPS-JAATセミナー「タイと日本における科学技術・学術交流-過去、現在、そして未来へ」を開催しました。 当セミナーは毎年タイ学術研究会議(NRCT)が主催するThailand Research EXPOのプログラムの一つとして、NRCT、JSPS、そしてJSPSタイ同窓会(JAAT)の共催で実施されました。 今年はJSPSとNRCTの間で結ばれた二国間共同研究・研究者交流支援に関する覚書の締結40周年という節目の年で、両組織を代表し、NRCTのProf. Dr. Sirirurg Songsivilai (Secretary-General) とJSPSの里見 進 理事長が基調講演を行いました。“NRCT-JSPS 40 years collaboration – prospect for the next 40 years” という共通のテーマに基づき、これまでの協力関係の振り返りや、今後への期待などが述べられました。

Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai (Secretary-General of NRCT)

Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai (Secretary-General of NRCT)

JSPS 里見進 理事長

JSPS 里見進 理事長

今回のセミナーでは、前述の覚書により支援を行ってきた、「二国間交流事業(タイとの共同研究)」の中から以下4件の課題をピックアップし、それぞれの研究内容や日本・タイの交流についてご講演をいただきました。

課題名:熱帯地域(タイ国)における網羅的病原体検出法開発の共同研究推進
講演者:京都府立医科大学大学院医学研究科・中屋 隆明 教授

京都府立医科大学・中屋教授

京都府立医科大学・中屋教授

課題名:Notchシグナル制御を可能にする生体材料を用いたiPS細胞分化誘導技術の開発
講演者:東北大学大学院歯学研究科・江草 宏 教授
:チュラロンコン大学歯学部・Prof. Prasit PAVASANT

東北大学・江草教授

東北大学・江草教授

課題名:スピルリナの唯一の形質転換系を用いた耐熱性フィコシアニンの異種発現
講演者:筑波大学生命環境系・鈴木 石根 教授
:タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)・Dr. Kalyanee PAITHOONRANGSARID

NSTDA・Dr. Kalyaneeと筑波大学鈴木教授

NSTDA・Dr. Kalyaneeと筑波大学鈴木教授

課題名:タイ産薬用植物並びに内生菌由来生物活性成分の生産性向上と新規医薬資源の探索
講演者:九州大学薬学研究院・田中 宏幸 准教授
:コンケン大学薬学部・Prof. Waraporn PUTALUN

九州大学・田中准教授

九州大学・田中准教授

それぞれの講演の中で、日タイの共同研究チームが発足したきっかけから、現在の協力状況に至るまで説明がありました。さらに、この共同研究を契機とした当会の論博事業による研究者受け入れや、共同研究の規模を広げて科学技術振興機構(JST)等の事業に採択される等、好事例が多く聞かれました。 なお、各講演のモデレーターはJAATを代表してAssoc. Prof. Suraphong Lorsomradee(チェンマイ大学)とAssistant Prof. Wichet Leelamanit (マヒドン大学)に務めていただきました。

Dr. Suraphong (モデレーター)

Dr. Suraphong (モデレーター)

Dr. Wichet (モデレーター)

Dr. Wichet (モデレーター)

最後の山下センター長の閉会の辞では、ご講演いただいたスピーカーの先生方をはじめ、全ての関係者への感謝の言葉を述べられました。また、現在バンコクを中心に日本の大学事務所が数多く設置されていることにも触れ、JSPSバンコク研究連絡センターとして日本とタイの交流をさらにサポートしていくことについても語られました。

山下センター長

山下センター長

集合写真①

集合写真①

集合写真②

集合写真②

 

JSPSバンコク研究連絡センターはタイ学術研究会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)との共催でセミナーを開催いたします。詳細は以下の情報及びフライヤーをご確認願います。

※8/8追記 開始時間が早まりました。ご迷惑をお掛けします。

【日 時】2018年8月9日(木)8:55-16:45(受付7:00開始)

【会 場】セントラルワールド バンコク・コンベンションセンター(タイ・バンコク)

【テーマ】「タイと日本における科学技術・学術交流-過去、現在、そして未来へ」

同セミナーはNRCT主催のタイ Research EXPO 2018(8/9-13)初日の特別開催となっております。今回のセミナーはJSPSとNRCTの覚書締結40周年を記念し、覚書に基づいて実施してきた「二国間交流事業」の好事例4件を取り上げ、各共同研究の代表者による講演を行います。また、NRCT事務総長、JSPS理事長による基調講演も予定しております。

出席をご希望の方は、以下のURLから事前登録をお願いいたします。【締切済み】

(タイ人の方:8/5締切)http://www.researchexpo.nrct.go.th/main.php

(日本人含む外国人の方:7/31締切)https://sites.google.com/view/tre2018

※8/8追記 以下フライヤーデータの差し替えを行いました。

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2018年7月24日(火)、徳山工業高等専門学校(徳山高専)の三浦靖一郎准教授、株式会社工学研究社の橋本邦一常務取締役、泰日経済技術振興協会の横山大さんが当センターを訪問されました。

今回、三浦准教授はタイ出張の間に様々な機関を訪問し情報収集・意見交換をされる予定で、泰日経済技術振興協会の横山さんのご紹介で当センターにもお越しくださいました。

当センターからは外国人特別研究員、外国人招へい研究者、論博事業など各種国際事業についてご説明し、タイの研究者とのネットワーク形成に活用いただきたい旨お伝えしました。

また、タイに事務所を構える日本の大学で構成される在タイ大学連絡会(JUNThai)もご紹介し、ご機会があればオブザーバーとして出席可能なことについてもお知らせしました。

タイでは今年5月に初の高専コースが開講するなど、より実践的な技能を身につけることができる日本特有の「高専教育」が注目されています。近年は日本の高専に留学する外国人学生も増えており、三浦准教授のお話ではそういった学生が高専から4年制大学に編入するケースも多々あるということでした。当センターにおいても今後の東南アジアにおける高専の動きは注視していきたいと考えております。

橋本常務取締役(左から2人目)、三浦准教授(同3人目)、横山さん(同5人目)

橋本常務取締役(左から2人目)、三浦准教授(同3人目)、横山さん(同5人目)

2018年7月23日(月)、熊本大学エイズ学研究センターの岡田誠治教授と共同研究者のメーファールアン大学医学部のDr. Kamonnaree Chotinantakulが当センターを訪問されました。

熊本大学大学院医学教育学部はマヒドン大学医学部、コンケン大学医学部とダブルディグリー・プログラムを昨年から実施しており、タイとの交流を近年深めておられます。今回、岡田教授は日本学生支援機構(JASSO)の平性30年度帰国外国人留学生研究指導事業によりタイに出張され、ブラパー大学薬学部の熊本大学卒業生(Dr. Pattaravadee  Srikoon, Head of Division of Biopharmacy Faculty of Pharmaceutical Sciences, Burapha University)を訪問されました。

岡田教授は以前当会の二国間交流事業(韓国(NRF)との共同研究)の日本側代表者を務められるなど、JSPS各種事業を積極的に活用しておられ、今年もタイを相手国としたセミナー等の申請を検討しておられるとのことでした。

また、熊本大学のタイの拠点としてはキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)の中に国立六大学(千葉、新潟、金沢、岡山、長崎、熊本)のバンコク共同事務所があります(昨年の開所式の記事はコチラ)が、前述のダブルディグリー・プログラムの広報強化のため、マヒドン大学シリラー卜病院内の岡田教授の部屋を拠点とすることも考えておられるということでした。

当センターからは、熊本大学として新たに拠点を構えられる場合には当センターのウェブサイトにポスターデータを掲載する等、ご活用いただきたい旨お伝えしました。

Dr. Kamonnaree (左から2人目)と岡田教授(同3人目)

Dr. Kamonnaree (左から2人目)と岡田教授(同3人目)

2018年7月20日(金)、SukoSolホテルバンコクで開催された“The Kick-off of the Project for Capacity building of the Grearter Mekong Sub-region University Consortium (GMS-UC) and the 1st Rectors Forum” に当センターから新原国際協力員が出席しました。

GMS-UCはメコン川流域の東南アジア諸国(ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナム)の大学で構成されたコンソーシアムで、各大学の知見の共有、相互発展を目的としています。SEAMED-RIHEDの舵取りで2018-2019年の2年間、各国で様々なワークショップ等が各国で催される予定です。今回の学長フォーラムは当該プロジェクトのキックオフイベントとして開催されました。

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集合写真(来賓とExpert for GMS-UC project)

集合写真(来賓とExpert for GMS-UC project)

新原国際協力員が出席した午前の部では以下のとおり講演・パネルディスカッション等が行われました。

Session 1

Keynote Address on “Leading with a Future Mind” by Ms. Shannon Kalayanamitr (CEO, IKIGAI Group and UN Women HE for SHE Advocate)

Session 2

Report of a synthesis of the GMS-UC member universities’ needs for leadership capacity development and issues for improvement, by SEAMED-RIHED and Dr. Nakao Nomura (Expert for GMS-UC project)

Session 3

Special Talk on “Management Leadership and Internationalization as Strategic Destination” by Ms. Porntip Kanjananiyot (Expert for GMS-UC project)

Session 4

Panel Discussion “Internationalization: Sharing Successful and Unsuccessful Stories” by Royal Univ. of Phnom Penh (Cambodia), National Univ. of Laos (Lao PDR), East Yangon Univ. (Myanmar), Hue Univ. (Vietnam), and Kasetsart Univ. (Thailand)

Moderator: Dr. Taiji Hotta (Expert for GMS-UC project)

パネルディスカッションでは「大学の国際化」について各大学の事例共有が行われ、言語の問題への対応や、留学生への支援強化の必要性、国内学生の海外派遣などのお話を聞くことができました。日本でも大学の国際化が叫ばれておりますが、東南アジアの大学も日本の大学と同様の問題を抱えていることがわかり、大変貴重な機会となりました。

冒頭で挨拶する文部科学省大臣官房国際課・寺島史朗氏(前・在タイ日本国大使館一等書記官)

冒頭で挨拶する文部科学省大臣官房国際課・寺島史朗氏(前・在タイ日本国大使館一等書記官)

Ms. Shannon Kalayanamitr

Ms. Shannon Kalayanamitr

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

2018年7月19日(木)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の沼田尚道アジア連携センター長が当センターを来訪されました。NICTアジア連携センターはチュラロンコン大学工学部内にオフィスを構えており、ICT研究開発分野における連携活動を推進・支援しています。

沼田センター長は昨年8月に着任された際にも当センターをご訪問いただいています。今回人事異動によりNICT東京本部に戻られることになったため、帰任のご挨拶のためお越しいただきました。

街歩きがご趣味という沼田センター長は、1年間のバンコク滞在中に「日本人街がどのように形成されたか」という点について個人的に調査されたそうです。戦前戦後の在タイ日本国大使館や日本人学校の移転の歴史を基に分析され、大変興味深いお話を伺うことができました。

NICTアジア連携センター沼田センター長(左から2人目)

NICTアジア連携センター沼田センター長(左から2人目)

2018年7月19日(木)、京都大学東南アジア地域研究研究所(バンコク連絡事務所)の和田理寛研究員と大阪府立大学人間社会システム科学研究科の藤田渡准教授が当センターを訪問されました。

京都大学東南アジア地域研究研究所(バンコク連絡事務所)は1965年に設立された同大学の東南アジア地域における研究拠点です。同研究所では2-3ヶ月の間隔で研究者が交代で常駐する体制をとっています。現在和田研究員が代表として駐在中ですが、今週末にご帰国の予定で、その後は10月初旬まで藤田准教授が駐在されます。

藤田准教授は初めてのご来訪でしたので、改めてJSPS海外研究連絡センターの役割や、当センターの業務についてご説明しました。また、8月9日にバンコクで開催予定のNRCT-JSPS-JAATセミナーも併せてご紹介しました。

藤田准教授(左から2人目)、和田研究員(同4人目)

藤田准教授(左から2人目)、和田研究員(同4人目)

2018年7月13日(金)、JSPSタイ同窓会(JAAT)メンバーで、マヒドン大学のProf.Wichet Leelamanitが来訪されました。

Prof.Wichet LeelamanitはJAATの執行委員会の委員としてJAATの活動で中心的な役割を果たしておられます。

今回の訪問では、JAATを代表してJAATの有志から集められた平成30年7月西日本豪雨の被災者への義援金を持参くださいました。

Wichet Leelamanit教授

Prof.Wichet Leelamanit

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またProf.Wichet Leelamanitからは、JAATとしてこの度の豪雨災害の被害に遭われた方へのお見舞いのメッセージをFacebookに掲載した旨のご報告をいただきました。
山下センター長からは、JAATの皆様の心遣いに対するお礼が述べられました。

Facebookに掲載されたJAATからのお見舞いのメッセージは以下よりご覧いただけます。

https://www.facebook.com/jaatjsps/

2018年7月10日(火)、マヒドン大学サラヤキャンパスでJSPS事業説明会を開催しました。マヒドン大学は国立の総合大学ですが、前身はタイ初の医学学校だったこともあり、現在でも医学分野において大きな強みを持った大学です。当センターは毎年マヒドン大学で事業説明会を実施しておりますが、サラヤキャンパスでの開催は2015年7月以来となります。

Prof. Ruengpung Sutthent(Acting Vice President for Research) から開会のご挨拶をいただいた後、山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員からJSPSの概要や各種国際事業の説明を行いました。

Prof. Ruengpung Sutthent

Prof. Ruengpung Sutthent

JSPSプレゼンテーションの様子

JSPSプレゼンテーションの様子

その後、マヒドン大学で勤務中の2名のJSPS事業経験者からご講演をいただきました。

Dr. Kittiphong Paiboonsukwon(Lecturer, Thalassemia Research Center, Institute of Molecular Biosciences)は埼玉医科大学外国人特別研究員として研究をされた経験をお持ちで、当時の写真を交えながらユーモラスにお話いただきました。

Dr. Noppol Arunrat(Faculty of Environment and Resource Studies)は論博事業により北海道大学で博士号を取得され、今年2月に開催した論博メダル授与式でもご自身の博士論文の研究内容についてご講演いただいています。今回は論博事業の概要・目的や申請要件を改めてタイ語でご説明いただいたり、日本での経験を共有いただいたりと論博事業への申請を考える方にとって大変参考になる内容でした。

Dr. Kittiphong Paiboonsukwong,

Dr. Kittiphong Paiboonsukwong,

Dr. Noppol Arunrat

Dr. Noppol Arunrat

会場の様子

会場の様子

集合写真

集合写真

Dr. Noppolへ2月の論博メダル授与式のフォトフレームをお渡ししました。

Dr. Noppolへ2月の論博メダル授与式のフォトフレームをお渡ししました。

2018年7月6日(金)、チュラロンコン大学でJSPS事業説明会を開催しました。同大学は1917年設立の国立大学で、タイで最も長い歴史を持つ大学として知られています。同大学での事業説明会は山下センター長が2012年に着任後は初となります。大学スタッフの方が事前広報にご協力くださり、約50名と多数の方にご参加いただきました。

説明会はAssociate Prof. Vithaya Kulsomboon (Assistant to the President for Research, Development and Innovation) の開会の挨拶に始まり、続いて山下センター長から説明会の機会をいただいたことへのお礼を述べました。その後冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員からJSPSの概要、各国際事業について説明しました。

Assoc. Prof. Vithaya Kulsomboon

Assoc. Prof. Vithaya Kulsomboon

最後に、JSPS国際事業経験者で現在はチュラロンコン大学で勤務されている2名にご講演をいただきました。

Asst. Prof. Juthamas Ratanavaraporn (Biomedical Engineering Program, Faculty of Engineering) は外国人特別研究員として京都大学で2年間研究をされました。当時の国際色豊かな研究室メンバーとの思い出も交えながらお話いただきました。

Asst. Prof. Juthamas Ratanavaraporn

Asst. Prof. Juthamas Ratanavaraporn

Prof. Songsri Kulpreecha (Department of Microbiology, Faculty of Science) は論博事業により大阪大学で博士号を取得され、申請に至った経緯や日本での研究生活についてご説明いただきました。

Prof. Songsri Kulpreecha

Prof. Songsri Kulpreecha

会場の様子

会場の様子

集合写真

集合写真

2018年7月4日(水)、タイ学術研究会議(NRCT)で今年度第2回目となるJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの4名が出席しました。

今回は8月9日(木)のNRCT-JSPS-JAATセミナーの開催前最後の理事会とあり、同セミナーの細部調整に多くの時間が割かれました。

今回のセミナーはJSPSとNRCTの覚書締結40周年を記念しての開催であり、覚書に基づき実施されてきた「二国間交流事業」の中から好事例を4件ピックアップし、各共同研究の代表者にご講演いただく予定となっております。各講演・質疑応答を円滑に進める役割のモデレーターをJAATメンバーにお願いすることとなりました。

その他、7月16日(月)、17日(火)にJAATがNRCTの支援を受けてブラパー大学で開催するWriting Workshop(学術論文の書き方講座)について出席者に情報共有がありました。

理事会の様子①

理事会の様子①

理事会の様子②

理事会の様子②

集合写真

集合写真

2018年6月29日(金)、タマサート大学ランシットキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。タマサート大学は1934年設立の国立大学で、タイ国内で2番目に長い歴史を持っています。今回訪れたランシットキャンパスはバンコクから北に数十キロに進んだところにあるパトゥムターニー県にあります。

説明会は冒頭でMrs. Pornpimon Boonsiri (Director, Research Administration Division)からご挨拶をいただきました。続いて冨山副センター長からJSPSの概要、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

Mrs. Pornpimon Boonsiri(右)

Mrs. Pornpimon Boonsiri(右)

説明会の様子

説明会の様子

その後、JSPS事業経験者で、現在タマサート大学で勤務されている2名からご自身の経験についてご講演いただきました。

Asst. Prof. Dr. Chatchai Marnadee(Department of Mechanical Engineering, Faculty of Engineering)は論博事業により神戸大学で博士号を取得されました。論博の申請手順や、日本で行った研究についてお話いただきました。

Dr. Duangjai Lorthanavanich (Associate Dean for Student Affairs, Thammasat Business School)は2014年度の外国人研究者招へい事業(長期)により京都大学で研究をされており、世界遺産・熊野古道の管理運営について調査をされました。今回は日本での研究生活について詳細にご説明くださいました。

約20名の方にこの説明会にご出席いただき、質疑応答では研究拠点形成事業の審査プロセスや論博事業の申請要件など、多くの質問が寄せられました。

Asst. Prof. Dr. Chatchai Marnadee(右)

Asst. Prof. Dr. Chatchai Marnadee(右)

Dr. Duangjai Lorthanavanich(左)

Dr. Duangjai Lorthanavanich(左)

会場の様子

会場の様子

集合写真

集合写真

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。

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【日程①】
日 時:2018年7月6日(金) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:チュラロンコン大学
(CU Research Building, Fl.9)
講演者:Dr. Songsri Kulpreecha(論博事業経験者)

【日程②】
日 時:2018年7月10日(火) 13:30-15:15(受付は13:00から開始)
会 場:マヒドン大学サラヤキャンパス
(Meeting Room No. 530, 5th floor, Office of the President)
講演者:Dr. Kittiphong Paiboonsukwong,(外国人特別研究員経験者)
Dr. Noppol Arunrat(論博事業経験者)
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2018年6月25日(月)、JSPSバングラデシュ同窓会(BJSPSAA)からDr. Nur Ahamed Khondaker (Food and Agriculture Organization of the United Nations、前BJSPSAA事務局長) とDr. M. Zulfikar Rahman(Bangladesh Agricultural University) の2名が当センターを訪問されました。現在お二人とも理事として同窓会の運営に尽力いただいています。

今回はバンコクで開催のワークショップ参加のためタイに来られ、この機会を利用して当センターにお立ち寄りいただきました。

お二人は外国人特別研究員として日本で研究をされた経験をお持ちです。トータルの日本滞在年数も長いそうで、大変流暢な日本語で終始お話されていました。また、Dr. Nur Ahamed Khondakerは今年度外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)に採択されており、10月に渡日される予定とのことです。

昨年度、当センターは政情不安によりバングラデシュでのJSPS事業説明会実施を見送りました。今年度も現在のところ見通しは立っていませんが、お二人から「是非説明会の実施を」とのお言葉もいただき、時期を見極めつつ前向きに検討していく予定です。

【参考記事】前回のバングラデシュでの事業説明会(2016年11月29日)
http://jsps-th.org/2016/11/29/4613/

Dr. M. Zulfikar Rahman(左から3番目)とDr. Nur Ahamed Khondaker(同5番目)

Dr. M. Zulfikar Rahman(左から3番目)とDr. Nur Ahamed Khondaker(同5番目)

2018年6月22日(金)、ブラパー大学バンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。同キャンパスは海にとても近く、キャンパス内の海洋科学研究所(Institute of Marine Science)には一般に公開された立派な水族館が併設されています。今回の事業説明会は約20名の方々にご参加いただきました。

冒頭でMr. Phonchai Chai-in(Director of Global Relations Center)、及びDr. Nawasit Rakbamrung(Assistant President for International Relations)から歓迎のお言葉をいただき、続けて山下センター長から説明会の機会をいただいたお礼を述べ、JSPSの概要説明を行いました。

Mr. Phonchai Chai-in

Mr. Phonchai Chai-in

Dr. Nawasit Rakbamrung

Dr. Nawasit Rakbamrung

その後、冨山センター長からバンコク研究連絡センターの役割やJSPS同窓会組織の説明、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

会場の様子

会場の様子

最後に、論博事業により広島大学で博士号を取得されたDr. Khwanruan Srinui(Senior scientist, Institute of Marine Science, Burapha University)からご自身の経験をお話いただききました。Dr. Khwanruanには現在JSPSタイ同窓会(JAAT)の理事も務めていただいています。

質疑応答では各種招へい事業の審査プロセスやJSPSとして重視している研究分野はあるのか等、具体的なご質問を多くいただきました。

Assoc. Prof. Dr. Sunantha Osiri (Vise President for Research Support Affairs)

Assoc. Prof. Dr. Sunantha Osiri (Vice President for Research Support Affairs)

Dr. Khwanruan Srinui

Dr. Khwanruan Srinui

集合写真

集合写真

2018年6月20日(水)、東北大学サイバーサイエンスセンタースーパーコンピューティング研究部の滝沢寛之教授と同大学大学院工学研究科の遊佐訓孝准教授が当センターを訪問されました。

東北大学は2016年にチュラロンコン大学にタイ代表事務所を設置しており、留学生リクルーティングや同窓会の活動支援拠点とされています。

今回両先生にはご出張の途中でお立ち寄りいただき、東北大学工学部の英語により学位を取得できる「国際機械工学コース」のお話やタイ人学生の入学状況についてお話を伺いました。

当センターからはJSPS海外研究連絡センターの役割や、東南アジアにおいて需要の高い論博事業のご説明などをしました。

遊佐准教授(左から3人目)と滝沢教授(同5人目)

遊佐准教授(左から3人目)と滝沢教授(同5人目)

2018年6月18日(月)、在タイ日本国大使館で第15回在タイ大学連絡会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの5名がオブザーバーとして出席しました。

在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)はタイにオフィスを構える大学間の情報交換、相互連携、教職員のネットワーク強化を図るために2015年1月に発足し、現在は3か月に一度のペースで開催されています。

第1部の講演会ではチュラロンコン大学のDr. Surachat Bumrungsuk教授(Department of International Relations)から“Back to the Future: Thai Politic 2018”と題した講演と、福井工業大学ASEAN事務所 梶皓人所長から同事務所の活動についてご紹介がありました。

Dr. Surachat Bumrungsuk

Dr. Surachat Bumrungsuk

福井工業大学ASEAN事務所 の活動紹介の様子

福井工業大学ASEAN事務所 の活動紹介の様子

第2部の連絡会では大分大学の内田助教が議長を務め、前回から継続協議事項になっていた「JUNThaiの今後について」、意見交換が行われました。

この議論の背景として、近年の大学タイ事務所の急増があります。当初20数大学の緩やかな情報交換の場としてスタートしたJUNThaiは、現在では加盟校が50校を超えています。事務所設置の目的や常駐スタッフの有無など大学により状況が大きく異なる中、JUNThaiもその運営方法の見直し、今後の在り方の検討が必要な時期を迎えています。

今回は京都大学ASEAN拠点の柴山所長から改めてJUNThai設立の経緯が説明された後、有志メンバーで今後の在り方を検討するワーキンググループを作り、そこで議論された結果を基に今後のJUNThaiで協議するのはどうかとの提案があり、その場で承認されました。

大分大学内田助教

大分大学内田助教

京都大学ASEAN拠点柴山所長

京都大学ASEAN拠点柴山所長

最後に、連絡事項として山下センター長から8/9(木)に実施予定のNRCT-JSPS-JAATセミナーについて説明し、出席者へ当日の参加を呼びかけました。

山下センター長

山下センター長

次回の在タイ大学連絡会は8月27日(月)に開催予定です。

2018年6月12日(火)、東亜大学の櫛田宏治学長と平松隆円准教授が当センターを訪問されました。

東亜大学は山口県下関市に拠点を置く私立大学で、2016年にASEANセンターをバンコク都内に設置し、平松准教授が所長代理として東南アジア地域の協定校拡大、学生リクルーティングに取り組まれています。

東亜大学には人間科学部、医療学部、芸術学部の3学部がありますが、今年4月から「トビタテ!東亜大学全員留学プログラム(愛称:次世代長州ファイブプロジェクト)」をスタートし、全学部の学生に海外研修・海外留学を必須としております。近年は特定の学部の学生に海外渡航を義務づける大学は増えておりますが、全ての学生に対して行うのは珍しく、今後同大学の大きな特色となる取組みです。

今回、櫛田学長は平松准教授とタイ、インドネシア、カンボジア、ネパールで大学等を訪問され、東南アジアの活気や各国の文化の違いを改めて実感することができた、と仰っていました。

当センターからは外国人研究者招へい事業をご紹介し、東南アジアとの繋がり強化に是非活用していただきたい旨、お伝えしました。

(左から)冨山副センター長、櫛田学長、山下センター長、平松准教授、新原国際協力員

(左から)冨山副センター長、櫛田学長、山下センター長、平松准教授、新原国際協力員

2018年6月8日(金)、国立遺伝学研究所 産学連携・知的財産室の鈴木睦昭室長が当センターを訪問されました。

鈴木室長には今年1月に当センターがミャンマーのヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学で事業説明会を実施した際に、併せて生物多様性条約および名古屋議定書についてのご説明をいただいており、今回はタイ出張の機会を利用して当センターに足を運んでいただきました。

今回のご出張ではタイ国内の大学や政府関係機関を訪問され、6/5(火)にはBEDO(Biodiversity-Based Economy Development Office)で生物多様性条約セミナーを実施されたとのことです。

当センターからは外国人研究者招へい事業や論博事業についてご説明しました。

(左から)簑輪国際協力員、鈴木室長、山下センター長、新原国際協力員

(左から)簑輪国際協力員、鈴木室長、山下センター長、新原国際協力員

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。

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【日程①】
日 時:2018年6月22日(金) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:ブラパー大学 (Meeting Room No.903, Office of President, Burapha University)
講演者:Dr. Khwanruan Srinui(ブラパー大学・論博事業経験者)

【日程②】
日 時:2018年6月29日(金) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:タマサート大学
(Pridi Banomyong meeting room, Thammasat Univ. Rangsit Campus)
講演者:Asst. Prof. Dr. Chatchai Marnadee(タマサート大学・論博事業経験者)
Asst. Prof. Dr. Duangjai Lorthanavanich(外国人招へい研究者(長期)経験者)
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2018年6月6日(水)、カセサート大学カンペンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。カセサート大学は1943年設立の国立総合大学で、タイ国内ではチュラロンコン大学、タマサート大学に次いで長い歴史を持っています。今回の説明会には、修士課程・博士課程の学生を含む約20名の方々にご参加いただきました。

冒頭で同大学のAsst. Prof. Dr. Tiwa Pakoktom(Head of Research and Academic Service Center, Faculty of Agriculture at Kamphaeng Saen)から歓迎のご挨拶をいただき、その後、山下センター長、冨山副センター長からJSPSの概要、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

Dr. Tiwa Pakoktomと山下センター長

Dr. Tiwa Pakoktomと山下センター長

会場の様子

会場の様子

最後に、論博事業により京都大学で博士号を取得されたDr. Suratwadee Jiwajindaから、ご自身の経験に基づいたアドバイスをいただきました。Dr. SuratwadeeはJSPSタイ同窓会(JAAT)の理事でもあり、JAATの活動紹介も併せて行っていただきました。

Dr. Suratwadee Jiwajinda

Dr. Suratwadee Jiwajinda

質疑応答では論博事業の申請要件や、二国間交流事業(共同研究・セミナー)の申請・審査プロセスについて具体的な質問が多くあり、有意義な説明会となりました。

集合写真

集合写真

2018年6月4日(月)、在タイ日本国大使館で開催されたJUNE Fairに参加しました。

JUNE Fairは日本政府国費外国人留学生(研究留学生及び学部留学生)のタイ国内申請期間に合わせ、在タイ日本国大使館と日本学生支援機構(JASSO)が共催しているイベントです。多くの学生が申請書提出のため大使館を訪れるこのタイミングで、日本の教育機関について情報収集できる場を設けることで国費留学に限らず日本への留学を促進することを目的としています。

JUNE Fair初日となった当日は、25の大学・日本語学校等がブースを構え、訪れた学生・保護者に積極的に情報提供を行いました。資料コーナーではブースを出展していない機関のパンフレットも数多く入手することができるようになっています。

当センターのブース出展は初日のみですが、JUNE Fairは6/8(金)まで開催されておりますので、ご興味のある方は是非在タイ日本国大使館へ足をお運びください。

JSPSブースの様子

JSPSブースの様子

資料コーナー

資料コーナー

会場の様子

会場の様子

JSPSバンコク研究連絡センタースタッフ集合写真

JSPSバンコク研究連絡センタースタッフ集合写真

「バンコクの風 2017 Vol.4」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、特集記事として、チュラロンコン大学教育学部准教授であるアタポン・アヌンヴォラサクン氏に、「タイにおける「地球市民教育」の現状と課題」と題して、ご寄稿いただきました。

また、古屋寛子前副センター長(九州大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2017 Vol.4」

2018年5月22日(火)、京都大学ASEAN拠点の柴山守所長、藤枝絢子URA、馬場景子職員が当センターを来訪されました。

京都大学ASEAN拠点では3名のURAの方が約3ヶ月のローテーションで常駐する体制をとっており、今月からは藤枝URAが勤務されています。当センターのスタッフが4月から大きく入れ替わったこともあり、ご挨拶を兼ねてお越しいただきました。

また、京都大学は独自の職員海外派遣プログラムにより若手事務職員をASEAN拠点に派遣しており、馬場景子職員は4月から9月の任期で勤務中です。

当センターでは今後も日本の大学の東南アジアにおける活動支援に取り組んでいきたいと考えております。

藤枝URA(左から2番目)、柴山所長(左から3番目)、馬場職員(左から5番目)

藤枝URA(左から2番目)、柴山所長(左から3番目)、馬場職員(左から5番目)

2018年5月18日(金)、在チェンマイ日本国総領事館を表敬訪問しました。
今回の表敬訪問は、昨年に引き続き、チェンマイ大学での事業説明会実施後に総領事館にて川田一徳総領事と青木敦史領事にご挨拶の機会をいただいたものです。

川田総領事からは現在タイ国内で関心が高い研究領域は何かといったご質問や、当会も支援を行っている二国間・多国間共同研究の実施意義についてご意見をいただきました。

在チェンマイ日本国総領事館は「北部タイ大学生日本語スピーチコンテスト」を毎年開催されており、優勝者は後援の上智大学へ1年留学できることもあり、タイ北部で日本語を学ぶ大学生にとって大きなモチベーションになっているそうです。

(関連記事)https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/PR/2017/20180301news_hokubu.html

当センターはバンコクを拠点に活動しておりますが、今回の事業説明会実施や表敬訪問により、チェンマイを中心とした北部地域においても日タイの研究者交流・学生交流が盛んに行われていることを実感することができ、大変貴重な経験となりました。

川田一徳総領事(左から3番目)、青木敦史領事(右端)

川田一徳総領事(左から3番目)、青木敦史領事(右端)

2018年5月18日(金)、タイ北部チェンマイ県にあるチェンマイ大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学は1964年に設立された国立総合大学で、緑に囲まれた広大で美しいキャンパスが大変印象的でした。今回の事業説明会は約25名の方にご参加いただきました。

説明会に先立ち同大学学長補佐のDr. Piyapong Niamsubを表敬訪問し、近年の当会二国間交流事業の採択状況等について情報交換しました。

Dr. Piyapong Niamsub(右から2番目)

Dr. Piyapong Niamsub(右から2番目)

説明会では、冒頭でDr. Avorn Opatpatanakit副学長に歓迎のご挨拶をいただき、続いて山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織の説明、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

山下センター長とDr. Avorn Opatpatanakit

山下センター長とDr. Avorn Opatpatanakit

山下センター長と冨山副センター長

山下センター長と冨山副センター長

新原国際協力員

新原国際協力員

蓑輪国際協力員

簑輪国際協力員

その後、チェンマイ大学の当会国際事業経験者であるDr. Phonpat Hemwan(Lecturer, Faculty of Social Sciences, 論博事業)、Dr. Phisit Seesuriyachan(Associate Professor, Faculty of Agro-Industry, 研究拠点形成事業)にご自身の経験をお話しいただきました。

お二人からは、一度での申請では採択とならなかったご経験など、今後申請を検討している方にとって大変参考になるお話を伺うことができました。

Dr. Phonpat Hemwan (論博事業により駒沢大学で博士号を取得)

Dr. Phonpat Hemwan (論博事業により駒沢大学で博士号を取得)

Dr. Phisit Seesuriyachan(研究拠点形成事業に参画中)

Dr. Phisit Seesuriyachan(研究拠点形成事業に参画中)

集合写真

集合写真

2018年5月17日(木)、タイ最北部チェンラーイ県のメーファールアン大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学は今年9月で設立20周年を迎える比較的新しい国立総合大学で、当センターによる事業説明会は3回目となります。今回は約15名の方にご参加いただきました。

冒頭に同大学副学長のDr. Chayaporn Wattanasiriから歓迎のご挨拶及び大学のご紹介をいただき、続いて山下センター長から当会の概要説明、冨山副センター長から外国人研究者招へい事業研究拠点形成事業等、各種国際事業の説明を行いました。

説明会の様子①

説明会の様子①

説明会の様子②

説明会の様子②

その後の質疑応答では、論博事業の応募資格詳細や外国人特別研究員(一般)の選考で重視される点は、といった具体的な質問をいただき、当会国際事業に対する関心の高さを伺うことができました。

Dr. Chayaporn副学長と山下センター長

Dr. Chayaporn副学長と山下センター長

集合写真

集合写真

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年6月6日(水) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:カセサート大学カンペンセンキャンパス Bu-nga Saree Meeting Room
    (Central Laboratory and Greenhouse Complex)
講演者:Dr. Suratwadee Jiwajinda(カセサート大学・論博事業経験者)

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JSPSバンコク研究連絡センターは、当会の各種事業の広報のため、在タイ日本国大使館で開催されるJUNE Fairでブース出展します。

【JUNE Fairとは?】
国費外国人留学生(研究留学生及び学部留学生)志望者の申請書提出期間に合わせて開催されている日本留学イベントで、日本留学志望者に対して幅広く情報を提供する場となっています。当会の事業は研究者に対する支援が主ですが、研究者の卵とも言える学生が多く集まるこの機会を活用し、毎年ブース出展しております。(昨年の様子はこちら

今年は2018年6月4日(月)から8日(金)の5日間開催となりますが、当センターは初日の6月4日(13:30-16:30)に出展します。

皆様の来場をお待ちしております。

2018年5月10日、国際協力機構(JICA)業務調整員の小熊誠さんが当センターを訪問されました。

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の一つとしてタイで実施されている「低品位炭とバイオマスのタイ国におけるクリーンで効率的な利用法を目指した溶剤改質法の開発」のご担当をされている小熊さんは、キングモンクット工科大学トンブリ校エネルギー・環境連合大学院(JGSEE-KMUTT)内のオフィスに勤務されています。

小熊さんはSATREPS関係者として持続可能な発展(Sustainable Development)とは何か、科学技術外交とは何か、といったことを考えておられ、今回はタイで持続可能な開発のための教育(ESD)に関する研究をしている山下センター長との意見交換のためにお越しいただきました。

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、小熊業務調整員、山下センター長、新原国際協力員

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、小熊業務調整員、山下センター長、新原国際協力員

2018年5月9日、国際交流基金(Japan Foundation)の日本語パートナーズ第6期レセプションがJasmin City Hotelで開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員の4名が出席しました。

「日本語パートナーズ派遣事業」は2014年から開始され、アジア各国の中学・高校へ人材を派遣し、日本語・日本文化教育の支援を行っています。タイでは今回が第6期目となり、タイでは過去最大となる80名の日本語パートナーズが国内の高校80校に約10ヶ月間派遣されます。

冒頭の国際交流基金バンコク日本文化センターの吉岡憲彦所長の挨拶では、日本語パートナーズに対する期待や、日本の文化を伝えるだけでなくタイの文化を学び、自己研鑽の機会としてほしいと激励の言葉が述べられました。

日本語パートナーズ派遣事業についての詳細は国際交流基金ウェブサイトをご覧ください。

国際交流基金バンコク日本文化センター吉岡所長

国際交流基金バンコク日本文化センター吉岡所長

会場の様子

会場の様子

来賓と日本語パートナーズ(一部)による集合写真

来賓と日本語パートナーズ(一部)による集合写真

2018年5月8日、岡山大学グローバルパートナーズの大安喜一教授、同大学大学院教育学研究科の藤井浩樹教授の2名が当センターを訪問されました。

藤井教授は当会の研究拠点形成事業(B.アジア・アフリカ学術基盤形成型)の採択課題「ESD(持続可能な開発のための教育)の教師教育推進に向けた国際研究拠点の構築」のコーディネーターをされており、平成29年度から3年間のプロジェクトに取り組まれています。

今年度は文部科学省の平成30年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金(持続可能な開発目標(SDGs)達成に貢献するユネスコ活動の普及・発展のための交流・協力事業)にも併せて採択されており、研究拠点形成事業と絡めて海外機関との交流範囲をさらに広げられるそうです。

大安教授は以前ユネスコ・バンコク事務所で勤務されていた経験をお持ちであり、上述のユネスコ活動費補助金事業ではプロジェクトメンバーとなっておられます。

山下センター長もユネスコ本部での勤務経験があり、現在はタイでESDに関する共同研究を行っていることから、有意義な意見交換を行うことができました。

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、大安教授、山下センター長、藤井教授、新原国際協力員

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、大安教授、山下センター長、藤井教授、新原国際協力員

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。チェンマイ大学での説明会では、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程①】
日 時:2018年5月17(木) 10:00-11:00(受付は9:30から開始)
会 場:メーファールアン大学 E-Park Building 3階 Chongkho Meeting Room

【日程②】
日 時:2018年5月18日(金) 10:00-12:00(受付は9:30から開始)
会 場:チェンマイ大学 事務局5階Planning Division Meeting Room
講演者:Dr. Phonpat Hemwan(チェンマイ大学講師・論博事業経験者)
    Dr. Phisit Seesuriyachan(チェンマイ大学准教授・研究拠点形成事業経験者)

2018年5月8日、東京国際大学法人本部Eトラック企画部企画課の上遠野健介統括課長が同大学バンコク事務所の方々と当センターを訪問されました。

上遠野統括課長は新たにタイの担当になられたため、ご挨拶のため今回足を運んでいただきました。今後、毎月1回程度バンコクへ出張されるとのことです。

東京国際大学は2014年から英語により学士・修士の学位を取得できるEnglish-Track Program(E-Track)をBusiness Economics専攻、International Relations専攻において開講しており、近年外国人留学生の数も右肩上りに増えています。

同大学のバンコク事務所はタイ人スタッフを中心に日頃から国内の高校を積極的に訪問し、E-Trackの広報に努めておられます。今回伺ったお話では、今年4月のE-Track入学者にはタイ人学生が約20名いるとのことでした。

当センターからは、JSPSの外国人招へい研究者事業や海外センターの役割、国際協力員制度などについてご説明しました。

(左から)Thanaphaさん、Pranee准教授、Thanapornさん、上遠野統括課長、山下センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員

(左から)Thanaphaさん、Pranee准教授、Thanapornさん、上遠野統括課長、山下センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員

2018年5月3日、タイ教育省職業教育局(Office of the Vocational Education Commission:OVEC)でタイ高専コース開講記念式典が開催され、当センターから冨山副センター長と新原国際協力員が出席しました。

タイ教育省は専門知識と実践経験を兼ね備えた優秀なエンジニアの育成を目的に、国立高等専門学校機構(高専機構)と連携して日本の「高専教育」を導入し、今月よりタイ国内初となる5年制の高専コースが開講されることとなりました。

高専コースが開講されるのはチョンブリ・テクニカルカレッジ(エレクトロニクスコース)と、スラナリ・テクニカルカレッジ(メカトロニクスコース)の2校で、式典は各校の高専コース1期生も出席し、賑やかに行われました。

高専機構は2016年12月にOVEC内にタイ・リエゾンオフィスを設置し、教育省と密な連携をとれる体制を整えています。今回の高専コース開講にあたり、テクニカルカレッジの教員を日本に招いての研修実施や、1期生の入試の際にはスタッフを日本から派遣して補助を行うなど、人的交流も盛んに行われたとのことです。

教育省のSurachet Chaiwong 副大臣、高専機構の谷口功理事長のスピーチでは今後の高専コース拡大への期待、そして1期生への激励の言葉が聞かれました。

1期生を代表して挨拶する学生

1期生を代表して挨拶する学生

タイ教育省Surachet Chaiwong 副大臣(左から8番目)、高専機構谷口功理事長(同9番目)

タイ教育省Surachet Chaiwong 副大臣(左から8番目)、高専機構谷口功理事長(同9番目)

2018年4月25日、今年度第1回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。冒頭に山下センター長からJSPSバンコク研究連絡センターの新任スタッフ3名(冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員)の紹介があり、その後、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2018年2月8日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の確認・確定
2. JAATの2018年度活動計画
3. 会計報告
4. JAAT会員の募集、広報について

今回の理事会での議論により、今年度も8月のタイResearch EXPOの際にJSPS-NRCT-JAAT共催シンポジウムを開催することとなりました。その他、2月の論博メダル授与式など、前年度と同時期に開催することが確認されました。

理事会の様子

理事会の様子

(前列左から)山下センター長、Danai会長、Porphant副会長

(前列左から)山下センター長、Danai会長、Porphant副会長

次回の理事会は、2018年7月4日(水)に開催予定です。

2018年4月23日、タイ教育省Center for Science Schools DevelopmentのMr.Poramet Charoynootが当センターを訪問されました。

Mr. Charoynootは、タイ教育省が1993年から国内12の地域に1校ずつ設置しているPrincess Chulabhorn Science High School (PCSH) のご担当です。PCSHは優秀な理系人材を育成することを目的とした中等学校(日本でいう中高一貫校)で、1クラス24人、6学年全体でも720人の少人数教育や全寮制、各地域の大学との連携した取り組み等に特徴がみられます。近年は日本のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)や、高専との交流に力を入れています。

今回は、6月にSSHや高専の学生もタイに招き開催されるThailand-Japan Student Science Fair 2018 (TJ-SSF 2018)のご説明、また、今後の当センターとの連携可能性についての議論を目的にお越しいただきました。

(左から)冨山副センター長、簑輪国際協力員、山下センター長、Mr. Poramet Charoynoot、新原国際協力員

(左から)冨山副センター長、簑輪国際協力員、山下センター長、Mr. Poramet Charoynoot、新原国際協力員

上述のTJ-SSF 2018に関する情報は、以下のウェブサイトからご覧になれます。
http://tjssf2018.pccpl.ac.th

2018年4月20日、福井工業大学ASEAN事務所の開設5周年記念祝賀会がMariott Hotel Bangkokで開催され、当センターからは山下センター長、冨山副センター長、簑輪国際協力員、新原国際協力員の4名が出席しました。

祝賀会は、学校法人金井学園の金井兼理事長の挨拶に始まり、在タイ日本大使館の福島秀夫次席公使、タイ工業省産業振興局のPanuwat Triyangkulsri 副事務次官、山下センター長が来賓を代表して祝辞を述べました。

学校法人金井学園・金井兼理事長

学校法人金井学園・金井兼理事長

在タイ日本国大使館・福島秀夫次席公使

在タイ日本国大使館・福島秀夫次席公使

タイ工業省産業振興局・Panuwat Triyangkulsri副事務次官

タイ工業省産業振興局・Panuwat Triyangkulsri副事務次官

山下センター長

山下センター長

以下、山下センター長祝辞要旨。

「福井工業大学がASEAN事務所を設置した2013年当時にはタイに事務所を構える大学は20数校でしたが、近年は毎年新しいオフィスが開設され、現在では50校に達しようとしています。同大学のASEAN事務所開設は、先駆的な取り組みであっただけでなく、日本の大学を多いに刺激するものであったと考えています。
 3年前に在タイ大学連絡会(JUNThai)を設置する際には、松浦悦郎・前福井工業大学ASEAN事務所長が発起人としてリーダーシップを発揮されました。梶皓人現所長にも引き続きJUNThaiの発展のため頑張っていただきたいと思います。
 当会の国際交流事業では様々な二国間・多国間研究プロジェクトに対し資金提供できる機会がありますので、福井工業大学にはそういった資金も活用され、ますますASEAN諸国との交流・連携を進めていただきたいと思います。」

会食中には福井工業大学姉妹校の学生によるタイ舞踊もあり、祝賀会は盛況のうちに終わりました。

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2018年4月19日、京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻修士課程の上利尚大(あがりたかひろ)さんが当センターを訪問されました。

上利さんは京都大学医学研究科社会健康医学系専攻とチュラロンコン大学公衆衛生学部の間で実施されているダブルディグリープログラムにより、昨年8月からバンコクを拠点に研究をされています。7月の帰国後は、京都大学に戻り来年3月の修了に向けて研究を続けられるご予定です。

上利さんは学部生時代に獣医学を専攻され、社会人を経験した後に現在の修士課程に進まれており、タイでのコウモリの調査のお話など、興味深いお話を伺うことができました。

当センターからは、JSPS海外研究連絡センターの役割や論博事業についてご説明しました。

(左から)簑輪国際協力員、新原国際協力員、上利さん、山下センター長、冨山副センター長、園部副所長(京都大学ASEAN拠点)

(左から)簑輪国際協力員、新原国際協力員、上利さん、山下センター長、冨山副センター長、園部URA(京都大学ASEAN拠点)

2018年4月11日、九州大学の玉上晃理事・事務局長、緒方一夫副学長、御幡友里子国際部国際戦略課国際戦略企画係長、大塚博文総務部同窓生・基金課同窓生連携係員の4名が当センターを訪問されました。

九州大学には外国人留学生が2,418名在籍しており、インドネシア(146名)、ベトナム(94名)、タイ(63名)と東南アジア出身の学生も数多く学んでいます。(数字はいずれも2017年11月1日現在、九州大学ウェブサイト参照。)

玉上理事・事務局長からは、同大学の福岡という立地を活かし、さらに東南アジア地域からの留学生増加に取り組まれることや、海外で活躍する同窓生とのネットワークを強めていくこと等について、お話を伺いました。

当センターからは、タイに事務所を構える大学の増加状況や、海外事務所に大学本部からの常駐スタッフを置くことの重要性、JSPS同窓会組織についてお話し、有意義な意見交換を行うことができました。

(左から)冨山副センター長、玉上理事・事務局長、山下センター長、緒方副学長、大塚係員、御幡係長

(左から)冨山副センター長、玉上理事・事務局長、山下センター長、緒方副学長、大塚係員、御幡係長

2018年4月3日(火)、九州大学の渡邊公一郎副理事・留学生センター長・大学院工学研究院地球資源システム工学部門教授が当センターを訪問されました。渡邊教授には、前回2017年2月にも訪問いただいています。

今回はアフリカ出張を終えて日本へ帰る途中に、トランジットの時間を利用して当センターにお立ち寄りいただきました。

九州大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業(タイプA:トップ型)に採択されており、大学の国際化に向けて積極的に取り組まれています。

渡邊教授からは、九州大学の外国人留学生増加状況や、トビタテ!留学JAPANを利用した日本人学生の海外派遣への注力、大学の魅力を国際的に広報することの重要性など、様々なお話を伺い、活発な意見交換を行いました。

(左から)簑輪国際協力員、山下センター長、渡邊教授、冨山副センター長、新原国際協力員

(左から)簑輪国際協力員、山下センター長、渡邊教授、冨山副センター長、新原国際協力員

(参考)
スーパーグローバル大学創成支援事業
https://www.jsps.go.jp/j-sgu/

トビタテ!留学JAPAN
http://www.tobitate.mext.go.jp/index.html

2018年4月2日(月)、当センターに新しいスタッフ3名が着任しました。

・副センター長 冨山 大(大阪大学)
・国際協力員  新原 卓(九州大学)
・国際協力員  簑輪 知佳(新潟大学)

冨山副センター長は2年間、国際協力員の2名は1年間の任期で勤務します。

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、山下センター長、新原国際協力員、Natthida現地スタッフ

(左から)簑輪国際協力員、冨山副センター長、山下センター長、新原国際協力員、Natthida現地スタッフ

また、古屋寛子前副センター長、斉藤康平前国際協力員、土肥亜紀子前国際協力員はそれぞれ九州大学、山口大学、神戸大学に帰任しました。

スタッフ3名が入れ替わり慌ただしい新年度となりますが、ますます精力的な活動に努めてまいります。引き続き当センターへの温かいご支援をお願い申し上げます。

2018年3月26日、タマサート大学と福井大学の大学間協定締結を記念するシンポジウムが、タマサート大学ランシットキャンパス内東アジア研究所セミナールームにて開催され、当センターから山下センター長及び土肥国際協力員が出席しました。

タマサート大学東アジア研究所と福井大学産学官連携本部は、2012年に部局間協定を締結しており、今回大学の結びつきを大学間へと発展させることとなりました。

オープニングセレモニーでは、タマサート大学のチャリー・チャローンラープノッパラット副学長及び福井大学の米沢晋副学長代理・産学官連携本部長からの開会挨拶の後、以下の代表者がそれぞれ挨拶を述べました。
・在タイ日本国大使館 久芳全晴一等書記官
・JSPSバンコク研究連絡センター 山下邦明センター長

チャリー・チャローンラープノッパラット副学長

チャリー・チャローンラープノッパラット副学長

米沢晋副学長代理・産学官連携本部長

米沢晋副学長代理・産学官連携本部長

久芳全晴一等書記官

久芳全晴一等書記官

山下センター長

山下センター長

次に国際交流基金バンコク日本文化センターの吉岡憲彦所長から、「文化的割引と国際交流」と題した記念講演がありました。

吉岡憲彦所長

吉岡憲彦所長

その後も、タマサート大学と福井大学の共同調査の概要説明や、それぞれの大学の大学院生、学部生による国際事業化可能性調査の成果報告等、様々なプログラムが行われました。

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2018年3月20日、京都大学大学院教育学研究科の稲垣恭子研究科長が、同研究科の安藤幸講師、京都大学ASEAN拠点の柴山守所長及び園部太郎副所長とともに、当センターを来訪されました。

京都大学大学院教育学研究科は、京都大学の国際戦略に対応して、国内外の教育をめぐる問題に対応しうる拠点の形成と、その成果を次世代の研究教育実践を担う人材養成に繋げていく一貫した体制整備の要として、「グローバル教育展開オフィス」を平成29年度に設置しました。同オフィスのカリキュラムにおいて、各国の教育文化を前提として、タイにおける「国際インターンシップ」や「国際フィールドワーク」の可能性を検討しており、ユネスコ等、国際機関へのインターン生派遣もひとつの可能性として検討していらっしゃいます。

稲垣研究科長は、平成30年4月からのグローバル教育展開オフィスの本格的開始に向けて、ユネスコ本部での勤務経験があり、ESD(Education for Sustainable Development)における人材育成関連事業にも関わってきた山下センター長との情報交換のため、当センターにお越しくださり、活発な意見交換を行いました。

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、安藤講師、園部副所長、斉藤国際協力員 (前列)山下センター長、稲垣研究科長、柴山所長

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、安藤講師、園部副所長、斉藤国際協力員
(前列)山下センター長、稲垣研究科長、柴山所長

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

前回の第13回JUNThaiの概要はこちらからご覧いただけます。

第1部では、以下2つの講演が行われました。
・「The Revolution of Workforce Training by Competency」
 Mr. Pornchai Yongwattanasoobtorn (Executive Director & Director General, Technology Promotion Association (Thailand-Japan) )
・「トウモロコシ畑土壌への炭素蓄積に対する有機物施用の影響 」
松本成夫(国立研究開発法人・国際農林水産業研究センター<JIRCAS>研究戦略室・地域コーディネーター

Technology Promotion Association (Thailand-Japan) のExecutive Director & Director General,であるMr. Pornchai Yongwattanasoobtornからは、大阪大学で国費外国人留学生として留学をされていたこと、タイの日系企業で取締役として、企業の経営・革新に取り組んできたこと、並びにTPAの組織や力を入れて取り組んできたこと等を中心に、日本語でご紹介を頂きました。
またTPAの5カ年戦略について説明があり、タイ全体のWorkforceの向上のため、地方に知識を展開していく取組として、“e-Learning Platform”に力を入れていることについて、実例を交えて分かりやすくご説明いただきました。

Mr. Pornchai Yongwattanasoobtorn

Mr. Pornchai Yongwattanasoobtorn

国立研究開発法人・国際農林水産業研究センター<JIRCAS>研究戦略室の松本成夫地域コーディネーターは、農業において大きな被害をもたらす「気候変動」について、熱帯の畑の土壌炭素増加量を測定する「圃場試験」の事例をご紹介頂きました。
圃場試験では、有機物や化学肥料等を用いますが、近年は有機物資材を調達する方法が変化し、価格が上昇していること、除草や収穫、計量を補助する作業員の確保が困難になってきていること等、研究に対する苦労についてもお話頂きました。またタイの農業局からは、農家への技術支援を求められており、研究に割く時間の確保が難しいともおっしゃっておられました。

松本成夫 地域コーディネーター

松本成夫 地域コーディネーター

第2部の連絡会では、初めに議長及び書記の選出が行われ、現幹事校の中から議長に創価大学の小林講師、書記に電気通信大学の高橋客員教授がそれぞれ選出されました。

創価大学 小林講師(議長)

創価大学 小林講師(議長)

オブザーバー参加の在タイ日本国大使館の久芳一等書記官、上野一等書記官、在ベトナム日本国大使館の中馬二等書記官、日本医療研究開発機構シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)の中村浩所長、如水館バンコク高校、東京都立産業技術研究センターの紹介後、電気通信大学及び東亜大学の任期満了に伴う次期幹事候補校として、大分大学及び東洋大学が紹介され、満場一致で承認されました。
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その後、「JUNThaiの将来について」の意見交換が行われました。初めに、2015年1月の発足時からのメンバーである京都大学ASEAN拠点の柴山所長から、JUNThai発足の経緯の説明が行われるとともに、設立当初と変わった現状の中で、ゆるやかなネットワークとして、意見交換及び情報交換や懇親を深めてきたJUNThaiをどのようにしていくべきか、今後のあり方について、ワーキンググループを作成してはどうか、現在オブザーバーとなっている大使館やJSPS等の公的機関をメンバーにしても良いのでは等、活発な議論が行われ、今後も引き続き意見交換を行うこととなりました。

京都大学ASEAN拠点 柴山所長

京都大学ASEAN拠点 柴山所長

最後に、日本学生支援機構(JASSO)から以下の案内がありました。

・5月14日にKamnoetvidya Science Academy School (KVIS)で日本留学説明会を実施予定である。
・5月20日にMahidol Wittayanusorn Schoolで日本留学説明会を実施予定である。
・6月4日から8日まで、在タイ日本大使館でJUNE Fairを実施する予定である。
・日本留学フェアは、チェンマイで8月25日に、バンコクでは26日に実施予定である。

次回のJUNThaiは、2018年6月18日(月)に開催予定です。

2018年3月19日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)中村浩所長が当センターを来訪されました。

日本医療研究開発機構(AMED)は国が定める「医療分野研究開発推進計画」に基づき、医薬品創出、再生医療、がん等9つの統合プロジェクトを中心とする研究開発を推進しています。2018年に設立されたシンガポール事務所においては、アジアおよび大洋州各国を所掌範囲として、対象各国との連携強化、医療分野の研究開発に関する技術情報・政策情報の収集・分析、人的ネットワークの構築、およびAMEDの情報発信等の活動を行っています。

今回はタイで複数の医療施設を訪問するために来タイされ、事務所の今後の活動の充実化のため、当センターの活動内容や広報活動等について情報を得たいとのことで、当センターにお越し頂きました。

なお、中村所長は、2017年11月9日にマレーシア・クアラルンプールにあるマレーシア工科大学(UTM)及びマレーシア・日本国際工科院(MJIIT)内で開催された「Japan Day」において、山下センター長とともに講師として、パネルディスカッションにご登壇されました。(その時の様子はこちら

中村所長からは、シンガポールで開催された技術見本市へのブース出展や、若手研究者向けの国際的研究リーダー育成プログラムについて紹介を頂きました。また公募全般において、応募資格が拡大されていること、英語での申請も受け付けを開始したこと等について説明があり、ぜひ研究者の方々に広く申請頂きたいと周知のお願いがありました。なお、今後はシンガポールだけでなく、タイやマレーシアとのつながりを特に強化していきたいとのお考えでした。

山下センター長からは、タイにおける日本の大学の海外事務所の実情、JSPS国際事業の「研究拠点形成事業」並びにJSPS同窓会の活動内容等について紹介しました。また各地域の情報収集については、バンコク研究連絡センターが管轄する同窓会の学術セミナーや年次総会等を開催する際、意見交換を実施する等して情報を得ていると説明をしました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、中村所長、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、中村所長、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年3月13日、岡山大学グローバル人材育成院の鄭幸子(チョン・ヘンジャ)准教授が、グローバル・ディスカバリー・プログラムに在籍中のパンティタ・スサムポンさんと共に当センターを来訪されました。
同大学のグローバル・ディスカバリー・プログラムは2017年10月にスタートし、現在16か国から31名が在籍しており、グローバルに活躍できる人材の育成を目指しています。

今回は、タイ出身のパンティタさんと共にカセサート大学付属高等学校を訪問し、グローバル・ディスカバリー・プログラムの広報活動のために来タイされました。

鄭准教授からは、今年度科学技術振興機構(JST)の事業である「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)を利用して、4か国から14名の高校生を大学に招き、その際にグローバル・ディスカバリー・プログラムの紹介をしたとのことで、この取り組みを通して、同プログラムがより周知されるよう期待していると説明がありました。

当センターからは約50校までに増えたタイに拠点を置く日本の大学の現状や、大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)の状況等についてご説明させていただき、有意義な情報交換を行うことができました。

土肥国際協力員、パンティタさん、鄭准教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、パンティタさん、鄭准教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年3月12日、JSPSタイ同窓会(JAAT)の外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)選考委員会を当センターで実施しました。

BRIDGEプログラムは、JSPS同窓会正規会員に対し、再度来日して日本人研究者との研究協力関係を形成・維持・強化する機会を提供する事業です。
BRIDGE選考委員会には、JAAT BRIDGE選考委員会のDr. Paritud Bhandhubanyong委員長、JAAT会長のDr. Danai Tiwawech、JAAT事務局長のDr. Kittisak Sawanyawisuth、JAAT理事のDr. Suratwadee Jiwajinda及び当センターの山下センター長が出席しました。
今回の募集に対しては4名の応募があり、審査の結果1名を推薦することとなりました。

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2018年3月9日、京都大学ASEAN拠点の園部太郎副所長及び学術研究支援室国際グループの斎藤知里URAが当センターを来訪されました。

京都大学大学院教育学研究科は、国内外の教育をめぐる問題に対応しうる拠点の形成と、その成果を次世代の研究教育実践を担う人材養成に繋げていく一貫した体制整備の要として、「グローバル教育展開オフィス」を平成29年度に設置しています。このような人材養成の国際カリキュラムにおいて、グローバル教育展開オフィスは、京都大学ASEAN拠点と連携して、大学院生を対象としたタイにおける「国際インターンシップ」の可能性を検討しており、UNESCOへのインターン生派遣もひとつの可能性として検討していらっしゃいます。山下センター長は、UNESCO本部での経験があり、ESD(Education for Sustainable Development)における人材育成関連事業にも関わってきました。このため、園部副所長及び斎藤URAは、カリキュラムを展開するにあたっての情報収集として、当センターにお越しくださり、活発な意見交換を行いました。

また、斎藤URAはJSPS国際事業部での勤務経験をお持ちであり、京都大学もJSPS同様、欧州(ドイツ・ハイデルベルク)ならびにASEAN(タイ・バンコク)に拠点を設けていることから、海外拠点の役割等についても意見交換することができました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、園部副所長、山下センター長、斎藤URA、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、園部副所長、山下センター長、斎藤URA、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年3月9日、九州工業大学の工学部の学部生20名が、三浦藤明工学部総務係長及び坂口舞子国際課留学生支援係職員と共に、サーミットタワー10階にオフィスを構える日本の独立行政法人3機関(当センター、日本学生支援機構(JASSO)及び国際交流基金(JF))を訪問し、各機関の概要説明を受けました。なお今回の概要説明には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)バンコク駐在員事務所の辻政信所長及び氏原拓所長代理にも特別にご参加頂きました。

当センターからは、山下センター長がJSPS国際交流事業を中心としたJSPS概要及び当センターの活動内容について紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長

JASSOのナンタポーンさん

JASSOのナンタポーンさん

JFの小山さん

JFの小山さん

JAXAの辻所長

JAXAの辻所長

集合写真

集合写真

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年3月6日、明治薬科大学アジア・アフリカ創薬研究センター齋藤直樹センター長が当センターを来訪されました。
今回はタイの学術協定校との打合せのために来タイされ、当センターには最近の東南アジアの動向等について情報収集をしたいとのことでお越しくださいました。
齋藤センター長は、2014年7月にフィリピンのデ・ラサール大学で開催されたJSPSフィリピン同窓会(JAAP)シンポジウム”HEALTH and the ENVIROMENT”において基調講演をしていただいております。
(その時の様子はこちら

同大学のアジア・アフリカ創薬研究センターは、アジア・アフリカ諸国に対する相互交流を通じて、薬学領域の教育・研究における国際的な貢献を目的として平成17年4月に開設されました。平成18年4月にはJSPS国際事業の1つである「アジア・アフリカ学術基盤形成事業」の拠点大学に選定されました。

齋藤センター長からは、「創薬にかかわる次世代の若手研究者の育成」について、東南アジア等において、機材や試薬の調達が困難であることから、タイの学生・研究者が日本で教育を受けた後、タイに戻ってからも、継続して研究ができるよう支援が必要であること、また研究にも影響を及ぼす「生物多様性条約」採択後の問題点や、日本の大学の薬学部の現状等についてもお話を頂きました。

当センターからは、JSPS国際事業の「研究拠点形成事業」やJSPS同窓会の活動内容等について説明させて頂きました。

左から古屋副センター長、齋藤センター長、斉藤国際協力員

左から古屋副センター長、齋藤センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年3月2日、電気通信大学(UEC) ASEAN 教育研究支援センター(UAREC)主催「The 4th UEC Seminar in ASEAN, 2018」が、UARECの所在するタイ・バンコクのキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)Knowledge Exchange for Innovation Center (KX)で開催され、当センターから古屋副センター長及び斉藤国際協力員が出席しました。KMUTTにあるUARECオフィスは、UECのASEAN地域における研究教育拠点として2014年2月に開所したものです。
本セミナーは、2018年12月8日の電気通信大学(UEC)創立100周年に向け、タイはもとより、ASEAN地域においてUECと交流の深いベトナム、マレーシア、インドネシアの多くの大学及び研究機関が参加し、「Network Strengthening with ASEAN Academic-Industry-Government」をテーマに開催されました。

集合写真

集合写真

オープニングセレモニーでは、UARECのセンター長である石橋孝一郎教授からの開会挨拶の後、以下の代表者がそれぞれ挨拶を述べました。
・在タイ日本国大使館 寺島史郎一等書記官
・KMUTT Prof. Pornapit Darasawang副学長
・タイ・キングモンクット・ラートクラバン工科大学(KMITL) Prof. Chaiyan Jettanasen副学長
・タイ国立科学技術開発庁(NASTDA) Dr. Kalaya Udomvitid副理事
・インドネシア・バンドン工科大学 Prof. I Gusti Bagus Baskara Nugraha
・ベトナム国家大学ホーチミン市科学大学(HCMUS) Dr. Bui Trong Tu副学部長
・ベトナム・レクイドン工科大学(LQD) Dr. Luong Duy Manh
・ベトナム・ダナン工科大学(DUT) Dr. Nguyen Quang Nhu Quynh
・ベトナム・暗号技術学院(ACT) Prof. Nguyen Hong Quang代表

UARECセンター長 石橋孝一郎教授

UARECセンター長 石橋孝一郎教授


在タイ日本国大使館 寺島史郎一等書記官

在タイ日本国大使館 寺島史郎一等書記官

その後も、新たにUARECとMOUを締結したベトナムのベトナム国家大学ハノイ校工科大学(VUN-UET)、タイのキングモンクット工科大学北バンコク校(KMUTNB)及びタマサート大学(TU)とのMOU締結セレモニーや100周年を迎えるUECの紹介等、様々なプログラムが行われました。

MOU締結セレモニー

MOU締結セレモニー


UEC 田中勝己理事・副学長(教育戦略担当)

UEC 田中勝己理事・副学長(教育戦略担当)


UEC ASEAN教育研究支援センター 高橋隆司客員教授

UEC ASEAN教育研究支援センター 高橋隆司客員教授

2018年3月2日、島根大学の服部泰直学長が、島根大学海外インターンシップ1期生及び引率教職員とともに当センターを来訪されました。

この度、島根大学は、学部生を中心に在タイ日系企業への海外インターンシップを行い、約1週間のバンコクでの就業体験を終えた1期生約10名が、サーミットタワー10階にオフィスを構える日本の独立行政法人機関である当センター及び国際交流基金(JF)を訪問し、それぞれの機関の説明を受けました。
当センターからは、古屋副センター長がJSPS国際交流事業を中心としたJSPS概要及び当センターの活動内容について紹介を行いました。説明後には、学生だけではなく教職員の方からも質問があがり、JSPSについて理解を深めてもらうことができました。

古屋副センター長によるJSPS事業説明の様子

古屋副センター長によるJSPS事業説明の様子


服部学長(後列左から6番目)

服部学長(後列左から6番目)

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月28日、北海道大学国際連携機構副機構長の川野辺創教授が、総長補佐の王秀峰准教授及び国際部の齋藤幸義国際連携課長とともに当センターを来訪されました。

北海道大学は、北海道及び北洋銀行と覚書を締結し、ASEAN地域と北海道地域間の留学の促進に資する取組やASEAN地域へ就職を希望する学生に対する就業支援等を実施する等、ASEAN地域と北海道地域の架け橋となる人材を育成していく取組を実施していらっしゃいます。このようなASEAN地域における取組のタイの拠点として、大学院農学研究院が運営主体となり、2017年5月にカセサート大学カンペンセンキャンパス農学研究院棟内にタイリエゾンオフィスを開設し、北海道大学のタイにおける広報や研究交流の拠点として運用していらっしゃいます。ご来訪前日の27日には、カセサート大学関係者、タイ在住の同窓生及び大学間交流協定校を締結している大学を招待してのタイリエゾンオフィス開所式をバンコクで開催し、開所式をきっかけにして、タイをはじめとするASEAN地域とのより一層の連携・協力に努めていかれるとのことで、当センターにも情報交換のため、お越しいただきました。

情報交換では、当センターから、加盟校が約50校にまで増えた大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等、タイに拠点を置く日本の大学の現状についてご説明させていただくとともに、JAAT(JSPSタイ同窓会)をはじめとする当センターで管轄しているJSPS同窓会の活動内容についても紹介させていただき、同窓会の運営や同窓会総会の開催等について、参考にしたいとおっしゃっていただきました。

古屋副センター長、王准教授、川野辺教授、山下センター長、齋藤課長、斉藤国際協力員

古屋副センター長、王准教授、川野辺教授、山下センター長、齋藤課長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月26日、27日にマレーシアを訪問し、高等教育省への表敬訪問及びマレーシア学長会議に出席しました。
今回の訪問は、昨年より設立に向けた動きが活発化しているJSPSマレーシア同窓会の今後の手続きやマレーシア国内での対応についての関係機関との調整が目的です。
これまで率先して同窓会設立準備を進めて頂いたマレーシア科学大学(USM)の紹介により、JSPSのマレーシアにおけるカウンターパートであるマレーシア学長会議(VCC;Vice Chancellor Committee)の定例会議に出席し、同窓会の趣旨等について説明する機会を得ました。2月27日に開催された同会議では、山下センター長からJSPSの概要、当センターの活動、現在18ヶ国等で設置されているJSPS同窓会の活動、及びマレーシアが同窓会を設立する際のJSPSのサポート体制や手続きの進め方について説明を行いました。説明後にはJSPS事業経験者のデータについて、日マレーシア間の共同研究プログラムについて等、複数の質疑応答がありましたが、議長でUSM学長のProf. Datuk Dr. Asma Ismailの取りまとめの下、最終的にJSPS同窓会を設立するための準備委員会を立ち上げること、またUSMが同準備委員会の事務局を担うことが了承されました。

27日VCC会議の様子

27日VCC会議の様子

同会議に先立って、26日には高等教育省を訪問し、Institutions of Higher Education Excellence Planning DivisionのDirectorであるProf. Dr. Raha BT Abdul Rahimと意見交換を行いました。同訪問には在マレーシア日本国大使館の石川仙太郎一等書記官にも同席頂きました。

26日高等教育省への表敬訪問

26日高等教育省への表敬訪問

Prof. Dr. Rahaと山下センター長

Prof. Dr. Rahaと山下センター長

また、27日のVCC会議には高等教育省のトップ、Director General であるDatin Paduka Ir. Dr. Siti Hamisah Tapsirが出席しており、会議後にはDr. Sitiとも話しをすることが出来ました。
マレーシアは既にJSTの事業であるSATREPSやJSPSの研究拠点形成事業等複数の共同研究が進行していますが、これらのプログラムはマレーシア側に選別の機会がないことから、新たなプログラムを模索しているとのことでした。そのため、日マレーシアのマッチングファンドであるJSPSの二国間交流事業についても説明し、MOUの締結可能性についても意見交換を行いました。
Dr. Sitiからは、高等教育省とJSPSとのMOU締結については、既にある政府間の協定のため手続きが煩雑となり非常に難しいものの、日マレーシアの共同研究協力は今後も非常に重要であることから、VCCとJSPS間でのMOUの締結が可能かどうかVCCにも提案したい、とのコメントがありました。

副田先生、古屋副センター長、Dr.  Siti、山下センター長、Dr. Rahman

副田先生、古屋副センター長、Dr. Siti、山下センター長、Dr. Rahman

26日には、VCC会議の議長であるDatuk Asma、USMの副学長Prof. Dr. Abdul Rahman Mohamed及びUSMのJSPS事業説明会でいつもご協力頂いている日本文化センター副田雅紀(そえだまさとし)センター長と翌27日のVCC会議の事前打ち合わせを行いました。Datuk Asma及びDr. RahmanはJSPS事業経験者であり、副田先生と共に同窓会設立に向け尽力いただいています。Datuk AsmaからはJSPS以外の日本のファンドの経験者が多数いるマレーシアにおいて、JSPSの同窓会を立ち上げる意義や今後の同窓会活動の目的、メリット等多くの冷静かつ的確な質問及びコメントがあり、非常に有意義な意見交換が出来ました。

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Datuk Asmaと山下センター長

Datuk Asmaと山下センター長

2018年2月23日、タイ南部で最初の国立大学として設立されたプリンスオブソンクラー大学を訪問し、JSPS事業説明会を実施しました。同大学では、2013年度から毎年開催しており5回目の開催となります。(前回の様子はこちら

説明会は、二国間事業経験者のAssoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長の開会挨拶で始まりました。Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長は2006年から3年間、研究代表者として金沢大学と「天然ゴムスモークシート製造に伴う環境汚染の現状評価と対策」の研究を進められました。後の講演で、二国間交流事業を通しての研究成果及び日本での研究及び生活の様子をご説明いただくとともに、事業終了後も日本との共同研究を実施していることを紹介いただきました。また、そのネットワークを活かして、現在、大気汚染の研究に取り組まれている研究者Dr. Worradorn Phairuangからも研究内容の紹介がありました。

Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長

Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長


Dr. Worradorn Phairuang(右)

Dr. Worradorn Phairuang(右)

JSPS概要及び国際交流事業の説明では、山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員が、「外国人研究者招へい事業」、「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」、「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」等のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長挨拶

山下センター長挨拶


JSPS国際交流事業説明の様子

JSPS国際交流事業説明の様子

その後、Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長に続き、JSPSタイ同窓会(JAAT)理事でPSU獣医学部のDr. Vannarat SaechanにもJSPS事業の体験談について、ご講演いただきました。Dr. Vannaratは、JSPSの拠点大学交流事業を通じて東京大学との共同研究の実績がある他、2015年に外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)により東北大学で研究をされた経験をお持ちです。講演では、研究成果をご説明いただくとともに日本での研究の様子や日本での生活についてもご紹介いただきました。

Dr. Vannarat Saechan(左)

Dr. Vannarat Saechan(左)

説明会には、若手研究者を中心に約25名の参加があり、質疑応答では、外国人研究者招へい事業や、Dr. Vannarat から説明のあったBRIDGE Fellowship Programについて、審査基準やホスト研究者の探し方について、予定時間を超えて多くの質問があがり、JSPS国際交流事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。

質疑応答

質疑応答


集合写真

集合写真

2018年2月16日、静岡大学の鈴木滋彦副学長(国際戦略担当)が国際交流センター学術交流部門長の松田紀子教授、国際交流課の福井郁夫係長及び財務課の太田憲吾係長とともに当センターを来訪されました。

静岡大学では、社会のさまざまな分野でリーダーとして活躍でき、多角的な視野を持って問題解決に当たることができる人材育成を目指し、主体的で旺盛な学習意欲を持ち、異なる考え方や文化を尊重し、独創的能力を秘め、知的好奇心や関心を持った学生を広く国内外から受入れています。このような学生受けれの取り組みとして、鈴木副学長からご説明いただいた「アジアブリッジプログラム(ABP)」では、静岡で学び、世界で働くための人材育成を目的に、学部レベルでは、静岡県の企業が多く進出するタイ、インドネシア、ベトナム、インドから学部留学生を毎年40名受け入れています。入学検定料、入学料及び1年目の授業料が全額不徴収の経済的負担の少ない同プログラムの下、静岡とアジア諸国の架け橋として活躍が期待される理工系の専門性に経営学的思考、文系の専門性に理工学的思考をあわせ持ち、広い視野のもとでアジアを中心とする海外で活躍する人材育成を図っていらっしゃいます。

当センターからも、JSPS国際交流事業を中心にJSPS概要及び当センターの活動内容を説明させていただきました。鈴木副学長はJSPS学術システム研究センターの研究員を3年間務められ、福井係長は、国際協力員としてワシントン研究連絡センターでの勤務経験をお持ちのため、JSPS国際交流事業や人的ネットワークとしての同窓会活動等についても有意義な意見交換を行うことができました。

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、太田係長、斉藤国際協力員 (前列)松田教授、鈴木副学長、福井係長

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、太田係長、斉藤国際協力員
(前列)松田教授、鈴木副学長、福井係長

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月16日、横浜国立大学の箱田規雄理事・事務局長が、岸信治学務部教務企画課長及び竹内智子学務部国際教育課長・国際戦略推進機構国際戦略室長と共に、当センターを来訪されました。

同大学は、2017年6月にプリンス・オブ・ソンクラー大学プーケットキャンパスに国際ブランチを設置され、今後、特に環境科学、自然科学、コンピュータサイエンス、経営学、日本研究、都市開発の分野におけるタイや周辺諸国の実用的研究、研究開発、人材育成の拠点として運営される予定です。今回は、海外協働教育研究拠点のあり方や課題、他大学との共同利用について情報収集がしたいとのことで、当センターをご訪問くださいました。

箱田理事からは、国際ブランチをもっと活用して、学生交流を進めたいと考えていると説明があり、タイにおける日本の大学の現地オフィスの運営方法や、これらの現地オフィスに対して当センターが実施している支援についてご質問がありました。

当センターからは、現在タイに現地オフィスを置く約50の大学の現状について、常駐の職員を置く大学を例に挙げ、常駐職員を置く大学はまだ多くはないこと、国立六大学(千葉、新潟、金沢、岡山、長崎、熊本)バンコク事務所のように共用事務所として運用している大学があること等について紹介をしました。

山下センター長からは、JSPSで大学職員を対象に実施している国際学術交流研修や、研究拠点形成事業、二国間交流事業、外国人研究者招へい事業等のJSPS国際交流事業について、これらの事業に申請して研究者交流の活性化に繋げて頂きたいと説明しました。

左から岸課長、箱田理事、山下センター長、竹内課長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

左から岸課長、箱田理事、山下センター長、竹内課長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月15日、フィリピンを訪問し、外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)選考委員会に出席するとともに、2018年度の計画に関する打ち合わせをフィリピン同窓会(JAAP)と実施しました。
Bridgeプログラムは、JSPSの外国人特別研究員事業等に採用されて来日し、日本での研究活動を終了して同窓会会員になった外国人研究者に対し、再度来日して日本人研究者との研究協力関係を形成・維持・強化する機会を提供する事業です。
Bridge選考委員会には、Dr. Susan Gallardo JAAP会長、審査委員のDr. Renato G. Reyes JAAP 事務局長、DOSTのAssistant Secretary Dr. Leah J. Buendia及びJSPSバンコク研究連絡センター山下センター長が出席、古屋副センター長が陪席しました。
今回の募集に対しては5名の応募があり、審査の結果1名を推薦することとなりました。

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また、2018年度の計画に関する打ち合わせにおいては、下記のように決定しました。
・7月に開催予定のDOST主催National Science and Technology Week に合わせて同窓会総会を実施、新理事会選挙を実施する。
・地方の大学や研究機関に所属する研究者にJSPSの国際事業やJAAPの活動をもっと知ってもらうため、国際シンポジウムをマニラ以外で開催する。その際に、当センターが所管する5つの同窓会を招待するほか、論博メダル授与式及びメダル授与者のプレゼンテーションも実施。開催にあたってはDOSTとCLSUで協議する。
・同シンポジウムは遠方からの参加者の利便性を考慮し、空港のあるクラークで8月か9月に開催する。テーマはArtificial Intelligenceの方向。
・1名ないし2名の日本からの講師を招へい予定、同窓会で候補者を決定、交渉も済ませた上で開催の2ヶ月前までにバンコクセンターに連絡してもらう。
・シンポジウム開催と併せて、フィリピンの地方大学・研究機関を訪問し、JSPS事業説明会を実施。

Susan会長、山下センター長、Renato事務局長、DOST職員、Dr. Learh、古屋副センター長

Susan会長、山下センター長、Renato事務局長、DOST職員、Dr. Learh、古屋副センター長

同窓会打ち合わせの後、Susan会長、Reyes事務局長とともに在フィリピン日本国大使館を表敬訪問し、中村 建参事官及び田口専門調査員にJSPSの国際事業やJAAPの活動状況、次年度のJAAP同窓会総会及びシンポジウム等について説明しました。
大使館からは例年開催のシンポジウムにご出席頂いており、さらにJAAPがフィリピン中央銀行との共催で1月23日に開催したJAAP FORUMにも中村参事官にご挨拶頂きました。引き続き次回のシンポジウムにもご出席をお願いすると共に、同窓会の活動にもご協力頂けるようお願いしました。
今回の訪問では、フィリピンの初等・高等教育機関での問題や日本の大学のフィリピンでの展開、国費留学等、多岐にわたる非常に有意義な情報交換となりました。

Renato事務局長、古屋副センター長、Susan会長、山下センター長、中村参事官、田口専門調査員

Renato事務局長、古屋副センター長、Susan会長、山下センター長、中村参事官、田口専門調査員

2018年2月13日、九州工業大学の西野貴子学務課教育企画係長及び林雅子生命体工学研究科事務部学生・留学生係主任が、当センターを来訪されました。

西野係長及び林主任は、3月にバンコクで実施予定の短期海外派遣プログラムの1つである「スタディー・ツアー」について、日本学生支援機構(JASSO)タイ事務所、国際交流基金(JF)バンコク日本文化センター、宇宙航空研究開発機構(JAXA)バンコク駐在員事務所等の学生の受け入れ先機関と打合せを実施するため来タイされ、当センターへは、スタディー・ツアーの打ち合わせとともに、九州工業大学でのタイでの活動を特徴づけるためには、どういった取り組みが可能か等についての情報収集のため、お越しくださいました。

当センターとの意見交換では、西野係長から、大学間国際交流協定を締結しているキング・モンクット工科大学ノースバンコク校との交流活動を活用して、同大学の強みである「ロボット」や「宇宙」の分野を積極的にアピールして行きたいことについて、ご説明頂きました。

またお二人は、2月8日に開催したJSPSバンコク研究連絡センター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)による共催セミナーにも終日ご参加頂き、同大学が同窓会のネットワーク化に注力しているため、同窓会の運営や同窓会総会の開催等についても今後の参考にしたいとおっしゃっていただきました。

当センターからは、研究拠点形成事業、二国間交流事業、外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU事業)等のJSPS国際交流事業について説明するとともに、タイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)の状況等についても説明をしました。

今回は特に海外オフィスや同窓会の運営等について、今後の在り方や活用方法等、有意義な意見交換を実施することができました。

左から土肥国際協力員、古屋副センター長、西野係長、山下センター長、林主任、斉藤国際協力員

左から土肥国際協力員、古屋副センター長、西野係長、山下センター長、林主任、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月9日、JSPS東京本部国際事業部の小間智美人物交流課交流係長及び新原卓国際協力員が、当センターの視察及び打合せのため来訪されました。

小間係長、新原国際協力員は、2月8日にArnoma Hotel(タイ・バンコク)で開催された、JSPSバンコク研究連絡センター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)共催によるセミナーに同センターとともに出席しました。

新原国際協力員は、2018年4月より当センターに着任する予定となっております。このため、今回のシンポジウムに出席し、またJAATのメンバーとも交流を持ち、当センターの活動を直接確認することができ大変参考になったようです。

打ち合わせでは、当センターから同窓会(当センター所管:タイ、バングラデシュ、フィリピン、ネパール、インドネシア)及び在タイ大学連絡会(JUNThai)等、当センターの活動内容やタイの学術政策・体制の動向について説明を行いました。

左から土肥国際協力員、小間係長、新原国際協力員、山下センター長、斉藤国際協力員、古屋副センター長、Natthida現地職員

左から土肥国際協力員、小間係長、新原国際協力員、山下センター長、斉藤国際協力員、古屋副センター長、Natthida現地職員

2018年2月8(木)、JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会・年次総会、論博メダル授与式及び受賞者による博士論文発表会を開催しました。

●JAAT理事会では、Dr. Danai会長の司会進行の下、以下の点について確認、議論を行いました。
1. JAAT Rational
2. JAAT2017年活動報告
3. JAAT2017年会計報告
4. JAAT主催の地方大学でのワークショップ
5. その他

JAAT理事会

JAAT理事会

●JAAT年次総会
タイ同窓会総会には約30名が出席し、Dr. Kittisakから、地方大学でのワークショップや8月にThailand Research Expo2017期間中に日タイ修好130周年を記念してJSPS、NRCT及びJAATの3機関合同で実施したシンポジウム「Japan Days」等、2017年の活動報告がありました。その後、2018年の活動や今後の予定について、理事会メンバーを中心に意見交換が行われました。最後に、山下センター長が、現在申請期間中の外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)へ積極的に応募するよう再度、周知して欲しいと呼びかけました。

JAAT年次総会

JAAT年次総会

●2016 年度論博メダル授与式
論博メダル授与式は、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)により前年度に博士号を取得したタイ人研究者を対象に、その栄誉をたたえるとともにより一層の研究を奨励することを目的としてメダルを授与するものです。
2016年度は、新たに2名が博士号を取得し、授与式では、2名の受賞者にメダルが授与されると共に、新しい同窓会会員としてピンバッジが送られました。
タイでは同事業による博士号取得者が合計で218名となりました。これは同事業参加国の中では最多となっています。

2016 年度論博メダル授与式

2016 年度論博メダル授与式

また、授与式では、2名の受賞者による講演に加え、2016年に外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)により45日間、放射線医学総合研究所にて研究を行ったチェンマイ大学Dr. Narongchai Autsavaprompornの合計3名の研究者がそれぞれの研究成果を発表しました。各講演後には研究内容について、会場から多くの質問があがり、活発な意見交換が行われました。
講演者及び講演タイトルは以下のとおりです。

講演者の皆様

講演者の皆様

Asst. Prof. Dr. Narongchai Autsavapromporn
Division of Radiation Oncology, Department of Radiology, Faculty of Medicine, Chiang Mai University
“International Collaborative Research Network for Radiation Sciences Between Thailand and Japan”

Asst. Prof. Dr. Narongchai Autsavapromporn

Asst. Prof. Dr. Narongchai Autsavapromporn

【RONPAKU-Awardee Presentation】
Dr. Noppol Arunrat
Faculty of Environment and Resource Studies, Mahidol University
“Management practices and climate change influencing on rice yield and soil organic carbon in Northeast Thailand”

Dr. Noppol Arunrat

Dr. Noppol Arunrat

Dr. Seksan PAPONG
Life Cycle Assessment laboratory, National Metal and Materials Technology Center (MTEC)
“Developing a Research Framework and Methodology of Social Life Cycle Assessment in Thailand”

Dr. Seksan PAPONG

Dr. Seksan PAPONG

最後に、山下センター長から、JAAT総会、論博メダル授与式だけでなく、午前中に実施したJSPS-NRCT-JAAT共催セミナーを含む全ての参加者及び関係者に感謝の意を伝えるとともに、日タイ学術交流の今後の更なる発展を祈願して閉会しました。

山下センター長

山下センター長

集合写真

集合写真

2018年2月8日、JSPS、タイ学術会議(NRCT)、JSPSタイ同窓会(JAAT)の共催による国際学術セミナー“EEC and Sustainable Development”を開催しました。
本セミナーは、一年に1回行われるJAAT総会に合わせて、日タイ学術交流の深化及びJAATの活動を広く周知するために開催しています。
セミナーは、NRCTのProf. Dr. Sirirurg Songsivilai事務局長、JSPS本部国際事業部の小林万里子部長及びJAATのDr. Danai Tiwawech会長の挨拶で幕を開けました。挨拶では、日タイの学術交流の歴史に触れられるとともに、今年でJSPSとNRCTがMOUを締結して40周年という節目を迎えることへの祝福が述べられました。

Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai事務局長

Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai事務局長

小林万里子部長

小林万里子部長

Dr. Danai Tiwawech会長

Dr. Danai Tiwawech会長

記念撮影後、コンケン大学カウンシルチェアマン及びSeranee Group of Companiesチェアマンであり、タイエネルギー省元大臣のDr. Narongchai Akrasaneeが、セミナーのテーマである“EEC and Sustainable Development”に基づいて基調講演を行いました。講演では、なぜ、タイがタイ東部経済回廊Eastern Economic Corridor (EEC) プロジェクトを進めているかについて、タイの産業発展の歴史やタイが東南アジアの中心であるという地理的好条件等を交えて分かりやすく説明するとともに、様々な統計データを用いて、EECを進めてタイの目指す今後の形、そして、そのことが持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の目的達成にも貢献できるということを説明されました。講演後には、参加者からEECはタイ国内の格差拡大に繋がるのではないか等、多くの質問が上がり、活発な議論が交わされました。

Dr. Narongchai Akrasanee

Dr. Narongchai Akrasanee

その後、”EEC, Thailand-Japan: Issues, Problems, Prospects and Sustainable Development”のテーマの下、JAAT理事のAssoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimthamをモデレーターに、同志社大学の阿部茂行教授及び在タイ日本国大使館の寺島史朗一等書記官によるパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、寺島一等書記官から説明のあった、EECの人材育成協力としての”FlexCampus”構想について、どうすればより良いものになるか議論が交わされるとともに、今後のタイの産業発展に日本がどのように貢献できるかについても議論が交わされました。

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham(モデレーター)、阿部茂行教授、寺島史郎一等書記官

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham(モデレーター)、阿部茂行教授、寺島史朗一等書記官

日本はタイへの直接投資が最大の国であり、多くの日系企業がEEC プロジェクトへの投資に関心を持っているため、本セミナーにはタイ国内だけでなく、日本からも多くの参加があり、80名を超える参加者は、各講演に熱心に耳を傾けていました。

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2018年2月7日、名古屋学院大学リハビリテーション学部の日比野至准教授及び渡邊晶規准教授が、当センターを来訪されました。

同大学はキリスト教主義にもとづく「敬神愛人」を建学の精神とし、教育目標に「高い志と豊かな国際感覚を備え、社会の発展に貢献できる人材の育成」を掲げています。また、世界を第2のキャンパスとし、真の国際人を育むことを掲げ、異文化を肌で感じ、世界をめざす学生にとってかけがえのない経験となる留学を支援し、目的に合わせて選べる多様なプログラム、80以上の海外提携校、語学習得を見据えたカリキュラムなど、様々なバックアップを行っています。

今回は協定を締結しているタイのコンケン大学と連携をし、理学療法学科において新たな学生の国際交流として、短期のスタディーツアーの開発を検討するために情報収集をしたいとのことで、当センターに足を運んで下さいました。

日比野准教授からは、コンケン大学とは長年にわたって活発に学生交流を実施しており、現在も日本人学生数名が短期留学中であること、コンケン大学の日本語学科で学ぶタイ人学生がチューターとして留学中にサポートをしてくれていること等について、ご紹介を頂きました。また、今回の来タイにあたり、JSPSタイ同窓会(JAAT)メンバーであるコンケン大学理学療法学科のAkkaranee Timinkul講師に調整等、協力を頂いたことについても説明がありました。

当センターからは、当センターの活動内容及び在タイ大学連絡会(JUNThai)について、また大学等の職員を対象として、国際交流に関する幅広い見識と高度な実務能力を有する専門的な職員の養成を目的としたJSPSの国際学術交流研修について説明を行いました。

加えて山下センター長からは、JSPSの国際事業である外国人招へい事業や「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」について説明し、コンケン大学から研究者を招へいする場合等、これらの国際事業も積極的に活用して頂きたいとお話しました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

左から土肥国際協力員、渡邊准教授、日比野准教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

左から土肥国際協力員、渡邊准教授、日比野准教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年2月23日(金) 10:30-12:00(受付は10:00から開始)
会 場:プリンスオブソンクラー大学 学習資料センター 研究開発オフィス 12階 Lertput会議室
講話者:Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長(研究制度・大学院研究担当)
   :Dr.Vannarat Saechan(プリンスオブソンクラー大学 獣医学部)

2018年2月2日、岡山大学の槇野博史学長、神崎浩理事・副学長(国際担当)及びグローバル・パートナーズの稲森岳央准教授が当センターを来訪されました。

岡山大学は、学都構想の実現を推進するための中長期的な国際戦略「岡山大学・国際戦略ビジョン21」の下、大学の国際化・グローバル化に取り組まれていらっしゃいます。その中で、アジアを中心に世界各国の大学及び研究機関と大学間国際交流協定を締結し、国際社会に貢献できる人材を育成するため、研究交流はもとより、学生交流においても積極的に留学生を受け入れるとともに学生の派遣を行っていらっしゃいます。タイにおいても現在7大学と大学間国際交流協定を締結され、学生交流等積極的に進めていらっしゃいます。今回、槇野学長、神崎理事・副学長及び稲森准教授は、協定校の一つであるカセサート大学のバンケンキャンパス(バンコク)で開催された、同大学の創立75周年記念学長フォーラムに出席するため来タイされていらっしゃいます。なお、前日の本フォーラムの初日には当センターも出席しました。(その時の様子はこちら

当センターとの意見交換では、ユネスコチェアを持ちESDを推進してきた岡山大学が、岡山市等の地域や国際社会と一体となって進めているSDGs(持続的な開発目標)について、ご説明いただきました。当センターからもアジア・アフリカ諸国の優れた研究者が、日本の大学において大学院の課程によらず論文提出によって博士の学位を取得できるように支援するプログラムである「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU事業)」や、共同研究、セミナー及び研究者交流を通して研究交流拠点の構築とともに、次世代の中核を担う若手研究者の育成を目的とする「研究拠点形成事業」について説明させていただき、SDGsの達成に貢献するための活動を実施する上で、これらのJSPS国際交流事業を活用したいとおっしゃっていただきました。

稲森准教授、神崎理事・副学長、槇野学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

稲森准教授、神崎理事・副学長、槇野学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月1日、カセサート大学創立75周年記念の学長フォーラムがタイ・バンコクのカセサート大学バンケンキャンパスで開催され、山下センター長、古屋副センター長及び斉藤国際協力員が出席しました。

本フォーラムは、カセサート大学の創立75周年を記念し、カセサート大学と交流のあるアメリカ、メキシコ、イギリス、フランス、フィンランド、中国、韓国、台湾、ベトナム及びニュージーランド等、世界各国の大学及び研究機関の代表者を招いて開催され、日本からも広島大学、山口大学、高知大学等、多くの大学が参加しています。本フォーラムは「Higher Education in Times of Change」をテーマに、2月1日及び翌日2日の2日間、変わりゆく社会の中で研究・教育を通して大学等高等教育機関が果たす役割について、世界各国の大学及び研究機関の代表者が、様々なセッションを通して講演及び議論を繰り広げます。
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オープニングセレモニーでは、カセサート大学カウンシルのKrissanapong Klratikaraチェアマンが挨拶を述べ、タイ教育省のUdom Kachintorn副大臣からはカセサート大学創立75周年への祝福の言葉が送られました。その後、各国の在タイ大使館や大学の代表者を招いてのフォトセッションとともにフォーラムが始まりました。

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン


タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣

タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣


集合写真

集合写真

最初のセッションでは、フィンランドの最古にして最大の規模を誇るヘルシンキ大学のJukka Kola学長及び広島大学の丸山恭司副学長がそれぞれ「Global Opportunities and Challenges for University Leaders」、「The Aging Population and Continued Education:Challenges of Hiroshima University」と題して、基調講演を行いました。講演では両者ともに、より良い社会を創っていくには、研究だけではなく教育が重要になるということについて述べられていました。

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長


広島大学 丸山恭司副学長

広島大学 丸山恭司副学長

続いて開催されたパネルディスカッションでは、「The Role of the University in the Provision of Education in the Changing Society」をテーマに、国際アジア研究所(オランダ)のPhilippe Peycamダイレクター、揚州大学(中国)のJianye Huang副学長、山口大学(日本)の岡正朗学長及びハノイ大学(ベトナム)のPham Quang Minh学長の4名が、研究所及び大学についての紹介をするとともに、高齢化の進展や、AI等のテクノロジーの発展等、急激に変化する社会の中で、大学及び研究機関がどのような役割を果たすことができるか意見を交わしました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

「バンコクの風 2017 Vol.3」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した
「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、特集記事として、
キングモンクット工科大学トンブリ校の国際関係担当学長補佐である
アナック・カンタチャワナ氏に、「タイ国における大学入試制度について」と題して、ご寄稿いただきました。

また、斉藤国際協力員(山口大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2017 Vol.3」

2018年1月24日、秋田大学教育文化学部地域文化学科の髙樋さち子准教授が、埼玉県環境科学国際センターの王効挙専門研究員とともに、当センターを来訪されました。

高樋准教授は、前回2014年2月16日に当センターにお越しいただいております。(前回の訪問の様子はこちら)また、2016年2月18日に当センターがミャンマーを訪問した際には、在ミャンマー日本国大使館表敬訪問にもご同行いただき、翌2月19日のヤンゴン大学でのJSPS事業説明会時には、開催にあたってご支援・ご協力をいただきました。(その時の様子はこちら

高樋准教授は、東南アジアにおける環境問題を中心に研究されており、今回は科研費基盤研究B「東南アジアにおける水銀利用による環境汚染の回復と持続的産業発展に関する研究」の研究のため、研究分担者の王専門研究員とともに、来タイされました。
当センターからは、2018年1月18日・19日にミャンマーのヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学において実施したJSPS事業説明会の様子について紹介をしました。今回は学部生や大学院生等の学生が中心だったため、若手研究者に対して広く周知できるよう、次回の開催にあたっての協力をお願いいたしました。

また髙樋准教授は、2017年10月30日、インドネシアのウダヤナ大学で開催したJSPS事業説明会にもご協力いただいていたことから、ガイダンス後に国際事業に興味を持った研究者からの複数の問い合わせがあったこと、バリやロンボックにある大学からも、ぜひJSPS事業説明会を開催して欲しい旨の依頼があったこと等をお話いただきました。

山下センター長からは、2018年は日本インドネシア国交樹立60周年にあたる記念の年であり、またインドネシアにおけるJSPSの対応機関であるインドネシア科学院(LIPI)及び研究技術高等教育省(DG-RSTHE)とのMOU締結40周年にあたることから、インドネシアにおいて大規模なシンポジウムとJSPS同窓会を開催予定である旨の説明がありました。
その後も、ミャンマー、インドネシア、マレーシアの大学・学術機関等の状況について、多岐にわたり有意義な意見交換を実施することができました。

土肥国際協力員、王専門研究員、山下センター長、高樋准教授、古屋副センター長

土肥国際協力員、王専門研究員、山下センター長、高樋准教授、古屋副センター長

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年1月19日、ミャンマー・ヤンゴン工科大学で2016年2月以来、3回目となるJSPS事業説明会を開催しました。(前回の様子はこちら
説明会は、Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長の挨拶で始まりました。

Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長

Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長

フォトセッション後、山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員が、「外国人研究者招へい事業」、「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」、「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」等のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長


土肥国際協力員

土肥国際協力員


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次に、国費留学生として東京大学で学ばれ博士号を取得し、その後、外国人特別研究員として三重大学で2年間研究を行ったヤンゴン大学地理学部のDr. Kay Thwe Hlaing教授に昨日のヤンゴン大学での説明会と同様に、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてミャンマー語でご講演頂きました。日本での研究経験豊富なDr. Kay Thwe Hlaing教授のお話しに若手参加者は熱心に耳を傾けていました。

Dr. Kay Thwe Hlaing教授

Dr. Kay Thwe Hlaing教授

最後に、国立遺伝学研究所の知的財産室の鈴木睦昭室長が「Introduction of technological innovation capability and Nagoya protocol implementation in Japanese University」と題して、講演を行いました。

鈴木睦昭室長

鈴木睦昭室長

質疑応答では、150名を超える参加者で満員に埋まった会場から、各事業について申請資格や具体的な申請手順について時間を超えて多くの質問があがり、JSPS国際交流事業の関心の高さが伺えました。質疑応答の最後に山下先生から参加者に、JSPS国際交流事業の多くは日本側が申請するため、先ずは日本側研究者と研究プランを練ってくだいと呼びかけました。

質疑応答

質疑応答


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最後に、再びDr. Mi Sandar Mon機械工学部長からご挨拶をいただき、JSPS及びJSPS国際交流事業について理解を深めることができ有意義な説明会になったとのお言葉をいただきました。

集合写真

集合写真


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2018年1月19日、Moe Moe Than現地通訳・コーディネータとともに在ミャンマー日本国大使館を表敬訪問しました。

今回の訪問では、藤原尚子二等書記官にJSPSの国際事業や世界10か国に展開するJSPS海外センター及び同窓会組織等について説明をするとともに、前日1月18日に開催したヤンゴン大学及び19日に開催したヤンゴン工科大学におけるJSPS事業説明会について説明を行いました。

藤原書記官からは、ミャンマーにおける日本語学習者数が伸びており、2017年度に実施した日本語能力試験(JLPT)の受験者が12,000人を超えているなど、日本に関心を持っている人の多さを実感しているとのお話がありました。日本大使館では、月に1回「留学アドバイザリー」を開催しており、毎回30人程度が相談に訪れるほど盛況とのことでした。

山下センター長からは、JSPSの論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)について、ミャンマーで仕事を継続しながら日本の大学で博士号を取得できる本事業は、ヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学においても質問が多数挙がり、関心の高さが伺えたと紹介をしました。また、次回ミャンマーでJSPS事業説明会を実施する際は、より多くのミャンマーの研究者に日本に来て頂くために、ぜひ大使館にもご参加いただき、JSPSの国際事業の紹介と合わせ、日本留学の概要説明もお願いしたいと協力を依頼しました。

当センターでは今後もミャンマーにおいてJSPSの事業説明会を実施し、大使館との連携を強化しつつ、ミャンマーの大学における研究活動の推進に貢献していきたいと思います。

左から、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、藤原二等書記官、斉藤国際協力員、Moe Moe Thanコーディネータ

左から、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、藤原二等書記官、斉藤国際協力員、Moe Moe Thanコーディネータ

2018年1月18日、ミャンマー・ヤンゴン大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学では2016年2月に開催して以来の3回目の開催となります。(前回の様子はこちら
説明会は、広島大学の修士課程及び博士課程で7年間学ばれ、同大学で博士号を取得されたDr. Omar Kyaw副学長の挨拶で始まりました。

Dr. Omar Kyaw副学長

Dr. Omar Kyaw副学長


 
約100名の参加者とのフォトセッションを挟み、山下センター長より事業説明会開催にあたり感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。
集合写真

集合写真


山下センター長

山下センター長


古屋副センター長

古屋副センター長


 
次に、国費留学生として東京大学で学ばれ博士号を取得し、その後、外国人研究者招へい事業(外国人特別研究員)に採択され三重大学で研究を行われたヤンゴン大学地理学部のDr. Kay Thwe Hlaing教授及び外国人招へい研究者(長期)として東京大学での研究経験をお持ちのDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてミャンマー語でご講演頂きました。ミャンマー語で具体的な申請方法をご説明いただいたことによって、参加者はより理解を深めることができたようです。
Dr. Kay Thwe Hlaing教授

Dr. Kay Thwe Hlaing教授


Dr. Daw Kay Lwin Tun准教授

Dr. Daw Kay Lwin Tun准教授


 
その後、国立遺伝学研究所の知的財産室の鈴木睦昭室長が「Introduction of technological innovation capability and Nagoya protocol implementation in Japanese University」と題して、日本の科学技技術や日本の大学の研究の水準についての説明をするとともに、生物多様性条約および名古屋議定書に関しての説明を行いました。
鈴木睦昭室長

鈴木睦昭室長


 
質疑応答では、参加者の多くが若手研究者であったことから外国人研究者招へい事業及びRONPAKU事業を中心にミャンマー語で多くの質問があり、事業経験者のDr. Kay Thwe Hlaing教授及びDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に通訳していただきながら説明を行い、多くの研究者に、JSPS国際交流事業について理解を深めていただくことができました。
質疑応答

質疑応答


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最後に、ヤンゴン大学化学部のDr. Daw Hnin Hnin Aye学部長から、今日の機会をきっかけに、ヤンゴン大学から積極的にJSPS国際交流事業に申請したいとのお言葉をいただき、幕を閉じました。
Dr. Daw Hnin Hnin Aye学部長

Dr. Daw Hnin Hnin Aye学部長

 

2018年1月15日、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 管理部企画連携課の東(ひがし)秀明課長及び中西啓太職員が当センターを来訪されました。

総合地球環境学研究所は、地球環境学の総合的研究を行う大学共同利用機関で、「地球環境問題の根源は、人間文化の問題にある」という認識に基づいて、人と自然の相互作用環の理解の上にたち、さまざまな領域で、地球環境問題の解決に向けて研究を行っています。
東課長は、この度、同研究所及び同研究所プログラムの広報活動のため、タイ及びミャンマーを訪問されると共に、若手研究者育成もあわせて、当センターにお越しくださいました。同プログラムの中では海外の研究者に研究者でのポストを与えることもできるため、当センターの所管するタイ、バングラデシュ、フィリピン、ネパール及びインドネシア等のJSPS同窓会の研究者にも周知していただければとお話がありました。
また、東課長は、以前、在ミャンマー日本国大使館に勤務されていたため、一昨年度にヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学でJSPS事業説明会を実施した際には、ご支援・ご協力をいただきました。(その時の様子はこちら

当センターからは、「二国間交流事業」や「研究拠点形成事業」等のJSPS国際交流事業で実施している地球環境問題解決プロジェクトを紹介するとともに、今回の出張の目的の一つでもある若手職員の育成について、中西職員にJSPSで実施している大学等の職員を対象とした国際学術交流研修の紹介を行い、日本の大学・学術機関の情報について多岐にわたり、有意義な意見交換を実施することができました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、東課長、山下センター長、中西職員、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、東課長、山下センター長、中西職員、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

JSPSバンコクセンター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)による共催セミナーを以下のとおり開催いたします。

このセミナーは、“EEC and Sustainable Development”をテーマとした講演及びパネルディスカッションを実施いたします。

なお、本セミナーへのご参加は無料ですが、会場設営等の都合上、事前登録が必要なため、本セミナーにご関心のある方または参加を希望される方は、誠に恐れ入りますが、2018年1月29日(月)までにNRCTのウェブサイトから事前にご登録をお願いいたします。

事前登録URL  https://sites.google.com/view/eec2018seminar

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日 時:2018年2月8日(木)9時30分~12時30分
会 場:Arnoma I(Arnoma Hotel 3階)(タイ・バンコク)
テーマ: EEC and Sustainable Development

Program as of 12_1_2018 rev_ページ_1 Program as of 12_1_2018 rev_ページ_2

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年1月18日(木) 14:00-16:00(受付は13:30から開始)
会 場:ヤンゴン大学 アートホール
講話者:Dr. Daw Kay Thwe Hlaing講師(ヤンゴン大学 Department of Geography)
Dr. Daw Kay Lwin Tun講師(ヤンゴン大学 Department of Zoology)
その他:説明会の最後に国立遺伝学研究所・知的財産室の鈴木室長よる講演もあります。

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日 時:2018年1月19日(金) 10:00-12:00(受付は9:30から開始)
会 場:ヤンゴン工科大学
講話者:Dr. Daw Kay Thwe Hlaing講師(ヤンゴン大学Department of Geography)
その他:説明会の最後に国立遺伝学研究所・知的財産室の鈴木室長よる講演もあります。

2018年1月11日、東京医科歯科大学の竹本佳弘教授が当センターを来訪されました。

今回は1月12日にチュラロンコーン大学で開催されるシンポジウムへの出席に加え、2012年より採択された「大学教育改革の支援・大学間連携共同教育推進事業」に基づき4大学(東京医科歯科大学、お茶ノ水女子大学、学習院大学、北里大学)の学際生命科学東京コンソーシアムが実施している、博士課程のタイ人留学生獲得も行うために来タイされました。
竹本先生には当センターに度々お越し頂き、同事業についてもご報告頂いておりました(前回のご来訪はこちら)が、今年は事業の最終年度ということでそのご報告と今後の取組についてご説明頂きました。これまで事業で培った成果が消えることのないよう、事業が終了しても科目を残す方向で調整していらっしゃるそうです。
また、竹本先生はルーブリック(学習到達度を示す評価基準を表として示したもの)を使った評価測定も進めていらっしゃるとのことで、評価項目の選定や、今回の事業で科目受講者とそうでない学生との知識に対する習熟度の差が大きく異なったことなど、大変興味深いお話しをお聞きすることができました。

当センターからも他大学の留学状況や、JSPSの国際事業である「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」について説明した他、大学事務職員が抱える課題、竹本先生が千代田区と進めている共同演習の取組など、話題は多岐に渡り有意義な意見交換を実施することができました。

竹本教授、古屋副センター長

竹本教授、古屋副センター長

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年1月11日、在タイ日本国大使館主催の「18th Japan Education Fair in Khon Kean」に合わせコンケン大学を訪問し、JSPS事業説明会を実施しました。同大学では毎年JSPS事業説明会を実施しており、今年で5回目の開催となります。
説明会前に、在タイ日本国大使館の寺島一等書記官をはじめJapan Education Fairに参加している全大学とともにコンケン大学の副学長、学部長らを表敬訪問し、同大学のAssoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)から歓迎の挨拶を頂きました。JSPSタイ同窓会(JAAT)会員であるAssoc. Prof. Dr. Nawaratは、外国人招へい研究者(長期)として10か月間、東京医科歯科大学で研究をされた経験をお持ちでいらっしゃいます。挨拶では、現在74の日本の大学及び研究機関とMoUを締結し、共同研究や学生・研究者交流を進めていることを紹介されました。
寺島一等書記官からの挨拶では、タイに事務所を構える日本の大学が約50校以上あること紹介する一方で、タイから日本へ留学生はベトナム、ミャンマー及びインドネシア等の人数より少ないことに触れて、今後、その数が増えることを期待したいとおっしゃっていました。
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表敬訪問に続いて実施した事業説明会では、再度、同大学のAssoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)から挨拶をいただきました。

Assoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)

Assoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)

山下センター長がJSPSの概要及びJSPSバンコクセンターの活動内容について説明した後、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員がJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長

 

土肥国際協力員

土肥国際協力員

 

斉藤国際協力員

斉藤国際協力員

続いて、JAAT理事でもあり、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)により産業医科大学でPhDを取得されたProf. Dr. Kittisak Sawanyawisuthより、同事業を通じて学んだことや日本での体験談についてお話しいただきました。その中で、自身も一度の応募で通らなかったことを紹介し、決してあきらめずに応募してくださいと参加者に呼びかけていました。

Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth

Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth

同じくJAAT理事でRONPAKU事業により駒澤大学でPhDを取得されたAssoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimthamには、申請手順や日本での研究及び生活等について、非常に詳しくお話しいただき、参加者は、より理解を深めることができたようです。

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham

事業説明会には、若手研究者を中心に約30名の参加がありました。その中にはインドネシアの研究機関からコンケン大学に留学している学生もいらっしゃり、質疑応答では、外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)を中心に、競争率や申請資格について等、予定時間を超えて、多くの質問があがり、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。

集合写真

集合写真

2018年1月9日、九州工業大学の鶴田隆治理事・副学長(教育・学生担当)が、西野貴子教育企画係長及び武内紀陽学生支援係長とともに、JSPS事業説明会を実施したキング・モンクット工科大学トンブリ校の説明会会場にお越し下さいました。

同大学は基本理念である「わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成する」を念頭に置き、“Global Engineer”の養成・有能な人材の確保による「知の競争力」の向上・国際的プレゼンスの向上の3点を目的として国際化を進めておられます。
同大学は、協定を締結しているキング・モンクット工科大学ノースバンコク校との間でロボット系・衛星系の分野でコラボレーション・ラボラトリーを運営していらっしゃいます。これらの国際拠点等を活用して、学生・研究交流を推進するにあたり、タイにおける国際交流の現状について情報収集をしたいとのことで足を運んで下さいました。

鶴田理事からは、タイからの留学生が卒業後、タイで要職に就いていることが多いこと、タイ在住の卒業生の方々が多数活躍していることについて説明を頂きました。今後は大学の同窓会組織や海外拠点を、福岡県人会や商工会議所等の協力を得ながら、学生・研究交流や海外インターンシップにうまく結び付けていきたいとお話頂きました。
また、西野係長からは海外同窓会について、タイとマレーシアで同窓会組織の立ち上げ中である旨を説明頂きました。なお、同大学はマレーシアの大学と交流を実施しており、プトラ大学にはサテライトキャンパスがあるため、こちらも積極的に活用したいとのことでした。

山下センター長からは、バンコク研究連絡センターの活動内容及び在タイ大学連絡会(JUNThai)について紹介を行いました。

今回は特に同窓会組織について、今後の在り方や活用方法等、有意義な意見交換を実施することができました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、鶴田理事、西野係長、竹内係長

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、鶴田理事、西野係長、竹内係長

2018年1月9日、昨年度に引き続き、キングモンクット工科大学トンブリ(KMUTT)でJSPS事業説明会を実施しました。同大学はタイでトップレベルの国立大学で、積極的に国際化を進めています。日本の大学とも積極的に学術交流に取り組まれており、現在50の大学とMOUを締結している他、千葉大学、新潟大学、芝浦工業大学及び大阪大学とはダブルディグリープログラムも実施しています。

説明会は、Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan, Senior Vice President for Research and Innovationの挨拶で始まりました。

Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan副学長

Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan副学長

山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長


古屋副センター長

古屋副センター長

その後、JSPSタイ同窓会(JAAT)会員のDr. Pitch Sutheerawatthana及びAsst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteに申請手順や日本での研究活動の様子などをお話しいただきました。Dr. Pitch SutheerawatthanaはJSPS外国人特別研究員として2年間東京大学で研究された経験をお持ちで、Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteも同じくJSPS外国人特別研究員として2年間京都大学で研究をされた経験をお持ちです。プレゼンでは、両国間の締切り認識の違い等、申請にあたっての注意事項等を具体的にご説明いただきました。

Dr. Pitch Sutheerawatthana

Dr. Pitch Sutheerawatthana


Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchote(左)

Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchote(左)

説明会には若手研究者からベテラン研究者まで幅広い層の20名を越える参加がありました。その中には、既にJSPS国際交流事業に申請した経験を持つ研究者もいらっしゃり、質疑応答では各事業について、申請手順や審査基準等、具体的な質問も相次ぎ、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました

質疑応答

質疑応答


スピーカー集合写真

スピーカー集合写真

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年1月11日(木) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:コンケン大学 教育学部 1507会議室
講話者:Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth(コンケン大学 医学部医学科)
    Assoc. Prof. Sukanya Aimimtham(コンケン大学 人文社会科学部行政学科)