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2019年7月3日(水)、国立高等専門学校機構の大村浩志事務局次長が、当センターを来訪されました。

大村次長は今回、タイ高専プログラムの打ち合わせのためのご出張で、その際に当センターにお立ち寄りいただいたものです。

お立ち寄りいただいた時間は短かったのですが、5月に開校したタイ高専コースのようなプログラムが他のASEN諸国でもニーズが高まっていること、そういう期待に応えるためにもまずは現行のコースをさらに改善し、その成果を見極めることが大切であること等、興味深いお話をお聞かせいただきました。

大村浩志事務局次長〈左から2人目)

2019年7月3日(水)、the japan times社Project DirectorのMr. Phil Demack氏と同Project CoodinatorのMs. Denise Baniqued氏が、当センターを来訪されました。

The Japan Timesは9月25日発行予定で『2019 Thailand Report』という特集記事を計画しているそうです。記事の中ではタイと日本をつなぐ様々な企業や機関に対するインタビューを掲載する予定とのことでした。今回、リサーチファンディングエージェンシーであるJSPSのタイでの活動についてインタビューの申し入れがあり来訪をいただいたものです。

当方からは山下センター長よりJSPSの沿革や各種国際事業の紹介、そして今年はJSPSバンコク研究連絡センター設立30周年であることの説明をさせていただきました。そして、今後もタイと日本の間の学術交流推進のために、JSPSバンコク研究連絡センターは大きな期待を背負っていることを説明いたしました。

Ms. Denise Baniqued(左から1人目)、Mr. Phil Demack(同3人目)

2019年7月1日、国立高等専門学校機構国際企画課の、佐々野公晴海外プロジェクトファシリテーターが来訪されました。

佐々野氏は、キングモンクットラカバン工科大学(KMITL)に設立されたタイ高専を担当されています。この日は、ご挨拶と、情報交換のために当センターにお越し下さいました。

今年5月に開校したKMITLタイ高専コースですが、学生たちもだいぶ環境に慣れ、日々勉強や研究に打ち込んでいるようです。生き生きとした授業の様子等興味深い話をお聞かせいただきました。一方で、今後の課題も見えているようで、そのうちの一つが日本語教育の充実だそうです。国際交流基金(JF)とも連携をして、日本語教育のプログラム拡充の検討を進めているとのことでした。将来は優秀な学生について日本の高専への編入プログラムも検討されています。

お話を伺い、今後のタイ高専の教育・研究支援体制がさらに充実するよう着実に運営に取り組まれているようでした。当センターからも、JSPSとして可能な範囲での支援をさせていただくことをお伝えしました。

佐々野海外プロジェクトファシリテーター〈左から2人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年7月4日(木) 14:00-15:30(受付は13:30から開始)
会 場:スコータイタマティラートオープン大学(Room4 NO.148 Seminar 2 Building)
講演者:Dr. Porphant Ouyyanont (外国人研究者招へい事業経験者)

2019年6月28日(木)、カセサート大学カンペンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。
カセサート大学は1943年設立の国立総合大学です。タイで最初の農業大学であり、現在、最も規模が大きい大学の1つに数えられています。

Asst. Prof. Dr. Tiwa(左)冨山副センター長〈右〉

冒頭で同大学のAsst. Prof. Dr. Tiwa Pakoktomから、歓迎のご挨拶をいただきました。挨拶の中で、JSPSには事業ガイダンスを例年実施してもらっており、JSPSの手厚い研究助成について、今年も多くの情報提供を期待しているとお伝えいただきました。

臼井国際協力員

続いて、冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

Dr.Suratwadee

そして、論博事業経験者のDr.Suratwadee Jiwajindaから、ご自身の経験に基づいたアドバイスをいただきました。

質疑応答では、多数の質問をいただきました。特に、ホストとなる日本人研究者をどのように探せばいいのかに関心が集まっていました。
(参考)
Research Map (https://researchmap.jp/)
JSPS-Researchers Network (https://www-jsps-net.jsps.go.jp)

Dr.Suratwadee Jiwajindaからも、体験に基づいた補足説明をいただくなど、参加者にとって有意義な説明会となりました。

集合写真

2019年6月27日、日本学生支援機構(JASSO)の山本剛留学生事業計画課長、萩原隆史ベトナム事務所所長、野田寿美香留学生事業計画課職員が当センターを来訪されました。

現在、JASSOおよびJSPSは共同して、オフィスの移転を検討しています。この日は、その打ち合わせのためにお越し下さいました。

打ち合わせの際、当センターからは、JSPSの国際事業に関する最新動向について情報提供し、意見交換などをさせていただきました。

荻原ベトナム事務所所長(左から1人目)、山本留学生事業計画課長(同2人目)、野田留学生事業計画課職員(同3人目)

2019年6月25日(火)、在タイ日本国大使館で第19回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

第19回在タイ大学連絡会でも、多くの大学関係者の参加がありました。

第1部の講演会では、以下2件の講演が行われました。

「TNIが受け入れている日本人学生のタイでのインターンシップ事例」
水谷 光一
(泰日工業大学学長室産学連携担当)

水谷泰日工業大学学長室産学連携担当

15:15
「バンコクの都市鉄道の現状と課題」
Dr.Surasak Taweesilp
(Managing Director A21 Consultant Co.,Ltd.)

Dr.Surasak

第2部の連絡会では、以下の事柄に関して、協議および意見交換がなされました。

・京都大学が、5番目の幹事校を引き受けること。
・5つの幹事大学同士で、今後、幹事大学の役割について協議すること。
・規約等のない現状を踏まえ、今後、適切な組織としてのJUNThaiの体制を検討していく必要があること。

会場の様子

2019年6月25日、京都工芸繊維大学の橋本和也国際課長が来訪されました。
橋本課長は、平成30年度までJSPS本部の国際事業部で勤務されており、当センターでも、大変お世話になっていました。

この日は、ご挨拶と情報収集のためにいらっしゃいました。

橋本課長からは、京都工芸繊維大学の概要と、国際交流の状況について詳しい説明をいただきました。京都工芸繊維大学の長所を更に伸ばし、国際交流を更に推進していきたいとのことでした。また着任から3ヶ月となる国際協力員へ、あたたかいエールもいただきました。

当センターからは、JSPSの国際事業について最新情報を提供させて頂き、今後も各種支援をさせていただくことをお伝えいたしました。

橋本国際課長〈左から2人目)

2019年6月24日(月)、明星大学の内田富男教育学部教育学科教授が、当センターを来訪されました。

内田教授は今回、当センターの近所にキャンパスのあるシーナカリンウィロート大学にご出張され、その際に当センターにお立ち寄りいただいたものです。

明星大学は、東京都日野市にキャンパスを構える私立大学です。伝統的に教員養成系に強い大学ですが、これまでいわゆる国際化、グローバル化への対応に課題を持っていたそうです。今回、同じく教育系に強みを持つシーナカリンウィロート大学を訪問し、授業見学を行いつつ、日本語教育や教授法、語学研修プログラム等に関する意見交換を行い、将来の明星大学の国際化ビジョンを考えたいとのことでした。

当センターとの意見交換では、JSPSの各種国際事業を紹介しつつ、ASEAN諸国の研究者交流状況について説明させていただきました。また、教育機関の国際化事例としてユネスコスクール事業や国連の開発目標であるSDGsの動きについても意見交換を行いました。
内田教授は意見交換の中で、明星大学では国際化への課題が山積みの状況だが、まず何ができるのかを見極め、その可能性を探っていきたい。少しでも学生に刺激を与えるような取り組みを実施したい、と仰っていました。

内田教授(左)

2019年6月24日(月)、岡山大学の村田芳行環境生命科学研究科教授、稲森岳央グローバル・パートナーズ准教授、鳥越麻美日本留学情報センター留学コーディネーター、三枝美織プロジェクト・オフィサーが、当センターを来訪されました。

岡山大学は、文部科学省の委託事業である「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」の実施校に採択されています。今回は同事業の今後の展開に向けてさらに留学生を増やすべく各種情報収集にお越しになりました。
当センターとの意見交換では、当センターよりタイにおける日本の大学の活動概要やJUNThai(在タイ大学連絡会)の説明、その他、JSPSの各種国際事業の紹介や実施実績、JSPS同窓会の活動等について説明させていただきました。
村田教授からはこれまでのご自身の経験から、かつてJSPSの国際事業をきっかけに研究者の交流が継続的に始まり、それが現在の留学生の受け入れや派遣につながっているようなケースもあり、JSPSの国際事業がきっかけとなってこうした循環作用を起こしている、とのお話をいただきました。
一行はそのあと、日本学生支援機構(JASSO)およびタイ王国元日本留学生協会(OJSAT)とも意見交換をおこないました。タイの学生の留学へのニーズ等有益な情報を得られたようでした。

鳥越留学コーディネーター(左から1人目)、稲盛准教授(同2人目)、村田教授(同3人目)、三枝プロジェクト・オフィサー(同5人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年6月28日(金) 14:00-15:30(受付は13:30から開始)
会 場:カセサート大学
Bunga Saree meeting room, Central Laboratory and Greenhouse Complex
講演者:Dr. Suratwadee Jiwajinda (論博事業経験者)

2019年6月7日(金)、タイ北部チェンマイ県にあるチェンマイ大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学は1964年に設立された国立総合大学です。今回の事業説明会は約25名の方にご参加いただきました。

説明会に先立ち同大学副学長のDr. Sampan Singharajwarapanを表敬訪問し、当会事業の、近年の採択状況等について情報交換しました。

Dr. Sampan〈左から5人目〉

説明会では、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。参加者は、説明を熱心に聞き入っていました。

山下センター長

会場の様子

その後、当会の論博事業経験者であるDr. Phonpat Hemwanと、研究拠点形成事業経験者であるDr. Wasu Pathom-areeに、ご自身の経験をお話しいただきました。
2人のお話から、日本の研究者や学生と交流することで、ご自身の研究に大きなプラスになったことがうかがえました。

Dr. Phonpat

Dr. Wasu

2019年6月6日(木)、タイ最北部チェンラーイ県のメーファールアン大学でJSPS事業説明会を実施しました。

今回は約20名の方にご参加いただきました。

会場の様子

冒頭に同大学副学長のDr. Sujitra Wongkasemjitから歓迎のご挨拶及び大学のご紹介をいただきました。

Dr. Sujitra(左)と山下センター長(右)

続いて、山下センター長から当会の概要説明、冨山副センター長から外国人研究者招へい事業、研究拠点形成事業等、各種国際事業の説明を行いました。

出席者からは、具体的な質問が寄せられ、当会の国際事業に対する関心の高さを伺うことができました。

そして、フェローシッププログラム経験者のDr. Sutthiwal Sethaから、当時の様子についてお話しいただきました。
参加者は、説明に熱心に聞き入っていました。

Dr. Sutthiwal

集合写真

2019年6月4日(火)、関西大学 の武市学国際事務局国際連携グループ課長、同グループの田中勝雅課長補佐が当センターを来訪されました。

関西大学は、チュラロンコン大学に「関西大学バンコクオフィス」を設け、研究・教育活動を推進しています。

今回は、関西大学の国際プロジェクトを推進されている武市課長と田中課長補佐が、ご挨拶と情報交換のためにお越し下さいました。

当センターからは、二国間交流事業および研究拠点形成事業などをご説明しました。

武市課長と田中課長補佐からは、JSPS事業をこれまで以上に活用していきたい旨、および、東南アジアでの研究推進に関して、今後も積極的に情報収集していきたい旨をお話しいただきました。

田中課長補佐(左から2人目)、武市課長(同3人目)

2019年6月3日(月)、在タイ日本国大使館で開催されたJUNE Fairに参加しました。

JUNE Fairは、在タイ日本国大使館と日本学生支援機構(JASSO)が共催しているイベントです。日本政府国費外国人留学生(研究留学生及び学部留学生)のタイ国内申請期間に合わせて実施することで、日本への留学を促進することを目的としています。

JUNE Fair初日となった当日は、20近い大学・日本語学校等がブースを設けました。
さらに資料コーナーでは、ブースを出展していない機関のパンフレットも、数多く入手することができます。

タイの祝日にも関わらず、多くの学生がイベントを訪れ、各ブースの説明を熱心に聞き入っていました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程①】
日 時:2019年6月6日(木) 10:00-11:15(受付は9:30から開始)
会 場:メーファールアン大学 E-Park Building 3階 Chongkho Meeting Room
講演者:Dr. Sutthiwal Setha (チェンマイ大学講師・フェローシップ経験者)

【日程②】
日 時:2019年6月7日(金) 10:00-12:00(受付は9:30から開始)
会 場:チェンマイ大学 事務局Phraya sriwisarnwaja Hall
講演者:Dr. Phonpat Hemwan(チェンマイ大学講師・論博事業経験者)
    Dr. Wasu Pathom-aree(チェンマイ大学助教・研究拠点形成事業経験者)

2019年5月28日(火)、三重大学の西村訓弘副学長、日下清佳研究員、市川豊主任、三重県雇用経済部の生川哲也課長が来訪されました。

三重大学は、地域創生戦略企画室(SPORR)を設置し、戦略的なプロジェクト(地域創生プロジェクト)を企画・展開しています。

そのなかで、三重大学と三重県は、産学官の取り組みの一環として、新たな事業を立案中とのことです。このたび、タイへ出張するのに合わせ、当センターにもお立ち寄りくださいました。 

この日は、情報交換を主に行いましたが、西村副学長のお話の中で、「地方の大学だからこそ実現可能なことがあり、地方の大学だからこそ日本に還元できるものがある」という言葉が印象的でした。
また、より多くの学生が、海外留学や、海外でキャリアアップすることに目を向けてくれるよう、新しい取り組みを検討中とのことでした。

当センターからは、JSPSの概要、および外国人研究者招へい事業などの国際交流事業についてご説明しました。

当センターでは引き続き、日本の大学の、東南アジアにおける活動支援に取り組んで参ります。

日下研究員(左から2人目)、生川課長(同3人目)、西村副学長(同4人目)、市川主任(同6人目)

日下研究員(左から2人目)、生川課長(同3人目)、西村副学長(同4人目)、市川主任(同6人目)

2019年5月16日(木)、京都大学ASEAN拠点の縄田栄治所長、柴山守京都大学名誉教授、斎藤知里副所長、藤枝絢子副所長が当センターを来訪されました。

縄田所長のご訪問は初めてであり、前所長の柴山名誉教授とともにご挨拶にお越しくださいました。

この日は、縄田所長から京都大学ASEAN拠点の概要について改めてご説明をいただきました。京都大学の教育や研究を、これまで以上に発展させることができるよう、京都大学ASEAN拠点が一丸となって取り組むということです。

当センターからも、JSPSの事業の説明を行いました。

当センターでは引き続き、日本の大学の、東南アジアにおける活動支援に取り組んでいきたいと考えております。

柴山名誉教授(左から2人目)、縄田所長(同3人目)、藤枝副所長(同5人目)、斎藤副所長(同6人目)

柴山名誉教授(左から2人目)、縄田所長(同3人目)、藤枝副所長(同5人目)、斎藤副所長(同6人目)

2019年5月15日(水)、今年度第1回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。
冒頭、タイの新年を祝う催しがありました。タイの伝統様式に則ったもので、JSPSをはじめ、JAATやNRCTのメンバーが参加しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年2月21日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の承認
2. 新規加入理事の承認
3. 会計報告
4. JSPS-NRCT-JAAT共催シンポジウムの開催時期・テーマ

JSPS-NRCT-JAAT共催シンポジウムは、今年の秋に開催することになりました。

新年を祝う催しの様子

新年を祝う催しの様子

理事会の様子

理事会の様子

(前列左から)Jiraporn副会長、Porphant会長、Busba前会長、山下センター長

(前列左から)Jiraporn副会長、Porphant会長、Busba前会長、山下センター長

2019年5月14日(火)、日本医療研究開発機構(AMED)シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)の堀洋樹所長が当センターを来訪されました。

堀所長は、当センターには初めての来訪になります。この日は、ご挨拶と、情報交換のためにお越し下さいました。

堀所長からは、日本医療研究開発機構の概要をご説明いただきました。

当センターからは、外国人研究者招へい事業 や、研究拠点形成事業 などの国際交流事業についてご説明しました。
堀所長からは、特に、JSPS同窓会(英語ページに遷移します)はユニークな取組みと思うので、今後の参考にしたいとコメントをいただきました。

最後に、日本医療研究開発機構と当センターの間で、引き続き、協力関係を維持・発展させていくことを確認しました。

堀所長(左から2人目)

堀所長(左から2人目)

2019年5月14日(火)、九州工業大学 の学務部学務課西野貴子教育企画係長が当センターを来訪されました。

九州工業大学では、バンコクで学生海外派遣プログラムを実施しています。
この日は、今年度の夏に予定されているプログラムの実施に向け、スケジュール調整および情報交換のためにお越しになりました。

当センターからは、プログラムの充実と円滑な実施のための、各種情報提供をさせていただきました。さらに、学生が当センターを訪問された際は、当センターの概要・業務説明をさせて頂く予定です。

西野教育企画係長(左から3人目)

西野教育企画係長(左から3人目)

2019年5月12日、キングモンクット工科大学ラカバン校で開かれた、タイ高専KOSEN-KMITL開校式・入学式に出席しました。

(高専機構について;国立高専機構ホームページ

産業発展の著しいタイでは、技術者の育成が急務とされています。
タイ高専は、日本型高専教育(KOSEN)モデルを取り入れ、即戦力となる実践的創造的技術者の育成を行うため開校されました。
日本側にも、日本式の教育を輸出することで、日系企業のニーズに応える人材を供給するほか、日タイ交流をはじめとしたメリットがあります。
この日は、日本から、高専機構の校長をはじめ多くの関係者が駆けつけ、盛大な開所式・入学式となりました。

谷口高専機構理事長

開所式・入学式のなかで、谷口高専機構理事長から「学生には、高専スピリットを持って欲しい」という言葉がありました。タイ高専の学生は、日本式の教育によって専門知識や技術者として必要な学問知識や技術を学びます。更に、タイ高専が用意する学習プログラムを通して、国際感覚に長けた創造的なリーダーとなることが期待されています。

2019年5月9日(木)、HR Japanの藤井誠代表理事、武井歴職員が当センターを訪問されました。

HR Japanは文部科学省の「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の認定を受け、日本型ビジネスに対する理解を持つタイ人人材育成を推進する「タイ大学生ビジネス人材育成事業」にタイの大学と協働で取組まれています。

さらに、タイの大学および三重大学ならびに三重県と連携し、タイの大学生が、三重県に所在する企業でインターンシップを行うことができるよう、取り組みを進めているということです。

この日は情報交換のためにお越しくださいました。

三重県の産学官を、国境を超え、タイの大学生と結びつける計画は、大変ダイナミックな取り組みと感じました。
また本年度の国際協力員の臼井は、三重大学からの派遣ですので、関連のあるトピックを多く共有いただきました。

当センターでは引き続き、タイに事務所を置く大学などに関する情報提供を行うことをお約束しました。

藤井代表理事(左から2人目)、武井職員(同3人目)

藤井代表理事(左から2人目)、武井職員(同3人目)

2019年4月24日(水)、当センターを先日訪問された、Nguyen Quynh Houngさんのご案内で、アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)を特別に見学させていただきました。

UNESCAPは、国際連合の主要機関である「経済社会理事会」が担当する地域経済委員会の一つです。アジアと太平洋地域の経済発展、および開発のための調査・研究や勧告等で大きな成果を挙げています。また、本部をバンコクに設置しています。

最初に、UNESCAPに関する詳しいご説明と質疑応答をいただきました。複数の日本人スタッフが勤務されており、国際的な業務にそれぞれ従事されているとのことでした。

その後、国際会議場や専用図書館、コワーキングスペースなど、様々な場所をご案内いただきました。移動する中でも、UNESCAP職員の方々が、国籍を超えて、熱心にディスカッションしている様子を垣間見ることができ大変印象的でした。

今回の見学は、Nguyen Quynh Houngさんはもちろんのこと、以前から同氏と連絡を取り合っていた、2018年度の国際協力員のご協力があって実現しました。この日は、人的ネットワークを作ることの大切さを学んだ1日でもありました。

Nguyen Quynh Houngさんは4月末に、立命館大学大学院国際関係研究科に戻る予定です。見学の最後に、我々から、及ばずながらエールを送らせていただきました。

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加工済み 山下先生_R
加工済み 図書館_R

2019年4月19日(金)、在タイ日本国大使館の久芳全晴一等書記官が当センターを訪問されました。

久芳書記官は今年大使館勤務の2年目を迎えられます。着任以来、当センターも様々な場面でお世話になっております。また、当センター活動報告「バンコクの風」の最新号では、特集記事のご寄稿もいただきました。

今回は4月から着任しました当センターの新人国際協力員への激励も兼ね、情報交換のためにお越し頂いたものです。

タイにおける日本の高専教育や、地方留学説明会等について、あるいは業務を離れて、タイの生活情報について多様な情報をいただきました。

赴任したばかりの国際協力員にとっても有益な話ばかりで、これからのバンコクでの業務のモチベーションアップにつながりました。

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官(左から2人目)

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官(左から2人目)

立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程のNguyen Quynh Houngさんが当センターを訪問されました。

Nguyenさんはベトナム出身で、現在 UNESCAP (United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific) で、国際的な業務に携わるインターンをされています。今年1月にも、当センターの活動に興味を持ったことがきっかけで来訪いただきました。

本日は、今年4月末に日本に戻る予定のため、ご挨拶にきてくださいました。

Nguyenさんからは、UNESCAPでの、多岐にわたる業務内容についてお話しいただきました。世界の人々に関係する仕事ができ、大きなやりがいを感じているとの言葉が印象的でした。
またタイとベトナム、そして日本の、食文化や言葉に話が及び、刺激的な時間を共有することができました。

Nguyenさん(右から2人目)

Nguyenさん(右から2人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、在タイ日本国大使館 久芳 全晴一等書記官に「教育学術分野における日タイ教職の取組と展望」と題してご寄稿頂きました。

「バンコクの風 2018 Vol.4」

2019年4月10日(水)、京都大学ASEAN拠点の森井庸介職員、同拠点の斎藤知里副所長が当センターを来訪されました。

京都大学は独自の職員海外派遣プログラムにより若手事務職員をASEAN拠点に派遣しています。森井職員は同プログラムにより、今年度4月より1年間バンコクで勤務されるそうです。

この日は、ご挨拶を兼ねてお越しいただきました。

お話の中で、在タイ大学連絡会(JUNThai)に関する情報交換などを行いました。また、今後も良好な協力関係を築いていくことを改めて確認しました。

森井職員(左から4人目)、斎藤副所長(同5人目)

森井職員(左から4人目)、斎藤副所長(同5人目)

2019年4月5日(金)、大阪大学ASEAN拠点長の久田均特任教授、同大学の生物工学国際交流センターの藤山和仁教授が当センターを訪問されました。

久田特任教授は、今年度から大阪大学ASEAN拠点長として就任されました。大阪大学のASEAN拠点は幅広い活動が見込まれています。そのため久田特任教授は、今後の関係発展のために、各機関へのご挨拶や情報共有をされているとのことです。
(大阪大学ASEAN拠点についてはこちら

当センターからは、学術研究への助成や、学術に関する国際交流の促進に関する事項を、今後も情報提供していくことをお伝えしました。また「外国人研究者招へい事業」、「研究拠点形成事業」、「論博事業」に関しては、東南アジアの研究者からの関心が高いことから、詳細に説明させていただきました。

久田特任教授からは、JSPSの各制度に関して情報収集したいこと、また、当センターとの良好な関係をこれからも維持していきたい旨、お話しいただきました。

大阪大学 久田ASEAN拠点長(左から3人目)、藤山生物工学国際交流センター長(同4人目)

大阪大学 久田ASEAN拠点長(左から3人目)、藤山生物工学国際交流センター長(同4人目)

2019年4月2日(火)、当センターに新しいスタッフ2名が着任しました。

・国際協力員 臼井 真希(三重大学)
・国際協力員 濱端 悠祐(東北大学)

国際協力員の2名は、1年間の任期で勤務します。

また、新原卓前国際協力員、簑輪知佳前国際協力員はそれぞれ九州大学、新潟大学に帰任しました。

山下邦明センター長は8年目 、冨山大副センター長は2年目のご勤務です。

今年度も、バンコク研究連絡センターが一丸となって、ますます精力的な活動に努めてまいります。
引き続き当センターへの温かいご支援をお願い申し上げます。

臼井国際協力員(左から2人目)、濱端国際協力員(同4人目)

臼井国際協力員(左から2人目)、濱端国際協力員(同4人目)

2019年4月1日(月)、九州大学大学院人間環境学研究院の木村拓也准教授と江口潔准教授が当センターを訪問されました。

九州大学では教育学部が今年1月にタイのナコンシタマラートの柳川高等学校附属タイ中学校と高大連携についてのMOUを締結しました。今回、木村准教授と江口准教授は同中学校の卒業式にご参加され、その際に当センターをご訪問いただいたものです。

現在、九州大学では学生の海外経験を増やすための方策を検討されています。木村准教授からは特に学部初期段階での海外経験というものが、海外に触れるファーストステップとして重要であるとのお話をいただきました。このあと両先生はタイの大学を訪問され、学部1・2年生向けのスタディツアーの企画について意見交換をされるとのことでした。

当センターからは山下センター長より、タイにおける教育・学術交流の概要や、他の日本の大学が実施しているスタディツアー等の紹介、関係する諸機関の紹介等をさせていただきました。

木村准教授(左から2人目)、江口准教授(同4人目)

木村准教授(左から2人目)、江口准教授(同4人目)

2019年3月29日(金)、東亜大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授が当センターを訪問されました。

東亜大学では現在、東南アジアを中心に留学生のリクルート活動を推進しているそうです。今回は毎年8月に開催されるJASSO留学フェアをはじめ、東南アジアの留学生状況等についてJASSOタイ事務所に情報収集にお越しになり、その際に当センターに立ち寄られたものです。

東亜大学は在タイ大学連絡会(JUNThai)の幹事校でもあり、当センターでは山下センター長とJUNThaiについての意見交換をされました。また、新しい大学パンフレットもご持参いただきました。

平松准教授(中央)

平松准教授(右)

2019年3月22日(金)、東京大学大学院理学系研究科化学専攻の坂本良太助教が当センターを訪問されました。

坂本助教は当会の科研費をはじめ様々な競争的資金を積極的に活用しておられ、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(さきがけ)の研究課題「超空間制御と革新的機能創成」にも研究メンバーとして参画しておられます。

また、過去にストラスブール大学で客員教授を務めておられた際に当会のストラスブール研究連絡センターを訪問されたご経験もあるということでした。

当センターからはタイでは近年どういった研究分野がJSPS事業に採択されているかといったことや、その他JSPS同窓会の活動状況、各国際事業について情報提供させていただきました。

坂本助教(中央)

坂本助教(中央)

2019年3月19日(火)、マレーシア・ペナンのマレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM)でJSPSマレーシア同窓会設立に向けた決議総会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。

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この総会は、マレーシア国内でJSPS同窓会結成の目処がたったため、初期会員となる約40名の最終的な意思確認と同窓会長やその他理事会役員を決定するために行われたものです。なお、正式な同窓会設立は今後JSPS本部役員会の承認を待つことになります。

午前の部は学術シンポジウム形式で行われ、山下センター長が「Making possible the impossible – special reference to Japan -」と題したJSPSの概要説明を兼ねた講演を行いました。その後、以下4名のJSPS事業経験者による、日本・マレーシア間の研究交流事例共有が行われました。

1. Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar (Vice-Chancellor, Universiti Malaysia Terengganu)

2. 藤田敏彦グループ長(国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ)

3. Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail (Deputy Vice-Chancellor, Universiti Teknologi Malaysia)

4. Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai (Director, Centre for Marine & Coastal Studies, Universiti Sains Malaysia)

山下センター長

山下センター長

Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar

Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar

藤田敏彦グループ長

藤田敏彦グループ長

Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail

Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail

Prof. Dato' Dr. Aileen Tan Shau Hwai

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai

引き続き行われた午後の部では、改めて山下センター長から、同窓会設立の意義や外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship)について説明があった後、USM学長(Vice-Chancellor)のProf. Datuk Dr. Asma Ismailから同窓会の設立宣言が行われました。

Prof. Datuk Dr. Asma Ismailによる同窓会設立宣言

Prof. Datuk Dr. Asma Ismailによる同窓会設立宣言

その後、同窓会設立の実行委員長役を務めておられたUSM副学長(Deputy Vice-Chancellor)のProf. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamedから同窓会理事会の構成について説明があり、その場で初代理事会役員の人選を行いました。

議論の結果、初代同窓会長は前述のProf. Datuk Dr. Asma Ismailが務めることになり、その他マレーシアの有力大学の学長・副学長級の研究者が多く理事会役員に名を連ねました。理事会の強力なリーダーシップのもと、活発な活動が期待されます。

なお、JSPSマレーシア同窓会の設立にあたっては日頃からUSM日本文化センターの副田雅紀センター長に現地の調整役を務めていただき、大変ご尽力いただいております。この場を借りて御礼申し上げます。

理事会役員の集合写真

理事会役員の集合写真

Prof. Dato' Dr. Aileen Tan Shau Hwai(左)、Prof. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamed(中央)

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai(左)、Prof. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamed(中央)

USM外観

USM外観

集合写真

集合写真

2019年3月18日(月)にチュラロンコン大学で、ASEAN University Network(AUN)と国立六大学国際連携機構(SUN/SixERS)によるアカデミックセミナー”Study in Japan”が開催され、簑輪国際協力員が出席しました。

このセミナーは、SUN/SixERSが協働して海外でアカデミックセミナーを実施するために「スーパーグローバル大学創成支援事業」の追加交付を岡山大学が申請し、採択されたことをきっかけとして実施され、主に大学院生を含む研究者に対してSUN/SixERSに加盟する大学の研究の紹介や、日本での研究生活を送るための情報提供を行うことを目的としています。

このイベントでは三名の日本留学経験者による留学経験談の発表や、二名の日本人研究者による研究紹介プレゼンテーションが行われ、日タイ双方の参加者たちは熱心に耳を傾けていました。講演者と講演タイトルは以下の通りです。

講演者:岡山大学 医歯薬学総合研究科 竹居 孝二 教授

講演タイトル:Cell Shape: When cell changes its shape, what’s going on inside?

講演者:金沢大学 人間社会研究域人間科学系 西本 陽一 教授

講演タイトル:Study of Intangible Cultural Heritages: Case of Aenokoto Ritual in Japan

日本での研究生活について語るタイ側スピーカー

日本での研究生活について語るタイ側スピーカー

竹居教授

竹居教授

西本教授

西本教授

また、会場にはSUN/SixERSの各大学と、国際交流基金日本学生支援機構がブースを構え、日本留学に関する学生からの質問や相談に応じていました。

会場の様子

会場の様子

本セミナーでは日本での研究生活に対する、タイの研究者や学生の関心の高さを伺うことができました。今後ASEAN諸国や中国などでも同様のセミナー実施が検討されているとのことで、SUN/SixERSの国際的な活動の展開が期待されます。

 

集合写真

集合写真

2019年3月18日(月)、東京経済大学現代法学部の中川純教授が当センターを訪問されました。

中川教授は科研費基盤研究(C)に採択されており、『障害者雇用における「統合雇用モデル」の研究:障害者の「できる」に対する理念・政策』という研究課題に取り組まれています。主にアメリカやカナダでの障害者雇用施策をテーマとされているということですが、範囲を広げ、タイにおいても同様の調査のため出張されています。

当センターからは二国間交流事業研究拠点形成事業といった各種国際事業のご紹介や、学生をバンコクへ派遣される際には業務説明会等のご対応が可能な旨お伝えしました。

中川教授(左から2人目)

中川教授(左から2人目)

2019年3月14日(木)、九州工業大学の学生17名と人事課職員共済係の佐藤仁美職員が当センターを訪問されました。

御一行は同大学の学生海外派遣プログラム「Thailand SDGs Study Program」でタイに滞在されています。期間中、日系企業や日本の独立行政法人等のタイ事務所、在タイ日本国大使館等を訪問し海外で働く日本人の声を聞くことで、学生が将来海外で活躍することを考える機会とすることが期待されています。

今回は、同じフロアに事務所を構えている国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)と合同で各機関の概要・業務説明を行いました。

当センターからは新原国際協力員が科研費に代表されるJSPSの各種事業や海外研究連絡センターの役割について説明を行いました。

山下センター長

山下センター長

Japan Foundation

Japan Foundation

JASSO

JASSO

JSPS

JSPS

集合写真

集合写真

2019年3月13日(水)、明治大学理工学部建築学科の田中友章専任教授・学長室専門員が当センターを訪問されました。

明治大学は平成28年度大学の世界展開力強化事業タイプBに採択されており、「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」という事業を推進されている最中です。田中教授は関係用務のためタイに出張中で、3月11日の在タイ大学連絡会にも出席されました。

今後同事業と関連した国際共同研究チームを立ち上げ、JSPS研究拠点形成事業等への申請をご検討とのことで、情報収集を兼ねて当センターへお越しいただいたものです。

当センターからは研究拠点形成事業のほか二国間交流事業論博事業についてもご説明し、ご参考になるよう情報提供させていただきました。

田中専任教授(中央)

田中専任教授(中央)

2019年3月12日(火)、京都産業大学経営学部の学生3名が同学部の大杉卓三准教授の引率で当センターを来訪されました。

学生3名は大杉准教授のゼミに所属しており、今回はゼミの活動の一環としてバンコクの日系機関等の訪問をされています。3名ともタイは初めて、うち2名は初の海外とのことで、日本と大きく異なる環境に刺激を受けている様子でした。

大杉准教授は次年度に経営学部で海外研修を新たに開始される予定ということで、その予行演習も兼ねての学生引率とのことでした。

当センターからはJSPSの業務内容や海外センターの役割等についてご説明をさせていただきました。

学生3名と大杉准教授(右から2人目)

学生3名と大杉准教授(右から2人目)

2019年3月11日(月)、在タイ日本国大使館で第18回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

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第1部の講演会では、以下3件の講演が行われました。

「九州大学の国際戦略」
新原卓氏(JSPSバンコク研究連絡センター国際協力員(九州大学))

“The Irony of the Thai Middle Class in Democratic Transition and Consolidation”
Dr. Kanokrat Lertchoosakul (Lecturer, Department of Government, Chulalongkorn University)

「数字で見るタイの教育事情 -基礎教育段階を中心に-」
安宅理恵氏(東京農工大学

新原氏

新原氏

Dr. Kanokrat

Dr. Kanokrat

安宅氏

安宅氏

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第2部の連絡会では、直前に開催されたワーキンググループを代表して、京都大学ASEAN拠点の柴山所長から以下の報告がありました。

前回決定された在タイ大学連絡会の情報公開について、連絡会の概要および参加校が閲覧できるページがJSPSバンコク研究連絡センターのウェブサイト「タイにおける日本の大学」上で公開済みである。

・前回議論された「常任幹事(任期2-3年、仮称)」の設置について、ワーキンググループ内で京都大学ASEAN拠点にお願いしたいとの意見があった。大学本部に確認が必要なため、可否の回答期限は次回の連絡会(6月)までとさせていただきたい。その間、常任幹事を務めたいという大学が出てきた場合にはその大学にお願いをしたい。

その他、今回の連絡会をもって幹事校の任期(1年)が終了となった大分大学と東洋大学に代わり、新たに横浜国立大学と上智大学が幹事校となることが確認されました。

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

横浜国立大学・中村教授

横浜国立大学・中村教授

上智大学・廣里教授

上智大学・廣里教授

会場の様子

会場の様子

2019年3月8日(金)、マヒドン大学サラヤキャンパスで「Mahidol 環境学教育・研究拠点」開設記念シンポジウムが開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。

この研究拠点は京都大学が「指定国立大学法人」として取り組んでいるOn-site Laboratory(海外の大学との協働による現地運営型研究室)の一つで、京都大学地球環境学堂とマヒドン大学の環境学分野における共同研究拠点となることが期待されています。

マヒドン大学学長代理(Acting President)のProf. Banchong Mahaisavariyaへの表敬訪問には当センタースタッフも同行させていただきました。

Prof. Banchong Mahaisavariya学長(左)

Prof. Banchong Mahaisavariya学長代理(左)

シンポジウム午前の部では、山下センター長が日本とタイの学術交流について、JSPS国際事業の紹介も交えながら講演を行いました。
午前の部終了後にはマヒドン大学工学部内の研究室ツアーもあり、充実した環境の中で今後京都大学との交流が発展していくことが伺えました。

山下センター長

山下センター長

集合写真

集合写真

2019年3月7日(木)、国立高等専門学校機構(高専機構)から以下3名の方々が当センターを訪問されました。

・堀江振一郎 特命教授・国際総括参事
・加納誠二 教授・教育参事
・高橋雅之 執行調整役

近年、タイでは優秀な技術者育成のため日本の高専教育が注目されています。昨年5月にはタイ初となる5年制の高専コースが開講され、当センターも開講記念式典に出席させていただきました。

高専機構はタイ教育省内にリエゾンオフィスを設置していることもあり、タイ政府との密な関係のもと、今後も高専教育のタイでの展開に取り組まれるということです。

JSPSの国際事業は高専の常勤教員も申請資格があるため、外国人研究者招へい事業や二国間交流事業等を是非ご活用いただきたい旨お伝えしました。

高橋執行調整役(左から3人目)、堀江教授(同4人目)、加納教授(同6人目)、久芳一等書記官(同7人目)

高橋執行調整役(左から3人目)、堀江教授(同4人目)、加納教授(同6人目)、久芳一等書記官(同7人目)

2019年度「卓越研究員事業」の公募が公表されました。
本事業は、若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できる環境を実現するとともに、全国の産学官の研究機関をフィールドとして活躍し得る新たなキャリアパスを提示することを目的として、文部科学省において実施する事業です。

本事業では、優秀な博士人材の採用を希望する研究機関からポストを提示していただき、並行して当該ポストに就きたい若手研究者からの申請を受け付けます。申請のあった若手研究者の中から、文部科学省が優秀な人材を「卓越研究員候補者」として選考し、「卓越研究員候補者」とポスト提示機関との当事者間交渉の結果、提示されたポストに「卓越研究員候補者」が採用された場合に、「卓越研究員」として支援を行う事業です。

申請者(若手研究者)の申請期間は、2019年3月22日(金)10:00~4月24日(水)17:00 (日本時間)です。
※申請開始日は変更になる場合があります。
※申請要件等については公募要領をご確認ください。

2019年度の研究機関からの提示ポストは、下記ウェブサイトにて公開しています。
2019提示ポスト:https://www.jsps.go.jp/j-le/post_list.html

【主なスケジュール】
2月下旬~ ポスト公開開始
3月22日 若手研究者の申請開始
4月24日 若手研究者の申請締切り
5月~6月 候補者選考に係る審査
7月上旬 選考結果の通知(卓越研究員候補者の決定)
7月上旬~9月 当事者間交渉(この期間より前に連絡が必要なポストもあります。詳細はポスト情報を確認してください。)
10 月上旬以降 卓越研究員の決定、採用機関において卓越研究員としての研究活動開始

ご興味のある方は、下記ウェブサイトにアクセスし、公募要領等をご確認ください。
日本学術振興会卓越研究員事業HP:https://www.jsps.go.jp/j-le/index.html
文部科学省卓越研究員事業HP:http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm

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2019年3月5日(火)、九州大学から以下5名の方々が当センターを訪問されました。

・九州大学病院ARO次世代医療センター副センター長 杉山大介 教授
・九州大学病院ARO次世代医療センター 永井勝幸 特任准教授
先端融合医療創成センター 大脇敏之 特任准教授
大学院医学研究院 二井偉暢 助教
・大学院医学系学府医科学専攻修士課程 今野克洋さん

御一行は平成30-32年度の二国間交流事業(タイとの共同研究)に採択されている研究課題「生理活性ペプチドを応用したヒト臍帯血造血幹細胞増殖法の開発」の一環でタイ出張中であり、タイ側代表機関のマヒドン大学と共同研究に関する打ち合わせを行われています。用務の合間の時間に当センターへ当該課題の近況報告ということでお越しいただき、順調にプロジェクトが進行していることが伺えました。

研究の成果を実社会で応用するために産官学の連携にも力を入れておられる杉山教授からは、教員と事務職員の協働や人事制度に対するご意見等、興味深いお話を伺い、意見交換させていただきました。

大脇特任准教授(左端)、二井助教(左から3人目)、杉山教授(同5人目)、永井特任准教授(同6人目)、今野さん(同7人目)

大脇特任准教授(左端)、二井助教(左から3人目)、杉山教授(同5人目)、永井特任准教授(同6人目)、今野さん(同7人目)

2019年3月4日(月)、拓殖大学国際部国際課の染谷和男課長が当センターを訪問されました。

拓殖大学は2020年に創立120周年を迎える歴史の長い大学で、日本語教育別科もあり外国人留学生は約1,000人在籍しています。染谷課長は週末にバンコクで行われていた日本留学フェア参加のため出張されており、情報交換のため当センターへお越しいただいたものです。

2012からチェンマイに拓殖大学タイ連絡事務所を設置されており、タイ国内の大学との学術交流や学生向けに積極的に広報等を行われていますが、今後の事務所運営体制の方向性についてもお話を聞かせていただきました。

当センターからは当会の外国人研究者招へい事業等をタイとの交流発展に活用いただきたい旨お伝えしました。

染谷課長(左から2人目)

染谷課長(左から2人目)

日本学術振興会では、研究者養成事業の一環として、「日本学術振興会賞」を設け、優れた若手研究者を顕彰しています。

この賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。
(本賞は、海外在住の日本国籍を有する研究者も対象としています。また、海外在住の日本国籍を有する研究者からの個人推薦も受け付けています。)

受付期間:平成31年4月4日(木)~9日(火)17:00
対象分野:人文学、社会科学及び自然科学にわたる全分野
対象者 :45歳未満の博士号取得者(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む)
※詳しくはHPをご覧ください。

◆日本学術振興会賞ページ(URL)
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/index.html

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2019年3月4日(月)、JSPSバンコク研究連絡センターで平成31年度外国人研究者再招へい事業(BRIDGEフェローシップ)の選考委員会を開催しました。

同事業はJSPS同窓会の正規会員が対象となっており、採用者は平成31年度に最長30日間日本の大学等で研究を行うことができ、当会が往復航空券や滞在費を支給します。各国のJSPS同窓会が選考委員会を組織し候補者の選考を行い、JSPS本部に推薦を行う形をとっています。

今年は6名から申請書の提出があり、選考委員会での議論の結果、3名をJSPS本部へ推薦することとなりました。

選考委員会の様子

選考委員会の様子

2019年3月4日(月)、首都大学東京管理部国際課国際連携係の黒田康正主任と阿部俊明主事が当センターを訪問されました。

今回お二人は週末にバンコクで行われたjeducation(ジェイエデュケーション)主催の日本留学フェア参加のためタイへご出張されており、この日は関係機関訪問をされる中、当センターにもお越しいただいたものです。

首都大学東京は当センター近隣にバンコク事務所を設置しており、タイ人学生向けの広報やタイに帰国した卒業生のフォローアップ等をされています。

当センターからは業務内容やJSPSの同窓会運営状況等をご説明させていただきました。また、首都大学東京は2005年の大学法人設立後、独自採用職員の割合が徐々に増えており、職員の海外研修の機会も今後増やしたいということでした。当会の国際学術交流研修にも関心を持たれており、研修の内容についてもお話しました。

黒田主任(右から3人目)、阿部主事(同4人目)

黒田主任(右から3人目)、阿部主事(同4人目)

日本学術振興会は、第35回国際生物学賞受賞候補者の推薦受付を開始しましたので、ご案内いたします。
国際生物学賞は、昭和天皇のご在位60年と長年にわたる生物学のご研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている今上天皇の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を目的とした賞です。日本学術振興会は国際生物学賞委員会(委員長:井村裕夫 日本学士院幹事)の事務局を務めております。
本賞は、毎年生物学の授賞分野を選定の上、世界各国から寄せられた推薦の中から、当該分野の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者を選考して、授賞しています。
つきましては、受賞候補者をご推薦いただきたく、よろしくお願いいたします。推薦方法の詳細は以下の通りです。

<第35回国際生物学賞>
授賞対象分野:昆虫の生物学
推薦方法:日本学術振興会のウェブサイト(http://www.jsps.go.jp/j-biol/nomination.html)にアクセスし、国際生物学賞電子推薦受付フォーム(“NOMINATION FORM”)に必要事項を英文でご記入の上、同サイトにあるフォームから作成した“Nominee Achievement Form”をアップロードしてください。
※上記ウェブサイト以外からのご推薦を希望される場合は下記担当までご連絡ください。

締 切:平成30年4月19日(金)

詳細は、以下のウェブページにも掲載しています。
http://www.jsps.go.jp/j-biol/index.html

担当:
独立行政法人日本学術振興会 国際生物学賞事務局
メールアドレス:ip-biology@jsps.go.jp

国際生物学賞リーフレット(PDF)

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2019年2月28日(木)、科学技術振興機構(JST)の金子恵美 国際部調査役、同機構シンガポール事務所の行宗安友 科学技術コーディネーター、小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターの3名が当センターを訪問されました。

金子国際部調査役は現在タイの関係機関訪問等のためご出張中です。e-ASIA共同研究プログラムでJSTのカウンターパートとなっているタイ学術研究会議(NRCT)やタイ研究基金(TRF)を訪問され、4月以降に予定されているタイ政府の省庁再編後の運営体制等について情報収集されたということでした。

行宗科学技術コーディネーターと小林e-ASIAスペシャルコーディネーターはタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)に常駐されているため、当センターは様々なイベントでご一緒しており、2月はJSPS-JST合同の事業説明会も実施しました。

両機関の国際事業への理解を互いに深めることで、適切に研究助成事業の案内を行える体制を整えていきたいと考えています。

小林氏(左から2人目)、金子新所長(同4人目)、行宗氏(同5人目)

小林氏(左から2人目)、金子国際部調査役(同4人目)、行宗氏(同5人目)

2019年2月27日(水)、東京農工大学農学部地域生態システム学科の白木克繁准教授と弘前大学農学生命科学部4年の朝原康貴さんが当センターを訪問されました。

今回お二人はカセサート大学農学部訪問のためタイに出張中です。今後タイとの共同研究や研究者交流を活発化させるためJSPS事業の活用を検討されているということで、当センターへ情報収集のため足を運んでいただきました。朝原さんはこの春から東京農工大学の修士課程へ進学予定で、白木准教授の研究室で学ばれるということです。

当センターからは冨山副センター長から二国間交流事業研究拠点形成事業等についてご説明し、タイ側とも調整の上、是非申請をご検討いただきたい旨お伝えしました。

白木准教授(中央)、朝原さん(右から2人目)

白木准教授(中央)、朝原さん(右から2人目)

2019年2月25日(月)、名古屋大学から学部生10名が宮崎千穂特任助教(国際教育交流センター)、同大学バンコク事務所のウィラヤーさん、ナッターさんとともに当センターを訪問されました。

今回10名の学生は全学教養科目「アジア現代事情Ⅲ(タイ)」の一環としてタイにある日系企業や政府関係機関を訪問中で、海外派遣期間中は担当教員の宮崎特任助教と名古屋大学バンコク事務所のスタッフ2名が学生のサポートにあたられています。この日はまず在タイ日本国大使館へ訪問された後、当センターにお越しいただきました。

当センターを代表して、冨山副センター長からJSPSの概要や海外連絡センターの役割、日本の基礎研究を支える科研費等について説明を行いました。

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集合写真

集合写真

2019年2月22日(金)、JSPS国際事業部人物交流課の山口英幸課長、同課の中園晴貴係員、研究協力第一課の濱端悠祐国際協力員の3名が当センターを訪問されました。

今回3名は前日に開催されたNRCT-JSPS-JAATセミナーおよび論博メダル授与式への参加のため出張中で、山口課長にはセミナー冒頭の挨拶や論博メダルの授与をご担当いただきました。出張最終日となったこの日は、当センターにて外国人研究者招へい事業・論博事業の申請採用状況や、今後の見通し等について情報共有いただきました。

山口課長と中園係員はその後、山下センター長・冨山副センター長とタイ学術研究会議(NRCT)の国際事業部(Division of International Affairs)を訪問し、主に論博事業に関する意見交換を行いました。

濱端国際協力員は東北大学から国際学術交流研修に参加中で、現在研究拠点形成事業を担当されています。今年4月から当センターに配属となるため、業務の引継ぎを行いました。

濱端国際協力員(左から3人目)、山口課長(中央)、中園係員(左から6人目)

濱端国際協力員(左から3人目)、山口課長(中央)、中園係員(左から6人目)

Ms. Arpar(左端)、Ms. Tiwa(左から2人目、NRCT国際事業部長)

Ms. Arpar(左端)、Ms. Tiwa(左から2人目、NRCT国際事業部長)

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2019年2月21日(木)、Arnoma Grand Bangkokで2018年度第5回JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会・年次総会、論博メダル授与式およびBRIDGEフェローシップ報告会を開催しました。

このイベントは毎年2月のNRCT-JSPS-JAAT共催セミナーに日程を合わせて開催しているものです。今年度第5回のJAAT理事会はセミナー直前に行われ、午後のJAAT年次総会の事前打ち合わせ等を行いました。今回はJSPS本部から出張中の山口人物交流課長、中園係員、濱端国際協力員もオブザーバー参加しました。

午後から開催されたJAAT年次総会は、年に一度理事会役員だけでなく全てのJAAT会員に出席を呼びかけているもので、約30名の方が出席しました。今年度末でDanai会長をはじめ理事会役員全15名の任期が終了するため、新しい役員の選任を行いました。

新会長には、今年度副会長を務めていたDr. Porphant Ouyyanont (Professor, School of Economics, Sukhothai Thammathirat Open University) が選ばれました。その他、今回の理事会役員の再編により、15名のうち12名が今年度から継続、3名が新規役員となりました。

Dr. Danai(右)とDr. Kittisak(左)

Dr. Danai(右)とDr. Kittisak(左)

総会の様子

総会の様子

新JAAT理事会集合写真

新JAAT理事会集合写真

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JAAT年次総会終了後、2017年度に外国人研究者再招へい事業(BRIDGE)により東京大学で研究を行ったDr. Kampanart Silva (Senior Nuclear Scientist, Thailand Institute of Nuclear Technology) が研究報告を行いました。Dr. Kampanartは高校から日本に留学され、学士課程・修士課程を東京大学で修了されました。タイに帰国後、JSPS論博事業を活用し、2015年度に東京大学で博士号を取得されています。

Dr. Kampanart (2017年度外国人研究者再招へい事業採択者)

Dr. Kampanart (2017年度外国人研究者再招へい事業採択者)

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この日の最後に行われた論博メダル授与式では、昨年度日本の大学で論文博士号を取得された2名から、日本で行った研究についてご紹介いただきました。

1. Dr. Rungtiwa Srisuwantha (Srinakharinwirot University) 【東京医科歯科大学】
“Porphyromonas gingivalis Elevated High-Mobility Group Box 1 Levels after Myocardial Infarction in Mice”

2. Dr. Petcharat Werukamkul (Rajamangala University of Technology Phra Nakhon) 【大阪市立大学】
“Taxonomic studies of Podostemaceae in the Phetchabun Mountain Range, Thailand”

2名のプレゼン終了後、毎年JSPS論博事業修了者にお渡ししている記念メダルを山口課長から、JSPS同窓会バッジをJAAT新会長のDr. Porphantから贈呈しました。

Dr. Rungtiwa(左), Dr. Petcharat Werukamkul(右)

Dr. Rungtiwa(左), Dr. Petcharat Werukamkul(右)


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JSPSバンコク研究連絡センターはJAAT年次総会や論博メダル授与式といった機会に同窓会員が直接顔を合わせ、会員同士のネットワークが強まることを期待しています。今後もこうしたイベントを大切にしていきたいと思います。

山下センター長

山下センター長

集合写真

集合写真

2019年2月21日(木)、Arnoma Grand BangkokでNRCT-JSPS-JAAT共催セミナー “Sustainable Development Goals in Thailand and Japan -Smart City and Urban Development-” を開催しました。

このセミナーはタイ学術研究会議(NRCT)、JSPSタイ同窓会(JAAT)、そしてJSPSバンコク研究連絡センターが毎年2月に協力して開催しているものです。今年はメインテーマを「日タイにおけるSDGs(持続可能な開発目標)」とし、特に「都市開発」に焦点をあてたセミナーとなりました。

冒頭では以下3名に開会の挨拶をいただきました。

1. Prof. Emeritus Dr. Soottiporn Chittmitrapap (Chairman, Research Council of Thailand Executive Board)
2. 山口英幸氏(日本学術振興会国際事業部人物交流課長)
3. Dr. Danai Tiwawech (President, JSPS Alumni Association of Thailand)

来賓、基調講演者、パネリストによる集合写真

来賓、基調講演者、パネリストによる集合写真

Prof. Emeritus Dr. Soottiporn Chittmitrapap

Prof. Emeritus Dr. Soottiporn Chittmitrapap

山口人物交流課長(JSPS本部)

山口人物交流課長(JSPS本部)

Dr. Danai (FY2018-JAAT会長)

Dr. Danai (FY2018-JAAT会長)

その後、基調講演者の野田真里准教授(茨城大学人文社会科学部)に “Japan and SDGs for international and local development” と題して日本のSDGsの各目標に対する現状やタイとの関連等についてお話をいただきました。

茨城大学・野田真里准教授(基調講演者)

茨城大学・野田真里准教授(基調講演者)

続けて行われたパネルディスカッションでは、「Smart City」を実現するためのタイの都市開発について、バンコクやコンケンの事例を交えて3名の方にご講演をいただきました。
(プログラムに記載のあったDr. Monsak Socharoentum (Director of IoT and Digital Innovation Institute, Digital Economy Promotion Agency (DEPA))は当日急用のため欠席。)

1. Dr. Katan yoo Klubsuwan (President, Smart Cities Thailand Association)
2. Dr. Pornsan Vichianpradit (Lecturer, Faculty of Architecture, Chulalongkorn University)
3. Mr. Kungwan Laovirojjanakul (Co-Founder, Khon Kaen City Development (KKTT) Co. LTD.)

このセミナーには約70名の方々にご出席いただき、各講演の後には質問も多く挙がりました。基調講演とパネルディスカッションをとおして、SDGsや都市開発に対する関心を高めることができたと考えています。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

Dr. Katan yoo Klubsuwan

Dr. Katan yoo Klubsuwan

Dr. Pornsan Vichianpradit

Dr. Pornsan Vichianpradit

Mr. Kungwan Laovirojjanakul

Mr. Kungwan Laovirojjanakul

ASEAN University Network (AUN), SUN/SixERS主催のセミナーの案内がありましたので、お知らせいたします。

詳細につきましては、以下のフライヤーをご確認ください。

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2019年2月18日(月)、シラパコーン大学サナームチャン宮殿キャンパス(ナコンパトム県)でJSPS事業説明会を実施しました。1943年設立の同大学は美術学校が前身であり、現在も絵画・彫刻・グラフィックアート学部(Faculty of Painting Sculpture and Graphic Arts)や音楽学部(Faculty of Music)といった珍しい学部を持ち、芸術分野でタイ最高峰とされている大学です。

この事業説明会は昨年12月にUNESCAP主催のワークショップに出席した際に山下センター長がシラパコーン大学学長補佐(研究担当)のDr. Nantanit Wanichachevaと知り合い、JSPS事業の学内広報のご希望があったため実施したものです。

山下センター長(左)とDr. Nantanit(右)

山下センター長(左)とDr. Nantanit(右)

約50名の方にご参加いただいた説明会は、山下センター長からJSPSの概要、海外センターの役割、同窓会組織等について紹介した後、新原国際協力員が外国人研究者招へい事業論博事業二国間交流事業研究拠点形成事業について説明しました。

後半には、2013-2015年に農研機構で外国人特別研究員として研究をされたDr. Alisa Kongjaimun (Faculty of Animal Sciences and Agricultural Technology)から改めて同事業の申請方法や日本での経験についてタイ語でご説明いただきました。

会場の様子

会場の様子

Dr. Alisa

Dr. Alisa

集合写真

集合写真

説明会終了後、副学長にお会いする時間をいただき、Dr. Pornsak Sriamornsak (Vice President for Academic Affairs and Reserach) とMr. Panjapol Laopoonpat (Vice President for Administrative Affairs) に表敬訪問を行いました。

副学長への表敬訪問

副学長への表敬訪問

2019年2月13日(水)、タイ北部ピッサヌローク県にあるナレスワン大学でJSPSと科学技術振興機構(JST)の合同事業説明会を実施しました。ナレスワン大学は、日本でも各所で報道されたとおり、秋篠宮殿下が昨年12月に鶏に関する展示会等のご視察のため訪問されている大学です。

今回の事業説明会も前回のコンケン大学同様、在タイ日本大使館主催の日本留学説明会と並行して開催し、JSPS・JST両機関のタイ人研究者向け事業の説明を行ったものです。

表敬訪問中の在タイ日本国大使館・久芳一等書記官(右)

表敬訪問中の在タイ日本国大使館・久芳一等書記官(右)

ナレスワン大学副学長(左)と冨山副センター長

ナレスワン大学副学長(左)と冨山副センター長

ナレスワン大学副学長への表敬訪問の後行った説明会では、当センターの冨山副センター長、新原・簑輪両国際協力員からJSPSの概要および国際事業についてプレゼンを行いました。その後、JSPSタイ同窓会のDr. Ratchanee Mukhjan (Department of Economics, Faculty of Business, Economics, and Communications) から、御自身の論博事業での経験をタイ語でお話しいただきました。Dr. Ratchaneeは2014年に愛知大学で博士号を取得されており、今年度は同窓会の理事も務めておられます。

JSTについては、同機構シンガポール事務所の小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターがe-ASIA共同研究プログラムSATREPSさくらサイエンスプラン等の国際事業の説明を行いました。

学生・研究者合わせて約20名の方にご参加いただき、有意義な情報提供の場となりました。

会場の様子

会場の様子

Dr. Ratchanee

Dr. Ratchanee

JST小林義英氏

JST小林義英氏

集合写真

集合写真

2019年2月12日(火)、上智大学のサリ・アガスティン総務担当理事、廣里恭史総合グローバル学部教授、上智学院総務局経営企画グループ・IR推進室チームリーダーの林裕佳職員の3名が当センターを訪問されました。

上智大学は2015年からチュラロンコン大学内に「上智大学ASEANハブセンター」を設置しており、廣里教授がセンター長を務めておられます。この春以降に運営体制を大きく変更されるということで、今回は理事も伴って各所打ち合わせのためご出張されています。

インドご出身のサリ・アガスティン理事は御自身はJSPS同窓会員ではないものの、インド同窓会(IJAA)の活動に関わっておられ、昨年9月にインドで開催された同窓会主催セミナーには外部アドバイザーとして企画運営にご協力いただいたとのことでした。

当センターからは2月21日のNRCT-JSPS-JAATセミナーについてご紹介するとともに、今後もJSPS国際事業の活用・同窓会へのご支援をお願いしました。

廣里教授(左から2人目)、サリ・アガスティン理事(同3人目)、林職員(同5人目)

廣里教授(左から2人目)、サリ・アガスティン理事(同3人目)、林職員(同5人目)

2019年2月7日(木)、一般社団法人Social Compass(ソーシャルコンパス)の貝塚乃梨子理事、Jessy Anさん、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会の八木澤克昌アジア地域ディレクター・理事の3名が当センターを訪問されました。

Social Compassは社会問題をアート・デザインで解決すること目的にカンボジアを中心に活動されている団体です。山下センター長と親交のあるシャンティ国際ボランティア会の八木澤理事のご紹介でお越しいただき、事業内容をご説明いただきました。今回伺ったお話では、カンボジアの子ども達に環境問題に対する正しい知識を得てもらうため、イラストやプロジェクションマッピング等を活用したワークショップを開催しているということでした。

当センターからは、Social Compassが日本・カンボジアの大学教員とも連携しているようであれば、JSPSの外国人研究者招へい事業の活用も検討いただきたい旨お伝えしました。

八木澤さん(左から3人目)、貝塚さn(同5人目)、Jessyさん(同6人目)

八木澤さん(左から3人目)、貝塚さn(同5人目)、Jessyさん(同6人目)

2019年2月4日(月)、タイ東北部のコンケン大学でJSPSと科学技術振興機構(JST)の合同事業説明会を実施しました。コンケン大学は1964年に設立された東北部初の国立大学で、日本の大学では筑波大学等が事務所を設けています。

この事業説明会は1月30日のプリンスオブソンクラー大学に引き続き、在タイ日本大使館主催の日本留学説明会と日程を合わせて開催したものです。事業説明会の前にはコンケン大学副学長(国際担当)のAssoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoenを表敬訪問しました。

在タイ日本国大使館久芳一等書記官(左)とDr. Nawarat副学長(右)

在タイ日本国大使館久芳一等書記官(左)とDr. Nawarat副学長(右)

表敬訪問後の集合写真

表敬訪問後の集合写真

その後、留学説明会と並行して行われたJSPS-JSTの事業説明会には約30名の研究者や学生にご参加いただきました。冒頭で学長補佐(国際担当)のAssist. Prof. Dr. Archarawan Topark-Ngarmにご挨拶をいただき、続いてJSPSの事業説明を行いました。

今回はコンケン大学で勤務されているJSPSタイ同窓会員の中からDr. Waraporn Putalun (Faculty of Pharmaceutical Sciences) 、Dr. Sukanya Aimimtham (Faculty of Humanities and Social Sciences) のお二人をお招きし、それぞれ二国間交流事業論博事業のご経験についてお話をいただきました。Dr. Warapornはタイ学術研究会議(NRCT)とJSPS間の覚書に基づく九州大学との共同研究、Dr. Sukanyaは駒沢大学で博士号を取得された経験をお持ちです。

最後に、JSTの小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターからe-ASIA共同研究プログラムSATREPSさくらサイエンスプラン等の国際事業の説明を行いました。

Dr. Acharawan Topark-Ngarm (左)

Dr. Acharawan Topark-Ngarm (左)

Dr. Waraporng(二国間交流事業)

Dr. Waraporn(二国間交流事業経験者)

Dr. Sukanya (論博事業)

Dr. Sukanya (論博事業経験者)

JST小林氏

JST小林義英氏

JSPS-JST事業説明会集合写真

JSPS-JST事業説明会の集合写真

 

 

2019年2月1日(金)、カセサート大学で同校の76周年記念学長フォーラムが開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原・簑輪両国際協力員が出席しました。

このイベントはカセサート大学と交流のある世界各国の大学代表者を招待し開催されているもので、昨年も当センターは参加しています。今年も日本から多数の大学教職員が参加していました。今回はメインのテーマを “Universities as Hubs for AI Research and Development” とし、以下のとおり基調講演およびパネルディスカッションが行われました。

===
基調講演①
“How AI is Changing Higher Education?”
Mr. Brad Birt (Director, Learning Partnerships, Curtin University, Austraria)

基調講演②
“How AI can Make Smart Cities and Promote Development in Farming”
Dr. Chai Wutiwiwatchai (Director, National Electronics and Computer Technology Center (NECTEC), Thailand)

パネルディスカッション①
テーマ:Universities’ Choices for AI Education
飯田 元教授(奈良先端科学技術大学院大学・先端科学技術研究科)
明石 良教授・副学長(宮崎大学農学部)
Dr. To-Hai Liou (Vice President National Chengchi University, Taiwan)
Dr. Putchong Uthayopas (Vice President, Kasetsart University)
Dr. Watsatree Diteeyont (Faculty of Education, Kasetsart University)

パネルディスカッション②
テーマ:University-Industry Collaboration to Create AI Research and Development Hubs
Dr. Putchong Uthayopas (Vice President, Kasetsart University)
Dr. Sutkhet Nakasathien (Dean, Faculty of Agriculture, Kasetsart University)
Dr. You-Jin Park (National Taipei University of Technology, Taiwan)
Dr. Virach Sornlertlamvanich (International Institute of Technology (SIIT), Thammasat University)
Dr. Nguyen Viet Long (Deputy Director, International Cooperation Office, Vietnam National University of Agriculture, Vietnam)
===

このフォーラムを通じて、高等教育が人工知能(AI)とどのように向き合っていくべきか、AIを活用した都市開発等について議論が行われました。2月21日開催のNRCT-JSPA-JAATセミナーでも「スマートシティ」といった都市開発に関わるトピックを取り上げる予定のため、当センターとして大変参考になるイベントでした。

Dr. Chongrak Wachrinrat, Acting President, Kasetsart University

Dr. Chongrak Wachrinrat, Acting President, Kasetsart University

パネルディスカッション①の様子

パネルディスカッション①の様子

来賓等の集合写真

来賓等の集合写真

会場

会場

2019年1月30日(水)、プリンスオブソンクラー大学(PSU)ハジャイキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。PSUは1967年設立のタイ南部初の国立大学で、5つのキャンパスを持っていますが、今回訪れたハジャイがメインキャンパスとなります。

本説明会はPSUで行われた在タイ日本大使館主催の日本留学説明会と日程を合わせての開催となったため、午前中に大使館職員、説明会参加大学とPSUのDr. Niwat Keawpraudub学長を表敬訪問しました。

在タイ日本国大使館久芳一等書記官(左)とDr. Niwat学長(右)

在タイ日本国大使館久芳一等書記官(左)とDr. Niwat学長(右)

表敬訪問後の集合写真

表敬訪問後の集合写真

午後から行われたJSPS事業説明会では、冒頭でAssoc. Prof. Dr. Teerapol Srichana (Director, Research and Development Office, PSU) に歓迎の挨拶をいただき、その後冨山副センター長からJSPSの概要や同窓会組織、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

後半ではJSPS論博事業により千葉大学大学院園芸学科で博士号を取得されているDr .Sompong Te-chato (Department of Plant Science, Faculty of Natural Resources, PSU) に現在宮崎大学との間で行われている共同研究についてお話をいただきました。

Dr. Sompongは元日本政府国費外国人留学生でもあり、修士課程も千葉大学の同学科を修了されています。現在も様々な日本の大学と交流をもたれているということでした。

今回の説明会は約15名の方々に参加いただき、タイ南部での貴重な広報の機会となりました。

Dr. Teerapol

Dr. Teerapol

新原国際協力員

新原国際協力員

簑輪国際協力員

簑輪国際協力員

Dr. Sompong

Dr. Sompong

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集合写真

集合写真

留学説明会会場

留学説明会会場

2019年1月28日(月)、東京工業大学の鈴木規子国際部長が当センターを訪問されました。

東京工業大学はタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)と交流が深く、2007年からTAIST-Tokyo TechというNSTDAやタイの有力大学と連携した修士課程プログラムを運営しています。また、昨年3月には海外拠点「東工大 ANNEX バンコク」をNSTDA内に開設しており、今後ますますタイの各パートナーとの連携に力を入れていくということです。

鈴木国際部長は上記海外拠点関係の打ち合わせのためタイ出張中で、以前当会本部やサンフランシスコ研究連絡センターで勤務されていたということもあり、当センターにも情報交換のためお越しいただきました。

当センターからはJSPS同窓会の東南アジアでの活動状況や今後の新規設立予定、各種国際事業の申請採用状況等についてお話させていただきました。

鈴木国際部長(左から2人目)

鈴木国際部長(左から2人目)

2019年1月25日(金)、立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程のNguyen Quynh Houngさんが当センターを訪問されました。

Nguyenさんはベトナム出身で、現在UNESCAP (United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific) でインターンをされており、今年4月までバンコクで勤務される予定です。昨年12月に山下センター長がUNESCAP主催のワークショップに出席した際に知り合い、当センターの活動に興味を持たれ来訪いただきました。

今後博士号を取得されるNguyenさんにはJSPS国際事業の中でも外国人特別研究員を特におすすめし、興味を持っていただけたようでした。

また、日本から東南アジアへの(特に製造業での)技術移転をテーマに博士論文を書かれているということで、近年タイ政府が日本の高専教育の導入に取り組んでいる状況等も踏まえ、意見交換を行いました。

Nguyenさん(左)

Nguyenさん(左)

2019年1月24日(木)、千葉大学大学院社会科学研究院の石戸光教授、国際未来教育基幹の織田雄一教授、学務部留学生課の立石公史副課長、学務部国際企画課の土倉ひとみ主任、同課の木村悠職員の5名が当センターを訪問されました。

千葉大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業(タイプB)に採択されており、それを契機として2017年にマヒドン大学インターナショナルカレッジ内に海外オフィス「千葉大学バンコク・キャンパス」を設置されています。また、当会の研究拠点形成事業等も活用され、タイとの交流に積極的に取り組まれています。

今後、石戸教授が上記マヒドン大学内のオフィスに常駐する予定とのことで、各所で情報収集される中、当センターにもお越しいただきました。

千葉大学がタイでイベントを開催する場合には当センターウェブサイトをとおして広報にご協力が可能なことをお伝えし、加えて在タイ大学連絡会(JUNThai)での情報収集や人脈形成をおすすめしました。

立石副課長(左から2人目)、織田教授(同3人目)、石戸教授(同4人目)、土倉主任(同6人目)、木村職員(右端)

立石副課長(左から2人目)、織田教授(同3人目)、石戸教授(同4人目)、土倉主任(同6人目)、木村職員(右端)

2019年1月23日(水)、今年度第4回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会がタイ学術研究会議(NRCT)で開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原、簑輪両国際協力員、Natthida現地職員の5名が出席しました。

今回の理事会では、主にJSPS外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship)のJAAT内選考スケジュールや、2月21日開催のNRCT-JSPS-JAAT共催セミナーの詳細について議論を行いました。

セミナー当日にはJAATの年次総会も予定されています。2年間会長を務めたDr. Danaiは任期満了のためこの総会をもって退任予定で、理事会メンバーも刷新されます。新会長および理事会構成員の議決に必要な定足数を当日満たすよう、今後同窓会員へ呼びかけを行っていきます。

理事会の様子

理事会の様子

集合写真

集合写真

2019年1月21日(月)、大分大学医学部の内田智久助教が当センターを訪問されました。

内田助教はマヒドン大学シリラート病院内にある大分大学バンコクオフィスの代表として、月1回程度タイへ出張しておられます。また、大分大学は今年3月までの任期で在タイ大学連絡会(JUNThai)の幹事校となっており、オブザーバーとして毎度出席している当センターも内田助教には日頃から大変お世話になっています。

今回のご来訪では、昨年9月に大分大学医学部が中心になり立ち上げられた一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(Asian Medical Education and Training Support, AMETS)の事業内容等についてお話を伺いました。AMETSは日本の17大学や病院、複数の医学学会等と連携し、日本の高度医療のアジア地域での普及や、各国の医療人材育成等に取り組まれるということです。

また、現在運営体制の見直しが議論されている在タイ大学連絡会についても意見交換させていただきました。

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JSPSバンコク研究連絡センターは、タイ学術研究会議(NRCT)、JSPSタイ同窓会(JAAT)と共催で、以下のとおり国際セミナーを開催します。

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日 時:2019年2月21日(木)10:00-12:30 (9:30受付開始)
会 場:Arnoma Grand Bangkok (最寄り:BTSチットロム駅)
テーマ:Sustainable Development Goals in Thailand and Japan -Smart City and Urban Development-
参加費:無料
言 語:英語
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今回のセミナーは、テーマとして継続的に発展する世界を実現するために国連が定めた17の目標であるSustainable Development Goals(SDGs; 持続可能な開発目標)を取り上げ、その中でも「都市開発」に焦点をあてた講演、パネルディスカッションを企画しております。

基調講演では、茨城大学人文社会科学部の野田真里准教授をお招きし“Japan and SDGs for international and local development” と題したお話をいただきます。

ご参加を希望される方は、以下の登録フォームから事前登録をお願いします。
https://sites.google.com/view/sdg11seminar2019 (2月8日(金)締切)

※2/11追記 上記フォームによる事前登録なしでもご参加いただけます。ご希望の方は、当日会場へお越しください。

また、セミナー終了後、午後からJSPS「論文博士号取得希望者に対する支援事業」により2017年度に日本の大学で博士号を取得したタイ人研究者への記念メダル授与式および研究報告会等を行います。

その他、当日のイベント詳細は以下のプログラムをご覧ください。
皆様のご来場をお待ちしております。

※2/18プログラムの修正を行いました。(修正箇所:オープニングセレモニーでのRemark担当者の変更) 

 

Program-as-of-18_02_2019-001

Program-as-of-18_02_2019-002

2019年1月15日(火)、九州大学病院および大学院芸術工学研究院から以下5名の方々が当センターを訪問されました。

九州大学病院
・国際医療部長 清水 周次 教授
・国際医療部・副部長 森山 智彦 准教授
・国際医療部 吉田 良子 国際コーディネーター
・国際医療部 工藤 孔梨子 助教

九州大学大学院芸術工学研究院
・デザインストラテジー部門 秋田 直繁 助教

九州大学病院国際医療部は2015年に新たに設けられた組織で、病院の国際化推進や教育・研究における国際貢献を目指しています。今回の出張ではマヒドン大学シリラート病院等を訪問され、主に日・タイ間の遠隔医療に関する意見交換を行われたということです。

当センターからは外国人研究者招へい事業や論博事業等、各種国際事業のご紹介やJSPS同窓会組織についてご説明させていただきました。

清水教授(前列左)、吉田国際コーディネーター(後列左から3人目)、森山准教授(同4人目)、工藤助教(同5人目)、秋田助教(同6人目)

清水教授(前列左)、吉田国際コーディネーター(後列左から3人目)、森山准教授(同4人目)、工藤助教(同5人目)、秋田助教(同6人目)

あけましておめでとうございます。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やタイの学術情報等を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

2018年第3四半期号では10月のネパール同窓会シンポジウムを始めとして事業ガイダンスや同窓会関係のイベント等をご紹介しております。

この度の特集記事は、JSPSタイ国同窓会員でもいらっしゃる、Thammasat Business SchoolのDuangjai Lorthanavanich 博士から「タマサートビジネススクールのソーシャルビジネスキャンペーン10年間の成果」と題して御寄稿頂きました。これまでのThammasat Business Schoolの活動を振り返りながら地域社会との「協働」を大切にする地域貢献のありかたについて書かれた非常に興味深い内容となっております。

また、コラムは、新原国際協力員が日々の生活体験を元にタイの決済事情について執筆しています。タイは日本よりも電子決済が盛んですが実際は…、この先はぜひコラムをご覧になって確かめてください。

「バンコクの風」を通じてタイおよびASEAN地域でのJSPSバンコクセンターの活動を知って頂き、より一層多くの方に地域への関心を深めて頂けましたら幸いです。

本年もJSPSバンコクセンターをよろしくお願いいたします。

 

バンコクの風Vol.3はこちらからご覧いただけます。

 

 

2019年1月11日(金)、関西大学政策創造学部国際アジア法政策学科の西澤希久男教授が当センターを訪問されました。

関西大学は前身が関西法律学校であったこともあり、法律分野に強みを持った大学です。政策創造学部は2007年設置と比較的新しい学部で、西澤教授は昨年度まで副学部長を務めておられました。

西澤教授は現在科研費基盤研究(A)の「ASEAN経済共同体構築による加盟国法へのインパクト」の研究分担者としてタイを担当されており、今回関係出張の合間にお立ち寄りいただいた形です。

タイの法律事情に詳しい西澤教授からは、比較的弁護士資格を得やすいタイではその数が増え過ぎていること、それにより弁護士の社会的地位も日本に比べると高くないといったお話を伺いました。

当センターからは、大学のタイオフィス増加状況等について情報提供させていただきました。

西澤教授(左から2人目)

西澤教授(左から2人目)

2018年12月20日(木)、以下11名の方が当センターを訪問されました。

弘前大学
・副学長(被ばく医療担当) 柏倉幾郎 教授
・国際連携本部長 杉原かおり 教授
・被ばく医療総合研究所長 床次眞司 教授
・大学院保健学研究科副研究科長 中村敏也 教授
・大学院保健学研究科 細田正洋 講師
・大学院保健学研究科 山内可南子 助手
・放射線安全支援センター 辻口貴清 助教
・保健学研究科 坂本啓 係長
・保健学研究科 鈴木亮 主任
・国際連携本部 澤田祐人 係員

公益財団法人環境科学技術研究所
・生物影響研究部 廣内篤久 研究員

御一行は12月21日(金)にチュラロンコン大学で行われる放射線科学に関するセミナー及びワークショップ開催のためタイに出張されています。柏倉副学長は以前(2009-2011年)当会の学術システム研究センターで研究員を務めておられたご経験もあり、今回情報交換のため当センターへお越しくださいました。

弘前大学は東北部のコンケン大学の中にタイ事務所を設置しており、タイとの交流に力を入れておられます。上述のイベントには弘前大学で学位を取得されたタイ人研究者も参加されるということでした。

当センターからは外国人研究者招へい事業や論博事業のご紹介の他、大学事務職員の派遣制度である国際学術交流研修の活用をご提案させていただきました。

集合写真

集合写真

2018年12月19日(水)、以下4名の方々が当センターを訪問されました。
福井大学理事(研究、産学・社会連携担当)副学長 岩井善郎 教授
・福井大学 舟木幸雄 参与(COC+推進コーディネーター)
・福井大学総合戦略部門COC推進室 小林誠巳 室長
福井銀行バンコク駐在員事務所 永田智浩 副所長

福井大学は文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択されており、県内の大学や自治体等を巻き込んだ形での地域活性化に取り組まれています(地域創生の担い手を育み活気あるふくいを創造する5大学連携事業)。

岩井理事が責任者を務めておられる当該事業では、外国人留学生が卒業後も福井県内の企業に就職しやすい環境作りにも取り組まれているそうです。また、地域に貢献する人材育成のために学生の海外経験は必要という考えのもと、福井大学ではタイをはじめ様々な国での海外研修プログラムを実施しているということでした。

当センターからは論博事業外国人研究者招へい事業についてご紹介をさせていただき、JSPS事業を活用したタイとの交流促進をご提案しました。

(左から)小林室長、舟木参与、岩井理事、山下センター長、福井銀行バンコク駐在事務所永田副所長、新原国際協力員

(左から)小林室長、舟木参与、岩井理事、山下センター長、福井銀行バンコク駐在事務所永田副所長、新原国際協力員

2018年12月17日(月)、在タイ日本国大使館で第17回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員の3名がオブザーバーとして出席しました。

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第1部の講演会では以下3件の講演が行われました。

「タイにおける労働条件と海外へ労働派遣する方針」
Mr. CHALOBON KACHONPADUNGKITTI(Department of Employment)

「JST及びJSTタイ拠点の活動の紹介」
小林義英氏(国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST))

「国際交流への事務職員のまなざし」
簑輪知佳氏(JSPSバンコク研究連絡センター国際協力員(新潟大学))

Mr. CHALOBON KACHONPADUNGKITTI

Mr. CHALOBON KACHONPADUNGKITTI

JST小林氏

JST小林氏

簑輪国際協力員

簑輪国際協力員

********************

第2部の連絡会では、直前に開催されたJUNThaiの今後を考えるワーキンググループを代表して、京都大学ASEAN拠点の柴山所長から以下の提案がありました。

・JUNThai参加大学の情報公開のため、JSPSバンコク研究連絡センターウェブサイトの「タイにおける日本の大学」ページ内に適宜印をつけることで参加大学がわかるようにする。

・連絡会の安定した運営のため、現在の持ち回り幹事校に加え、日本人常駐者がいる大学のオフィスの中から常任幹事(仮称、任期2-3年)を選出する。

この提案に対し特段反対意見はなく、承認となりました。今後新しいワーキンググループを作り、上記内容の詳細の詰めや運営の拠り所となるルール作りを行うことになります。

次回の在タイ大学連絡会は、2019年3月11日(月)に開催される予定です。
※12/26追記 次回開催日付を更新しました。

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

会場の様子

会場の様子

2018年12月13日(木)、金沢大学の大谷吉生副学長(国際担当)および同理工学域自然システム学類フロンティア工学類の瀬戸章文教授が当センターを訪問されました。

大谷副学長と瀬戸教授は協定校との学生交流、共同研究の打合せのため出張されていたとのことです。

この度、簑輪国際協力員が執筆する国際協力員レポートのインタビューにご協力いただくため当センターにお立ち寄りいただき、大変貴重なお話を伺うことが出来ました。

ご協力に心よりお礼申し上げます。

大谷副学長(左から2人目)、瀬戸教授(同3人目)

大谷副学長(左から2人目)、瀬戸教授(同3人目)

2018年12月4日(火)、神戸大学工学研究科学務課教務学生係の土肥亜紀子係長が当センターを訪問されました。

今回はマヒドン大学、キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)、タマサート大学を訪問し、意見交換と今後の協力依頼のためタイへ出張されています。土肥係長は今年3月まで国際協力員として当センターで勤務していたこともあり、用務後に近況報告を兼ねてお越しいただいたものです。

土肥係長は現在工学部の学生対応に加え、工学研究科の教員会議の運営等も担当されています。工学研究科は独自の国際交流プログラムを多く持った部局とのことで、当センターでの勤務経験を活かしてご活躍中とのことでした。

土肥係長(左から2人目)

土肥係長(左から2人目)、手に持っているのは「神大うりぼー

2018年11月30日(金)、バンコク北部のサイエンスパークにあるタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)でJSPT事業説明会を開催しました。今回の説明会は科学技術振興機構(JST)との合同開催となりました。

NSTDAは約2,000人の研究者が所属している国立研究機関で、現在タイ科学技術省の傘下にあります。説明会には近隣の大学の方も含め約40名の方にご出席いただきました。

説明会は、山下センター長と冨山副センター長からJSPSの概要説明を行った後、新原・簑輪両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。その後、論博事業により東京都市大学で博士号を取得されたDr. Seksan Papong (Research Specialist, Life Cycle Assessment Lab, National Metal and Materials Technology Center (MTEC), NSTDA) に改めて論博事業の概要やご自身の経験についてお話しいただきました。

続いて、現在NSTDAに常駐されているJSTシンガポール事務所の小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターがJSTの概要及びe-ASIA共同研究プログラムSATREPSさくらサイエンスプランといった事業の説明を行いました。

JSPS・JSTの2機関が合同で情報発信を行うことで幅広く研究支援事業の広報を行うことができ、大変有意義な説明会となりました。

集合写真

集合写真

山下センター長

山下センター長

冨山副センター長

冨山副センター長

新原国際協力員

新原国際協力員

簑輪国際協力員

簑輪国際協力員

Dr. Seksan

Dr. Seksan

JST 小林氏

JST 小林氏

Dr. Seksanに2月の論博メダル授与式のフォトフレームをお渡ししました。

Dr. Seksanに2月の論博メダル授与式のフォトフレームをお渡ししました。

2018年11月29日(木)、文部科学省大臣官房国際課国際戦略企画室の寺島史朗室長と同課国際戦略グループ海外協力推進係の清野美菜子係員が当センターを訪問されました。

寺島室長は今年3月まで在タイ日本国大使館で一等書記官として勤務されており、当センターも様々な場面でお世話になっておりました。今回はタイ出張の機会を利用し、近況報告も兼ねてお越しいただいたものです。

清野係員は秋田大学からの研修生ということで、当センターの業務内容や国際学術交流研修についてご説明させていただきました。また、周辺の独立行政法人等のオフィスも訪問され、幅広い機関の業務を知る機会になったようでした。

 

寺島室長(中央)、清野係員(右から2人目)

寺島室長(中央)、清野係員(右から2人目)

2018年11月13日(火)、東海大学事務部事務課の山下直也係長、総務部人事課の加藤由貴子職員、グローバル推進本部の渡邉道彦職員、アセアンオフィスの田中久美子地域統括が当センターを訪問されました。

東海大学はキングモンクットラカバン工科大学(KMITL)と長い友好関係があり、2013年には同大学の中にアセアンオフィスを設置し、現在は田中地域統括が常駐されています。(開所式の記事はこちら

今回職員研修の一環として3名が出張され、OCSC国際教育展でのブース対応や、KMITL職員との意見交換等をされたそうです。また、今年東海大学から初めて当会の国際学術交流研修に1名職員を派遣されており、今後も継続的に派遣を行うか検討中とのことでした。

当センターの国際協力員2名から本研修の概要や海外研究連絡センターの業務、国際協力員として経験できること等をご参考にお伝えしました。

田中地域統括(左から2人目)、渡邉職員(同3人目)、山下係長(同4人目)、加藤職員(6人目)

田中地域統括(左から2人目)、渡邉職員(同3人目)、山下係長(同4人目)、加藤職員(6人目)

2018年11月12日(月)、HR Japanの藤井誠代表理事が当センターを訪問されました。

HR Japanは文部科学省の「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の認定を受け、日本型ビジネスに対する理解を持つタイ人人材育成を推進する「タイ大学生ビジネス人材育成事業」にタイの大学と協働で取組まれています。

現在カセサート大学等、8つの大学で日本のビジネスマナー講習を行っておられ、大学によっては単位を伴う授業として認められているそうです。受講している学生からは日本でのインターンシップの需要が高いとのことで、藤井さんは日本の大学と連携して就労体験を含むプログラムができないか各所から情報収集されているとのことでした。

当センターからは、タイに事務所を置く大学やその運営状況等について情報提供させていただきました。

藤井代表理事(中央)

藤井代表理事(中央)

2018年11月12日(月)、中央大学国際センター所長の白井宏教授、同大学文学部の若林茂則教授ほか、中央大学タイオフィスの4名の教職員の方々が当センターを訪問されました。

白井教授らは、週末にバンコクで開催されたOffice of the Civil Service Commission (OCSC) 主催の国際教育展へ参加のため出張しておられ、若林教授は大学の在外研究(サバティカル)制度によりタイ滞在中で、中央大学がオフィスを設置しているタマサート大学を拠点とされているということでした。

中央大学では来年4月から国際経営学部という英語により学位を取得できる学士課程プログラムを新たにスタートさせる予定で、今回のイベントではその広報を重点的に行われたそうです。

当センターからはJSPS海外研究センターの役割や同窓会組織、外国人研究者招へい事業等についてお話させていただきました。

2018年11月9日(金)、バンコクに拠点を置くNPOのASIA CENTRE(アジアセンター)からExecutive Director のDr. Robin Ramcharanとインターンの白石香純さんが当センターを訪問されました。

アジアセンターは各種セミナーや国際会議の開催等により東南アジアが抱える様々な問題を啓蒙し、「Social Impact」を生み出すことを目的とされています。2015年にバンコクで活動を開始し、今年第2の拠点としてマレーシアのジョホールバルにもオフィスを設置しています。

Dr. Robinはスイスの大学院で学ばれていた際に博士論文で「シンガポールの発展に日本がいかに貢献したか」という点について研究されたそうで、現在もタイの私立大学で教鞭をとられている国際関係論の専門家です。

今回はDr. Robinからアジアセンターが来年企画しているイベントについてご紹介いただき、当センターも広報に出来る限り協力させていただくことになりました。

白石さんは早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程に在学中で、現在タマサート大学に交換留学しておられ、平日はアジアセンターでインターンとして勤務されているとのことでした。

白石さん(左から2人目)、Dr. Robin (同3人目)

白石さん(左から2人目)、Dr. Robin (同3人目)

今回ご紹介いただいたアジアセンター主催のイベントは以下の2件です。

4th Benedict Anderson Memorial Roundtable: Chinese Nationalism and its Impact on Southeast Asia (2019年1月19日開催)

Fake News and Elections in Asia(2019年7月10日開催)

2018年11月7日(水)、今年度第3回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会がタイ学術研究会議(NRCT)で開催されました。

理事会前半に、7月にブラパー大学で実施したWriting Workshop(学術論文の書き方講座)についてDr. Kittisakから報告がありました。ワークショップ参加者の論文が有名ジャーナルに掲載される等の実績も出ており、今後もNRCTと協力して地方大学での開催を継続していきたいとのことでした。

後半では、例年2月にバンコクで開催しているJSPS-NRCT-JAATの共催セミナーと論博メダル授与式についての話し合いが行われ、開催時期は2月の下旬、セミナーのテーマをSustainable Development Goals (SDGs; 持続可能な開発目標) とすることが決定されました。SDGsの中でも特に “Sustainable Cities and Communities” を中心に据え、パネルディスカッション等を企画します。 今後、日・タイ双方の講演者選定を進めていきます。

次回のJAAT理事会は1月23日に開催し、上記イベントの打ち合わせを行う予定です。

会議の様子

会議の様子

Dr. Porphant(左から6人目)の教授昇任をお祝いしました。

Dr. Porphant(左から6人目)の教授昇任をお祝いしました。

集合写真

集合写真

2018年11月3日(土)、カセサート大学でJSPS事業説明会を開催しました。

今回の説明会は広島大学国際協力研究科の要請により行われたものです。
広島大学は平成28年度大学の世界展開力強化事業(ASEAN・タイプB)に採択され、「CLMV諸国の持続可能な平和、幸福、発展に貢献する研究力と社会企業力の融合人財育成プログラム」(通称:PEACEプログラム)を実施しています。その中で、教育学の分野でカセサート大学教育学研究科との交流を重ねていましたが、今回、より活発な研究者交流への足掛かりとなるよう、二国間事業やフェローシップ事業の紹介をして欲しいとの依頼があったものです。

説明会は、冒頭で山下センター長からJSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割、同窓会について説明し、その後冨山副センター長が各種国際事業について説明を行いました。

今回はカセサート大学の博士課程学生・若手研究者を中心に約30名の方々にご参加いただきました。質疑応答では、教育学分野での二国間交流事業の採択状況等につき活発な意見交換がなされ、国際交流事業への関心の高さを伺うことができました。

山下センター長

山下センター長

会場の様子

会場の様子

集合写真

集合写真

2018年10月30日(火)、中央大学経済学部長の篠原正博教授、同大学佐々木創教授、経済学部事務室小林創太副課長の3名が当センターを訪問されました。

チュラロンコン大学経済学部のVisiting Scholarとして現在バンコクを拠点とされている佐々木教授には今月始めのJSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウムでご講演をいただいております。今回は東京から篠原教授と小林副課長が出張で訪タイされたため、情報交換のため当センターへお越しいただきました。

篠原教授からは、中央大学が1993年に他大学に先駆けて開始した単位を取得できる正規科目としてのインターンシップのお話や、今回のご出張の目的でもある海外インターン先の開拓についてお話を伺いました。

中央大学は2015年にタマサート大学の中にタイオフィスを設置されており、今後さらに有効活用していきたいとのことでした。当センターからは他大学のタイ事務所の運営状況や活用事例について情報提供させていただきました。

佐々木教授(左から2人目)、篠原教授(同3人目)、小林副課長(同5人目)

佐々木教授(左から2人目)、篠原教授(同3人目)、小林副課長(同5人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

 今回は当センターの活動報告に加え、特集記事として金沢大学 大谷吉生副学長(国際担当)に、「国立6大学連合Sixersの海外展開について」と題してご寄稿いただきました。

また、簑輪国際協力員(新潟大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2018 Vol.2」

2018年10月16日(火)、JSPSネパール同窓会(NJAA)のDr. Indra P. Tiwari (Professor and Dean, Faculty of Humanities and Social Sciences Pokhara University, Nepal) とJSPSタイ同窓会(JAAT)のDr. Malee Uabharadorn (Transport Environment and Logistics Expert) が当センターを訪問されました。

Dr. TiwariはSustainable Development(持続可能な開発)をテーマとしたシンポジウムを来年の5月にネパールで開催するため現在準備中とのことです。今回はスピーカーの選定や、シンポジウム開催にあたり当センターからの支援は可能か、とのご相談がありました。当センターでは先日のNJAAシンポジウムのようにJSPS同窓会主催のイベントに対し毎年支援を行っているため、同窓会も巻きこんだ形での企画をお願いしました。

Dr. Maleeはタイ同窓会が2010年に発足した当初、理事として運営にご尽力いただいておりました。2013年には外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)により東京工業大学で研究を行っています。

なお、お二人はご夫婦とのことでした。

Dr. Tiwari(右から2人目)とDr. Malee(右から4人目)

Dr. Tiwari(右から2人目)とDr. Malee(右から4人目)

2018年10月16日(火)、泰日経済技術振興協会(Technology Promotion Association (Thailand-Japan): TPA)の横山大さんと逆井誠人さんが当センターを訪問されました。

お二人は現在東京東信用金庫からTPAに出向中で、人事異動のため横山さんは今月末で帰国されることになりました。後任として逆井さんが最長2年間勤務されるということです。

出向中はTPAの業務の他、東京東信用金庫のバンコクデスクとしての業務も担当しておられ、タイに進出する日系企業の支援や日タイのビジネスマッチング、タイ人学生の日本企業へのインターンシップ派遣など様々な活動を行っています。

東京東信用金庫は以前産学連携の一環として取引先大学との深海探査機開発プロジェクトの事務局を務める等、「金融機関」の枠に留まらない活動にも取り組まれており、大学関係者との接点は多いとのことでした。

新任の逆井さんには、当会の国際事業を活用されたい研究者の方がいらっしゃれば是非ご紹介いただきたい旨お伝えしました。

逆井さん(左から2人目)と横山さん(左から4人目)

逆井さん(左から2人目)と横山さん(左から4人目)

2018年10月9日(火)、Jasmin City Hotelで国際交流基金(Japan Foundation)の日本語パートナーズ第6期中間研修懇親会が開催され、当センターから冨山副センター長、新原国際協力員、簑輪国際協力員が出席しました。

2014年にスタートした日本語パートナーズ派遣事業では、アジア各国の中学・高校へ約10ヶ月間人材を派遣し、日本語・日本文化教育の支援を行っており、現在タイでは第6期となる約80名が各所に派遣されています。当センターは5月に行われた派遣前の壮行会にも出席させていただきました。派遣期間の約半分が終了するこの時期に中間報告会を行い、派遣先での学びの共有を行っています。この懇親会にはタイ教育省や在タイ日本国大使館等の関係機関も招待されました。

国際交流基金バンコク日本文化センターの吉岡憲彦所長からは、残りの派遣期間をより充実したものにできるよう、日本語パートナーズ間の情報交換に努めてほしいと挨拶がありました。

国際交流基金バンコク日本文化センター・吉岡憲彦所長

国際交流基金バンコク日本文化センター・吉岡憲彦所長

会場の様子

会場の様子

2018年10月5日、ネパールのカトマンズでJSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウムおよび同窓会総会が開催されました。

午前中に開催された総会では、6月に任期を迎えた理事会メンバーについて改選を行い、二人の理事が新たに就任することが承認されました。

また、会長についてはDr. Rijan Bhakta Kayastha現会長が再任され、引き続きNJAAの会長として頑張っていただくことになりました。

 

総会の様子

総会の様子

引き続き午後からは第4回JSPSネパール同窓会シンポジウムが開催されました。

今年のテーマは“Sustainable Waste Management in Nepal: Challenge and Opportunities”。約100名の研究者や政府関係者、学生の参加をいただきました。

会場の様子

会場の様子

 

開会に当たってネパールの伝統的な儀式を行うMr. Giriraj教育省大臣

開会に当たって行われたネパールの伝統的な儀式

冒頭では、西郷正道駐ネパール日本国特命全権大使、Dr. Buddhi Ratna Khadge(Secretary,Nepal Academy of Science and Technology)、Mr. Giriraj Mani Pokhrel( Honorable Minister,Ministry of Education, Science and Technology)よりご挨拶がありました。

特に西郷大使からは、環境問題はここネパールでも大きな問題となっており、今回のシンポジウムが参加している地方行政関係者の知見を広める場となり、さらには研究者の交流を深める良い機会となることを期待していますとのお言葉をいただきました。

西郷大使

西郷大使

Dr. Buddhi Ratna Khadge

Dr. Buddhi Ratna Khadge

Mr. Giriraj Mani Pokhrel

Mr. Giriraj Mani Pokhrel

 

その後、行われた講演会では日本側から二名の講師が講演されました。

初めに中央大学経済学部の佐々木創教授が“Linkage of waste trade to Circular Economy”というテーマで講演されました。佐々木教授からは、廃棄物処理に関する世界的な潮流に関するご説明や、中国のプラスチックごみの輸入禁止がタイの廃棄物処理に与えている影響などについてご紹介頂きました。

 

中央大学 佐々木教授

中央大学 佐々木教授

次に京都大学地球環境学堂の浅利美鈴准教授が“Solid waste management and 3R activities toward the sustainable lifestyle”というテーマで講演されました。浅利准教授からは固形廃棄物処理の問題についてお話頂き、アジアや大洋州の固形廃棄物の問題に触れた後、日本の廃棄物処理の現状などについてご紹介をいただきました。

京都大学 浅利准教授

京都大学 浅利准教授

またネパール側からはMr. Rabindra Rai(Director,Env.Division,KMC)、Mr. Pratip Amatya(Env.Engineer,LMC)、Dr. Dhundi Raj  Pathak     (Solid Waste Manegement Specialist,GIZ)がご講演をされました。

Mr. Rabindra Rai

Mr. Rabindra Rai

 

Mr. Pratip Amatya

Mr. Pratip Amatya

Dr. Dhundi Raj Pathak

Dr. Dhundi Raj Pathak

各講演者の発表のあとは参加者との質疑応答があり、予定終了時間を大幅に超えるほど白熱した質疑応答がなされていました。ここネパールでの環境意識への深い関心を感じることができました。

積極的に質問する参加者

積極的に質問する参加者

最後に山下センター長より、JSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割や同窓会、JSPSの各種国際交流事業について説明がありました。特にプログラムの申請に当たっては日本での受け入れの研究者を探すことが大切であるという説明を強調し、出席者は皆メモをとりながら一様に大きく頷いていました。

 

JSPS 山下センター長

JSPS 山下センター長

JSPSでは、今後も各国の同窓会や大学、研究機関と連携し、こうした学術の国際交流の場を積極的に持ちたいと考えています。

 

来賓およびNJAA理事会メンバーとの集合写真

来賓およびNJAA理事会メンバーとの集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年10月4日(木)、在ネパール日本国大使公邸を表敬訪問しました。

今回の表敬訪問は、翌日開催される第4回ネパール同窓会シンポジウムの開催に先立ち、大使公邸にて西郷正道大使、町田信也公使参事官他、大使館の方々にご挨拶の機会をいただいたものです。

西郷大使は今年5月にネパール大使にご着任されましたが、着任されてからの日々のご様子や、ネパールでの教育・学術の状況について興味深い話をお聞かせいただきました。その中で、学術の国際交流は成果が一朝一夕に出るものではなく、非常に時間がかかるものだが、それでも何らかの形で地道に継続することが一番重要であると思う、とのご意見をいただきました。

これに対し、山下センター長からは、先日のノーベル賞受賞のニュースにも関連して、必ずしも成果がすぐに出るわけではない基礎研究の重要性およびJSPSはまさにこうした研究者の“curiosity”を重視した支援を行っていることの説明をさせていただきました。

今回の表敬訪問では、JSPSネパール同窓会のDr.Ranjan Kumar Dahl副会長、Dr. NawarajKhatiwada理事も同席されましたが、お二人の日本でのユニークな経験を西郷大使も興味深く聞き入っておられました。

当センターはこれからも大使館との連携をより密にし、様々な研究支援を行っていきたいと考えています。

集合写真(右から2番目が西郷大使)

集合写真(右から一番目が町田公使参事官、同2番目が西郷大使)

2018年10月3日(水)、岡山理科大学生物地球学部の宮本真二准教授が大阪府立大学の藤田渡准教授と当センターを訪問されました。

大学の夏季休業期間を利用して藤田准教授が京都大学東南アジア地域研究研究所(バンコク連絡事務所)に常駐し研究・フィールドワークを続けておられましたが、後期授業開始に伴い帰国されることとなりました。今月からは宮本准教授が同事務所に駐在されるため、ご挨拶のため当センターに足を運んでいただきました。(藤田准教授赴任時の記事はこちら

宮本准教授は現在1年間のサバティカル期間中で、来年3月までバンコクに滞在されます。ご専門が地理学とのことで、直前までネパール・カトマンズで調査を行われていたそうです。

当センターにお越しいただくのは初めてでしたので、JSPS海外研究連絡センターの業務内容やJSPS同窓会組織、論博事業等についてご説明をさせていただきました。

宮本准教授(右から3人目)藤田准教授(同4人目)

宮本准教授(右から3人目)藤田准教授(同4人目)

 

2018年10月2日(火)、JSPS国際事業部研究協力第二課の臼井真希国際協力員が当センターを訪問されました。

臼井国際協力員は三重大学から当会の国際学術交流研修に参加しており、現在東京本部では二国間交流事業(共同研究・セミナー)の関連業務に従事され、タイをはじめ東南アジアも担当されています。来年4月から当センターに配属されることになったため、今回業務引き継ぎを兼ねて出張中です。

バンコク研究連絡センターが行う業務の概要やオフィスの説明をさせていただき、来年の赴任に向けて参考になったようでした。臼井国際協力員は10月5日(金)にネパール・カトマンズで開催されるJSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウムにも当センタースタッフと一緒に参加します。

臼井国際協力員(左から3人目)

臼井国際協力員(左から3人目)

2018年9月28日(金)、京都大学ASEAN拠点のNGO認可記念式典及びタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)との学術交流協定調印式に簑輪国際協力員が参加しました。

この記念式典は、タイの労働省から日本の大学組織として初めてNGOとしての活動の認可が下りたことを記念して挙行されました。

また、調印式は2016年から「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進」(JASTIP)事業においてNSTDAとの研究交流を深化させてきた実績を踏まえて学術交流協定を結ぶにあたり実施されたということです。

式典は京都大学の稲葉カヨ理事・副学長(男女共同参画・国際・広報担当)の開会の挨拶で始まり、タイ教育省Dr.Sophon Napathorn教育担当副大臣を始めとする日・タイ両国の関係者から祝辞がありました。

開会の辞を述べる稲葉理事・副学長

開会の辞を述べる稲葉理事・副学長


集合写真

集合写真

その後京都大学河野泰之副学長(国際戦略担当)が、“Exploring New Horizon of Academic Exchange between Japan and Thailand: Based on NGO Status of Kyoto University ASEAN Center”というテーマで講演を行い、これまでの京都大学のASEAN地域での活動やタイとの研究交流の状況についての説明や、京都大学ASEAN拠点のNGO認可がタイとの研究交流活動を更に活発化させるきっかけとなってほしいとお話されました。

講演される河野副学長(国際戦略担当)

講演される河野副学長

引き続いて実施されたNSTDAとの学術交流協定調印式では、NSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官のメッセージの後、稲葉理事・副学長とDr.Narong長官が京都大学とNSTDAの学術交流に関する協定にサインしました。

調印式の様子

調印式の様子

最後に京都大学ASEAN拠点柴山守所長から閉会の辞があり、これまでの京都大学ASEAN拠点の活動への支援に対する謝意と、NGO認可をきっかけとした今後の研究活動展開への期待が述べられました。

閉会の辞を述べる柴山所長

閉会の辞を述べる柴山所長

日タイ双方の関係者からは、日本の大学としては初となる京都大学ASEAN拠点のNGO認可に対し、今後の日タイの学術研究交流の新たな契機となることへの強い期待が感じられました。

会場の様子

会場の様子

2018年9月28日(金)、インドネシアのウダヤナ大学でJSPS事業説明会を開催しました。
ウダヤナ大学はバリ島中心部に拠点を構える国立総合大学で、昨年に引き続いての説明会実施となります。同大学のVisiting Professorを務めておられる、秋田大学教育文化学部の高樋さち子准教授に大学との調整や広報等ご協力いただきました。

説明会は、冒頭で山下センター長からJSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割、同窓会について説明し、その後新原国際協力員と冨山副センター長から各種国際事業について説明を行いました。

続いて、論博事業により東京大学で博士号を取得されたDr. Anak Agung Ayu Mirah Adhi (Professor, Laboratory of Veterinary Pathology, Faculty of Veterinary) と外国人特別研究員として日本で研究を行った経験のあるDr. I Gede Putu Wirawan (Professor, Integrated Lab of Bioscience and Biotechnology) からそれぞれのご経験についてインドネシア語でご講演いただきました。

今回はウダヤナ大学の学部生・大学院生を中心に約100名の方々にご参加いただき、日本留学や研究活動への関心の高さを伺うことができました。

山下センター長

山下センター長

新原国際協力員

新原国際協力員

冨山副センター長

冨山副センター長

Dr.Wirawan(左から2人目)、Dr.Anak(同3人目)、司会をしていただいたMr. I Ketut Tika(右端)

Dr.Wirawan(左から2人目)、Dr.Anak(同3人目)、司会をしていただいたMr. I Ketut Tika(右端)

会場の様子

会場の様子

集合写真

集合写真

2018年9月26日(水)、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)主催の第2回国際シンポジウムおよび同窓会総会がインドネシア・西ジャワ州ボゴールのConservation Auditorium, Bogor Botanical Gardenで開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。

今回の国際シンポジウムは、日本とインドネシアの国交樹立60周年およびJSPSとLIPI(インドネシア科学院)、DG-RSTHE(インドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局)との覚書締結40周年を記念して開催されたものです。“The Role of JAAI to Promote Food, Water, Energy, Humanity and Environmental Security” というテーマに基づきシンポジウムは進行されました。

オープニングセレモニーでは、シンポジウムChairmanのDr. Iin Kurnia(National Nuclear Energy Agency)とDr. Sulaeman Yusuf(Head, Research Center for Biomaterials, LIPI)が来賓および来場者へ歓迎の挨拶を行い、JSPS本部の加藤久参与が開会の辞を述べました。

シンポジウムChairmanのDr. Iin Kurnia

シンポジウムChairmanのDr. Iin Kurnia

LIPI・Dr. Sulaeman Yusuf

LIPI・Dr. Sulaeman Yusuf

JSPS本部・加藤久参与

JSPS本部・加藤久参与

今回は日本から3名、インドネシアから1名の研究者をお招きし、各研究についてシンポジウムのテーマと関連させながらご講演をいただきました。

【基調講演】
“Mathematical and Computational Approaches to Environmental Problems” -東北大学 材料科学高等研究所(AIMR) 水藤寛 教授

今回は世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI) 総合支援事業の支援も受けてのシンポジウム開催となったため、基調講演ではWPIの概要やAIMRについても説明がありました。また、基調講演のモデレーターは山下センター長が務めました。

東北大学・水藤教授

東北大学・水藤教授

山下センター長

山下センター長

【招待講演】
1. Food Security
“Research Collaboration of Fermented Rice Bran for Health Promotion in Japan and Indonesia” -東北大学大学院農学研究科 白川仁 准教授
2. Energy Security
“Nuclear Energy and Education from Fukushima Accident to Indonesia” -National Nuclear Energy Agency, Dr. Heny Suseno
3. Environment Security
“Trends in Wood Machine Vision: Impact in Wood Anatomy and More” -京都大学生存圏研究所 杉山淳司 教授

また、今回はエジプトからJSPSカイロ研究連絡センターとJSPSエジプト同窓会(JSPSAAE)も参加されており、JSPSAAE会長のDr. Ibrahim Tantawy(Professor of Organic & Medicinal Chemistry, Menoufiya University)から同窓会の活動状況とご自身の研究内容について講演がありました。

東北大学・白川准教授

東北大学・白川准教授

Dr. Heny Suseno(左)

Dr. Heny Suseno(左)

京都大学・杉山教授

京都大学・杉山教授

JSPSAAE会長Dr. Ibrahim

JSPSAAE会長Dr. Ibrahim

各講演の後に行われた同窓会総会では、JAAI発足から現在までの活動の振り返りや、会計報告、そしてBRIDGEフェローシップの周知が行われました。

最後に、JAAIを代表して会長のDr. Subyakto(Professor, Indonesian Institute of Sciences: LIPI)が閉会の辞を述べました。

JAAI会長Dr. Subyakto

JAAI会長Dr. Subyakto

今回のシンポジウムには100名以上の参加があり、盛況のうちにシンポジウムは閉会となりました。現在JAAIの主要メンバーの多くはLIPI所属の研究者であり、会場の提供やシンポジウム開催費の拠出等、LIPIに多大な協力をいただいての開催でした。この場を借りて御礼申し上げます。

会場の様子

会場の様子

来賓へ記念品贈呈

来賓へ記念品贈呈

シンポジウム会場外観

シンポジウム会場外観

集合写真

集合写真

2018年9月14日(金)岐阜市立女子短期大学国際文化学科の松浦康之専任講師が当センターを来訪されました。

松浦講師は以前タイの高校で日本語教育に携わっていたご経験をお持ちということで、タイとは縁が深く、現在もタイの研究機関・研究者との交流を続けておられます。当センターには2014年にもお越しいただいており、久しぶりのご来訪でした。

タイとの交流発展に当会国際事業の活用を検討されているとのことで、近年の二国間交流事業の申請採用状況や、審査方法について情報提供させていただきました。また、論博事業外国人研究者招へい事業についてもご説明し、併せてご活用いただきたい旨お伝えしました。

松浦講師(左から2人目)

松浦講師(左から2人目)

2018年9月11日(火)、福山市立大学教育学部の弘田陽介准教授が東亜大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授と当センターを訪問されました。

弘田先生は今回、ヨーロッパ御出張の帰りにタイに立ち寄られ、その際、見学を兼ねて当センターにお立ち寄りいただいたものです。

弘田准教授(左から2人目)、平松准教授(右端)

弘田准教授(左から2人目)、平松准教授(右端)

2018年9月11日(火)、東亜大学芸術学部トータルビューティ学科の田中綾華さんが同大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授と当センターを訪問されました。

東亜大学では今年4月の入学者から学部を問わず海外研修・海外留学を必須とする「トビタテ!東亜大学全員留学プログラム(愛称:次世代長州ファイブプロジェクト)」を開始しており、国際的な視点を持ちつつ、地域社会に貢献できる人材育成に取り組んでいます。

平松准教授は同大学の東南アジア地域の協定校拡大・学生リクルーティングを担当されており、今回はオフィス見学も兼ねて田中さんを連れて来ていただきました。

田中さんは現在4年生とのことで海外研修は必須ではないとのことですが、今回タイ滞在中に協定校などを訪問され、見識を広められたとのことでした。

田中さん(左から3人目)、平松准教授(同4人目)

田中さん(左から3人目)、平松准教授(同4人目)