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JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年2月23日(金) 10:30-12:00(受付は10:00から開始)
会 場:プリンスオブソンクラー大学 学習資料センター 研究開発オフィス 12階 Lertput会議室
講話者:Assoc. Prof. Dr. Perapong Tekasakul副学長(研究制度・大学院研究担当)
   :Dr.Vannarat Saechan(プリンスオブソンクラー大学 獣医学部)

2018年2月2日、岡山大学の槇野博史学長、神崎浩理事・副学長(国際担当)及びグローバル・パートナーズの稲森岳央准教授が当センターを来訪されました。

岡山大学は、学都構想の実現を推進するための中長期的な国際戦略「岡山大学・国際戦略ビジョン21」の下、大学の国際化・グローバル化に取り組まれていらっしゃいます。その中で、アジアを中心に世界各国の大学及び研究機関と大学間国際交流協定を締結し、国際社会に貢献できる人材を育成するため、研究交流はもとより、学生交流においても積極的に留学生を受け入れるとともに学生の派遣を行っていらっしゃいます。タイにおいても現在7大学と大学間国際交流協定を締結され、学生交流等積極的に進めていらっしゃいます。今回、槇野学長、神崎理事・副学長及び稲森准教授は、協定校の一つであるカセサート大学のバンケンキャンパス(バンコク)で開催された、同大学の創立75周年記念学長フォーラムに出席するため来タイされていらっしゃいます。なお、前日の本フォーラムの初日には当センターも出席しました。(その時の様子はこちら

当センターとの意見交換では、ユネスコチェアを持ちESDを推進してきた岡山大学が、岡山市等の地域や国際社会と一体となって進めているSDGs(持続的な開発目標)について、ご説明いただきました。当センターからもアジア・アフリカ諸国の優れた研究者が、日本の大学において大学院の課程によらず論文提出によって博士の学位を取得できるように支援するプログラムである「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU事業)」や、共同研究、セミナー及び研究者交流を通して研究交流拠点の構築とともに、次世代の中核を担う若手研究者の育成を目的とする「研究拠点形成事業」について説明させていただき、SDGsの達成に貢献するための活動を実施する上で、これらのJSPS国際交流事業を活用したいとおっしゃっていただきました。

稲森准教授、神崎理事・副学長、槇野学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

稲森准教授、神崎理事・副学長、槇野学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年2月1日、カセサート大学創立75周年記念の学長フォーラムがタイ・バンコクのカセサート大学バンケンキャンパスで開催され、山下センター長、古屋副センター長及び斉藤国際協力員が出席しました。

本フォーラムは、カセサート大学の創立75周年を記念し、カセサート大学と交流のあるアメリカ、メキシコ、イギリス、フランス、フィンランド、中国、韓国、台湾、ベトナム及びニュージーランド等、世界各国の大学及び研究機関の代表者を招いて開催され、日本からも広島大学、山口大学、高知大学等、多くの大学が参加しています。本フォーラムは「Higher Education in Times of Change」をテーマに、2月1日及び翌日2日の2日間、変わりゆく社会の中で研究・教育を通して大学等高等教育機関が果たす役割について、世界各国の大学及び研究機関の代表者が、様々なセッションを通して講演及び議論を繰り広げます。
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オープニングセレモニーでは、カセサート大学カウンシルのKrissanapong Klratikaraチェアマンが挨拶を述べ、タイ教育省のUdom Kachintorn副大臣からはカセサート大学創立75周年への祝福の言葉が送られました。その後、各国の在タイ大使館や大学の代表者を招いてのフォトセッションとともにフォーラムが始まりました。

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン


タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣

タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣


集合写真

集合写真

最初のセッションでは、フィンランドの最古にして最大の規模を誇るヘルシンキ大学のJukka Kola学長及び広島大学の丸山恭司副学長がそれぞれ「Global Opportunities and Challenges for University Leaders」、「The Aging Population and Continued Education:Challenges of Hiroshima University」と題して、基調講演を行いました。講演では両者ともに、より良い社会を創っていくには、研究だけではなく教育が重要になるということについて述べられていました。

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長


広島大学 丸山恭司副学長

広島大学 丸山恭司副学長

続いて開催されたパネルディスカッションでは、「The Role of the University in the Provision of Education in the Changing Society」をテーマに、国際アジア研究所(オランダ)のPhilippe Peycamダイレクター、揚州大学(中国)のJianye Huang副学長、山口大学(日本)の岡正朗学長及びハノイ大学(ベトナム)のPham Quang Minh学長の4名が、研究所及び大学についての紹介をするとともに、高齢化の進展や、AI等のテクノロジーの発展等、急激に変化する社会の中で、大学及び研究機関がどのような役割を果たすことができるか意見を交わしました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

「バンコクの風 2017 Vol.3」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した
「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、特集記事として、
キングモンクット工科大学トンブリ校の国際関係担当学長補佐である
アナック・カンタチャワナ氏に、「タイ国における大学入試制度について」と題して、ご寄稿いただきました。

また、斉藤国際協力員(山口大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2017 Vol.3」

2018年1月24日、秋田大学教育文化学部地域文化学科の髙樋さち子准教授が、埼玉県環境科学国際センターの王効挙専門研究員とともに、当センターを来訪されました。

高樋准教授は、前回2014年2月16日に当センターにお越しいただいております。(前回の訪問の様子はこちら)また、2016年2月18日に当センターがミャンマーを訪問した際には、在ミャンマー日本国大使館表敬訪問にもご同行いただき、翌2月19日のヤンゴン大学でのJSPS事業説明会時には、開催にあたってご支援・ご協力をいただきました。(その時の様子はこちら

高樋准教授は、東南アジアにおける環境問題を中心に研究されており、今回は科研費基盤研究B「東南アジアにおける水銀利用による環境汚染の回復と持続的産業発展に関する研究」の研究のため、研究分担者の王専門研究員とともに、来タイされました。
当センターからは、2018年1月18日・19日にミャンマーのヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学において実施したJSPS事業説明会の様子について紹介をしました。今回は学部生や大学院生等の学生が中心だったため、若手研究者に対して広く周知できるよう、次回の開催にあたっての協力をお願いいたしました。

また髙樋准教授は、2017年10月30日、インドネシアのウダヤナ大学で開催したJSPS事業説明会にもご協力いただいていたことから、ガイダンス後に国際事業に興味を持った研究者からの複数の問い合わせがあったこと、バリやロンボックにある大学からも、ぜひJSPS事業説明会を開催して欲しい旨の依頼があったこと等をお話いただきました。

山下センター長からは、2018年は日本インドネシア国交樹立60周年にあたる記念の年であり、またインドネシアにおけるJSPSの対応機関であるインドネシア科学院(LIPI)及び研究技術高等教育省(DG-RSTHE)とのMOU締結40周年にあたることから、インドネシアにおいて大規模なシンポジウムとJSPS同窓会を開催予定である旨の説明がありました。
その後も、ミャンマー、インドネシア、マレーシアの大学・学術機関等の状況について、多岐にわたり有意義な意見交換を実施することができました。

土肥国際協力員、王専門研究員、山下センター長、高樋准教授、古屋副センター長

土肥国際協力員、王専門研究員、山下センター長、高樋准教授、古屋副センター長

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年1月19日、ミャンマー・ヤンゴン工科大学で2016年2月以来、3回目となるJSPS事業説明会を開催しました。(前回の様子はこちら
説明会は、Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長の挨拶で始まりました。

Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長

Dr. Mi Sandar Mon機械工学部長

フォトセッション後、山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員が、「外国人研究者招へい事業」、「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」、「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」等のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長


土肥国際協力員

土肥国際協力員


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次に、国費留学生として東京大学で学ばれ博士号を取得し、その後、外国人特別研究員として三重大学で2年間研究を行ったヤンゴン大学地理学部のDr. Kay Thwe Hlaing教授に昨日のヤンゴン大学での説明会と同様に、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてミャンマー語でご講演頂きました。日本での研究経験豊富なDr. Kay Thwe Hlaing教授のお話しに若手参加者は熱心に耳を傾けていました。

Dr. Kay Thwe Hlaing教授

Dr. Kay Thwe Hlaing教授

最後に、国立遺伝学研究所の知的財産室の鈴木睦昭室長が「Introduction of technological innovation capability and Nagoya protocol implementation in Japanese University」と題して、講演を行いました。

鈴木睦昭室長

鈴木睦昭室長

質疑応答では、150名を超える参加者で満員に埋まった会場から、各事業について申請資格や具体的な申請手順について時間を超えて多くの質問があがり、JSPS国際交流事業の関心の高さが伺えました。質疑応答の最後に山下先生から参加者に、JSPS国際交流事業の多くは日本側が申請するため、先ずは日本側研究者と研究プランを練ってくだいと呼びかけました。

質疑応答

質疑応答


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最後に、再びDr. Mi Sandar Mon機械工学部長からご挨拶をいただき、JSPS及びJSPS国際交流事業について理解を深めることができ有意義な説明会になったとのお言葉をいただきました。

集合写真

集合写真


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2018年1月19日、Moe Moe Than現地通訳・コーディネータとともに在ミャンマー日本国大使館を表敬訪問しました。

今回の訪問では、藤原尚子二等書記官にJSPSの国際事業や世界10か国に展開するJSPS海外センター及び同窓会組織等について説明をするとともに、前日1月18日に開催したヤンゴン大学及び19日に開催したヤンゴン工科大学におけるJSPS事業説明会について説明を行いました。

藤原書記官からは、ミャンマーにおける日本語学習者数が伸びており、2017年度に実施した日本語能力試験(JLPT)の受験者が12,000人を超えているなど、日本に関心を持っている人の多さを実感しているとのお話がありました。日本大使館では、月に1回「留学アドバイザリー」を開催しており、毎回30人程度が相談に訪れるほど盛況とのことでした。

山下センター長からは、JSPSの論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)について、ミャンマーで仕事を継続しながら日本の大学で博士号を取得できる本事業は、ヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学においても質問が多数挙がり、関心の高さが伺えたと紹介をしました。また、次回ミャンマーでJSPS事業説明会を実施する際は、より多くのミャンマーの研究者に日本に来て頂くために、ぜひ大使館にもご参加いただき、JSPSの国際事業の紹介と合わせ、日本留学の概要説明もお願いしたいと協力を依頼しました。

当センターでは今後もミャンマーにおいてJSPSの事業説明会を実施し、大使館との連携を強化しつつ、ミャンマーの大学における研究活動の推進に貢献していきたいと思います。

左から、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、藤原二等書記官、斉藤国際協力員、Moe Moe Thanコーディネータ

左から、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、藤原二等書記官、斉藤国際協力員、Moe Moe Thanコーディネータ

2018年1月18日、ミャンマー・ヤンゴン大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学では2016年2月に開催して以来の3回目の開催となります。(前回の様子はこちら
説明会は、広島大学の修士課程及び博士課程で7年間学ばれ、同大学で博士号を取得されたDr. Omar Kyaw副学長の挨拶で始まりました。

Dr. Omar Kyaw副学長

Dr. Omar Kyaw副学長


 
約100名の参加者とのフォトセッションを挟み、山下センター長より事業説明会開催にあたり感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。
集合写真

集合写真


山下センター長

山下センター長


古屋副センター長

古屋副センター長


 
次に、国費留学生として東京大学で学ばれ博士号を取得し、その後、外国人研究者招へい事業(外国人特別研究員)に採択され三重大学で研究を行われたヤンゴン大学地理学部のDr. Kay Thwe Hlaing教授及び外国人招へい研究者(長期)として東京大学での研究経験をお持ちのDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてミャンマー語でご講演頂きました。ミャンマー語で具体的な申請方法をご説明いただいたことによって、参加者はより理解を深めることができたようです。
Dr. Kay Thwe Hlaing教授

Dr. Kay Thwe Hlaing教授


Dr. Daw Kay Lwin Tun准教授

Dr. Daw Kay Lwin Tun准教授


 
その後、国立遺伝学研究所の知的財産室の鈴木睦昭室長が「Introduction of technological innovation capability and Nagoya protocol implementation in Japanese University」と題して、日本の科学技技術や日本の大学の研究の水準についての説明をするとともに、生物多様性条約および名古屋議定書に関しての説明を行いました。
鈴木睦昭室長

鈴木睦昭室長


 
質疑応答では、参加者の多くが若手研究者であったことから外国人研究者招へい事業及びRONPAKU事業を中心にミャンマー語で多くの質問があり、事業経験者のDr. Kay Thwe Hlaing教授及びDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に通訳していただきながら説明を行い、多くの研究者に、JSPS国際交流事業について理解を深めていただくことができました。
質疑応答

質疑応答


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最後に、ヤンゴン大学化学部のDr. Daw Hnin Hnin Aye学部長から、今日の機会をきっかけに、ヤンゴン大学から積極的にJSPS国際交流事業に申請したいとのお言葉をいただき、幕を閉じました。
Dr. Daw Hnin Hnin Aye学部長

Dr. Daw Hnin Hnin Aye学部長

 

2018年1月15日、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 管理部企画連携課の東(ひがし)秀明課長及び中西啓太職員が当センターを来訪されました。

総合地球環境学研究所は、地球環境学の総合的研究を行う大学共同利用機関で、「地球環境問題の根源は、人間文化の問題にある」という認識に基づいて、人と自然の相互作用環の理解の上にたち、さまざまな領域で、地球環境問題の解決に向けて研究を行っています。
東課長は、この度、同研究所及び同研究所プログラムの広報活動のため、タイ及びミャンマーを訪問されると共に、若手研究者育成もあわせて、当センターにお越しくださいました。同プログラムの中では海外の研究者に研究者でのポストを与えることもできるため、当センターの所管するタイ、バングラデシュ、フィリピン、ネパール及びインドネシア等のJSPS同窓会の研究者にも周知していただければとお話がありました。
また、東課長は、以前、在ミャンマー日本国大使館に勤務されていたため、一昨年度にヤンゴン大学及びヤンゴン工科大学でJSPS事業説明会を実施した際には、ご支援・ご協力をいただきました。(その時の様子はこちら

当センターからは、「二国間交流事業」や「研究拠点形成事業」等のJSPS国際交流事業で実施している地球環境問題解決プロジェクトを紹介するとともに、今回の出張の目的の一つでもある若手職員の育成について、中西職員にJSPSで実施している大学等の職員を対象とした国際学術交流研修の紹介を行い、日本の大学・学術機関の情報について多岐にわたり、有意義な意見交換を実施することができました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、東課長、山下センター長、中西職員、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、東課長、山下センター長、中西職員、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

JSPSバンコクセンター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)による共催セミナーを以下のとおり開催いたします。

このセミナーは、“EEC and Sustainable Development”をテーマとした講演及びパネルディスカッションを実施いたします。

なお、本セミナーへのご参加は無料ですが、会場設営等の都合上、事前登録が必要なため、本セミナーにご関心のある方または参加を希望される方は、誠に恐れ入りますが、2018年1月29日(月)までにNRCTのウェブサイトから事前にご登録をお願いいたします。

事前登録URL  https://sites.google.com/view/eec2018seminar

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日 時:2018年2月8日(木)9時30分~12時30分
会 場:Arnoma I(Arnoma Hotel 3階)(タイ・バンコク)
テーマ: EEC and Sustainable Development

Program as of 12_1_2018 rev_ページ_1 Program as of 12_1_2018 rev_ページ_2

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2018年1月18日(木) 14:00-16:00(受付は13:30から開始)
会 場:ヤンゴン大学 アートホール
講話者:Dr. Daw Kay Thwe Hlaing講師(ヤンゴン大学 Department of Geography)
Dr. Daw Kay Lwin Tun講師(ヤンゴン大学 Department of Zoology)
その他:説明会の最後に国立遺伝学研究所・知的財産室の鈴木室長よる講演もあります。

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日 時:2018年1月19日(金) 10:00-12:00(受付は9:30から開始)
会 場:ヤンゴン工科大学
講話者:Dr. Daw Kay Thwe Hlaing講師(ヤンゴン大学Department of Geography)
その他:説明会の最後に国立遺伝学研究所・知的財産室の鈴木室長よる講演もあります。

2018年1月11日、東京医科歯科大学の竹本佳弘教授が当センターを来訪されました。

今回は1月12日にチュラロンコーン大学で開催されるシンポジウムへの出席に加え、2012年より採択された「大学教育改革の支援・大学間連携共同教育推進事業」に基づき4大学(東京医科歯科大学、お茶ノ水女子大学、学習院大学、北里大学)の学際生命科学東京コンソーシアムが実施している、博士課程のタイ人留学生獲得も行うために来タイされました。
竹本先生には当センターに度々お越し頂き、同事業についてもご報告頂いておりました(前回のご来訪はこちら)が、今年は事業の最終年度ということでそのご報告と今後の取組についてご説明頂きました。これまで事業で培った成果が消えることのないよう、事業が終了しても科目を残す方向で調整していらっしゃるそうです。
また、竹本先生はルーブリック(学習到達度を示す評価基準を表として示したもの)を使った評価測定も進めていらっしゃるとのことで、評価項目の選定や、今回の事業で科目受講者とそうでない学生との知識に対する習熟度の差が大きく異なったことなど、大変興味深いお話しをお聞きすることができました。

当センターからも他大学の留学状況や、JSPSの国際事業である「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」について説明した他、大学事務職員が抱える課題、竹本先生が千代田区と進めている共同演習の取組など、話題は多岐に渡り有意義な意見交換を実施することができました。

竹本教授、古屋副センター長

竹本教授、古屋副センター長

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2018年1月11日、在タイ日本国大使館主催の「18th Japan Education Fair in Khon Kean」に合わせコンケン大学を訪問し、JSPS事業説明会を実施しました。同大学では毎年JSPS事業説明会を実施しており、今年で5回目の開催となります。
説明会前に、在タイ日本国大使館の寺島一等書記官をはじめJapan Education Fairに参加している全大学とともにコンケン大学の副学長、学部長らを表敬訪問し、同大学のAssoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)から歓迎の挨拶を頂きました。JSPSタイ同窓会(JAAT)会員であるAssoc. Prof. Dr. Nawaratは、外国人招へい研究者(長期)として10か月間、東京医科歯科大学で研究をされた経験をお持ちでいらっしゃいます。挨拶では、現在74の日本の大学及び研究機関とMoUを締結し、共同研究や学生・研究者交流を進めていることを紹介されました。
寺島一等書記官からの挨拶では、タイに事務所を構える日本の大学が約50校以上あること紹介する一方で、タイから日本へ留学生はベトナム、ミャンマー及びインドネシア等の人数より少ないことに触れて、今後、その数が増えることを期待したいとおっしゃっていました。
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表敬訪問に続いて実施した事業説明会では、再度、同大学のAssoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)から挨拶をいただきました。

Assoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)

Assoc. Prof. Dr. Nawarat Wara-aswapati Charoen副学長(国際担当)

山下センター長がJSPSの概要及びJSPSバンコクセンターの活動内容について説明した後、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員がJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長

 

土肥国際協力員

土肥国際協力員

 

斉藤国際協力員

斉藤国際協力員

続いて、JAAT理事でもあり、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)により産業医科大学でPhDを取得されたProf. Dr. Kittisak Sawanyawisuthより、同事業を通じて学んだことや日本での体験談についてお話しいただきました。その中で、自身も一度の応募で通らなかったことを紹介し、決してあきらめずに応募してくださいと参加者に呼びかけていました。

Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth

Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth

同じくJAAT理事でRONPAKU事業により駒澤大学でPhDを取得されたAssoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimthamには、申請手順や日本での研究及び生活等について、非常に詳しくお話しいただき、参加者は、より理解を深めることができたようです。

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham

Assoc. Prof. Dr. Sukanya Aimimtham

事業説明会には、若手研究者を中心に約30名の参加がありました。その中にはインドネシアの研究機関からコンケン大学に留学している学生もいらっしゃり、質疑応答では、外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)を中心に、競争率や申請資格について等、予定時間を超えて、多くの質問があがり、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。

集合写真

集合写真

2018年1月9日、九州工業大学の鶴田隆治理事・副学長(教育・学生担当)が、西野貴子教育企画係長及び武内紀陽学生支援係長とともに、JSPS事業説明会を実施したキング・モンクット工科大学トンブリ校の説明会会場にお越し下さいました。

同大学は基本理念である「わが国の産業発展のため、品格と創造性を有する人材を育成する」を念頭に置き、“Global Engineer”の養成・有能な人材の確保による「知の競争力」の向上・国際的プレゼンスの向上の3点を目的として国際化を進めておられます。
同大学は、協定を締結しているキング・モンクット工科大学ノースバンコク校との間でロボット系・衛星系の分野でコラボレーション・ラボラトリーを運営していらっしゃいます。これらの国際拠点等を活用して、学生・研究交流を推進するにあたり、タイにおける国際交流の現状について情報収集をしたいとのことで足を運んで下さいました。

鶴田理事からは、タイからの留学生が卒業後、タイで要職に就いていることが多いこと、タイ在住の卒業生の方々が多数活躍していることについて説明を頂きました。今後は大学の同窓会組織や海外拠点を、福岡県人会や商工会議所等の協力を得ながら、学生・研究交流や海外インターンシップにうまく結び付けていきたいとお話頂きました。
また、西野係長からは海外同窓会について、タイとマレーシアで同窓会組織の立ち上げ中である旨を説明頂きました。なお、同大学はマレーシアの大学と交流を実施しており、プトラ大学にはサテライトキャンパスがあるため、こちらも積極的に活用したいとのことでした。

山下センター長からは、バンコク研究連絡センターの活動内容及び在タイ大学連絡会(JUNThai)について紹介を行いました。

今回は特に同窓会組織について、今後の在り方や活用方法等、有意義な意見交換を実施することができました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、鶴田理事、西野係長、竹内係長

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、鶴田理事、西野係長、竹内係長

2018年1月9日、昨年度に引き続き、キングモンクット工科大学トンブリ(KMUTT)でJSPS事業説明会を実施しました。同大学はタイでトップレベルの国立大学で、積極的に国際化を進めています。日本の大学とも積極的に学術交流に取り組まれており、現在50の大学とMOUを締結している他、千葉大学、新潟大学、芝浦工業大学及び大阪大学とはダブルディグリープログラムも実施しています。

説明会は、Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan, Senior Vice President for Research and Innovationの挨拶で始まりました。

Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan副学長

Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan副学長

山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

山下センター長

山下センター長


古屋副センター長

古屋副センター長

その後、JSPSタイ同窓会(JAAT)会員のDr. Pitch Sutheerawatthana及びAsst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteに申請手順や日本での研究活動の様子などをお話しいただきました。Dr. Pitch SutheerawatthanaはJSPS外国人特別研究員として2年間東京大学で研究された経験をお持ちで、Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteも同じくJSPS外国人特別研究員として2年間京都大学で研究をされた経験をお持ちです。プレゼンでは、両国間の締切り認識の違い等、申請にあたっての注意事項等を具体的にご説明いただきました。

Dr. Pitch Sutheerawatthana

Dr. Pitch Sutheerawatthana


Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchote(左)

Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchote(左)

説明会には若手研究者からベテラン研究者まで幅広い層の20名を越える参加がありました。その中には、既にJSPS国際交流事業に申請した経験を持つ研究者もいらっしゃり、質疑応答では各事業について、申請手順や審査基準等、具体的な質問も相次ぎ、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました

質疑応答

質疑応答


スピーカー集合写真

スピーカー集合写真

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者等による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

—–
日 時:2018年1月11日(木) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:コンケン大学 教育学部 1507会議室
講話者:Prof. Dr. Kittisak Sawanyawisuth(コンケン大学 医学部医学科)
    Assoc. Prof. Sukanya Aimimtham(コンケン大学 人文社会科学部行政学科)

日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センターでは、タイに拠点を設置する日本の大学等教育関係機関のポスターを事務所内に設置するとともに、当センターホームページこちらで紹介しています。
ポスター掲示・掲載を希望される日本の大学等教育関係機関におかれましては、様式をダウンロードの上、当センターあて送付くださいますようお願いします。

2017年12月20日、大阪大学ASEAN拠点長である仁平卓也教授が国際部国際企画課の中山由紀職員及び佐孝友香職員とともに当センターを来訪されました。

大阪大学ASEAN拠点は、当センターと同じビルに所在し、仁平拠点長を中心に「ASEAN地域の大学・研究所との共同研究促進」、「同地域の優秀な高校生・大学生・大学院生のリクルート」、「大学の宣伝・広報、現地での情報提供の窓口」、「タイ同窓会をはじめとする同窓会組織の支援」等、大阪大学のASEAN地域における国際交流を進めていらっしゃいます。

中山職員及び佐孝職員は、大阪大学ASEAN拠点の活動をより活性化すべく、タイに拠点を置く他の日本の大学がどのように運営・活動しているかを調査するため来タイされるとともに、当センターにも情報交換のため、お越しくださいました。
情報交換では、当センターからJSPS概要及び当センターの活動内容を説明するとともに、発足当時の2014年にはメンバー校が十数校であったが、この3年間でその数が約50校にまで増えた「タイに拠点を置く日本の大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)」等について説明させていただきました。また、JSPS国際交流事業の中でもJSPS同窓会正規会員に対し、再度来日して日本人研究者との研究協力関係を形成・維持・強化する機会を提供する事業である「外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)」について、面白いプログラムで参考にしたいとおっしゃっていただきました。

中山職員、佐孝職員、仁平拠点長、山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員

中山職員、佐孝職員、仁平拠点長、山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年12月18日、在タイ日本国大使館で第13回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。

前回の第12回JUNThaiの概要はこちらからご覧いただけます。

第1部では、以下2つの講演が行われました。
・「The Benefits of Studying in Japan and the Achievement of Thai students receiving the Japanese Government (Monbukagakusho: MEXT) Scholarship 」
 Ms. Supatra Pothong(元タイ日本国大使館広報文化部スタッフ)
・「在タイ27年、タイの大学教員としての21年に思うこと-20世紀と21世紀の狭間のバンコク-」
 横山正明(日本近現代史を識る会主宰/Bangkok University)

元タイ日本国大使館広報文化部スタッフのMs. Supatra Pothongから、長年勤められた在タイ日本国大使館で担当された国費外国人留学生制度の概要について説明するとともに、創設された1954年から約3,000名のタイ人学生が国費を用いて日本で学んでいることが紹介されました。Ms. Supatraは、その経験者に日本での学習環境、日本に留学して良かった点、日本での経験が帰国後にどのように役立ったか等のアンケート調査を行い、分析結果を紹介していました。その結果、国費の目的である、日タイの文化、環境の理解が深まったとともに、帰国後タイの発展にも貢献していることが分かったとのことでした。

Ms. Supatra Pothong

Ms. Supatra Pothong

日本近現代史を識る会の主宰であり、バンコク大学の教員でもある横山正明講師は、27年の在タイを通して、日タイの文化比較を中心にお話されました。その中でも、BTS、MRTの開通によりバンコク市内が様変わりしたこと、住居形態の変化とともに少子化も進んでいることを挙げられ、月日とともに人々の考え方・価値観が変化している中で、日本人の考え方が硬直化しているように感じられるとおっしゃっていました。また、タイの学生が選ぶ留学先は欧米が多く、日本に留学する学生は増えていないと指摘されていました。日本人学生の英語力やコミュニケーション能力の問題についても、実例を交え分かりやすくご説明されていました。

横山講師

横山講師

第2部の連絡会では、初めに議長及び書記の選出が行われ、現幹事校の中から議長に福井大学の竹本准教授、書記に東亜大学の平松准教授がそれぞれ選出されました。

オブザーバー参加の東京都立産業技術研究センター、国際農業食糧交流機構、神戸国際大学及び情報通信研究機構(NICT)の紹介後、明治大学アセアンセンターの小沼センター長から「JUNThaiの将来について」提案がありました。JUNThaiは発足当時の2014年には十数校であったが、現在その数は約50校にまで増え、今後さらに規模が大きくなることが見込まれるため、日タイ学術連携強化のチャンネル機能の可能性や事務局設置の必要性等、JUNThaiの今後の方向性について議論が行われました。

小沼センター長(左側)、竹本議長(右側)

小沼センター長(左側)、竹本議長(右側)

最後に以下4機関から、それぞれセミナー開催等案内がありました。

・泰日工業大学から2018年5月17日-18日に開催予定の国際学会ICBIR(The 5th International
Conference on Business and Industrial Research)への論文の投稿について、積極的に応募して欲しいとの依頼がありました。また、2018年8月から始まるインターナショナルコース開設の案内がありました。
・在タイ日本国大使館から毎年実施している地方留学説明会について、今年度もコンケン、ピサヌローク、ソンクラー(ハジャイ)の3都市で開催する旨の案内がありました。
・東京都立産業技術研究センターから今年度実施したセミナーの紹介とともに、1月、2月に開催予定のセミナーについて、案内がありました。
・創価大学から2018年3月26日-28日に開催予定の国際会議2018 ASAIHL Conference(The Association of Southeast Asian Institute of Higher Learning)について案内がありました。
 
次回のJUNThaiは、2018年3月19日(月)に開催予定です。

「バンコクの風 2017 Vol.2」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した
「バンコクの風」を発行しています。

今回は、日タイ修好130周年を記念として開催した「Japan Days」を始め、タイ科学技術博覧会、またフィリピン・ネパールでのシンポジウム等、たくさんのイベント・活動を紹介しております。
また、斉藤国際協力員(山口大学)のコラムも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2017 Vol.2」

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

—–
日 時:2018年1月9(火) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:キングモンクット工科大学トンブリ:KMUTT Office of President907会議室
講話者: Dr. Pitch SUTHEERAWATTHANA(Department of Civil Engineering, KMUTT)
     Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchote(Department of Tool and Materials Engineering, KMUTT)

2017年11月30日、昨年度に引き続き、Thailand Science Parkにあるタイ国立科学技術開発庁(The National Science and Technology Development Agency、NSTDA)で国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)及び日ASEAN科学技術イノベーションプラットフォーム(JASTIP)と合同で事業説明会を実施しました。
NSTDAは、タイ科学技術省(MOST)監督の下、傘下にタイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)、タイ国立金属材料技術研究センター(MTEC)、タイ国立電子コンピューター技術研究センター(NECTEC)及びタイ国立ナノテクノロジー研究センター(NANOTEC)の4つの研究所を持ち、タイの科学技術における研究開発、技術移転、人材育成などを担っています。
説明会は、JSPS事業経験者でJAAT会員でもあるNSTDAのAssoc. Prof. Chanwit Tribuddharat, Vice Presidentの挨拶で始まりました。

Assoc. Prof. Chanwit Tribuddharat, Vice President

Assoc. Prof. Chanwit Tribuddharat, Vice President

山下センター長が感謝の言葉を述べるとともにJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動を説明し、古屋副センター長及び斉藤国際協力員が「外国人研究者招へい事業」、「論文博士号取得希望者に対する支援事業」、「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」等、JSPS国際交流事業の説明を行いました。

山下センター長

山下センター長

次に、小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターがJST概要を説明するとともに、JST国際事業である「e-ASIA共同研究プログラム」及び「さくらサイエンスプラン」、そして、JSTが国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)及び独立行政法人国際協力機構(JICA)と共同で実施している「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の紹介を行いました。

小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーター

小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーター

最後に、京都大学アセアンセンターの藤枝絢子副所長から、日本とASEANの関係を強化し、ASEAN地域の科学力の向上を図ることなどを目的とした「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)」の紹介がありました。

藤枝絢子副所長

藤枝絢子副所長

今回のガイダンスでは、JST及びJASTIPと3者合同で実施することにより、日本のファンディングエージェンシーやそのプログラムについて、タイの研究者に対して包括的に説明することができ、有意義な事業説明会となりました。

集合写真

集合写真

2017年11月29日、国立高等専門学校機構の高橋雅之執行調整役が以下3名の職員と共に当センターを来訪されました。
・本部事務局管理課 井上 強 課長補佐
・本部事務局財務課財務企画係 芳野 賢志 係長
・本部事務局国際企画室海外展開係 澤浦 文章 係長

国立高等専門学校機構では、高専教育の海外展開を積極的に推進しており、タイ教育省の全面的な協力の下、2016年12月1日にタイ・バンコクのタイ教育省職業教育委員会事務局(OVEC)内に「高専機構タイリエゾンオフィス」を設置しました。タイでは、経済発展を加速していくためにイノベーションを牽引する実習経験を積んだ実践的なエンジニアの養成が急務となっており、タイの日系企業においても高専型教育を受けた実践的なエンジニアを求める声が高まっているため、国立高等専門学校機構は、タイにおける産業・技術の高度化を支える人材育成に貢献できるよう、高専教育モデルの普及促進を図っていらっしゃいます。
高橋執行調整役は、高専機構タイリエゾンオフィスの活動をより活性化させるために、当センターを含む日本の高等教育機関のタイにおける海外拠点が、どのように運営・活動しているかを調査するため、関係職員と共に来タイされていらっしゃいます。
山下センター長から、当センターの概要及びタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等について説明する共に、古屋副センター長から予算執行や現地スタッフの雇用について等、センター運営に係るより具体的な事項について説明させていただきました。
 

古屋副センター長、澤浦係長、高橋執行調整役、山下センター長、井上課長補佐、芳野係長、斉藤国際協力員

古屋副センター長、澤浦係長、高橋執行調整役、山下センター長、井上課長補佐、芳野係長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年11月28日、マヒドン大学パヤタイキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。
同大学は、1888年にラマ5世によって設立されたSiriraj病院を起源とし、その医学校は1893年にタイで初めて医学の学位を出しています。1969年にマヒドン大学と改名し、現在では、医学系を中心にタイトップレベルの国立総合大学として、世界的にも高い評価を受けています。今回は、昨年度にひき続き、医学部や理学部のあるパヤタイキャンパスで説明会を実施しました。

説明会では、先ず山下センター長から説明会開催の感謝の言葉を述べるとともに、JSTとJSPSの違い等、日本のファンディングエージェンシーについての説明を行いました。

山下センター長

山下センター長

フォトセッションを挟み、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクオフィス活動内容の説明を行い、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員がJSPS国際交流事業の紹介を行いました。

古屋副センター長

古屋副センター長

 

土肥国際協力員

土肥国際協力員

 

斉藤国際協力員

斉藤国際協力員

続いてJSPS事業経験者であり、JSPSタイ同窓会(JAAT)会員でもあるDr. Kittiphong Paiboonsukwongにご講演いただきました。Dr. Kittiphongは、JSPS外国人特別研究員として埼玉医科大学で研究された経験があり、日本での研究や生活の様子についてユーモアも交えながらタイ語でお話しいただきました。

Dr. Kittiphong Paiboonsukwong

Dr. Kittiphong Paiboonsukwong

説明会には、若手研究者だけでなく中堅研究者の姿も多く見受けられ、JSPS国際交流事業に応募経験のある研究者もいらっしゃいました。Q&Aセッションでは、二国間交流事業や研究拠点形成事業について、審査基準等具体的な質問が相次ぎ、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。

質疑応答

質疑応答

 

質疑応答

質疑応答

 

集合写真

集合写真

2017年11月20日、山口大学の三浦房紀副学長(国際連携担当)が大学研究推進機構の大澤高浩准教授、国際企画課の山本亜希子係長、阿部絵后職員及び学生支援課の重松隆寛職員とともに当センターを来訪されました。

山口大学では、研究分野を主体とした国際連携活動を強化することにより大学の研究レベルの高度化を図ると共に、学術を通じた教育支援及び国際貢献をおこなうことを目的として、大学の研究力向上につながると期待できる海外の大学を「重点連携大学」に選定しています。タイではカセサート大学及びチュラロンコン大学の2つの大学を重点連携大学に選定しており、さらに、複数の重点連携大学が立地する国・地域の中からタイはインドネシアとともに「重点拠点国」としても選定しています。同大学は農学分野を中心にタイとの交流が非常に活発で、11月18日にはバンコク市内で山口大学タイ帰国研究者・留学生等交流会を開催され、当センターご来訪前には、重点連携大学の一つであり、海外オフィスも構えるカセサート大学で、山口大学がJAXAやチュラロンコン大学、大澤准教授の所属するインドネシアのウダヤナ大学等、多くの研究機関とともに進めており、JSPS研究拠点形成事業(B型)においても支援している衛星リモートセンシングを用いた防災・減災への応用研究に関する打ち合わせをされたとのことでした。
また、同大学では職員を海外の大学に派遣し、派遣先大学での管理運営及び教育研究体制についての実地研修を通して、大学の国際化に貢献できる人材を育成することを目的にSD(スタッフ・ディベロップメント)研修を実施されていらっしゃいます。重松職員はこの研修で来タイされ、チェンマイ大学及びカセサート大学で英語による大学紹介を実施されたとのことです。

当センターからも管轄する同窓会の支援業務等、当センターの活動内容をご説明すると共に、JSPS国際交流事業についてご説明させていただいたところ、「外国人研究者招へい事業」等に興味を示していただき、学内に周知し積極的に応募したいとおっしゃっていただきました。

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、重松職員、阿部職員、斉藤国際協力員 (前列)大澤准教授、三浦副学長、山下センター長、山本係長

(後列)土肥国際協力員、古屋副センター長、重松職員、阿部職員、斉藤国際協力員
(前列)大澤准教授、三浦副学長、山下センター長、山本係長

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年11月17日、京都工芸繊維大学の桑原教彰教授、大谷章夫准教授、堀江尚国際課長及び工芸科学部4年生の新井結菜さんが当センターを来訪されました。

京都工芸繊維大学は、中期目標に掲げる「国際交流推進体制の構築」、「若手人材の重点的育成」、「教育研究協力事業の重点的推進」の方針に対する取組の下、感性豊かな国際的工科系大学を目指して、日々、大学の国際化を進めていらっしゃいます。
その取り組みの一環として、2017年6月に綾部市長を立会人として、綾部工業団地振興センターとキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)との三者間でインターンシップに関する協定を締結し、この協定に基づき、学生の双方向の企業インターンシップ実施を毎年予定しているとのことです。桑原教授、大谷准教授及び堀江国際課長は、この協定に基づき、タイで初めて行われた学生の海外インターンシップの引率として来タイされていらっしゃいます。新井さんはインターンシップに参加され、自動車部品メーカーや精密機械メーカー等の合計6社の在タイ日系企業を約2週間かけて訪問されたとのことでした。
また、京都工芸繊維大学は、タイの国際交流協定の一つであるラジャマンガラ工科大学タヤンブリ校に海外オフィスを2016年1月に設置されていらっしゃり、今回の在タイ日系企業とのインターンシップ実現は、このタイオフィスを設置したことによる成果の一つであるとおっしゃられていました。

当センターからも、JSPSの概要及びバンコクセンターの活動内容について説明するとともに、約50校までに増えたタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)の状況等についてご説明させていただき、有意義な情報交換を行うことができました。

大谷准教授、桑原教授、堀江国際課長、山下センター長、新井さん、土肥国際協力員、斉藤国際協力員

大谷准教授、桑原教授、堀江国際課長、山下センター長、新井さん、土肥国際協力員、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年11月15日、名古屋大学職員海外研究の一環として、名古屋大学・三重大学・岐阜大学・愛知県公立大学法人・愛知教育大学の職員計7名が、名古屋大学バンコク事務所のVeeraya Chenchittikul特任助教とともに当センターを来訪されました。来訪された職員は以下のとおりです。
・服部 里実 名古屋大学 教育推進部 学生支援課 奨学支援係 主任
・藏本 沙和 名古屋大学 医学部医学系研究科 医事課 収納係 事務職員
・加藤 美緒 名古屋大学 教育推進部学生支援課 修学支援係 事務職員
・山本 麻莉 三重大学 企画総務部 人事労務チーム 主任
・福田 曜平 岐阜大学 教育学部附属学校係 事務職員
・吉田 百合香 愛知県公立大学法人 事務局総務部門 総務部情報課 主事
・市川 勝規 愛知教育大学 企画課情報企画室情報企画係 係長

今回の来訪は、同大学職員等の海外研修の一環として、海外の教育機関と意見交換・情報交換を行い、現地の日本関係機関の業務に対する理解を深めることを目的として行われており、2015年11月に引き続き当センターにお越しくださいました。(その時の様子はこちら

山下センター長から、JSPSの概要及びバンコク研究連絡センターの活動内容について紹介を行いました。また昨年10月に名古屋大学とカンボジア王立プノンペン大学の共催で開催された「第1回日本・カンボジア学長会議」について触れ、大学で教える教員のうち、博士号取得者はわずか5%であり、JSPSの国際事業である「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」はカンボジアの研究者の支援として非常に有意義であること等、説明をしました。

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なお、今回の研修の参加者が大学職員であることから、JSPSで大学職員を対象に実施している、国際交流に関する幅広い見識と高度な実務能力を有する専門的な職員の養成を目的とした「国際学術交流研修」についても紹介したところ、大変興味を持って下さいました。参加者からは、海外研修で苦労したこと等、次々と質問が上がり、同席した国際協力員2名からそれぞれの研修の感想を述べさせて頂き、有意義な意見交換を実施することができました。

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

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JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を実施します。
今回は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と日ASEAN科学技術イノベーションプラットフォーム(JASTIP)の2機関も加わっての合同説明会になりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

—–
日 時:2017年11月30(火) 14:00-16:00(受付は13:30から開始)
会 場:タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)
CO-110, 1st floor, CO Buiding, Thailand Science Park
 
講話者:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 小林 義英 氏
(Chief, JST Singapore Office and e-ASIA Special Coordinator, e-ASIA JRP Secretariat Office)
    
日ASEAN科学技術イノベーションプラットフォーム(JASTIP)藤枝 絢子 氏
 (Deputy Director of ASEAN Center)

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

—–
日 時:2017年11月28(火) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:マヒドン大学 Phayathai Campus,
K102 Meeting Room, Chalermprakiet Building
 
講話者:Dr. Kittiphong Paiboonsukwong, Lecturer(Ph.D., M.D.),
Thalassemia Research Center, Institute of Molecular Bioschiences

2017年11月10日、JSPSのマレーシアにおけるカウンターパートであるマレーシア国立大学長会議(VCC)の事務局を訪問しました。同事務局はマラヤ大学の中に設置されており、JSPSの外国人研究者招へい事業経験者で同事務局を運営しているProf. Dr. Noorsaadah ABD. Rahman副学長と意見交換を行いました。
同意見交換では、当センターから前日11月9日にマレーシア工科大学で開催された「Japan Graduates Symposium(JGS)2017」の報告と共に、JSPSマレーシア同窓会の新規設立について説明し、今後の設立に向けたマレーシア内での調整をお願いしました。Prof. Rahmanからは、マレーシアのファンディングエージェンシーや現在のVCCの状況等をお話し頂くと共に、今後のJSPSマレーシア同窓会設立に向けての調整についてもマレーシア科学大学(USM)等と協力していく旨回答頂きました。

Prof. Rahman、山下センター長、古屋副センター長

Prof. Rahman、山下センター長、古屋副センター長

今後ともVCCとの連携を強化しつつ、JSPSマレーシア同窓会設立に向け話し合いを進めると共に、マレーシア・日本双方の学術交流推進に貢献していきたいと思います。

2017年11月9日、マレーシア・クアラルンプールにあるマレーシア工科大学(UTM)及びマレーシア・日本国際工科院(MJIIT)内で開催された「Japan Day」に、当センターから山下センター長と古屋副センター長が出席しました。
マレーシアでは、1980年代から「東にある国に学べ」という東方政策(LEP:Look East Policy)のもと、日本に多くの留学生を輩出してきました。MJIITは、LEPの集大成として、日本の科学技術や労働倫理をマレーシアにいながら身につけられるようにしようという理念のもとに、両国政府によりUTMの中に設置された高等教育機関です。2015年に最初の学部卒業生を出し、現在は学部3学科、大学院 4専攻、防災分野の研究および人材育成を行う防災センターに合計1000名強の学生が在籍しています。
毎年開催されている同イベントですが、今年は日・マレーシア外交関係樹立60周年を祝し、日本に留学した卒業生の同窓会組織「Alumni Look East Policy Society (ALEPS)」や高等教育の教授陣からなるシンクタンク「The National Council of Professors (Majlis Profesor Negara (MPN))」等高等教育関連機関、産業界、日・マレーシア両国政府機関も参加して、例年より大規模に開催されました。また、開会式には、60周年記念事業の一環として日本武道館より海外派遣日本武道代表団の参加もありました。
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開会式はUTMのProf. Datuk Ir. Dr. Wahid Omar学長の挨拶及びマレーシア日本人商工会議所 外処(とどころ)敏彦会頭の挨拶で始まりました。引き続きMPN Deputy Chairmanで日本の大学からの招聘経験もあるProf. Ulung Datuk Dr. Shamsul Amri Baharuddinの基調講演があった後、宮川眞喜雄在マレーシア日本国大使及びマレーシア高等教育省のYB Dato’ Seri Idris Bin Jusoh大臣の挨拶で幕が閉じました。

宮川眞喜雄 在マレーシア日本国大使

宮川眞喜雄 在マレーシア日本国大使

マレーシア高等教育省 YB Dato’ Seri Idris Bin Jusoh大臣

マレーシア高等教育省 YB Dato’ Seri Idris Bin Jusoh大臣

開会式の前後には日本武道代表団による空手および相撲の実演や、産業界からの寄付等に対する感謝状進呈も行われ、非常に華やかかつ盛大な式典となっていました。別会場では日本の文化を習っている学生による折り紙製作の展示や日マレーシアの料理を食べられるブース出展、日本武道代表団の実演も行われ、学生達も日本の文化を楽しんでいました。

日本武道代表団による空手実演

日本武道代表団による空手実演

午後からはJapan Dayの特別シンポジウムとして、日本とマレーシアの研究教育分野における今後のあり方について考える「Japan Graduates Symposium(JGS)2017」が開催されました。

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YBhg. Dato’ Kamel Mohamad高等教育省事務局次長からの基調講演で始まった同シンポジウムは、引き続き日本側の特別講演として在マレーシア日本大使館の黒沼一郎一等書記官、当センターから山下センター長、JSTから佐藤正喜シンガポールオフィス所長が各々登壇し、日本の科学技術政策及びJSPS・JSTの国際事業について説明しました。

YBhg. Dato’ Kamel Mohamad高等教育省事務局次長

YBhg. Dato’ Kamel Mohamad高等教育省事務局次長

在マレーシア日本大使館 黒沼一郎一等書記官

在マレーシア日本大使館 黒沼一郎一等書記官

その後以下2つのパネリストセッションが行われました。

Panelist Session 1
 モデレータ:Prof. Dato’ Dr. Halimah Badioze Zaman, Institute of Visual Informatics, UKM
 ・ 梶田朗 日本貿易振興機構(JETRO)クアラルンプール事務所長
 ・ Dr. Raslan Ahmad, Senior Vice President, Malaysian Industry-Government Group for High Technology (MIGHT)
 ・ Mr. Zulfiqar Zinuddin, President, Alumni Look East Policy Society

左から Mr. Zinuddin(ALEPS), Prof. Dato’ Dr. Zaman (UKM), ・ Dr. Ahmad (MIGHT), Mr. Kajita (JETRO)

左から Mr. Zinuddin(ALEPS), Prof. Dato’ Dr. Zaman (UKM), ・ Dr. Ahmad (MIGHT), Mr. Kajita (JETRO)

Panelist Session 2
 モデレータ:Prof. Datuk Dr. Khairuddin Ab Hamid, Vice-Chancellor of University Malaysia of Computer Science and Engineering(UniMy)
 ・ 山下邦明 日本学術振興会(JSPS) バンコク研究連絡センター長
 ・ 佐藤正樹 科学技術振興機構(JST)シンガポール事務所長
 ・ 中村浩 日本医療研究開発機構(AMED)シンガポール事務所長
 ・ Dr. Noor Afiza Mat Razali, Chair JGS 2017, Senior Lecturer, Fellow at Cyber Security Center, National Defence University of Malaysia(UPNM)

左から Dr. Razali (UPNM), Mr. Nakamura(AMED), Prof. Datuk Dr. Hamid (UniMy), Mr. Sato (JST), Prof. Yamashita (JSPS)

左から Dr. Razali (UPNM), Mr. Nakamura(AMED), Prof. Datuk Dr. Hamid (UniMy), Prof. Yamashita (JSPS),Mr. Sato (JST)

両セッションでは今後の日・マレーシアの連携強化の必要性が改めて認識されると共に、参加者からは日本のファンディングプログラムを使用する際の日・マレーシア双方の問題点や日本の大学で勉強した同窓生の問題提起があげられる等、会場全体を巻き込んでの活発な議論が繰り広げられました。

前列左から3人目が牧島亮男MJIIT副院長

前列左から3人目が牧島亮男MJIIT副院長 

2017年11月2日、今年度第5回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会を開催しました。理事会では、以下の点について確認、議論を行いました。

1.第4回JAAT理事会(2017年9月28日開催)議事録の承認

2.同窓会総会、論博メダル授与式及びシンポジウム開催について
 Dr. Kampanartから、同日午前中に開催したワーキンググループとあわせて報告があり、以下のとおり開催する方向で調整することとなった。
 ・開催日を2月8日、会場は昨年同様Arnoma Hotelで調整する
 ・午前(9時~12時)をシンポジウム、午後を同窓会総会及び論博メダル授与式とする
 ・シンポジウムのテーマを”Thailand-Japan: sustainable development”とし、EEC( Eastern Economic Corridor:東部経済回廊)について基調講演及び日タイ2名ずつのパネルディスカッションを開催する
 ・MCはJAAT理事会からDr. Kittisakが行う
 ・BRIDGEフェローシッププログラムの報告会も同窓会総会であわせて実施、2016年度採択者のDr. Narongchai Autsavaprompornに報告を依頼する

3.JAAT地方ワークショップ計画について
 Dr. Kittisakから、JAAT主催の地方大学でのワークショップについては2018年3月及び4月に、各々チェンマイ大学及びブラパ大学で実施するとの報告があった。

4.JAAT会員名簿について
 Dr. Suratwadeeから、JAAT会員名簿に掲載するメッセージの提出依頼があった。

5.JAAT会計報告
 Dr. Kittisakから、会計報告及び銀行手続の進捗状況について説明があった。

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次回の理事会は、2018年2月8日(木)に開催予定です。
(今回の理事会の議事録(英語)については後日掲載予定です。)

2017年11月1日、アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)の岩本渉所長が児玉茂昭アソシエイトフェローとともに当センターを来訪されました。

IRCIは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づき、アジア太平洋地域の無形文化遺産を保護するため、大学や研究機関の研究者などと連携しながらさまざまな調査研究活動を促進し、同条約に関連する国際的な動向の情報を収集するとともに、我が国の知見を通じて無形文化遺産保護の国際的充実に貢献することをめざす国際機関です。

今回の来泰では、無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage)と持続可能な開発目標(SDGs)をいかにして結びつけることができるかを模索するため、各種機関を訪問されており、ユネスコバンコク事務所等への訪問に合わせて、タイの学術交流の現状について情報収集と意見交換をしたい、と当センターにお越しくださいました。

岩本所長からは、IRCIは大阪府堺市が誘致し、堺市博物館内に事務所を置いて活動をしていることやIRCIの活動内容についてご紹介を頂きました。
また、今後タイの大学との連携を進めるため前日に訪問されたタマサート大学との打ち合わせについてもお話を頂きました。

山下センター長からは、JSPSの国際事業を説明させていただいたところ、多国間の研究交流事業である「研究拠点形成事業」や外国人招へい事業について興味を示して頂きました。
当センターは今後も日本の研究機関等の活動を積極的に支援していきたいと考えています。

土肥国際協力員、古屋副センター長、児玉アソシエイトフェロー、岩本所長、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、児玉アソシエイトフェロー、岩本所長、山下センター長、斉藤国際協力員

2017年10月30日、インドネシアのウダヤナ大学でJSPS事業説明会を開催しました。当センターは過去にも2014年に同大学で、2016年にバリ情報科学大学(STIKOM Bali)でウダヤナ大学共催の事業説明会を実施しております。
説明会は、今回の事業説明会開催にご協力いただいたウダヤナ大学のProf. Dr. I Gede Putu Wirawanによる事業説明会の概要説明及び挨拶で始まりました。

Prof. Dr. I Gede Putu Wirawan

Prof. Dr. I Gede Putu Wirawan

山下センター長が感謝の言葉を述べるとともにJSPSの概要を説明し、古屋副センター長及び斉藤国際協力員がJSPS国際事業の説明を行いました。

山下センター長

山下センター長


斉藤国際協力員

斉藤国際協力員

続いて、JSPS事業経験者でJAAI会員でもあるProf. Dr. Anak Agung Ayu Mirah Adiに、申請手続きや日本での研究活動の様子などを具体的にお話しいただきました。
Prof. Dr. Anakは、JSPSがアジア諸国との交流において実施した大型プロジェクトである「拠点大学交流事業」における東京大学大学院農学生命科学研究科との研究交流をきっかけに、「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」に申請・採用され、東京大学で博士号を取得されています。
JSPS事業経験の豊富なProf. Dr. Anakのインドネシア語によるプレゼンテーションによって、参加者はより深い理解が得られたようです。

山下センター長とProf. Dr. Anak Agung Ayu Mirah Adi

山下センター長とProf. Dr. Anak Agung Ayu Mirah Adi

質疑応答では、約50名の参加者から英語及びインドネシア語で多くの質問があり、Prof. Dr. I Gede Putu Wirawanに通訳をしていただくなか、当初予定していた時間を大幅に超える質問がある等、JSPS国際交流事業に対する関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。
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集合写真

集合写真

2017年10月27日・28日、今年の3月に設立されたJSPSインドネシア同窓会(JAAI)の第1回JSPSインドネシア同窓会(JAAI)シンポジウム及び同窓会総会がインドネシア・西ジャワ州のCibodas Botanical Gardenで開催され、当センターから山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員が出席しました。(設立記念シンポジウムの様子はこちら

開会式では、シンポジウム責任者であるDr. Puspita Lisdiyanti、JSPSのインドネシアにおけるカウンターパートであるインドネシア科学院(LIPI)のDr. Siti Noermali yati Purnomo事務局長、インドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局(DG-RSTHE)のDr. Muhammad Dimyatiが挨拶を行いました。また、当センターが所管している地域の同窓会(タイ・バングラデシュ・フィリピン・ネパール)の中から参加したJSPSフィリピン同窓会(JAAP)会長のDr. Susan Gallardo及び山下センター長も引き続き挨拶を行いました。

Dr. Puspita Lisdiyanti

Dr. Puspita Lisdiyanti


インドネシア科学院(LIPI) Dr. Siti Noermali yati Purnomo事務局長

インドネシア科学院(LIPI) Dr. Siti Noermali yati Purnomo事務局長


インドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局(DG-RSTHE) Dr. Muhammad Dimyati

インドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局(DG-RSTHE) Dr. Muhammad Dimyati


JSPSフィリピン同窓会(JAAP)会長 Dr. Susan Gallardo

JSPSフィリピン同窓会(JAAP)会長 Dr. Susan Gallardo


山下センター長

山下センター長

フォトセッションを挟み、シンポジウムのテーマである「The Role of JAAI to Promote Food, Water, Energy, Human, and Environmental Security」に沿って、日本及びインドネシアの合計5名による基調講演が行われました。
ボゴール農業大学のDr. Drajat Martiantoは、Food Securityをテーマに「Current Status on Food and Nutrition Security in Indonesia: Challenges and Opportunities」と題して国際統計及び政府統計等、様々な統計を用いてインドネシアにおける食料状況について説明されました。

Dr. Drajat Martianto

Dr. Drajat Martianto

LIPIのDr. Anto Tri Sugiartoからは、Water Securityをテーマに「Sustainable Water Management in Small Island: One Island, One Plan, One Water」と題した講演がありました。講演では、インドネシアは多くの小さな島があり、その島々に対して水の供給量が不足していることから、LIPIと政府が解決に向け進めているプログラムについても説明がありました。

Dr. Anto Tri Sugiarto

Dr. Anto Tri Sugiarto

A-WINGインターナショナル株式会社の中村廣秀 代表取締役会長からは、Energy Securityをテーマとした講演がありました。中村社長は、国土の広く人口の多いインドネシアに強力な電力基盤を作るために日々尽力されており、その取り組みを交えながら日本の中小企業やベンチャー企業の持つ技術を用いて地産地消の電力システムを構築する必要があると説明されました。

中村廣秀 代表取締役会長

中村廣秀 代表取締役会長

京都大学東南アジア地域研究研究所の水野啓連携准教授には、Human Securityをテーマに「Development and Human Security in Asia: Japanese Experiences and Indonesian Challenges」と題して講演頂きました。講演では、戦後の日本の高度経済成長によって得た豊かさと引き換えに自殺率が増加したこと、公害が広がったこと等、失ったものに焦点を当て、インドネシアのこれからの発展に向けて日本の経験を参考にして欲しいと伝えていらっしゃいました。

水野啓 連携准教授

水野啓 連携准教授

LIPI生物学研究センターのProf. Dedy Darnaediは、Environmental Securityをテーマに「The Rules of Botanical Gardens and Sustainable Use of Biodiversity」と題して、LIPIが運営に関わるインドネシア国内の30のBotanical Gardenを紹介するとともに、植物多様性の研究教育、エコツーリズム、持続的な活用等、その役割について説明されました。

Prof. Dedy Darnaedi

Prof. Dedy Darnaedi

シンポジウムにはJAAI会員やJSPS事業経験者を中心に、民間企業等の一般参加者も含めて約120名の参加があり、それぞれの基調講演に対して会場から多くの質問があがる等、活発な意見交換が行われました。
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その後のプレナリーセッションにおいても、シンポジウムのテーマに沿ってそれぞれの研究者から研究成果等の発表が行われました。

プレナリーセッションの様子

プレナリーセッションの様子

最後に、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)会長のProf. Subyaktoから参加者及び関係者への感謝の言葉が述べられました。また、シンポジウム会場では、ポスターセッションも行われており、全21のポスターの中から選ばれたベストポスター賞の発表がある等、大きな盛り上がりの中、シンポジウムの幕を閉じました。

JAAI会長 Prof. Subyakto

JAAI会長 Prof. Subyakto


ベストポスター賞

ベストポスター賞

シンポジウムに続き、JAAI総会が行われ、JAAI会長のProf. Subyaktoから JAAIの活動内容について説明及び報告があり、今後の活動等について協議が行われました。

JAAI総会

JAAI総会

シンポジウム及び同窓会総会を通して、JAAIメンバー及び一般参加者の活発な交流が垣間見られ、今後もJAAIの発展が期待されるすばらしいシンポジウムとなりました。
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2017年10月25日、インドネシア・ジャカルタで開催されたThe 2nd Indonesia Science Expo 2017の若手研究者表彰式及びインドネシア科学院(LIPI:The Indonesia Institute of Science)創設50周年式典に参加しました。Indonesia Science Expo 2017は、JSPSのインドネシア側対応機関の一つであるインドネシア科学院(LIPI)主催の科学博覧会で、2回目の開催である今年度は創設50周年を記念して規模を拡大し、10月23日から26日までの4日間に渡って開催されました。
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LIPI創設50 周年式典では、LIPI院長のProf. Dr. Bambang Subiyanto によるLIPIの活動報告の他、LIPIと学術交流を実施している機関の代表者からのビデオメッセージが流れ、JSPS安西理事長を含め世界各国から祝福が送られました。

LIPI院長 Prof. Dr. Bambang Subiyanto

LIPI院長 Prof. Dr. Bambang Subiyanto


JSPS安西理事長メッセージ

JSPS安西理事長メッセージ

引き続いて行われた若手研究者表彰式では、小学生から高校生を対象にそれぞれの研究成果やポスター発表に対しての表彰が賑やかに行われ、大きな盛り上がりを見せておりました。
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また、翌日26日には、JSPSのインドネシア側対応機関であるLIPI及びインドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局(DG-RSTHE)揃っての打ち合わせを行いました。
LIPIからは院長のProf. Dr. Bambang Subiyanto、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)会長でもあるDr. Subyakto他複数のJSPS事業経験者が、DG-RSTHEからはDr. Ira Nurhayati Djarotが参加し、インドネシアと日本の学術交流を促進・発展させるためのJAAIの今後の活動について議論を行いました。参加者全員からインドネシア・日本の学術交流の在り方について多くの提案があり、有意義な意見交換を行うことができました。今後ともLIPI及びDG-RSTHEとの連携を強化しつつ、インドネシア・日本の学術交流の推進に貢献していきたいと思います。
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2017年10月17日、マレーシア科学大学(USM)の副田雅紀日本文化センター長とともに、マレーシア在ペナン日本国総領事館を表敬訪問しました。

今回の訪問では、糸井清総領事及び中川紘佑副領事にJSPSの国際事業やマレーシアでの活動状況等について説明しました。また、山下センター長からは、現在USMを中心にJSPSマレーシア同窓会を立ち上げる準備をしている旨の説明があり、より多くの研究者に日本に来て頂くために、在ペナン日本国総領事館にもお力添えを頂きたいと協力のお願いをしました。

糸井総領事からは、日本・マレーシア双方の学術交流を進めていくことは非常に大事なことであり、JSPSの国際事業についても今後広くマレーシア内に周知していきたいとおっしゃって頂きました。また、中川副領事からは、国際事業の申請手順及び選考過程等についてご質問を頂き、山下センター長から、外国人招へい事業・論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)等の申請は、全て日本の大学・機関を通してJSPSの東京本部に提出する必要があること等について説明をしました。

また、USMの副田センター長からは、アジア・太平洋・アフリカ地域等から選抜された優秀な大学院生等を対象として日本で開催されるJSPSの国際交流事業の1つである「HOPEミーティング」について、今年度はUSMからの2名を含む4名の博士課程の学生が参加する予定であり、同世代の研究者との交流やノーベル賞受賞者との交流は若い研究者にとって大変貴重な機会である、とお話を頂きました。

その後も日本とマレーシアの関係をさらに強化する取り組みや支援等について意見交換を実施する等、総領事館との連携強化の重要性を再認識いたしました。
当センターでは昨年に引き続きペナンにあるUSMにおいて事業説明会を実施しており、今後とも総領事館との連携を強化しつつ、マレーシアの大学における研究活動の推進に貢献していきたいと思います。

左から:中川副領事、USM副田センター長、糸井総領事、山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員、斉藤国際協力員

左から:中川副領事、USM副田センター長、糸井総領事、山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員、斉藤国際協力員

マレーシア在ペナン日本国総領事館のHPにも掲載頂きました

2017年10月17日、昨年度に引き続き、マレーシア・ペナンにあるマレーシア科学大学(USM)にてJSPS事業説明会を実施しました。なお、説明会実施に当たっては、USMの日本文化センター(JCC)副田雅紀(そえだ まさとし)センター長にご支援、ご協力をいただきました。
説明会は、TV会議システムにて別のキャンパスにも中継される中、JSPS事業経験者であるAbdul Rahman Mohamed副学長(Deputy Vice Chancellor)の開会挨拶で始まりました。

Abdul Rahman Mohamed副学長

Abdul Rahman Mohamed副学長

山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長によるJSPS概要説明、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員によるJSPS国際事業の説明を行いました。

山下センター長

山下センター長


古屋副センター長

古屋副センター長

その後、JSPS事業経験者である、Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwaiにご講演いただきました。
海洋研究センター長のProf. Dato’ Dr. Aileenは、研究拠点形成事業等の国際共同研究事業を通して得た国際ネットワークを活用し、長年日本と共同研究を実施されていらっしゃいます。プレゼンでは共同研究の様子等、写真を交えてお話しいただきました。JSPS国際共同研究事業のワークショップやセミナーを通して、若手研究者育成にも繋がっているとおっしゃられていました。

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai

また、説明会には、Dr. Aileenの他にもJSPS事業経験者に複数参加いただいていたため、彼らの体験談をお話いただきましたが、昨年度USMで開催した事業説明会をきっかけに「第9回HOPEミーティング」に応募し、参加することができたという学生からも、その様子等についてお話いただきました。なお、今年度開催の「第10回HOPEミーティング」にもUSMから2名参加することとなっています。

「第9回HOPEミーティング」参加者

「第9回HOPEミーティング」参加者

説明会には、昨年度を上回る60名以上の参加がありました。
質疑応答では、国際共同研究事業を中心に非常に多くの質問があり、JSPS国際事業に対する関心の高さが伺えました。我々にとってもマレーシアの研究者にJSPS国際交流事業を知ってもらうことができ、さらには、マレーシアの研究者がどのようなことに興味があるのかを知ることができ、有意義な事業説明会となりました。
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集合写真

集合写真

2017年10月11日、京都大学ASEAN拠点の鈴木環副所長及び吉松優希職員が当センターを来訪されました。

京都大学ASEAN拠点は、ASEAN地域における研究、教育、国際貢献の深化を支援するため「1.ASEAN地域における研究活動の支援」「2.ASEAN地域における教育活動」「3.教職員・学生の国際化の推進」「4.広報・社会連携・ネットワーク形成」の4つのミッションを掲げ活動していらっしゃいます。今回新たに着任された鈴木副所長及び吉松職員は、ミッション「3.教職員・学生の国際化の推進」の一環でもあります。
鈴木副所長は、京都大学学術研究支援室・国際グループのリサーチ・アドミニストレーター(URA)として、これまで主に欧州を担当していらっしゃいましたが、今回はASEAN拠点の副所長として約1カ月活動する予定とのことです。一方、吉松職員は、「京都大学若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム」の「事務職員短期派遣プログラム」で2017年10月から2018年3月末までの半年間、ASEAN拠点のオフィス運営業務に従事される予定です。同拠点では、得られた成果を大学の国際業務の強化・発展に活用することができれば、とおっしゃっていました。

当センターからも、JSPSの概要及び当センターで管轄しているJSPS同窓会等、バンコクセンターの活動内容と合わせて説明させていただきました。京都大学もJSPS同様、欧州(ドイツ・ハイデルベルク)ならびにASEAN(タイ・バンコク)に拠点を設けていることから、海外拠点の役割等について意見交換することができました。

土肥国際協力員、鈴木副所長、吉松職員、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、鈴木副所長、吉松職員、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:2017年10月17(火) 10:00-12:45(受付は9:30から開始)
会 場:マレーシア科学大学 Auditorium, INFORMM 
講話者:Prof. Dr. Aileen Tan Shau Hwai(マレーシア科学大学 海洋研究センター長)

2017年10月10日、JSPS研究拠点形成事業「ハブ拠点との連携による東南アジア地域の畜産の生産性向上と産業動物防疫体制の強化」(日本側拠点機関:宮崎大学、タイ拠点機関:国立動物衛生研究所、インドネシア拠点機関:ボゴール農業大学)のThe 1st Joint Seminarがタイ・バンコクで開催され、山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員がオープニングセレモニーに出席しました。

本プロジェクトは、JSPS研究拠点形成事業(B. アジア・アフリカ学術基盤形成型)2017年度採択課題であり、各国の拠点機関に加えて、日本の東京農工大学、タイのチュラロンコン大学やチェンマイ大学他、多くの協力機関と連携して、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザを含む重要家畜伝染病の発生・伝播疫学や防疫対策、さらには食肉の安全性確保をテーマに拠点を構築しています。(詳細はこちら
今回のセミナーには、これらの拠点機関及び協力機関から50名を超える研究者及び大学院生が参加していました。

オープニングセレモニーは、日本側拠点機関の宮崎大学・三澤尚明コーディネーターの挨拶及び本研究交流課題の概要説明で始まりました。続いて、相手国拠点機関である国立動物衛生研究所(タイ側拠点機関)及びボゴール農業大学(インドネシア側拠点機関)のコーディネーターまたは代表者からの挨拶がありました。

三澤尚明コーディネーター

三澤尚明コーディネーター

宮崎大学・明石良副学長(機能強化推進担当)の主催者挨拶後、JSPSバンコク研究連絡センター、タイ畜産開発局(DLD) 及びJICA Thailandの代表者がそれぞれ来賓挨拶を行いました。

明石良副学長

明石良副学長


山下センター長

山下センター長

セミナーでは、イギリス・The Pribright InstituteのDr. Donald Kingによる“Work of the world reference laboratory for foot-and-mouth disease to monitor transboundary livestock disease out breaks”をテーマとした基調講演が行われました。この後、各国の産業動物防疫の現状、課題、現在取り組んでいる研究を確認すると共に、研究成果の共有や情報交換のネットワーク構築を目的に10月11日までの2日間、講演及び議論が行われます。

Dr. Donald King

Dr. Donald King


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当センターは、今後も本研究交流の進展に注目していく所存です。

2017年9月28日、今年度第4回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会を開催しました。理事会では、以下の点について確認、議論を行いました。

1. 第3回JAAT理事会(2017年8月22日開催)議事録の承認

2.JAAT地方ワークショップ計画について
Dr. Kittisakから、JAAT主催の地方大学でのワークショップについて、12月17日~19日にチェンマイ大学、11月2日~3日にナレスワン大学で開催を予定していたが、予算の関係で2018年1月及び2月に変更するとの報告があった。

3.JAATソーシャルアクティビティついて
Dr. Porphantから、社会に知識を還元するJAATの活動をアカデミア対象のセミナーに限定せず、ソーシャルアクティビティをしてはどうかとの提案があった。タイ人のニーズを確認すること、予算はどうするか等、議論が行われ、次回の理事会で再考することとなった。

4.JAAT会員名簿について
Dr. Pornpenから、Dr. Suratwadeeの協力の下、JAAT会員名簿を更新した旨の報告があった。

5.JAAT Webサイトについて
Dr. Kampanartから、JAAT Webサイト更新の進捗状況と予算の必要性について説明があり、Web更新に伴う予算が発生する場合は、都度JAAT理事会で確認することとなった。またJAAT Facebookについても作成することとなった。

6.JAAT会計報告
報告予定であったDr. Wichetに代わり、Dr. Danai会長から、会計報告及び銀行口座変更について説明があった。

7.その他
 Dr. Porphantから、毎年2月に実施しているJSPS、JAAT、NRCTによる国際学術セミナーをバンコク以外で開催してはどうかとの提案があった。参加者の利便性や日程を考慮する必要があるため、次回理事会で再考することとした。

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次回の理事会は、2017年11月2日(木)に開催予定です。
(今回の理事会の議事録(英語)については後日掲載予定です。)

2017年9月26日、京都大学東南アジア地域研究研究所バンコク連絡事務所長の交代に伴い、新所長となる和田理寛研究員が当センターに来訪されました。(生方史数前所長着任時のご来訪の様子はこちら

和田研究員は、タイ及びビルマ(ミャンマー)の地域研究がご専門で、主に少数民族のモン族(Mon)について研究をされていらっしゃいます。和田研究員は、これまでも学部生時にタイ北部チェンライのメーファールアン大学に語学留学、修士課程時にタマサート大学に留学経験があるとのことでした。さらに京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の博士課程時には、JSPS特別研究員DC2として研究活動もされていらっしゃいます。今回のタイ滞在中には、3カ月と期間が限られているため、バンコク近辺の歴史を調査したいとおっしゃっていました。
当センターからも外国人特別研究員、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、二国間交流事業及び研究拠点形成事業等のJSPS国際交流事業を中心にJSPSの概要について説明させていただきました。また、当センターで管轄しているJSPS同窓会、そしてタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等についても併せて説明させていただきました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、和田研究員、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、和田研究員、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月22日、ネパールのポカラで第3回JSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウム”Role of Greenhouse Technology to Enhance the Agricultural Production in Nepal” を開催しました。
シンポジウムは、NJAAの理事会メンバーであるDr. Nawa Raj Khatiwadaが進行を務め、初めに以下6名の紹介が行われました。

司会のDr. Khatiwada

司会のDr. Khatiwada

・Prof. Dr. Mana Raj Kolachhapati (Registrar of Agriculture and Forestry University)
・Mr. Sharad Chandra Shrestha(Director, Regional Agriculture Directorate)
・Dr. Buddhi Ratna Khadge(Secretary, ネパール科学技術アカデミー(NAST))
・山下邦明センター長(JSPSバンコク研究連絡センター)
・東出 忠桐ユニット長(農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 野菜生産システム研究領域 施設生産ユニット)
・Dr. Rijan Bhakta Kayastha(NJAA 会長)

左から:東出先生、Dr. Khadge、Dr. Kayastha会長、Prof. Dr.Kolachhapati、Mr. Shrestha、山下センター長

左から:東出先生、Dr. Khadge、Dr. Kayastha会長、Prof. Dr.Kolachhapati、Mr. Shrestha、山下センター長

続いて、NJAAのRanjan Kumar Dahal副会長がモデレータを務め、学術セッションが行われました。
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まず初めに東出先生による”How crops change by environmental control? ”と題した基調講演が行われました。東出先生の講演では、日本に 10 カ所ある次世代施設園芸拠点の現状について説明があり、トマト及びきゅうりの環境制御について、様々な事例が紹介されました。

東出先生の基調講演

東出先生の基調講演

続いて、NJAAの理事であるDr. Umed Kumar Punから、”Status and way forward of greenhouse technology for enhancing agriculture production in Nepal”と題して講演が行われました。講演では主にグリーンハウス(温室)を利用した生産システム及び多様な形態のグリーンハウスについて、ガーベラの栽培事例を用いて紹介が行われました。

Dr. Punの講演

Dr. Punの講演

質疑応答では、若手研究者や農業従事者から次々と手が挙がり、英語・ネパール語織り交ぜての質問がありました。東出先生はDr. Punの翻訳サポートの元、それぞれの質問に具体的に回答して下さいました。また専門外の質問には、会場内のNJAAメンバーや参加者も飛び入りで質問に答える等、活発な意見交換の場となりました。

次に、山下センター長がJSPSの概要や国際事業及びネパールとの交流実績について紹介を行いました。JSPSの国際事業は競争率が高いものの、今回のシンポジウムへの参加は日本とのネットワークを作る良い機会であり、諦めずに招へい事業や論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)に応募して欲しいと会場に呼びかけました。

山下センター長の講演

山下センター長の講演

引き続き、Mr. Sharad Chandra Shrestha、Dr. Buddhi Ratna Khadge、Prof. Dr. Mana Raj KolachhapatIから挨拶と今回の講演に対する感想が述べられました。

Mr.Shrestha

Mr.Shrestha

Dr.Khadge

Dr.Khadge

Prof.Kolachhapati

Prof.Kolachhapati

またDr. Kundan Lal Shrestha事務局長から、講演者・参加者・サポートスタッフに対しての御礼の言葉が述べられました。

Dr. Kundan Lal Shrestha事務局長

Dr. Kundan Lal Shrestha事務局長

シンポジウムは、Dr. Kayastha会長の挨拶で閉幕となりました。

Dr. Kayastha会長の挨拶

Dr. Kayastha会長の挨拶

今回は研究者や農業従事者等を含む約100名の参加があり、非常に活気のあるシンポジウムとなりました。また、講演後も日本での研究を希望する若手研究者から多数の質問があり、ネパールの研究者らと交流を深めることができました。

⑫関係者全員

7年9月22日、ネパールのポカラでJSPSネパール同窓会(NJAA)総会を開催しました。総会では、以下の点について確認、議論を行いました。

 1.NJAA 2017年度の予算の執行状況について

Dr. Umed Kumar Punから、今年度のNJAAの予算執行状況について説明がありました。

 2.NJAA 2018年度の予算の執行予定について

Dr. Punから、来年度のNJAAの予算執行の予定について説明がありました。

 3.次期NJAA 理事会メンバーの選出について

 Dr. Rijan Bhakta Kayastha会長から、2018年6月に現在の理事会メンバーが任期を迎えるため、次回のシンポジウム及び総会については、現行のメンバーによって計画を行い、同総会で新理事選出を行うこととする旨、説明がありました。

 4.その他

 Dr. Kayastha会長から、ネパール科学技術アカデミー(NAST)とNJAAの間でMOUを締結したことについて説明がありました。今後NASTとの連携を強化し、JSPSの国際事業への応募やシンポジウムをネパール各地で開催する等、国内外における研究者の交流を積極的に実施したいと説明がありました。

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 また、Dr. Kayastha会長から、新規で同窓会に加入する2名について紹介があり、山下センター長から、同窓会バッジが贈られました。

山下センター長とDr.Buddha Ram Sha

山下センター長とDr.Buddha Ram Sha

山下センター長とDr.Puspa Raj Poudel

山下センター長とDr.Puspa Raj Poudel

2017年9月22日、九州大学人間環境学研究院教育学部門の吉本圭一主幹教授、東洋大学国際地域学部の芦沢真五教授及び筑波大学大学研究センターの稲永由紀講師が、当センターを来訪されました。

九州大学では、今日、急速に拡大・多様化しつつある世界の第三段階教育(大学・短期大学・専門学校・高等専門学校などの高等教育)について、その「目的」・「方法」・「統制」をめぐる機能的分化と質の向上・保証の仕組みとを実証的に把握するとともに、特に日本の第三段階教育各セクターにおける、機関・プログラムレベルでのイノベーションの動向、マクロレベルでの質保証政策の展開などについて、政策科学的な探究を行うことを目的とした「九州大学第三段階教育研究センター」を設置していらっしゃいます。吉本圭一主幹教授は、同センターのセンター長としてご活躍されている一方で、JSPS学術システム研究センターの専門研究員もお引き受けいただいております。

今回、第三段階教育における職業教育の社会的な認知を確立していくためには何が必要なのか等、国際比較研究の調査でタイ教育省やユネスコバンコク事務所を訪問するため、芦沢教授及び稲永講師とともに来タイされていらっしゃいます。
当センターにおいても、ユネスコ本部に長年勤務経験のある山下センター長と様々な意見交換及び情報交換をするとともに、JSPS同窓会等、当センターの活動内容についても紹介させていただきました。
また、2020年までの5年間、東洋大学が国際事務局を担当しているUMAP(University Mobility in Asia and the Pacific アジア太平洋大学交流機構)の留学プログラムの状況等についても芦沢教授からお話しをお聞きすることができました。

古屋副センター長、芦沢教授、吉本主幹教授、山下センター長、稲永講師

古屋副センター長、芦沢教授、吉本主幹教授、山下センター長、稲永講師

当センターでは今後も日本の大学及び研究者のタイ及びASEANにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月19日、マヒドン大学インターナショナルカレッジ(MUIC)内で開催された千葉大学バンコク・キャンパス開所記念レセプションに山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員、斉藤国際協力員が出席しました。

千葉大学は、2010年にマヒドン大学に「国際交流センター(International Exchange Center)」オフィスを設置して以来、様々な活動を行っていらっしゃいましたが、2014年に文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」事業のタイプB(グローバル化牽引型)に採択されたことをきっかけに、タイ及びアセアン地域の研究・教育交流を更に発展されることを目的として、マヒドン大学インターナショナルカレッジ(MUIC)内に改めて千葉大学バンコクセンターを設置しました。
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千葉大学バンコクセンター

千葉大学バンコクセンター

開所式は、千葉大学の徳久剛史学長の挨拶で始まり、在タイ日本国大使館の小林茂紀広報部長の来賓祝辞の後、山下センター長、古屋副センター長が、千葉銀行バンコク駐在員事務所の天野宏隆所長とともに来賓として紹介されました。

徳久剛史学長(千葉大学)

徳久剛史学長(千葉大学)

 

小林茂紀広報部長(在タイ日本国大使館)

小林茂紀広報部長(在タイ日本国大使館)

マヒドン大学のBanchong Mahaisavariya学長の挨拶後は、千葉大学の織田雄一教授から、千葉大学バンコクセンターの役割について、千葉大学とマヒドン大学の交流の歴史を交えながら説明がありました。

Banchong Mahaisavariya学長(マヒドン大学)

Banchong Mahaisavariya学長(マヒドン大学)

 

織田雄一教授(千葉大学)

織田雄一教授(千葉大学)

その後、看板除幕式、記念品贈呈等の各種セレモニーが開催され、華やかな式典となりました。

看板除幕式(左からPhitaya Charupoonphol インターナショナルカレッジ学部長、Banchong Mahaisavariya マヒドン大学学長、徳久剛史 千葉大学学長、小澤弘明 千葉大学副学長)

看板除幕式(左からPhitaya Charupoonphol インターナショナルカレッジ学部長、Banchong Mahaisavariya マヒドン大学学長、徳久剛史 千葉大学学長、小澤弘明 千葉大学副学長)

 

集合写真

集合写真

式典では、ランチを囲みながらの歓談時間も設けられ、千葉大学、マヒドン大学をはじめとする日タイ大学及び高等教育機関の関係者約70名の交流が和やかに行われ、千葉大学の小澤弘明副学長の閉会挨拶で幕を閉じました。

2017年9月14日、関西大学の西澤希久男教授が当センターを来訪されました。西澤教授は、これまでにも何度か当センターにお越しいただいております。(前回の訪問の様子はこちら

西澤教授は、アジアの法律、特にタイの法律を中心に研究されており、今回は科研費基盤研究A「ASEAN経済共同体構築による加盟国法へのインパクト」の研究分担者として、東南アジア法がタイに与える影響を調査するため来タイされています。12月にも科研費基盤研究Bの調査のため、来タイされるとのことでした。

関西大学は、協定大学のひとつであるチュラロンコン大学内に海外オフィスを設置しており、留学生別科をはじめとする外国人留学生の募集活動、タイの協定大学などとの学術交流、国際シンポジウムやワークショップ等、各種イベントの開催のほか、タイ在住の学校友(関西大学同窓会)との連携を行っています。西澤教授は、今回の来タイでご自身の研究調査とともに、この海外拠点をより一層活用するための調査も併せて行われているとのことでした。このため、当センターから、約50校までに増えたタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)の状況等についてご説明させていただきました。

その他、日本とタイの事務組織の違いや私立大学の違い等、日タイ双方の大学の現状について、幅広く意見交換をすることができました。

土肥国際協力員、西澤教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、西澤教授、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学及び研究者のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月12日、アジア工科大学院(AIT)の中村泰教授が当センターを来訪されました。
AITは工学、先端技術、経営管理に特化した国際大学院大学です。教員は20カ国、学生は50カ国以上の出身で、学内の公用言語は英語であり、非常に国際性豊かな大学です。

AITでは、研究者レベルにおいて日本の大学と既に交流はあるものの、中村教授はAITにて日本の大学等と共にコアとなる研究を立ち上げたいとのお考えでした。そのため、JSPSの国際事業である研究拠点形成事業に興味をお持ち頂き、本事業について情報収集をしたいとのことで当センターにお越しくださいました。

また中村教授は、AITのポスドクや若手の研究者に対して、日本で研究する機会を与えたいともお考えでしたので、古屋副センター長から、外国人招へい研究事業(外国人特別研究員)の制度について説明させて頂いたところ、学内に広く周知したいとおっしゃって頂きました。

中村教授と古屋副センター長

中村教授と古屋副センター長

当センターでは今後も日本とタイの大学の学術交流を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月12日、大阪大学生物工学国際交流センター(ICBiotec)海外フィールドスタディ(S)に参加している大阪大学工学研究科の大学院生15名が、サーミットタワー10階にオフィスを構える日本の独立行政法人3機関(当センター、日本学生支援機構(JASSO)及び国際交流基金(JF))を訪問し、各機関の概要説明を受けました。

JSPSとJASSOのオフィス訪問の様子

JSPSとJASSOのオフィス訪問の様子


 
本プログラムは、「生物資源と環境」をテーマとして、関連分野を専攻する日本及びタイの学生を大阪大学及び交流先4大学(マヒドン大学・キングモンクット工科大学トンブリ校・カセサート大学・チュラロンコン大学)との間で相互に派遣・受入する海外ラボ・スタディ・プログラムです。ラボ及びフィールドでの実習を中心として研究能力の向上を図り、生物資源の問題を共同で協議して相互理解を深めるのが目的だそうです。

JSPSバンコクセンターに掲示してある「大学紹介」ポスター

JSPSバンコクセンターに掲示してある「大学紹介」ポスター

当センターからは、古屋副センター長がJSPSの概要やバンコクセンターの活動内容について紹介を行いました。

国際事業の説明を実施する古屋副センター長

国際事業の説明を実施する古屋副センター長

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月8日、タイ南東部チョンブリー県に位置する国立大学のブラパー大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学での事業説明会は昨年度に引き続き、2回目の開催となります。
1955年に創設されたバンセン教育専門学校を前身とした同大学は、現在は学部・大学院合わせて約40,000名の学生が在学し、タイでも上位の国立大学として高い評価を受けています。説明会は、Phonchai Chai-in国際センター長の挨拶で始まりました。

Phonchai Chai-in国際センター長(写真中央)

Phonchai Chai-in国際センター長(写真中央)

記念写真撮影後、古屋副センター長が感謝の言葉を述べるとともにJSPSの概要を説明し、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員がJSPS国際事業の説明を行いました。
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続いて、JSPS事業経験者でJAAT会員でもあるDr. Srirat Lormphongs及びDr. Khwanruan Srinuiに、申請手続きや日本での研究活動の様子などを具体的にお話しいただきました。
Dr. Sriratは、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)を通じて和歌山県立医科大学で博士号を取得、Dr. Khwanruanも同様に、広島大学で博士号を取得されています。
両者ともにタイ語でプレゼンテーションをして下さったため、参加者はより深い理解が得られたようです。

古屋副センター長とDr. Srirat Lormphongs

古屋副センター長とDr. Srirat Lormphongs


Dr. Khwanruan Srinuiによるプレゼンテーション

Dr. Khwanruan Srinuiによるプレゼンテーション

説明会には、若手研究者からベテラン研究者まで20名程度の参加がありました。
質疑応答では、論博事業や外国人研究者招へい事業を中心に多くの質問があり、関心の高さが伺える有意義な説明会となりました。

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2017年9月6日、理研シンガポール事務所の津澤元一所長が当センターを来訪されました。今回はタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)で開催予定のシンポジウムでの主任研究員の発表に合わせ、来泰されました。
津澤所長は2016年6月にも(そのときの様子はこちら)当センターにお越し頂いており、今回はその後の動向等について貴重なお話をお伺いすることができました。

前回のご訪問の際には、シンガポールに拠点を構える日本の科学技術・学術機関である国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)や国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)と積極的に情報交換を行い、連携の強化に取り組んでいるというお話でした。
現在その活動に対しては、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)や在シンガポール日本国大使館、厚生労働省、経済産業省も加わっているそうです。今後の展望としては、タイの「科学技術連絡会」とも協同して、東南アジアにおける科学技術の連携強化及び交流促進を図りたいとのお考えでした。
またマレーシアのマレーシア科学大学(USM)には連携研究センターを設置しており、理化学研究所出身の研究者が多く在籍しているとのことでした。
古屋副センター長からは、10月にマレーシア科学大学でJSPSの事業説明会を開催予定であり、ぜひ連携研究センターの研究者の方々にもご出席頂きたいとの依頼を行いました。
また今後、マレーシアだけでなく、シンガポールでもセミナーを開催する等、JSPSの国際事業をさらに展開するために、理研シンガポール事務所との連携をどのように強化すべきか等、活発な意見交換を行いました。

津澤所長と古屋副センター長

津澤所長と古屋副センター長

当センターでは今後も日本の研究機関等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

「バンコクの風 2017 Vol.1」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した
「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構バンコク事務所長 
古川善規氏に、「タイにおけるサイエンスベース・スタートアップの育成環境構築について」と題して、ご寄稿いただきました。

また、4月から新しく着任した斉藤国際協力員(山口大学)が、今回コラムを担当させて頂き、「バンコクでの暮らし」について紹介しています。こちらも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

「バンコクの風 2017 Vol.1」

2017年9月5日、バンコク市内で開催された奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)タイオフィス開設記念シンポジウム”NAIST and Thai Universities for Research and Education Collaboration Symposium 2017”に古屋副センター長が出席しました。

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NAISTは21世紀社会の基盤となる情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学を担う3つの研究科で構成される学部を持たない新構想の国立大学院大学として1991年に設立されました。2013年から文部科学省が開始した「研究大学強化促進事業」に選ばれた他、2014年には「スーパーグローバル大学創成支援事業」においても、全国37機関の一つに選ばれています。
NAISTタイオフィスはインドネシアに続くアジア地域第2の教育研究連携拠点として、2017年3月にカセサート大学工学部内に開設されました。
開設記念シンポジウムは垣内喜代三(きよみ)理事・副学長の挨拶で始まり、カセサート大学Acting PresidentのDr. Chongrak Wachrinrat、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)Executive Vice President(Organization Strategy)のDr. Chularat Tanprasertに加え、在タイ日本国大使館の福島秀夫次席公使による来賓挨拶がありました。

垣内NAIST理事・副学長

垣内NAIST理事・副学長

カセサート大学Acting PresidentのDr. Chongrak Wachrinrat

カセサート大学Acting PresidentのDr. Chongrak Wachrinrat

NSTDA Executive Vice President(Organization Strategy)のDr. Chularat Tanprasert

NSTDA Executive Vice President(Organization Strategy)のDr. Chularat Tanprasert

引き続き記念シンポジウムのセッションが開始され、教育推進機構教育連携部門国際展開マネージャー安藤幸特任講師による大学概要及び海外展開の紹介がありました。NAISTはタイではチュラロンコン大学、マヒドン大学及びカセサート大学との交換留学並びにインターンシップに取り組んでいらっしゃる他、世界30ヶ国約220名の留学生を有し27ヶ国87機関との学術協定を締結していらっしゃるそうです。
また、2017年8月に発表した「先端科学技術研究科」についても説明があり、2018年4月から既存の3研究科を1研究科に改組し、高度な専門性に加え社会・時代の要請に対応した先端科学技術全体を俯瞰できる人材を育成していくとのことです。
カセサート大学工学部准教授のDr. Pattara Leelapruteからも引き続きNAISTとの交換留学及びインターンシップ等プログラムの実施状況についてお話があり、交流の好事例についてユーモアを交えながら紹介いただきました。
同シンポジウムは5つのセッションに分かれ、NAIST、カセサート大学に加えチュラロンコン大学関係者による講演も行われました。

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2017年9月4日、在タイ日本国大使館で第12回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。今回は前日バンコクで開催されていた「JASSO日本留学フェア(タイ)」に合わせて開催されたこともあり、多くの参加がありました。

前回の第11回JUNThaiの概要はこちらからご覧いただけます。

第1部では、以下5つの講演が行われました。
・JASSOからのお知らせ
 宮井朋宏(留学生事業部留学生情報課・課長補佐)
・研究から交流へ-大分大学バンコクオフィスの取り組み-
 内田智久(大分大学医学部分子病理臨床・准教授)
・日本とタイの歯科医療事情について
 川口陽子(東京医科歯科大学健康推進歯学分野・教授)
・さくらサイエンスプログラムの紹介と実施事例
 伊藤宗太郎(JST中国総合研究センター・副センター長)
・「EECにおける人材育成協力」(FlexCampus構想について)
 佐渡島志郎(タイ国特命全権大使)

【JASSOからのお知らせ】
JASSO留学生事業部留学生情報課の宮井課長補佐から、2017年9月2日、3日にそれぞれチェンマイ、バンコクで開催された「JASSO日本留学フェア(タイ)」の概要説明及び報告がありました。来場者数はチェンマイが874名、バンコクが2,724名と多くの来場があり、日本留学に対する関心の高さが伺え、次年度も8月末に同フェアの開催を予定しているとの報告がありました。

宮井課長補佐

宮井課長補佐

【研究から交流へ-大分大学バンコクオフィスの取り組み-】
大分大学医学部の内田准教授は、JSPS国際事業「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」(2010年-2012年)を活用し、日本・タイでピロリ菌の国際共同研究を実施されています。これまでの研究でアジアのピロリ菌の病原性は国・地域で大きく異なることが分かったとのことでした。また、ピロリ菌研究をきっかけに2015年8月に設置した大分大学バンコクオフィスでは、研究だけでなく、医療人材育成や学生交流、さらには産学連携も推進させている等、オフィスでの取り組みについても紹介がありました。

内田准教授

内田准教授

【日本とタイの歯科医療事情について】
東京医科歯科大学の川口教授からは、「日本とタイの歯科医療事情について」、同大学タイ事務所での取り組みを交えながら説明がありました。川口先生は“帰国留学生は大学の財産”とおっしゃり、タイ事務所を設置しているチュラロンコン大学歯学部のPh. D取得教員のうち約半分が同大学でph. Dを取得されていることからも、そのことを大切にして交流を深めていることが伺えました。また、チュラロンコン大学との交流のきっかけとなったのは、JSPS国際事業「拠点大学交流事業」(1996年-2005年)であったと、我々JSPSにとって嬉しい紹介もありました。

川口教授

川口教授

【さくらサイエンスプログラムの紹介と実施事例】
JST中国総合研究センターの伊藤副所長からJST「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンス)」の概要について説明後、実際にこのプログラムを活用して日本に滞在した、泰日工業大学学生のMs. Papada Jeemali(金沢工業大学のプログラム)及びタマサート大学歯学部教員のMs. Sirima Kulvanich(新潟大学のプログラム)の2名から、日本での交流の様子について、写真を交えて紹介がありました。

伊藤副所長(右側)

伊藤副所長(右側)

【EECにおける人材育成協力(FlexCampus構想について)】
在タイ日本国大使館の佐渡島特命全権大使から、タイ東部経済回路(EEC)の人材育成協力として、日タイFlexCampus構想について説明がありました。日本の大学・研究機関等、オールジャパンで取り組みたいとのお考えから、参加校に向けて協力依頼がありました。

佐渡島特命全権大使

佐渡島特命全権大使

第2部の連絡会では、初めに議長及び書記の選出が行われ、現幹事校の中から議長に電気通信大学の高橋客員教授、書記に東京農工大学の河井特任教授がそれぞれ選出されました。

議長の高橋客員教授

議長の高橋客員教授

JUNThai新メンバー校として、2017年に当センターと同じサーミットタワーに事務所を設置した東京国際大学、2017年6月にプリンスオブソンクラー大学プーケットキャンパスに事務所を開設した横浜国立大学及び2017年5月にカセサート大学カンペンセンキャンパスにタイリエゾンオフィスを開設した北海道大学が紹介されました。また、オブザーバー参加の東京経済大学、法政大学、東京大学、東京理科大学、島根大学、広島大学、JICAについても併せて紹介がありました。

次に時期幹事校について、東京農工大学に代わり福井大学、青山学院大学に代わり創価大学が幹事を務める旨の提案があり、承認されました。

竹本准教授(福井大学)

竹本准教授(福井大学)


小林講師(創価大学)

小林講師(創価大学)

最後に、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)からカセサート大学にオフィスを設置したことを記念して9月5日に実施するシンポジウム「NAIST and Thai Universities for Research and Education Collaboration Symposium 2017」の紹介がありました。

次回のJUNThaiは、2017年12月18日(月)に開催予定です。

2017年9月4日、広島大学国際室の大田敏雄職員が、同室の徐瞳職員、医療政策室高畑智恵主任と共に当センターを来訪されました。大田職員は、2016年4月~2017年3月までの1年間、JSPSバンコクセンターに国際協力員として赴任されており、今回は9月2日・3日にかけて開催されたJASSOの留学フェア等へ参加するためにバンコクに滞在されています。

大田職員からは、広島大学と東南アジアの繋がりについて、交換留学プログラムの紹介を中心に説明がありました。タイの大学としては、タマサート大学、チュラロンコン大学、カセサート大学等と協定を結んでおり、学生交流を積極的に実施していらっしゃいます。毎年タイから学生を30名以上受け入れているそうです。

また、2018年度に総合科学部に新しく設置する「国際共創学科」についても紹介がありました。国際共創学科は、1学年40人の日本人と留学生が共に学び、学科の共通言語は英語、授業も英語で実施されるそうです。また半年以上の留学が義務付けられており、留学生に対しては奨学金が一部支給される等の特色があります。広島大学は、現在1,450名の留学生を受け入れているそうですが、将来的には3,000人まで増やすことを目標としており、留学プログラムの充実だけでなく、自治体との協力が必須であるとおっしゃっていました。

山下センター長からは、自治体との協力という側面から言えば、広島大学の教育学部の卒業生が、県内で高校の教員となっているケースも多いと思われることから、留学生の学校訪問等で協力を仰いでみてはどうか、との提案を行いました。また広島ユネスコ協会や地元のNGOとの連携についても意見交換を行いました。

土肥国際協力員、大田職員、徐職員、山下センター長、高畑主任、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、大田職員、徐職員、山下センター長、高畑主任、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月4日、福井工業大学職員6名が引率の谷脇一弘教授とともに当センターを来訪されました。来訪された職員は以下のとおりです。
・砂田 友幸 法人本部経営企画部経営企画課 課長代理
・北山 徳彦 電算管理課
・仲井 那美 秘書室
・松田 唯里 法人本部総務部管財課
・松村 透 法人本部海外事業部国際交流課 福井工業大学インターナショナルセンター
・山野 香澄 入学センター入学課広報担当

今回の来訪は、同大学職員の海外研修の一環として、海外の教育機関と意見交換、情報交換を行い、現地の日本関係機関の業務に対する理解を深めることを目的として行われたもので、昨年度に引き続き当センターにお越しくださいました。(昨年度の様子はこちら
当センターから、山下センター長がJSPSの概要及びバンコクセンターの活動内容について説明するとともに、JSPSで大学職員を対象に実施している、国際交流に関する幅広い見識と高度な実務能力を有する専門的な職員の養成を目的とした国際学術交流研修についても紹介しました。

説明の様子

説明の様子

参加者からは、JSPS事業の申請資格について質問があがる等、皆さん積極的に理解を深めようとしていらっしゃいました。また、JSPS国際学術交流研修についても大変興味を示していらっしゃいました。

谷脇教授(前列左から2番目)と職員の皆さま

谷脇教授(前列左から2番目)と職員の皆さま

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年9月4日、北海道情報大学経営情報学部の穴田有一教授が当センターを来訪されました。

北海道情報大学は、9年前にラジャマンガラ工科大学・タンヤブリ校(RMUTT)とMoUを締結し、昨年3月にはRMUTT内にタイ拠点事務所となる「北海道情報大学インターナショナル・オフィス」を開所されました。
同大学では、夏期集中の短期留学として、RMUTTにおいてワークショップを実施しており、両校の学生の交流の場となっています。また教員を派遣してRMUTTにて宇宙情報システムに関する講義を行う等、学生・教員の交流を積極的に推し進めていらっしゃるそうです。
また同大学では、タイ在住の日本人を対象とした「通信教育」にも力を入れており、プログラミング実習もWeb上で行うことができ、情報系の学士号を取得することも可能だそうです。今後は通信教育の試験をタイで実施する等、タイ拠点事務所をさらに活用していきたいとのお考えでした。

また大学の国際化を推し進めるにあたり、大学の事務局のサポートが必要不可欠であり、大学職員の国際化が必要であるとの認識から、日本の大学職員の国際化の支援についてもご質問がありました。
これに対し山下センター長から、大学等の職員を対象として、国際交流に関する幅広い見識と高度な実務能力を有する専門的な職員の養成を目的としたJSPSの「国際学術交流研修」について紹介を行いました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、穴田教授、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、穴田教授、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターは今後も日本の大学と連携を図りながら、日タイの交流を積極的に支援、促進していきたいと思います。

JSPSでは、研究者ソーシャル・ネットワーク・サービス「JSPS Researchers Network (JSPS-Net)」を提供しています。
JSPS-Netでは、同じ研究分野はもちろんのこと異なる研究分野の利用者同士、同じ地域で活躍する研究者同士、それぞれの活動に関心を持つ研究者や研究支援に携わる方々のネットワーキングを支援し、その更なる拡大を後押しすることで研究者の国際的な交流、活躍の一助となることを目指しています。
今後の研究生活・キャリアを支えるプラットフォームとなれば幸いです。ぜひ、ご登録下さい!

JSPS Researchers Network (JSPS-Net) URL: https://www-jsps-net.jsps.go.jp/

JSPS Researchers Network (JSPS-Net)の主な機能
・会員による登録(個人情報、研究分野等)
・コミュニティ(グループ)機能、情報共有、プロジェクト支援、同窓会会員(名簿)管理
・人的コネクション形成支援、メンバー検索、メッセージ送信機能、友人申請機能
・イベントページ作成機能、周知・登録・参加者の一元管理

また、JSPS-Netをより有効にご活用いただくため、新たに下記のサービスを開始しました。

①研究者のマッチングのための新たな情報提供の開始(”Seeking early-carrier researcher” )
Host Researcherとして、Postdoctoral ResearcherなどEarly-carrier Researcherの研究室への受入を希望する方は、下記の必要事項を記載し、下記宛先までご送信下さい。
JSPS-Netで情報を公開することによって、Host ResearcherとEarly-carrier Researcherとのマッチングの一助となることを意図しています。

必要情報
Affiliated Institution / About Institution / Host Researcher name / Research discipline/ Position description / Desired skill and experience / Entry requirement / Process/ Contact(e-mail address)、その他(特記事項がある場合)

宛先:jsps-net@jsps.go.jp

②新たな検索フィールドの追加( ”I am looking for” )
ログイン後のAccount Settingsでこのフィールドを活用することができます。
フィールドは下記の選択肢より構成されており、必要に応じてご利用できます。Member Searchで他のフィールドと一緒に活用して、よりマッチした会員検索が可能です。
“ I am looking for “ フィールド
1. early-career researchers
2. a host researcher
3. research partners

③研究者個人にフォーカスした新たな情報提供の開始( ”My Research Life” )
研究者の皆さんの研究テーマや研究生活を研究者の皆さん自身に語って頂くことによって、同じ研究領域で活躍中の研究者や同じ地域で研究をされている研究者同士が知り合い、時には刺激を受け合ったりしながら、今後の研究生活の中で役に立つ新たなコネクション形成の一助になることを目指します。

掲載にご参加頂ける方は、下記の必要事項を記載し、下記宛先までご送付下さい。
氏名、所属、ポジション、研究テーマと170×170pxのプロフィール写真に加え、研究内容や研究生活の記述100~300words、(英語) それに関した写真1,2枚。
*添付ファイルが5MBを超えると受信ができませんので5MB以下でお願いします。

(Sample) https://www-jsps-net.jsps.go.jp/learnmore

宛先:jsps-net@jsps.go.jp

皆さまからの積極的な掲載情報をお待ちしております。

JSPS-Netは今後も研究者の皆さまの有効なネットワーキングサービスを目指してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。

お問合せ先:日本学術振興会 研究者国際交流センター
JSPS-Net 事務局(e-mail: jsps-net@jsps.go.jp)

2017年9月1日、マレーシア科学大学(USM)日本文化センターの副田雅紀(そえだ まさとし)センター長が当センターを来訪されました。

副田センター長は、マレーシア科学大学日本文化センターのセンター長として、2015年8月の設立時から、日本・マレーシアの交流促進や相互理解に努められていらっしゃいます。昨年度は、副田センター長のご協力の下、当センターとして初めてマレーシアの大学(マレーシア科学大学)でJSPS事業説明会を実施することができました。今年度も昨年度に引き続き、副田センター長にご協力いただき、10月17日に同大学での事業説明会を予定しております。

また、マレーシア科学大学には、昨年の事業説明会にもご協力いただいたAbdul Rahman 副学長をはじめとして数名のJSPS国際交流事業経験者がいるため、JSPS同窓会設立に向けて、情報交換及び意見交換をさせていただきました。
当センターから、日本とマレーシアの学術交流促進等の同窓会設立の目的や同窓会員のみが対象の「Bridge Fellowship Program(外国人研究者再招へい事業)」等について説明させていただき、副田センター長から可能な限り協力したいとのお言葉をいただきました。

土肥国際協力員、副田センター長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、副田センター長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後もASEAN諸国の大学・研究機関と積極的に連携を深めながら交流を深めていきたいと考えています。

2017年8月31日、タイ・バンコクのチュラロンコン大学で開催された「第1回チュラロンコン大学海外留学フェア」に参加しました。チュラロンコン大学は、1917年に設立されたタイにおいて最も古い歴史を持つ権威ある大学です。本年は、創立100周年及び日タイ修好130周年の節目の年であり、この記念すべき年に、大学の国際化・グローバル化を推進させるべく海外留学フェアが開催されました。

留学フェアの様子

留学フェアの様子

本フェアは、8月30日・31日の2日間開催され、世界中の大学がブース出展及びプレゼンテーションを実施し、大学紹介や留学案内を行っていました。参加機関は以下のとおりです。
・ブース出展した大学はこちら
・プレゼンテーションを実施した大学はこちら

当センターもブース出展し、学生とともに参加している研究者を対象に「外国人研究者招へい事業」や「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」等のJSPS国際交流事業を紹介しました。

JSPSブースの様子

JSPSブースの様子

8月31日午後には、山下センター長が参加者に向けてプレゼンテーションを行い、JSPS概要及び国際交流事業を紹介しました。

山下センター長

山下センター長

両日ともに多くの来場があり、チュラロンコン大学の学生はもちろんのこと、日本から来られている大学関係者を含め、たくさんの方にJSPS国際事業及び当センターの活動について知ってもらうことができました。

2017年8月31日、岡山大学の神崎浩理事・副学長(国際担当)が、当センターを来訪されました。

岡山大学は、学都構想の実現を推進するための中長期的な国際戦略「岡山大学・国際戦略ビジョン21」の下、「世界水準の教育研究分野を擁した、個性的な国際学術交流の拠点となる」、「グローバルに活躍する地域の中核的人材育成の拠点となる」ことを目標に、大学の国際化・グローバル化に取り組まれていらっしゃいます。8月21日には、キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)Knowledge Exchange for Innovation Center(KX)に国立六大学(千葉、新潟、金沢、岡山、長崎、熊本)バンコク事務所を開設し、同日の開所式には当センターも出席しました。(その時の様子はこちら
神崎理事・副学長(国際担当)は、世界中から集まる留学生、帰国生などと一緒に学ぶことを通し、グローバル社会で複雑化する問題に対応できる人材育成を目指す学部・学科横断型の「グローバル・ディスカバリー・プログラム」等で、タイからの留学生を増やしたいとお考えで、8月26日にミャンマーで開催された留学フェアに参加した後、情報収集のため当センターにお越しくださいました。

当センターとの意見交換では、日本の大学の国際化の状況や今後の展望について等、幅広く意見交換することができました。その中でも岡山大学国際同窓会については、世界中に52の同窓会支部を持ち、昨年のホームカミングデイには、世界中の同窓会支部から同窓生を招待する等、岡山大学が力を入れていることが伺えました。

土肥国際協力員、神崎理事・副学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、神崎理事・副学長、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月30日、情報通信研究機構(NICT)の沼田尚道アジア連携センター長が当センターを来訪されました。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とした日本で唯一の公的研究機関として、情報通信に関する技術の研究開発を基礎から応用まで統合的な視点で推進し、同時に、大学、産業界、自治体、国内外の研究機関などと連携し、研究開発成果を広く社会へ還元し、イノベーションを創出することを目指されています。なお、NICTは当センターとともにタイ科学技術博覧会2017に出展しています。(その時の様子はこちら

沼田教授は、郵政省に入省後、総務省、東北大学特任教授、放送大学学園放送部長等を歴任され、2017年8月に大西祥浩前センター長の後任としてNICTアジア連携センター長に着任されました。アジア連携センターとして、既に共同研究を進めているチュラロンコン大学やキングモンクット・ラートクラバン工科大学等、タイだけでなくASEAN地域の研究拠点になりICTを使って様々な分野との連携を深めイノベーションを創出できればとおっしゃっていらっしゃいました。

当センターからもJSPSの概要を説明するとともに、国際的な共同研究推進事業である「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」、さらには研究者コミュニティの活動を支援するための「外国人研究員招へい事業」を紹介させていただき、大変興味を示していただきました。

土肥国際協力員、沼田アジア連携センター長、山下センター長、古屋副センター、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、沼田アジア連携センター長、山下センター長、古屋副センター、斉藤国際協力員

当センターでは、今後も日本の公的研究機関等との連携も深め、日タイ研究交流活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月30日、大阪府立大学の榎井克明学生センター学生課長が、仲田くるみ国際・地域連携課地域推進室主事、雪野とし惠研究推進課研究推進グループ主事、山下剛教育推進課総務・企画グループ職員、大塚善弘学生課学務グループ職員とともに、当センターを来訪されました。
今回は、海外オフィスを設置している大学が多いバンコクでの海外オフィスの実情についての情報収集をしたいとのことでお越し頂きました。
同日、大阪府と大阪市が大阪府立大学と大阪市立大学を2022年4月に統合する計画案を決めたことが報じられたばかりでしたが、榎井課長からは、今回の統合計画を受け、海外に拠点を設置する意義等についても質問がありました。大阪市立大学はチュラロンコン大学に海外拠点を設置されていますが、大阪府立大学は海外に拠点を持っていないため、受け入れ留学生が多く、連携の強いベトナムを始めとしたASEAN諸国との交流を活性化させることを検討しているとのことです。
山下センター長からは、日本の大学がバンコクに拠点を置く理由として、まずASEAN諸国へ3時間以内に移動可能であり、研究者の研究拠点としての利便性の良さを挙げました。またバンコクに現在海外オフィスを設置している大学のオフィスの形態と合わせ、海外オフィスが海外でのインターンシップや夏休みを利用してのスタディツアー等で、受け入れ国の事務所として機能している面もある、等の説明がありました。
なお、タイに拠点を置く日本の大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)についても紹介させていただき、有意義な意見交換を行うことができました。

前列左から、榎井課長、仲田主事、雪野主事、大塚職員(大阪府大) 後列左から、土肥国際協力員、山下職員(大阪府大)、山下センター長、古屋副センター長

前列左から、榎井課長、仲田主事、雪野主事、大塚職員(大阪府大)
後列左から、土肥国際協力員、山下職員(大阪府大)、山下センター長、古屋副センター長

当センターは今後も日本の大学と連携を図りながら、日タイの交流を積極的に支援、促進していきたいと思います。

2017年8月30日、福井大学産学官連携本部統括副部長の竹本拓治准教授がアドミッションセンター入試企画部門長の大久保貢教授及び中切正人専任講師とともに当センターを来訪されました。

福井大学産学官連携本部は、2015年にバンコク市内のチャンカセム・ラチャパット大学にオフィスを開設して以来、学生の海外留学のサポート、日系企業のサポート、研究交流、学術交流の促進等の様々な活動を行っていらっしゃいます。今回、竹本准教授は、福井大学アドミッションセンターで入試をご担当の大久保教授及び中切専任講師とともに、「地域の創生を担い、グローバル化する社会の発展に寄与できる人材」の育成を目的に2016年4月に設置した国際地域学部の広報活動のため、来タイされていらっしゃいます。滞在中、タイの高校で授業及び大学紹介を行うとともに、タイにおける高大接続入試等の教育事情の調査を行っているとのことでした。

当センターにもタイの教育事情等、学術情報の収集にお越しくださり、当センターからタイの高校生も対象の事業であるJST「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」を紹介するとともに、タイの大学との連携に役立ててもらえればと、外国人研究者招へい事業、論文博士取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)等のJSPS国際交流事業を紹介させていただきました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、中切専任講師、大久保教授、山下センター長、竹本先生、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、中切専任講師、大久保教授、山下センター長、竹本先生、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月28日、ナレスワン大学大学院ASEAN共同体研究科の高橋勝幸講師が当センターを来訪されました。
タイ北部ピサヌローク県にあるナレスワン大学は、1967年に教育大学分校としてスタートし、1990年に北タイ下部を代表する国立総合大学になりました。大学院ASEAN共同体研究科は、東南アジアにおける唯一のASEAN研究の博士課程であり、研究・教育・シンクタンクの3本柱で、これまでに研究協力、ワークショップ及びセミナーの開催等、様々な活動をされていらっしゃいます。2017年10月には「The Asian Political and International Studies Association (APISA)」の年次国際研究大会のホストを務められるとのことで、高橋先生はそのご案内に当センターにお越しくださいました。
高橋先生は、このような国際学術会議等を通して人文・社会科学分野における日タイ学術交流をより一層促進したいとおっしゃられていました。

当センターからも外国人特別研究員、二国間交流事業等について紹介するとともに、JSPS国際交流事業は、人文・社会科学を含む全ての分野を対象としていることをご説明させていただきました。

土肥国際協力員、高橋講師、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、高橋講師、山下センター長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日タイ学術交流を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月25日、JSPS東京本部国際事業部の簑輪知佳国際協力員が当センターの視察および打合せのため来訪されました。

簑輪国際協力員は、8月23日・24日にセントラルワールド バンコク・コンベンションセンター(タイ・バンコク)で開催された、JSPSバンコクセンター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)共催による日タイ修好130年記念シンポジウムに同センターとともに出席しました。簑輪国際協力員は、2018年4月より当センターに着任する予定となっております。このため、今回のシンポジウムに出席し、当センターの活動を直接確認することができ大変参考になったようです。

打ち合わせでは、当センターから同窓会(当センター所管:タイ、バングラデシュ、フィリピン、ネパール、インドネシア)及び在タイ大学連絡会(JUNThai)等、当センターの活動内容やタイの学術政策・体制の動向について説明を行いました。

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、簑輪国際協力員、山下センター長、古屋副センター長、Natthida現地職員

斉藤国際協力員、土肥国際協力員、簑輪国際協力員、山下センター長、古屋副センター長、Natthida現地職員

2017年8月23日・24日、Centara Grand Hotel and Bangkok Convention CentreにてJSPS-NRCT-JAATシンポジウム「JAPAN Days」を開催しました。

同シンポジウムは、タイ学術会議(NRCT)が2009年より毎年開催している科学博 「Thailand Research Expo」(今年のThailand Research Expo 2017は8月23日から27日まで開催)期間中の特別シンポジウムとして開催されました。毎年Expo会場には多くの機関がブースを出展しているほか、タイ国内外の研究者による学術セミナーも行われています。
当センターは、Expo初年度より毎年日本から講演者を招聘し、NRCTとセミナーを共催してきましたが、2017年は日タイ修好130周年という記念の年であることから、JSPS、NRCTに加えJAAT(JSPSタイ同窓会)の3機関合同で「日本とタイの学術並びに科学技術交流・連携のあるべき姿を求めて」をテーマに「JAPAN Days」を開催する運びとなりました。

JAPAN DAYS記念写真

JAPAN DAYS記念写真

シンポジウムに先立ち、23日午前にはThailand Research Expo2017の開会式がNRCT主催により盛大に開催されました。同開会式には、在タイ日本国大使館より佐渡島志郎大使にご臨席頂いた他、JAPAN Daysの日本側講師5名及びJSPSから国際事業部 加藤 久参与並びに当センター職員等が出席しました。開会式中にはMarshal Prajin Juntong副首相及びNRCTのDr. Sirirurg Songsivilai事務局長の講演が行われ、日タイ修好130周年並びに「JAPAN Days」についても言及がありました。

Dr. Sirirurg Songsivilai事務局長、Marshal Prajin Juntong副首相、佐渡島志郎大使

Dr. Sirirurg Songsivilai事務局長、Marshal Prajin Juntong副首相、佐渡島志郎大使

シンポジウム「JAPAN Days」は、午後からNRCTのDr. Sirirurg Songsivilai事務局長、在タイ日本国大使館の寺島史朗一等書記官及びJSPS国際事業部の加藤久参与の挨拶で始まりました。

加藤久参与、寺島史朗一等書記官、Dr. Sirirurg Songsivilaim事務局長

加藤久参与、寺島史朗一等書記官、Dr. Sirirurg Songsivilaim事務局長

続いて“Where are we from and where are we going? Perspective for a sustainable society”をテーマに九州大学の矢原哲一教授に基調講演をしていただきました。講演では、「どのようにより良い未来を創っていくか」について、これまでの人間の歴史に触れられながらお話いただきました。矢原先生は、現在は人類史上で最も良き時代だと思っているが、これを継続・発展させていくには“教育”が何よりも重要だとおっしゃっていらっしゃいました。

矢原哲一教授

矢原哲一教授

その後、“Past, Present and Future of Academic and Science collaboration between Thailand and Japan”をテーマに、日本側から立命館大学の吾郷眞一教授及び山口大学の山田守教授の2名、タイ側からタマサート大学のProf. Dr. Charnvit Kasetsiri及びコンケン大学のDr. Narongchai Akrasaneeの2名の講演者を招き、パネルディスカッションを実施しました。

Dr. Kittisak Sawanyawisuth(モデレーター), Dr. Narongchai Akrasanee, Prof. Dr. Charnvit Kasetsiri, 吾郷眞一教授, 山田守教授

Dr. Kittisak Sawanyawisuth(モデレーター), Dr. Narongchai Akrasanee, Prof. Dr. Charnvit Kasetsiri, 吾郷眞一教授, 山田守教授

23日の最後には、JAATのDr. Danai Tiwawech会長から、JAAT及びExecutive Committeeメンバーの紹介も交えた挨拶で締めくくりました。

Dr. Danai Tiwawech会長

Dr. Danai Tiwawech会長

23日のシンポジウム終了後には、NRCT主催の夕食会「Dinner Talk」が開催されました。200名を超える日タイ大学等学術関係者が参加した同夕食会は、NRCTのDr. Sirirurg Songsivilaim事務局長の挨拶で始まり、タイ側から元NRCT事務局長で現教育大臣アドバイザーのProf. Soottiporn Chittmittrapap及びタイ研究財団(TRF)理事のProf. Suthipun Jitpimolmard、日本側から在タイ日本国大使館の福島秀夫次席公使の講演が、華やかに行われました。
参加者は夕食を囲みながら普段のシンポジウムとはまたひと味違った和やかな雰囲気の中、活発に交流を図っていらっしゃいました。

Prof. Soottiporn Chittmittrapap

Prof. Soottiporn Chittmittrapap


Prof. Suthipun Jitpimolmard

Prof. Suthipun Jitpimolmard


福島秀夫次席公使

福島秀夫次席公使

24日午前は、日本側から近畿大学の秦哲也教授及び九州大学のAssoc. Prof. Dr. Ashir Ahmedの2名、タイ側からパンヤピワット経営大学のDr. Paritud Bhandhubanyong及びタマサート大学のProf. Dr. Prapat Thepchatreeの2名の講演者を招き“Trend of research collaboration between Japanese and Thai Universities”をテーマにパネルディスカッションを実施しました。前日のパネルディスカッション同様、講演者のみならず参加者からも多くの質問があがり、活発な議論が繰り広げられました。

Dr. Kampanart Silva (モデレーター), Assoc. Prof. Dr. Ashir Ahmed, Dr. Paritud Bhandhubanyong, Prof. Dr. Prapat Thepchatree, 秦哲也教授

Dr. Kampanart Silva (モデレーター), Assoc. Prof. Dr. Ashir Ahmed, Dr. Paritud Bhandhubanyong, Prof. Dr. Prapat Thepchatree, 秦哲也教授

24日午後には今後の日タイ学術・科学技術交流連携に役立つ両国の公的資金提供団体等の紹介を行いました(団体等は以下の通り)。
・保健医療システム調査研究所(HSRI)
・タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)
・アセアン工学系高等教育ネットワーク(AUN/SEED-Net)
・日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)
・科学技術振興機構(JST)
・日本学術振興会(JSPS)
JSPSは、山下センター長よりJSPS概要を説明するとともに、個人支援型国際交流事業である「外国人特別研究員」及び「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAK)」、機関支援型国際交流事業の「二国間交流事業」及び「研究拠点形成事業」について紹介しました。これまでも当センターはJSTやJASTIPといった日本の公的資金提供団体と連携してガイダンスセミナーを開催してきましたが、今回のようなタイ側の公的資金提供団体まで拡大しての紹介は始めてであり、多くの参加者は自身の研究資金獲得のための参考とすべく熱心に各団体の支援事業を聞いていました。

Dr. Charay Vichathai (HSRI)

Dr. Charay Vichathai (HSRI)


Assoc. Prof. Dr. Chanwit Tribuddharat (NSTDA)

Assoc. Prof. Dr. Chanwit Tribuddharat (NSTDA)


Ms. Wanichar Sukprasertchai (AUN/SEED-NET)

Ms. Wanichar Sukprasertchai (AUN/SEED-NET)


園部太郎 京都大学ASEANセンター副所長(JASTIP)

園部太郎 京都大学ASEANセンター副所長(JASTIP)


小林義英 e-ASIAプログラムコーディネーター(JST)

小林義英 e-ASIAプログラムコーディネーター(JST)


山下邦明バンコクセンター長(JSPS)

山下邦明バンコクセンター長(JSPS)


Dr. Nattanon Phaiboonsilpa(モデレーター)

Dr. Nattanon Phaiboonsilpa(モデレーター)

最後に、主催者を代表して山下センター長より、全ての関係者への感謝の言葉で2日間にわたる「JAPAN Days」が締めくくられました。
2日間でのべ300名を超える参加があり、会場内でも日タイ研究者の交流の様子を頻繁に目にすることが出来る等、日タイ修好130周年という節目にふさわしいシンポジウムとなりました。

シンポジウムのプログラムはこちらからダウンロードできます。

2017年8月22日、ASEAN University Networkと岡山大学・千葉大学・金沢大学・長崎大学が連携して実施しているスタディーツアー「AUN – SUN/SixERS Study and Visit Programme 2017」の参加者15名が、サーミットタワー10階にオフィスを構える日本の独立行政法人3機関(当センター、日本学生支援機構(JASSO)及び国際交流基金(JF))を訪問し、各機関の概要説明を受けました。同ツアーの訪問は今回で5回目となります。
 
当センターからは、山下センター長がJSPSの概要やバンコクセンターの活動内容について紹介を行いました。

山下センター長の事業説明

山下センター長の事業説明

JASSOからの事業説明

JASSOからの事業説明

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月22日、明治大学の加藤久和教授、齋藤雅己専任講師が当センターを来訪されました。

 明治大学では様々な留学プログラムがあり、政治経済学部においては、留学促進プログラムとして「タイ短期留学プログラム2017」を実施しています。今回、加藤教授と齋藤専任講師は、政治経済学部1、2年生を中心とした学生19名を引率し、8月1日~29日までの期間、協定大学で英語での講義を受けたり、現地の学生と交流をはかる等、様々な活動を行うそうです。

齋藤雅己専任講師、加藤久和教授、山下センター長

齋藤雅己専任講師、加藤久和教授、山下センター長

今回は、そのプログラムの一環として、サーミットタワー10階にオフィスを構える日本の独立行政法人3機関(当センター、日本学生支援機構(JASSO)及び国際交流基金(JF))を訪問し、各機関の概要説明を受けました。当センターからは、山下センター長がJSPSの概要やバンコクセンターの活動内容について紹介を行いました。

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当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月22日、今年度第3回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会を開催しました。理事会では、以下の点について確認、議論を行いました。

1.第2回JAAT理事会(2017年6月22日開催)議事録の承認
2.Thailand Research Expo 2017について
山下センター長から、Thailand Research Expo 2017の期間中(8月23日-8月27日)に実施されるJAPAN Days(8月23日-8月24日)のオープニングセレモニーについて、セレモニーはすべてタイ語にて行われるため、シンポジウムの講師に対して、モデレーターであるDr. Kittisak、Dr. Kampanart及びDr. Natthanonの3名にそれぞれ通訳をお願いしたい旨の依頼がありました。

3.JAAT地方ワークショップ計画について
Dr. Kittisakから、来年度実施するJAAT主催の地方大学でのワークショップについて、チェンマイ大学では、12月17日~19日の3日間、またナレスワン大学については、11月2日、3日に開催予定である旨の説明がありました。ただし、タイの会計年度が10月1日付けで始まるため、現時点では予算が未確定であり、開催日程については変更になる可能性がある旨、合わせて説明がありました。

4.JAAT会計報告
Danai会長から、通帳の名義人について、新しい会計担当者への名義変更手続きが必要である旨の説明がありました。

5.JAAT Webサイトについて
Dr.Kampanartから、新しいWebサイトについて説明があり、議題案のとおり承認されました。

6.JAATの担当について
Danai会長から、JAATの新しい担当について説明があり、議題案のとおり承認されました。

7.その他
Danai会長から、同窓会のDirectoryについては印刷を行わず、Webサイトに掲載することとした旨、説明がありました。

JSPS・JAAT・NRCTメンバーによる打合せの様子

JSPS・JAAT・NRCTメンバーによる打合せの様子

次回の理事会は、2017年 9月28日(木)10時に開催予定です。
(今回の理事会の議事録(英語)については後日掲載予定です。)

2017年8月21日、キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)Knowledge Exchange for Innovation Center(KX)で開催された、国立六大学(千葉、新潟、金沢、岡山、長崎、熊本)バンコク事務所開所式に山下センター長と古屋副センター長が出席しました。

Six Universities Network/ International Education and Research System, Japan (SUN/SixERS)は、世界レベルの研究・高度人材育成により国内並びに国際活動への貢献を目的とした国立六大学からなるネットワークです。同ネットワークはASEAN University Network (AUN)と2013年に学生交流、インターンシップ等の連携推進を目的としたMoUを締結し、現在種々のプログラムを実行しています。
これらのプログラム及びAUNとの交流促進のため、金沢大学が新設するバンコク事務所を国立六大学共用事務所として運用することとなり、今回の開所式が行われました。

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開会式では、金沢大学山崎光悦学長の開式の辞に始まり、在タイ日本国大使館 小林茂紀広報部長の来賓祝辞の他、山崎学長、小林広報部長、KMUTT Sakarindr Bhumiratana学長、AUN事務局 Choltis Dhirathitiエグゼクティブディレクター、金沢大学 大谷吉生 副学長(国際担当)・国立六大学バンコク事務所長及び岡山大学 横井篤文 副理事(国際担当)によるテープカットが行われるなど、華やかな式典となりました。

大谷金沢大学副学長、小林在タイ日本国大使館小林広報部長、山崎金沢大学学長、KMUTT Sakarindr学長、AUN事務局Choltisエグゼクティブディレクター、岡山大学横井副理事によるテープカット

大谷金沢大学副学長、小林在タイ日本国大使館小林広報部長、山崎金沢大学学長、KMUTT Sakarindr学長、AUN事務局Choltisエグゼクティブディレクター、岡山大学横井副理事によるテープカット

また、開会式後は国立六大学バンコク事務所が入っているKXビル内を視察しました。同ビルではレンタルスペースとして民間企業にも場所を提供し、オープンスペースでは相互交流が可能な作りとなっています。同事務所もその一画にあり、今後の産学官での交流促進が期待されます。

オフィス前

高島熊本大学副学長、織田千葉大学教授、高橋新潟大学学長、山崎金沢大学学長、夛田長崎大学副学長、横井岡山大学副理事によるオフィス前での記念撮影

KXビル内の見学ツアーの様子

KXビル内の見学ツアーの様子

夕方からは引き続き記念懇談会が催され、六大学の紹介プレゼンテーションや出席した関係機関の紹介が行われる等、日タイ大学及び高等教育機関の交流が和やかに行われました。

2017年8月21日、東京工業大学とタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)及びタイのトップクラスの大学とが共同で高度な知識を有する研究技術者・開発担当者を養成するプログラム「Thailand Advanced Institute of Science and Technology (TAIST) -Tokyo Tech」の10 周年記念イベント”Towards Global Education and Research Collaboration for Thailand 4.0”に、山下センター長と古屋副センター長が出席しました。

同プログラムは、タイ政府からの要望により、理工系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブを目指して2007年に設立されました。主に、東工大は教員の派遣、あるいは遠隔配信による講義の提供を、NSTDAは施設と奨学金の提供を、タイの参加大学は修士号の授与を行うもので、現在までにキングモンクット工科大学ラカバン校並びにトンブリ校、タマサート大学、カセサート大学及びマヒドン大学が参加しています。

午後からの記念式典ではNSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官、東京工業大学の三島良直学長からの挨拶があり、これからのTAIST-Tokyo Techとして、更なる教育の質向上や産業とアカデミアのコラボレーションの強化を図っていきたい、との話がありました。

NSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官の挨拶

NSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官の挨拶

また、科学技術省Dr. Atchaka Sibunruang大臣の代理で副事務次官のMr. Somchai Tiamboonprasertの挨拶では、タイ東部経済回廊(Eastern Economic Corridor: EEC)の1プロジェクト、Eastern Economic Corridor of Innovation (EECi) についても言及がありました。
EECiはタイ科学技術省により提案されたサイエンスパーク開発プロジェクトで、NSTDAがその実施を担っており、NSTDAと東京工業大学とのEECiにおける学術協定やEECiの2つのキャンパスの概要、民間・学術・研究機関・政府セクターを含めた61機関の連携について等の説明がありました。
以降には佐渡島志郎在タイ日本国大使の基調講演も行われる等、産学官あげての盛大な式典となっていました。

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JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

—–
日 時:2017年9月8(金) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:ブラパー大学 Office of President903会議室
講話者:Dr. Srirat Lormphongs(ブラパー大学 公衆衛生学部)
    Dr. Khwanruan Srinui(ブラパー大学 海洋科学機構)

2017年8月18日、IMPACT Exhibition and Convention Center で開催中のタイ科学技術博覧会2017(National Science and Technology Fair 2017)の開会式に参加しました。同博覧会は国民の科学技術への関心を高めるためにタイ科学技術省(MOST)及びタイ国立博物館が毎年主催し、例年100万人以上が来場する、科学技術に関するタイ最大のイベントです。今年は” Science, Technology and Innovation: Inspiring Creativity for Better Living and Sustainability for the Nation” をテーマに8月17日-27日までの11日間に開催され、タイ国内の教育研究機関や企業のほか、インターナショナルパビリオンでは日本、アメリカ、イギリス、韓国、ドイツ、フィリピン、フランスが科学技術開発の成果を展示しています。
当センターも毎年日本パビリオン内において、JSPS国際交流事業の紹介とともに、タイに事務所を設置する日本の大学等教育関係機関のポスターを掲示しています。
今年の日本パビリオンには以下8組織が、各機関のプロジェクトやその活動状況について展示を行っています。

<参加組織>
・内閣府宇宙開発戦略推進事務局
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・東京大学 宇宙・地理空間技術による革新的ソーシャルサービス・コンソーシアム(GESTISS)
・情報通信研究機構(NICT)
・科学技術振興機構(JST)
・国際農林水産業研究センター(JIRCAS)
・日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)
・日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センター

タイ科学技術博覧会2017入口

タイ科学技術博覧会2017入口


日本パビリオン入口でアチャカ大臣(左から5番目)及び福島次席公使(左から6番目)と記念写真

日本パビリオン入口でアチャカ大臣(左から5番目)及び福島次席公使(左から6番目)と記念写真


JSPSブースの様子

JSPSブースの様子

開会式後には、MOSTのアチャカ大臣及び在タイ日本国大使館の福島次席公使が日本パビリオンを視察されました。

開会式の様子

開会式の様子


アチャカ大臣によるJSPSブースの視察

アチャカ大臣によるJSPSブースの視察

ポスター及び資料を提供頂いた大学等教育関係機関は下記の通りです(五十音順)。
<日本の大学(47機関)>
青山学院大学 / 秋田大学 / 大分大学 /大阪市立大学 / 大阪大学 / 金沢大学 / 関西大学 / 九州大学 / 京都大学 / 京都工芸繊維大学 / 高知大学 / 国立高等専門学校機構 / 静岡大学 / 芝浦工業大学 / 首都大学東京 / 上智大学 / 創価大学 / 拓殖大学 / 千葉大学 / 中央大学 / 電気通信大学 / 東亜大学 / 東海大学 / 東京大学 / 東京医科歯科大学 / 東京工業大学 / 東京国際大学 / 東京農工大学 / 東北大学 / 東洋大学 / 富山大学 / デジタルハリウッド大学 / 名古屋大学 / 奈良先端科学技術大学院大学 / 弘前大学 / 福井大学 / 福井工業大学 / 福岡工業大学 / 北海道情報大学 / 三重大学 / 宮崎大学 / 明治大学 / 名城大学 / 山口大学 / 横浜国立大学/ 立命館アジア太平洋大学(APU) / 早稲田大学

<教育関係機関等(5機関)>
AUN/SEED-Net / e-ASIA / 日本学生支援機構(JASSO)タイ事務所 / 日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センター / 日本学術振興会タイ国同窓会

タイに拠点を設置する日本の大学等教育関係機関のポスター

タイに拠点を設置する日本の大学等教育関係機関のポスター

2017年8月7日、九州大学システム情報科学府情報知能工学部門のアシル アハメッド(Ashir Ahmed)准教授が当センターを来訪されました。

 アシル准教授は、8月26日から9月3日にかけて実施する九州大学の学生フィールドスタディーの事前調整のため来タイされており、その合間を縫って当センターにお越しくださいました。
アシル先生には8月23日・24日開催予定のJSPSバンコクセンター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)主催シンポジウム「Japan Days」にてご講演頂く予定です。(シンポジウムの詳細はこちら

また、アシル先生は、5月に訪問いただいた九州大学・持続可能な社会のための決断科学センター 健康モジュール(共同研究チーム)の横田講師とともに、ポータブル・ヘルス・クリニック(生活習慣病予防のための健診と遠隔医療サービス)のソーシャル・ビジネス化や普及のための研究・教育活動を行っていらっしゃいます(横田講師訪問の様子はこちら)。これらの活動を推進させるため、横田先生とともにJSPSの研究拠点形成事業に申請する予定とのご報告をいただきました。

当センターからも、当センターの活動内容やJSPSのその他の国際事業について説明させて頂きました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、アシル准教授、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、アシル准教授、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後もアジアで活動される研究者を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月7日、就実大学経営学部の三枝省三教授(広島大学名誉教授、岡山大学客員教授)が経営学部2年生の丸山悠那さんとともに当センターを来訪されました。

 就実大学は、岡山県岡山市に所在する明治37年に開校した私立岡山実科女学校を起源とする私立大学で、「去華就実」の建学精神のもと、外見の華やかさに心を奪われるのではなく自分自身の内面の豊かさや知性を磨き、社会に貢献できる人間になるという非常に高い志をもって人材の養成に努められています。三枝教授は、MOT(Management of Technology)をご専門に広島大学で教鞭をとられた後、2014年に設置された経営学部の教授として日々ご活躍をされていらっしゃいます。また、岡山大学客員教授もお務めでいらっしゃいます。
今回、経営学部留学プログラムにて2年生の丸山さんが4カ月程度、提携大学のカセサート大学に留学することに伴い、タイでの学生交流及び学術交流等を調査されるため、当センターにお越しくださいました。

三枝教授から、就実大学の概要及び同大学経営学部の長期インターンシッププログラムや留学プログラムについてご説明いただいた後、当センターからも当センターの活動内容、JSPS国際事業の概要、JSPS同窓会及びタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等についてご説明させていただきました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、三枝教授、山下センター長、丸山さん、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、三枝教授、山下センター長、丸山さん、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月7日、カンタベリー・クライスト・チャーチ大学の国際協力開発部のオフィサーであるRob Turner氏が、当センターを来訪されました。
カンタベリー・クライスト・チャーチ大学は、イギリス南東部ケント州に位置するカンタベリー市にあり、1962年に教員養成のための学校として創立されました。現在は約14,000人の学生を抱え、約100か国から1,000人近い留学生を受け入れている大学です。

同大学は、2017年11月にバンコク市内で開催される“The 14th OCSC International Education Expo”にも参加予定とのことで、日本だけでなく、タイの学生への留学についても積極的な広報活動を展開されています。
当センターからは山下センター長が、JSPS国際事業及びJSPS同窓会の概要説明に加え、在タイ大学連絡会(JUNThai)や日本の国際化に向けての取組等についてお話ししました。
また、Turner氏からは、同大学と日本の大学の交流状況について説明があり、特に日本人の学生が多いのは、春・夏休みを利用して英語を集中的に学ぶことができる2~3週間の一般英語コースであり、毎年たくさんの日本人学生が留学しているとのことでした。
Turner氏からは今後、同大学の学生に対して、日本での研究を支援するプログラムやフェローシップについて、広く周知したいとのお話を頂きました。そのため当センターからJSPSロンドン研究連絡センターをご紹介し、欧米の若手研究者のためのプログラムである外国人特別研究員(サマー・プログラム/欧米短期)についても説明を行いました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、Rob Turner氏、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、Rob Turner氏、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も海外の大学等のタイ・日本での活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月3日、名古屋大学とチュラロンコン大学(タイ王国・バンコク)は、学術交流協定締結25周年、チュラロンコン大学創立100周年、日本・タイ修好130周年を記念して、「アジアの未来を担う産業人材の育成」をテーマに合同シンポジウムを開催され、午前中のプログラムに山下センター長、古屋副センター長、土肥国際協力員が参加いたしました。
 
オープニングセレモニーでは、名古屋大学松尾清一総長、チュラロンコン大学ポムトン・マクランナ アユタヤ副学長が挨拶を行い、名古屋大学とタイの大学の長い連携の歴史に言及され、今後もASEAN地域の大学と名古屋大学の研究者及び学生の交流を促進していきたいと述べられました。

続けて、在タイ日本国大使館小林茂紀広報文化部長から来賓挨拶が行われ、バンコクを訪れる日本人は年々増えており、また多くの日本の大学がタイで活発に活動しており、大変喜ばしいことであると述べられていました。

左端:山下センター長、真ん中:松尾総長、ポムトン副学長

左端:山下センター長、真ん中:松尾総長、ポムトン副学長

基調講演では、National Science Technology and Innovation Policy Officeから、「タイの科学技術政策と国際連携」ついて、タイが長期的に目指すべき経済社会のビジョンとして示した「タイランド4.0(Thailand 4.0)」を元に、タイの科学技術政策の現状と課題、また国際連携についての問題点等をわかりやすく紹介されていました。

続けて、名古屋大学未来社会創造機構モビリティ領域の招へい教員である柳井正史氏から、
「欧州オランダにみる産官学連携による戦略的オープンイノベーションキャンパス構想」と題して講演がありました。タイとオランダは、それぞれ東南アジアとヨーロッパの中心に位置し、交通・流通の面でも地域の拠点となっているなどの共通点があるという話から講演は始まりました。その後はオープンイノベーションキャンパス構想として、オランダでいかに大学や研究機関、企業が連携をしているか、研究と評価をどのようにスピードアップしているのか、どのように自動車産業を活性化させているのか、について、オランダでの成功例をテンポ良くご紹介されていました。

柳井先生によるプレゼンテーション

柳井先生によるプレゼンテーション

シンポジウム会場のロビーにおいては、名古屋大学が採択されているJSPSの拠点形成事業のポスター展示が行われており、ポスターの前でたくさんの研究者が熱心に意見交換をされていました。

受付・ホールの様子

受付・ホールの様子

当センターでは今後もタイに拠点を置く日本の大学・機関と連携し、日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年8月1日、千葉大学高等教育研究機構の織田雄一教授が同大学国際企画課の宮﨑早苗特任専門職員、白崎佳奈職員とともに当センターを来訪されました。

 千葉大学は、学術交流の促進、学生に対する教育機会の拡大を図るため、現在、中国、インドネシア、タイ、カナダ、フィンランド、ドイツ、メキシコ、ロシアの8か国10か所に海外拠点を設置していらっしゃいます。タイ拠点について、2010年にマヒドン大学に「国際交流センター(International Exchange Center)」オフィスを設置して以来、様々な活動を行ってこられましたが、タイ及びアセアン地域の研究・教育交流を更に発展されることを目的として、タイのマヒドン大学インターナショナルカレッジ(MUIC)内に千葉大学バンコクキャンパスを設置するため協議を続けてこられました。(協議のための来タイの記事はこちら
この度、9月19日(火)に正式に開所されることが決定し、同日に実施される開所記念レセプションのご案内のため、当センターにお越しくださいました。

織田教授から、開所記念レセプションの内容やバンコクキャンパスでの活動内容についてご説明いただいた後、当センターからも、JSPS同窓会等についてご説明させていただきました。織田教授から千葉大学の同窓会の取り組みの参考にしたいとのお言葉をいただきました。

土肥国際協力員、斉藤国際協力員、織田教授、古屋副センター長、白崎職員、宮﨑特任専門職員

土肥国際協力員、斉藤国際協力員、織田教授、古屋副センター長、白崎職員、宮﨑特任専門職員

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

JSPSバンコクセンター、タイ学術会議(NRCT)及びJSPSタイ同窓会(JAAT)による共催シンポジウムを以下のとおり開催いたします。このシンポジウムは、2017年の日タイ修好130年を記念し、「日本とタイの学術並びに科学技術交流・連携のあるべき姿を求めて」をテーマに、「JAPAN Days」と銘打って8月23、24日の2日間に渡り講演及びパネルディスカッションを実施いたします。同シンポジウムはNRCT主催のタイ Research EXPO 2017期間中(8/23~27)の特別開催となっております。また、今後の日タイ学術・科学技術交流連携に役立つ両国の公的資金提供団体等の紹介も行い、日タイの学術研究交流の一層の推進を目指します。
なお、本シンポジウムへのご参加は無料ですが、会場設営等の都合上、事前登録が必要なため、本シンポジウムにご関心のある方または参加を希望される方は、誠に恐れ入りますが、8月11日までにNRCTのウェブサイトから事前にご登録をお願いいたします。
事前登録URL https://sites.google.com/view/japandays2017/

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日 時:8月23日(水)13時00分~16時30分、24日(木)9時30分~16時30分
会 場:セントラルワールド バンコク・コンベンションセンター(タイ・バンコク)
テーマ:日本とタイの学術並びに科学技術交流・連携のあるべき姿を求めて
※詳細については、こちらをご覧ください。

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2017年7月31日、世界ユネスコ協会クラブ・センター連盟(WFUCA) の代表であるMr. Dhirendra Bhatnagarが当センターを来訪されました。
WFUCA(World Federation of UNESCO Clubs, Centres and Associations)は、日本ユネスコ協会連盟が全面的に協力し1981年7月に創設され、Mr. Bhatnagarは代表として世界各地のユネスコ協会やクラブの普及、協力・交流に努められています。
Bhatnagar代表は、7月15日に仙台で行われた「民間ユネスコ運動全国大会」での様子について、仙台は世界で最初の民間ユネスコ協会がスタートした地でもあり、日本での民間ユネスコの活動は、他国と比べても非常に活発だとおっしゃられていました。
ユネスコ本部に長年勤務された山下センター長との会話では、ユネスコの現状や今後の課題等について、意見交換が行われました。
当センターからJSPS概要、当センターの活動及びJSPS国際事業についてご説明させていただいたところ、「二国間交流事業」や「研究拠点形成事業」に興味をお持ちいただき、ご出身のインドの研究者にとっても有益なプログラムであり、関係者に周知したいとのお言葉をいただきました。

土肥国際協力員、Bhatnagar代表、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、Bhatnagar代表、山下センター長、斉藤国際協力員

なお、Bhatnagar代表は、今回のバンコク訪問で当センターの他、ユネスコ・バンコク事務所等にも訪問される予定です。

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。また開催日が決定しましたら、再度お知らせいたします。
※ 事前の参加申込みは不要です。

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日 時:延期になりました ← 2017年8月31(木) 13:30-15:00(受付は13:00から開始)
会 場:キングモンクット・ラートクラバン工科大学 President Office Building7階701 
講話者:Dr. Natthanon Phaiboonsilpa(キングモンクット・ラートクラバン工科大学 工学部)
その他:説明会の最後に東海大学バンコク事務所及び福岡工業大学バンコク事務所スタッフより各大学の紹介もあります。

2017年7月20日、京都大学東南アジア地域研究研究所バンコク連絡事務所長の交代に伴い、新所長となる生方史数准教授が、前所長である下条尚志機関研究員と共に当センターに来訪されました。

京都大学東南アジア地域研究研究所は、2017年1月1日付で、東南アジア研究所と地域研究統合情報センターを統合し、東南アジア地域研究研究所として再出発されました。新研究所では、地域社会の総合的理解に留まっていた地域研究から一歩踏み出し、「複雑化する地球規模の課題解決」、「人文・社会科学を中核に捉えた学際研究の強化」そして「地域社会の多様性を踏まえた成長への貢献」をめざして、学際共同研究を推進されていらっしゃいます。
生方准教授は、タイ及びベトナム等の東南アジア地域研究がご専門で、現在は岡山大学大学院環境生命科学研究科に所属されていらっしゃいますが、東南アジア地域研究所の客員教授としてもご活躍のため、この度、東南アジア地域研究所バンコク連絡事務所長にご着任されました。
一方、離任される下条研究員も東南アジア地域研究がご専門で、主にベトナムについて研究をされていらっしゃいます。タイ在任を通して、ベトナムと比較することによりタイ社会について学ぶことができたとおっしゃていました。
また、当センターからもJSPS国際事業の概要、JSPS同窓会、そしてタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等についてご説明させていただきました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、生方准教授、下条研究員、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、生方准教授、下条研究員、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年7月13日、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)のSusan M. Gallardo 会長とともに、在フィリピン日本国大使館を表敬訪問しました。前日の12日に開催されたJAAPのシンポジウムにおいては、在フィリピン日本国大使館から、田口利行専門調査員にご出席頂き、ご挨拶頂きましたが、今回の訪問で田口専門調査員に改めてJSPSの国際事業やJAAPの活動状況等について説明しました。
田口専門調査員からは、フィリピンでは、奨学金がなければ日本に留学することがほぼ不可能であり、奨学金のプログラムがあっても、その情報を入手できていない状況であると説明がありました。また、フィリピンには日本の大学のオフィスが少なく、日本の大学や日本留学についての情報が得ることが難しいため、大使館で把握している国費留学生経験者のネットワークだけではなく、JSPS事業並びにJICAプログラムの経験者や、私費留学生等も含めた元日本留学生のネットワーク(PHILFEJA)を今後積極的に活用したいとのお話がありました。
その後も日本とフィリピンの関係をさらに強化する取り組みや支援等について意見交換を実施する等、改めて大使館との連携強化の重要性を再認識いたしました。
当センターでは毎年、フィリピンの大学において事業説明会を実施しており、今後とも大使館との連携を強化しつつ、フィリピンの大学における研究活動の推進に貢献していきたいと思います。

古屋副センター長、山下センター長、Susan M. Gallardo 会長、在フィリピン日本国大使館 田口利行専門調査員、土肥国際協力員

古屋副センター長、山下センター長、Susan M. Gallardo 会長、在フィリピン日本国大使館 田口利行専門調査員、土肥国際協力員

2017年7月12日、フィリピン・トレード・トレーニングセンター(フィリピン・パサイ市)で第5回JSPSフィリピン同窓会(JAAP)シンポジウム”Science and Technology towards Green Communities”が開催されました。
同シンポジウムは昨年に続き、フィリピン科技省(Department of Science and Technology: DOST)主催の科学技術広報イベント「科学技術週間(National Science and Technology Week: NSTW)」の一環として開催され、別会場ではJAAPのブースも出展されました。
シンポジウムは、JAAPのSusan M. Gallardo 会長の開会の挨拶で始まり、続いて、在フィリピン日本大使館 田口利行専門調査員、当センター山下センター長から祝辞が述べられました。
同シンポジウムには、当センターがサポートしている地域の同窓会(タイ・バングラデシュ・ネパール・インドネシア)宛にJAAPから招待状が送られていましたが、残念ながら今回はどの同窓会からも出席が叶いませんでした。しかしJSPSネパール同窓会(NJAA)のRijan Bhakta Kayastha会長、JSPSタイ同窓会(JAAT)のDanai Tiwawech から祝辞が届いていたため、JAAP理事会のRenato Reyes事務局長、Susan May F. Calumpang副会長から各々紹介がありました。
また、DOSTのLeah J. Buendia 次官補から基調メッセージが紹介されました。
次に、2016年度にJSPSの「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」を終え、学位を取得された5名について紹介がありました。そのうちDr. Jason Maximino C. Ongpeng, Dr. Laura B. Fermo, Dr. Marc Lawrence J. Romeroの出席者3名に対し、山下センター長からメダルが授与されました。

左から、Susan M. Gallardo 会長、Dr. Jason Maximino C. Ongpeng、Susan Calumpang副会長、山下センター長、Dr. Marc Lawrence J. Romero、Dr. Laura B. Fermo、DOSTのLeah J. Buendia 次官補、在フィリピン日本大使館 田口利行専門調査員

左から、Susan M. Gallardo 会長、Dr. Jason Maximino C. Ongpeng、Susan Calumpang副会長、山下センター長、Dr. Marc Lawrence J. Romero、Dr. Laura B. Fermo、DOSTのLeah J. Buendia 次官補、在フィリピン日本大使館 田口利行専門調査員

今回のシンポジウムでは、日本人研究者2名、フィリピン人研究者1名の基調講演が行われました。最初の基調講演は東京工業大学の阿部直也准教授から”Exploration of the Necessary Conditions to Realize Green and Sustainable Communities”についてご講演頂きました。阿部先生のご講演では、持続可能な開発及び都市を考える上で重要な要因となる「コミュニティ」の世界的な都市化傾向について、またコミュニティが抱える問題が都市部と農村部で異なり、時代においても変化していく中で何を人々は望み、持続可能な社会としてシステムを構築できるか、日本での調査結果及びフィリピンのセブ島で実施しているランプ貸出プロジェクトの事例を紹介しながらお話し頂きました。

阿部直也准教授

阿部直也准教授

また、午前の部の最終講演として、北海道大学の船水尚行教授から”Sanitation Value Chain: Its Concept and Element Technologies”と題しご講演頂きました。船水先生は日本のトイレの衛生システムが抱える問題を挙げながら、高齢化・少子化社会に対応した衛生システムのバリューチェーンが必要であること、開発途上国の衛生システムを考える上で、開発国が既に抱える問題を解消した、より現代的なシステムを構築すべきであること、衛生システムのバリューチェーンにおいては、これまでの排泄物を処理するという発想から人々に利益をもたらすような資源という思考でシステムを構築すべきである、といったお話しをユーモアを交えながらご説明頂きました。

船水尚行教授

船水尚行教授

午後の基調講演は、デラサール大学のDr. Jonathan Dungcaから、”Utilization of Sustainable Materials for Ground Stabilization”というテーマでご講演頂きました。都市化が進むフィリピンでは道路開発が進められており、供給可能な基盤材料の改良が必要不可欠であることから、利用する石灰石やその配合についての研究内容についてご紹介頂きました。

Dr. Jonathan Dungca

Dr. Jonathan Dungca

3つの基調講演終了後の質疑応答では、会場からそれぞれの先生に対して具体的な質問が数多くあがる等、大変な盛り上がりを見せていました。
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基調講演後は、引き続きJAAPの同窓会総会が行われ、Susan M. Gallardo 会長からJAAPの活動報告がありました。また、JAAPでは同窓会独自のアウトリーチ活動を積極的に展開しており、今回はアウトリーチ活動先の一つとしてQuezon州Mulanay市長のHon. Joselito Ojeda氏にお越し頂き、Mulanay市の観光案内とともに同市でのJAAPとの活動について紹介がありました。
続いて、山下センター長によるJSPS概要や国際事業についての紹介がありました。

Quezon州Mulanay市長のHon. Joselito Ojeda氏

Quezon州Mulanay市長のHon. Joselito Ojeda氏

総会の最後には、JSPS国際事業経験者であるDr. Lerma Ocampo (2016 BRIDGE Fellowship Program)、Dr. Elmer Bautista (論文博士号取得希望者に対する支援事業)、Dr. Inocencio Buot, Jr (外国人招へい事業・外国人特別研究員)、Dr. Mary Donnabelle L. Balela (2016 HOPE fellow)から、それぞれの日本での体験談についてご紹介頂きました。

Dr. Lerma Ocampo

Dr. Lerma Ocampo

今回はJAAPメンバーをはじめ約90名の参加があり、終始活気のあるシンポジウムとなりました。最後はJAAPのSusan Calumpang副会長による閉会の挨拶によりシンポジウムが締めくくられました。
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2017年7月11日、セントラル・ルザン州立大学にてJSPS事業説明会を実施しました。同大学はフィリピン・マニラの北150キロメートルのルソン島にある州立大学で、1907年に創設されました。
事業説明会に先立ち、前日の7月10日にはTereso A. Abella 学長及びMelissa E. Agulto副学長を表敬訪問した後、Mushroom Center他、学内研究施設をご案内いただきました。

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Dr. Renato G. Reyes事務局長(左)、Melissa E. Agulto副学長(左から2人目)、Dr.Susan Gallardo会長(手前)

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左から、土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、Tereso A. Abella 学長、Dr.Susan Gallardo会長、Dr. Renato G. Reyes事務局長

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   広大な敷地内にあるMushroom Center

事業説明会には約50名が参加し、JSPSフィリピン同窓会メンバーでもあるTereso A. Abella 学長の開会の挨拶で事業説明会がスタートしました。続いて山下センター長、古屋副センター長及び土肥国際協力員がJSPSの概要と国際事業について紹介を行いました。

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   山下センター長とTereso A. Abella 学長

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   国際事業について紹介

引き続き、JSPSフィリピン同窓会の事務局長であるセントラル・ルザン州立大学のDr. Renato G. Reyesから、JSPSのフェローとしての日本での経験について、また国際稲研究所(International Rice Research Institute)のDr. Elmer G. Bautistaから、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)における東北大学での経験についてご講演いただきました。
その後の質疑応答では、招へい事業(外国人特別研究員)の申請条件や論博事業について会場から多くの質問があり、山下センター長、Dr. Renato G. Reyes及びDr. Elmer G. Bautistaがそれぞれ回答をしました。
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   Dr. Renato G. Reyesによる経験談

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   Dr. Elmer G. Bautistaによる論博事業経験談

講演の最後には、JSPSフィリピン同窓会の会長である、デラサール大学のDr.Susan Gallardoの挨拶で幕を閉じました。
2016年12月にはデラサール大学で同窓会主催のワークショップを開催する等、同大学でのJSPS経験者増に向け、これまでもDr.Susan Gallardo 会長、Dr. Renato G. Reyes 事務局長が積極的に広報活動を展開してくださっています。その効果もあって、今回の事業説明会では、非常に活発な意見交換が行われました。
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   Dr.Susan Gallardo会長の閉会の挨拶

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2017年7月6日、元JSPSロンドン研究連絡センター長の平松幸三・京都大学名誉教授が京都大学ASEAN拠点の柴山守所長とともに当センターを来訪されました。
平松名誉教授は、2010年5月から2014年4月までの4年間をロンドンセンター長、そして2014年11月から2016年11月までの2年間を日本・エジプト両国の国家的事業である「エジプト日本科学技術大学(E-JUST)」の創造理工学類の学類長アドバイザーとして活躍してこられました。
一方、柴山所長は2014年6月に京都大学ASEAN拠点が設置されてから現在まで所長としてご活躍中であり(京都大学ASEAN拠点開所式の様子はこちら)、平松名誉教授とは山下センター長同様に旧知の仲でいらっしゃいます。
今回、平松名誉教授は柴山所長及び山下センター長との会談のため、ミャンマーからの帰途にバンコクにお立ち寄りくださいました。
当センターでの会談では、御三方とも日本の大学・学術機関の海外拠点長経験者であるため、海外拠点の役割や様々な国の研究・教育事情等について、ご自身の経験を元に活発な議論を交わされました。

古屋副センター長、柴山所長、平松名誉教授、山下センター長、斉藤国際協力員、土肥国際協力員

古屋副センター長、柴山所長、平松名誉教授、山下センター長、斉藤国際協力員、土肥国際協力員

当センターは、タイ国内だけではなく世界各国との連携も非常に重要と考えており、今後も様々な方と連携を図りながら日本と世界を繋げる学術交流を支援、促進していきたいと思います。

2017年7月5日、メーファールアン大学の三宅夕姫(みやけ ゆき)講師が当センターを来訪されました。
三宅講師は、修士課程及び博士課程をチェンマイ大学で過ごされており、現在、メーファールアン大学ソーシャルイノベーション学部の講師としてご活躍されていらっしゃいます。
メーファールアン大学は、タイ北部チェンライに創立されてから18年という新しい国立大学であり、三宅講師所属のソーシャルイノベーション学部だけでなく全学部の講義を英語で実施されていらっしゃるとのことでした。このような大学の国際化の取り組みの中で、ソーシャルイノベーション学部では日本の大学との研究交流及び学生交流を模索されており、本日はその情報収集のため、当センターにお越しくださいました。
当センターから主なJSPS国際事業を説明させていただいたところ、「二国間交流事業」や多国間の研究交流事業である「研究拠点形成事業」に興味を示しておられました。また、学生交流プログラムであるJSTの「さくらサイエンスプログラム」や、タイに拠点を置く日本の大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)等についてもご紹介させていただき、有意義な意見交換を行うことができました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、三宅講師、山下センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、古屋副センター長、三宅講師、山下センター長、斉藤国際協力員

当センターは今後もタイの大学と連携を図りながら、日タイの交流を支援、促進していきたいと思います。

2017年7月3日・4日、日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)主催の日・タイ修好130周年記念国際シンポジウム ”Biomass to Energy, Chemicals and Functional Materials” がタイ国立科学技術開発庁 (NSTDA) で開催され、当センターも出席いたしました。
JASTIPは、オールジャパン、オールASEANによる持続可能な開発に向けた研究のためのプラットフォームの構築を目指し、環境・エネルギー分野、生物資源・生物多様性分野、防災分野の3分野に焦点をあて、カウンターパートナーであるNSTDA、インドネシア科学院(LIPI)、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)に各々の共同研究拠点を設置し、日ASEANの関係者と共同研究を推進しておられます。
シンポジウムは、駐タイ日本国大使の佐渡島志郎大使らの挨拶で始まり、続いて、JASTIPプロジェクトリーダーである京都大学河野泰之教授によるJASTIP概要説明が行われました。

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駐タイ日本国大使 佐渡島大使

駐タイ日本国大使 佐渡島大使


JASTIPプロジェクトリーダー 河野教授

JASTIPプロジェクトリーダー 河野教授

その後2日間に渡り、ASEANと国際共同研究を行っている多くの研究者から、今回のシンポジウムのテーマである「環境・エネルギー分野と生物資源・生物多様性分野にまたがるバイオリファイナリー研究」に関するASEANでの取り組み、活動状況・成果、今後の展望について紹介がありました。また、NSTDA、LIPI、そして、バイオリファイナリーに関連する企業からもバイオリファイナリー研究や事業活動について紹介がありました。
シンポジウム2日目には、このような研究の研究者交流をサポートするべく、日本のファンディング機関からのプログラム紹介時間が設けられ、当センターからも山下センター長がJSPS国際事業の説明を実施いたしました。

山下センター長

山下センター長

会場には、日本及びタイを含むASEAN各国からの研究者が多数参加しており、皆活発に交流を図っていらっしゃいました。
また、今回のシンポジウムには研究者によるポスタープレゼンテーションブースや日本のファンディング機関及びバイオリファイナリー関連企業の紹介ブースも設けられ、当センターもブースで紹介を行いました。ブースには、シンポジウムに参加した研究者等に多数お立ち寄りいただき、JSPS国際事業及び当センターの活動について改めて知ってもらうことができました。
なお、今回の参加者の中にはJSPSインドネシア同窓会(JAAI)会員も複数参加しており、他の研究者同様、当センターのブースにお越し頂き意見交換を行うことが出来ました。

土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、Dr. Puspita Lisdiyanti(JAAI理事)、Dr. Wahyu Dwianto(JAAI理事)

土肥国際協力員、古屋副センター長、山下センター長、Dr. Puspita Lisdiyanti(JAAI理事)、Dr. Wahyu Dwianto(JAAI理事)


古屋副センター長、山下センター長、佐渡島大使、斉藤国際協力員

古屋副センター長、山下センター長、佐渡島大使、斉藤国際協力員

JSPSバンコクセンターでは、下記のとおりシンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムでは、“Science and Technology Towards Green Communities”をテーマに日本の大学から2名、フィリピンの大学から1名の講師をお招きして講演頂きます。またJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行いますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

日 時:2017年7月12(水) 9:00-14:00(受付は8:30から開始)
会 場:Room G, フィリピン・トレード・トレーニング・センター、フィリピン 
講話者:阿部 直也 准教授(東京工業大学)
    船水 尚行 教授(北海道大学)
    Dr. Jonathan Dungca (De la Salle University)

JSPSバンコクセンターでは、以下のとおりJSPSのアジア地域での活動及びJSPSで実施している国際事業の紹介を行います。説明会ではJSPS事業経験者による講演も予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

日 時:2017年7月11(火) 8:45-10:00(受付は8:00から開始)
会 場:RET Amphitheatre, セントラル・ルザン州立大学、フィリピン 

講話者:Dr. Dionisio G. Alvindia, PhilMech
    (フィリピン・ポストハーベスト開発・機械化センター)
     Dr. Elmer G. Bautista, Philippine Rice Research Institute
    (国際稲研究所)

2017年6月29日、タイ原子力技術研究所にてJSPS事業説明会を実施しました。タイ原子力技術研究所は、タイの持続的な発展のための原子力エネルギー利用に関する研究開発を目的に2006年にタイ科学技術省に設立されました。この度、同研究所の研究員でありJSPSタイ同窓会(JAAT)理事でもあるDr. Kampanart Silvaのご協力のもと、初めて同研究所にて事業説明会を開催することができました。
説明会は、Dr. Phiriyatorn Suwanmala原子力研究開発部長の挨拶で始まりました。

Dr. Phiriyatorn Suwanmala部長と山下センター長

Dr. Phiriyatorn Suwanmala部長と山下センター長

山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長によるJSPS概要説明、土肥国際協力員及び斉藤国際協力員によるJSPS国際事業の説明を行いました。

山下センター長

山下センター長

その後、JSPS事業経験者である Dr. Kampanartにご講演いただきました。
Dr. Kampanart は、論文博士号取得者に対する支援事業(RONPAKU)を通じて東京大学で博士号を取得されており、プレゼンでは申請手順や日本での研究活動の様子を写真やユーモアを交えてお話しいただきました。

Dr. Kampanart Silva

Dr. Kampanart Silva

説明会には、若手研究者を中心に25名程度の参加がありました。質疑応答では、Dr. Kampanart の経験されたRONPAKU事業を中心に、申請手順や申請資格等について多くの質問があり、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な事業説明会となりました。

質疑応答

質疑応答


集合写真

集合写真

2017年6月22日、今年度第2回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術会議(NRCT)で開催しました。
理事会では、以下の点について確認、議論を行いました。

1.第1回JAAT理事会(2017年4月27日開催)議事録の承認
2.Thailand Research Expo 2017について
 山下センター長より、Thailand Research Expo 2017の期間中(8月23日-8月27日)に実施されるJAPAN Days(8月23日-8月24日)の詳細について説明があり、未確定の講演者については、近日中に確定させることを確認した。また、パネルディスカッション等の司会に理事会からDr. Kittisak、Dr. Kampanart及びDr. Natthanonの3名を選出した。
3.JAAT地方ワークショップ計画について
 昨年度コンケン大学及びプリンスオブソンクラー大学で実施したJAAT主催の地方大学でのワークショップについて、今年度は10月以降にタイの北部と中部でそれぞれ実施することを確認した。
4.JAAT会計報告
 Dr. Jirapornより2016年度の会計について報告があった。
5.JAATウェブサイトについて
 Dr. KampanartよりJAATホームページのデザインについて説明があり、議論の後、使用言語については、日本側及びタイ側の両方が分かるように英語で作成することを確認した。
6.JAAT会計担当理事の選出について
 Dr. Jirapornに代わりDr. Kampanartが銀行手続き担当理事に選出され、Dr. Danai会長及びDr. Wichet財務担当理事とともに3名体制で会計管理することとなった。
7.その他
・Dr. Danai会長より、7月12日開催にJSPSフィリピン同窓会(JAAT)総会が開催される旨の報告があり、昨年度はJAAT理事会から1名が参加したが、今年度は参加しないことを確認した。
・Dr. Danai会長より、JAAT理事会の出欠連絡を開催日の2週間前までに必ずするよう再度お願いがあった。

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次回の理事会は、2017年8月22日(火)に開催予定です。
※JAATメンバーによるワーキンググループを同日理事会の前に開催予定。

2017年6月21日、横浜国立大学の中村文彦理事(国際・地域・広報担当)・副学長が当センターを来訪されました。
中村副学長は、2015年4月より大学のグローバル化推進の中心的な組織である国際戦略推進機構長(国際担当理事・副学長)として、卓越した「実践的学術の国際拠点」を形成し、世界に開かれた大学を実現することを目的に、横浜国立大学のグローバル化にご尽力されていらっしゃいます。
同大学がベトナム、中国、ブラジル、フィンランドに続く5番目の国際ブランチをプリンスオブソンクラー大学プーケットキャンパスに開設するにあたり、中村副学長は当センター来訪前日の20日にプーケットでの調印式にご出席されたとのことです。今回の来訪では調印式のご報告に加え、調印式後に視察されたプーケットキャンパスの様子についてもお話し頂きました。

調印式の様子(中村副学長よりご提供)

調印式の様子(中村副学長よりご提供)


タイ国際ブランチ(中村副学長よりご提供)

タイ国際ブランチ(中村副学長よりご提供)

中村副学長は、6月19日に開催された、大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)にオブザーバーで参加され、他大学とも交流を図っていらっしゃいましたが、今回の横浜国立大学のタイ拠点設置に伴い、当センターから改めてタイに拠点を置く日本の大学の現状等についてご説明させていただき、有意義な情報交換を行うことができました。

土肥国際協力員、中村副学長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、中村副学長、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年6月19日、在タイ日本国大使館で第11回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。

前回の第10回JUNThaiの概要はこちらからご覧いただけます。

第1部では、以下2つの講演が行われました。
・「将来の食糧問題-現在の食糧農業事情と将来の食糧安全保障の課題と展望-」
 明治大学国際連携機構特任教授/アセアンセンター所長 小沼廣幸特任教授
・「元留学生から観た日本留学と提案」
 JSR BST Elastomer Co.,Ltd. 社長補佐 Dr. Itti Rittaporn

明治大学アセアンセンター所長の小沼特任教授は、国際連合食糧農業機関(FAO)事務局長補兼アジア太平洋地域代表の経歴をお持ちで、世界の食糧農業事情と将来の展望についてご講演いただきました。
同講演では、FAO等の統計データを用いて、世界及びアジア地域の農業、慢性的飢餓人口及び食料安全保障の現状をご説明いただくと共に、人口が増え続け、一人当たりのカロリー摂取量も増加している中で世界のすべての人々のニーズを満たす十分な量と質の食料を将来どのように生産するかという課題や、日本の様な食料輸入依存国が今後どのようにしたらよいかについての提言等を、非常に分かりやすくお話いただきました。
質疑応答では、食糧問題について、日本はどのような政策を取るべきかという質問があり、日本のような食料輸入国は、食料輸出国と血の通った信頼関係を作ることが重要とおっしゃっていらっしゃいました。

小沼特任教授

小沼特任教授

続いて、国費留学生として東京大学に日本留学経験のあるDr. Itti Rittapornに「元留学生から観た日本留学と提案」をテーマにご講演いただきました。
Dr. Ittiは、日本は一貫して留学生受け入れに力を入れてきているが、欧米と比べて、内外の社会的・経済的効果が高くないことに触れられ、今後は日本国内の少子高齢化等の問題もあり、量・質ともにより良い戦略及び政策が必要になってくるのではないか、とお話し頂きました。そして、東南アジアの優秀な学生がより日本へ留学しやすくなるように「留学生版貸与型日本育英会奨学金制度の創立」をご提案いただきました。
質疑応答では、Dr. Ittiから観た日本と欧米の違いは何なのかということや、日本への留学生を増やすには他にどのような政策が有効と考えているか等、多くの質問があり、参加者の関心の高さが伺えました。

Dr. Itti Rittaporn

Dr. Itti Rittaporn

第2部の連絡会では、JUNThaiの議長及び書記の選出が行われ、現幹事校の中から議長に東亜大学の平松准教授、書記に東京農工大学の河井特任教授がそれぞれ選出されました。

東亜大学 平松准教授

東亜大学 平松准教授

次に、2017年3月にカセサート大学(バンコク)構内に事務所を設置された奈良先端科学技術大学院大学が紹介され、タイオフィス長の松本健一教授から挨拶がありました。

奈良先端科学技術大学院大学 松本教授

奈良先端科学技術大学院大学 松本教授

また、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構から「Startup Thailand2017」の紹介が、金沢大学から「国立六大学バンコク事務所の開所について」の報告がありました。
最後に、京都大学から7月に「The 4th JASTIP Symposium」、名古屋大学から8月に「Asia-Link Symposium」を開催する旨、それぞれ紹介がありました。

次回のJUNThaiは、JASSO日本留学フェア(タイ)翌日の2017年9月4日(月)に開催予定です。

「バンコクの風 2016 Vol.4」を当センターホームページに掲載しました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、在タイ日本大使館の寺島史郎一等書記官から「教育学術分野における日タイ協力の取組と展望」と題してご寄稿頂きました。

「バンコクの風 2016 Vol.4」

2017年6月15日、コンケン大学理学療法学科のAkkaranee Timinkul講師が、Bandung Wittaya Schoolの関原洋文教師とともに当センターを来訪されました。
コンケン大学は、1964年にタイ東北部で最初に設立された、17学部および大学院を有するタイ東北部最大の総合大学です。当センターは、JSPSタイ同窓会(JAAT)メンバーであるAkkarane講師にご協力頂き、毎年、同大学にてJSPS事業説明会を開催させていただいております。(コンケン大学でのJSPS事業説明会の様子はこちら
Akkarane講師は、現在従事されているコンケン大学・スポーツ科学センター業務に関する情報収集のため、当センターにお越しくださいました。
関原教師は、今年琉球大学をご卒業され、現在は中高一貫教育校であるBandung Wittaya Schoolで日本語教師としてご活躍される一方、Akkaranee講師の業務のサポートも行っておられるとのことでした。
情報交換では、Akkarane講師からスポーツ科学センターについてご説明があった後、当センターからもJSPS国際事業の概要及び当センターの活動等についてご説明させていただきました。

土肥国際協力員、Akkaranee Timinkul講師、斉藤国際協力員、関原教師、山下センター長、古屋副センター長、Natthida現地職員

土肥国際協力員、Akkaranee Timinkul講師、斉藤国際協力員、関原教師、山下センター長、古屋副センター長、Natthida現地職員

当センターは今後もタイの大学と連携を図りながら、日タイの交流を支援、促進していきたいと思います

 2017年6月13日、岡山大学グローバル人材育成院の鄭幸子(チョン・ヘンジャ)准教授が、当センターを来訪されました。
 岡山大学は、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択された「PRIME Program」の柱の一つと
して、「グローバル・ディスカバリー・プログラム」を新設されました。
 2017年10月からスタートする同プログラムは、世界中から集まる留学生、帰国生などと一緒に学ぶ国際プログラムで、学部・学科の枠にとらわれない、自由で実践的な学びを通してグローバルに活躍できる人材の育成を目指している
そうです。
 鄭准教授は、プログラムの立ち上げ段階から深く関わると共に、積極的な広報活動も実施されてきました。その結果、今年度は20か国から定員の5倍を超える応募があったそうです。今後も引き続き同プログラムのアピールを国内外で続けるべく、6月5日~9日に開催された在タイ日本国大使館・日本学生支援機構(JASSO)主催のJUNE Fair参加に合わせ、カセサート大学附属高等学校への訪問等も行われたそうです。
 また、鄭准教授は今後フィリピンにおいても同プログラムを広く周知したいとのお考えでしたので、当センターからはJSPS国際事業及びJSPS同窓会の概要説明に加え、東南アジア諸国における日本語学習者並びに日本への留学希望者の
状況等についてもお話ししました。その他にも米国の大学とのシステムの違いや日本の大学の今後の展望について等、
幅広い意見交換を実施することが出来ました。
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土肥国際協力員、鄭准教授、山下センター長、古屋副センター長

 当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。

2017年6月8、9日の両日、タイ研究財団(The Thailand Research Fund(TRF))が開催したRGJ-Ph.D. Congress 18に古屋副センター長が参加してきました。
The Royal Golden Jubilee (RGJ) Ph.D. Programme は1996年に国王即位50周年を記念して開始された、高度な知識を持つ研究者を輩出するための博士課程取得プログラムです。学生はタイの大学に入学後、タイのアドバイザーの指導で研究を行うと共に、最大12ヶ月間タイ国外で海外協力者と共に研究を行うことができます。タイ学術会議(NRCT)、保健医療システム調査研究所(HSRI)、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)及びTRFのタイ国立4機関協力のもと、これまで毎年約300名に学位を授与しているタイの高等教育の中で重要なプログラムの一つです。

今回の会議では8から10日までの3日間に渡って博士課程修了者並びに海外の協力機関等研究者によるプレゼンテーションが複数のセッションに分かれて行われました。
その中で、8日にはTRFと連携しているタイ国外の大学及び政府関係機関の紹介を行う時間が設けられ、当センターも短い時間ではありましたが約500名の研究者を前にJSPSの紹介を行うことが出来ました。
また、9日にはネットワーキングセッションとして、TRFと連携しているタイ国内外の大学及び政府関係機関を集め、今後の更なる連携を模索するための意見交換会が開催されました。当センターからは、JSPSの国際事業等について説明させて頂くと共に、タイにオフィスを構える日本の大学が現在48校あり、今後協力出来る可能性があることもお伝えしました。
タイ国外からは、在タイフランス大使館、ドイツ学術交流会、イギリス・コヴェントリー大学、ラオス国立農林研究所、ラオス保健科学大学、オハイオ州立大学及び当センターが、タイ国内からは農務局、NSTDA、原子力研究所、各国立大学等主要な政府関係機関から約50名の参加がありました。

※写真は全てTRFホームページ(http://rgj.trf.or.th/main/album/main/)より引用しています。

タイ国外の協力機関紹介の様子

タイ国外の協力機関紹介の様子

8日の会場の様子

8日の会場の様子

9日ネットワーキングセッションの様子

9日ネットワーキングセッションの様子

9日ネットワーキングセッション参加者(中央男性がchairのProf. Dr. Mongkol Techakumphu、中央左がRGJ Ph.D. Program Director Prof. Dr. Pramuan Tangboriboonrat

9日ネットワーキングセッション参加者(中央男性がchairのProf. Dr. Mongkol Techakumphu、中央左がRGJ Ph.D. Program Director Prof. Dr. Pramuan Tangboriboonrat)

当センターでは今後もタイの機関と連携し、日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。