アーカイブ

2019年10月14日、ネパールのカトマンズで第5回JSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウムおよび同窓会役員会が開催されました。

午前中に開催された役員会では、今年8月14日に開催されたJSPS事業説明会に関する報告がありました。出席者からの評判もよいため、今後も積極的な応募が期待されるということでした。

引き続き午後からは第5回JSPSネパール同窓会シンポジウムが開催されました。
今年のテーマは“Emerging Issues, Challenges and Opportunities in Urban Planning in Nepal”。約100名の研究者や政府関係者、学生の参加をいただきました。

第1部はInaugural sessionです。

日本側からはまず、朝熊由美子JICAネパール事務所長が挨拶されました。30年前にネパールを訪れたときよりも、この国は格段に発展を遂げていると感じており、都市問題および交通問題も、そのぶん顕在化しているそうです。そのため、今回のシンポジウムの成果に期待していると仰っていました。

朝熊 JICAネパール事務所長

また、西郷正道駐ネパール日本国特命全権大使がご挨拶されました。まず、10月に日本を襲った台風について、ネパール国民からも応援のメッセージを頂いていることに対して感謝の言葉がありました。
そしてJSPSネパール同窓会へ話は移り、同窓会のメンバーは、ネパールや日本で活躍しており、これからも2国間の交流関係を活発化させて欲しいとメッセージを送られました。

西郷 駐ネパール日本国特命全権大使

ネパール側からは、Dr. Sunil Babu Shrestha(Vice Chancellor of Nepal Academy of Science and Technology (NAST)がご挨拶されました。ネパールが直面している試練を打破するためには、人の繋がりの力が必要不可欠であり、今回のシンポジウムが、ネパールを変えてくれることを期待しているとメッセージを送っていらっしゃいました。

第2部は、Scientific sessionです。
日本側からは、東京大学の加藤浩徳教授が“Japan on Issues, Challenges and Opportunities in Urban Planning in developing countries”と題して基調講演を行いました。
世界中の都市において、人口の過密化による多くの問題が浮上しています。渋滞の発生などはその典型です。加藤先生は、世界中で起こっている問題をご説明された上で、ネパールで実現できる方策として、ご自身の研究から、以下の3つのアドバイスを提供されました。
・心理学 / 教育的側面から考える。
・交通需要マネジメント / 大量輸送の方法を再考する。
・土地利用と、輸送のあり方を合わせて考える。

次に、Mr. Padma S. Joshiと、Mr. Er. Surendra Mohan Shresthaが講演されました。

各講演者の発表の後は、積極的な質疑応答がなされており、シンポジウムは熱気に包まれていました。今回のシンポジウムへのテーマへの、ネパール国民からの関心の高さをうかがい知ることが出来ました。

東京大学 加藤教授

最後に山下センター長より、JSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割や同窓会、JSPSの各種国際交流事業について説明がありました。
各プログラムの採択率は決して高いものではありませんが、研究者ご自身のために、ぜひ何回でも、JSPSの事業に申請してもらいたいと強調されていました。

山下 センター長

JSPSでは、今後も各国の同窓会や大学、研究機関と連携し、こうした国際学術交流の機会を支援してまいります。

2019年10月9日(水)、今年度第3回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年7月24日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の承認
2. 環境問題に関するキャンペーン(@チェンマイ大学)の成果報告
3. JAAT Writing Manuscript for Publication seminarの成果報告
4. JAAT年次総会の詳細について

特に、JAAT年次総会に関して、熱のこもった議論を持つことが出来ました。

次回のJAAT理事会は、11月6日に開催予定です。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。
今回は、当センターの活動報告に加えて、「タイにおける JICA の取り組み~大学の皆様との連携の可能性」と題し、独立行政法人国際協力機構(JICA)タイ事務所長の宮崎 桂様にご寄稿いただきました。

「バンコクの風 2019 Vol.2」

2019年10月8日(火)、一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)の木村大輔グローバル教育プロデューサーが当センターをご訪問されました。

この度、「教師の離職」をテーマに、ユネスコバンコク事務所でシンポジウムが開催されました。木村さんはそのシンポジウムに参加され、当センターにも、ご挨拶と情報交換のためにお立ち寄りくださいました。

GiFTは、団体を設立して7年になります。
現在は、小学生を対象にしたプログラムに注力しているそうです。特に、世界的な潮流となっているSDGsを、小学校段階で浸透させるために、様々な事業を展開していると伺いました。
また、将来的に、世界中で教師不足が懸念されることが話題となるなど、今回のユネスコのシンポジウムに関する情報もご提供くださいました。

当センターからは、JSPSの概要をご説明しました。また、東南アジアに拠点を置く日本の教育機関等を、今後も情報提供等でご支援することをお伝えさせていただきました。

木村大輔グローバル教育プロデューサー(中央)

2019年10月2日(水)、山口大学 学生支援部国際交流課の斉藤康平主任が当センターをご訪問されました。
斉藤主任は、2017年度JSPS国際学術交流研修において、このJSPS バンコク研究連絡センターで勤務されていました。

斉藤主任は帰任以来、山口大学の国際業務でご活躍されています。
先月は、インドネシアにご出張され、関係大学と情報交換を行ったということでした。

この日は当センターと、山口大学をはじめとする国立大学の海外展開の動向について、情報交換させていただきました。
また、研修時代の懐かしい思い出話に花が咲きました。

斉藤主任(左から4人目)

2019年9月30日(月)、在タイ日本国大使館で第21回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの5名がオブザーバーとして出席しました。

第1部の講演会では、以下の3つの講演が行われました。

◆「National Research Council of Thailand and the Ministry of Higher Education,
Science, Research and Innovation (MHSRI)」
Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai
(Secretary General, NATIONAL RESEARCH COUNCIL OF THAILAND (NRCT) )

Dr. Sirirurg

タイ政府は、教育省の下にあった高等教育局と、科学技術省を合併させ、新しく「高等教育・科学・研究・イノベーション省」、MHSRIとなりました。「タイ学術会議(NRCT)」は、この新しい省に移り、学術研究支援の中核的な組織として機能しています。
この講演は、その方針や考え方を知ることができる貴重な機会です。

まず講演のなかで、MHSRIの3つのミッションが以下のように示されました。
1. Promote & Develop “MANPOWER” to be Smart citizen
2. Promote & Develop “KNOWLELDGE” to be Value-Based Economy
3. Promote & Develop “INNOVATION” to be Innovation Nation

次に、NRCTにおける、研究助成の選定の制度および方針について、以下のように4つに分けて説明されました。
1. Multi-year funding and Block grant
2. Outcome- and Impact -driven
3. Synergy & partnership
4. Streamlined process

「イノベーション重視」「実社会への影響重視」であることが印象的でした。
その上で、Dr. Sirirurgは、この現代社会の変化に対応していくため、NRCTは変わっていかなければならず、そのために、より効率的で効果的な投資を行っていきたいと仰っていました。

◆「The Project on Support for Capacity Building of the Grater Mekong Sub-region
University Consortium」
小嶋 緑
(Senior Programme Officer and JAIF Project Manager, SEAMEO RIHED)

小嶋 Senior Programme Officer

◆「東工大のタイでの活動‐TAISTを中心として‐」
大即信明
(東京工業大学名誉教授)

大即名誉教授

3名の講演者には、JSPSバンコク研究連絡センターより、記念品を贈呈しました。

第2部では、連絡会が行われ、主に「次期幹事について」「運営指針案について」、協議を行いました。
事務局幹事校は、京都大学が担います。幹事校には、金沢大学が退任し、山口大学が新しく就任しました。幹事校は、山口大学・横浜国立大学・上智大学・東亜大学となりました。

次回、第22回在タイ大学連絡会は、12月に開催の予定です。

2019年9月26日(木)、東海地方に位置する大学の事務職員で構成される、海外研修グループが当センターを来訪されました。

この日は、冨山副センター長、濱端国際協力員がプレゼンテーションを行いました。

最初に、冨山副センター長がJSPSの概要や国際事業について説明しました。
次に濱端国際協力員が、JSPS国際学術交流研修について、自身の経験や感想を交えながら情報をお伝えしました。

ご質問も多数いただきました。
当センターからは、二国間交流事業の採用に関する情報から、大学事務職員のキャリア形成に至るまで、幅広く情報提供させていただきました。

参加者された方々は、勤務されている大学の部課は様々でしたが、それぞれの視点および
業務に立ち、関心をもってお聞きくださったようでした。
参加者からは、JSPSへの理解が深まったことや、国際学術交流研修について有意義な情報を得ることが出来たとの感想を頂戴しました。

2019年9月25日(水)、Thai Health Promotion Foundation にて、Thailand Ageing Strategic Forum 2019が開催されました。来たるべき超高齢化社会との向き合い方について、幅広い見地から研究発表が行われるフォーラムです。
この度は、Director of Ageing Business and Care Development Centre, Duangjai Lorthanavanich Ph.D.からのご招待で、冨山副センター長、濱端国際協力員が出席しました。Duangjai先生は、JSPSタイ同窓会(JAAT)の会員であり、昨年度は「バンコクの風」にご寄稿いただきました。

Duangjai Lorthanavanich Ph.D.(左から2人目)

最初に、Executive of Thai Health Promotion Foundationである、Assoc.Prof. Dr. Pipop Udornが開会の挨拶を述べました。

Assoc.Prof. Dr. Pipop Udorn

その中で、健康寿命を伸ばしていきたいと考える人々が、タイでも大幅に増加していることに言及され、その取り組みを考えるための一つのきっかけになればと、このセミナーの意義を強調されました。さらに、タイの若者が子供を作りたがらない傾向に触れ、タイ王国として、少子化や労働力不足という問題に直面していることに言及されました。
Thai Health Promotion Foundationは、そういった問題への解決策を研究、提案する取り組みを続けていくということです。

次に、Prof.Dr. Prawase Wasiが、‘Thailand Graceful Ageing Strategy’と題して貴重講演を行いました。

Prof.Dr. Prawase Wasi

当氏が、タイトルをGraceful Ageingとしたことには大きな意味があるそうです。
今後、タイが全体的に高齢化する中で、国民をとりこぼさない方策をとることが、理想的な社会の実現に必要であると仰っていました。
その上で、タイでも各種取り組みが行われているが、今後は、ピラミッド型の中央集権的な方策ではなく、地域コミュニティや、平等性を追及する取り組みが大切であると述べられました。

その後の講演は、第1部‘Government and Public Sector Preparation’、第2部‘Business and Industry Sector Preparation’で構成され、どちらも多くの参加者を得て大変盛況でした。

2019年9月18日(水)、ASEAN日本政府代表部の宮澤武志一等書記官が当センターを来訪されました。

ASEAN日本政府代表部は、ASEANは日本及び地域の平和と繁栄のために極めて重要という認識のもと、ASEANを継続して支援し、日ASEAN間の協力を強化するための取り組みを進めています。
当センターでも、山下センター長が、今年6月の「ASEAN科学技術協力委員会(AJCCST-10)」でJSPSの事業紹介を行うなど、ASEANとの交流や関係形成を引き続き行っています。

宮澤さんは、ASEAN Foundationに関する情報交換を中心に、ご挨拶とオフィス訪問を兼ねてお越しくださいました。
また、JAIF(The Japan-ASEAN Integration Fund)に関してご紹介をいただきました。

当センターからは、ASEAN域におけるJSPSの国際事業の活用事例などについて、詳しくご説明させていただきました。

宮澤一等書記官(左から3人目)

2019年9月16日(土)Grand Sukhumvit Hotel Bangkokで開催された“The Project on Support for Capacity Building of the GMS-UC (Phase 1):The 2nd Rectors Forum of Greater Mekong Sub-region University Consortium”に当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員が出席しました。

GMS-UCはメコン川流域の東南アジア諸国(ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナム)の大学で構成するコンソーシアムで、地域内の国境を越えた協力を強化・推進するプラットフォームを提供することを目的としています。

SEAMED-RIHED はGMS-UCメンバー間で共通の問題に従事するため、日アセアン統合基金(JAIF)の枠組みのもと、ASEANの支援を受け、2018年に2年間のプロジェクト“Support for Capacity Building of the Greater Mekong Sub‐Region University Consortium (GMS‐UC) (Phase 1)”を立ち上げ、様々なワークショップ等を各国で開催してきました。今回のフォーラムはプロジェクトの最後のイベントとして、これまでの活動を振り返り、成果を確認・共有することを目的に9月16日、17日の二日間に渡り開催されました。

当センターが出席した1日目の冒頭ではASEAN日本政府代表部より宮澤武志一等書記官も挨拶を述べられた他、プロジェクト・エキスパートらのパネルディスカッション等が行われました。

2019年9月13日、マレーシア科学大学(USM) 日本文化センターの副田雅紀(そえだ まさとし)センター長が当センターを来訪されました。

マレーシア科学大学日本文化センターはマレーシアと日本の文化交流、相互理解の促進を目的として2015年8月に設立された機関です。
副田センター長は設立当初からセンター長として日・マレーシアの交流促進のためにご尽力されています。

また、JSPSマレーシア同窓会の設立に向けて、同窓会役員とJSPSとの連絡調整をしていただくなど、当初から多大なるご支援を頂いて参りました。

そのマレーシア同窓会はまさに本日、JSPS本部役員会により、JSPSの20番目の同窓会として正式に承認されました。

この日は、今後の設立総会の開催や同窓会活動の準備について情報交換及び意見交換をさせていただきました。

副田センター長(左)

2019年9月12日(木)、Asian Institute of Technology(AIT)で開催された8th Joint Student Seminar on Civil Infrastructures に参加しました。AITのキャンパス内には自然が多く配置され、快適な研究環境が整備されている点が印象的でした。

今回のセミナーは、50人以上の参加者がありました。また日本、タイだけでなく、インドやミャンマーからの出席者がありました。

Prof.Dieter Trau

最初に、Prof.Dieter Trauが歓迎の言葉を述べました。
AITは、研究のための設備や、研究者同士で意見を交流できるスペースが整っているため、研究に最適なスペースであると紹介されました。そのうえで、出席者には、今回のセミナーの機会を利用して、研究を進めてほしいと仰っていました。

Prof.Pennung Warnitchai

次にProf.Pennung Warnitchaiが挨拶し、今回の出席者の業績を紹介しました。さらに学生に対して、様々な機会を捉え、自らの研究者としてのキャリアを築いてほしいと激励の言葉を述べられました。

JAXAバンコク駐在員事務所 辻所長

また、JAXAバンコク駐在員事務所 辻政信所長が講演され、アジアにおけるJAXAの活動についてご説明されました。

山下センター長

当センターの山下センター長も講演いたしました。
「Research opportunities in Japan」と題し、JSPSの概要と活動を紹介しました。また、出席した学生たちの参考にしてもらおうと、JSTなど、日本に設置された組織機構について説明しました。
そのうえで学生に対して、各種制度を、自らのキャリアに応じて積極的に利用してほしいと呼びかけられていました。

東京大学生産技術研究所 竹内教授(左)

最後に、本セミナーのコーディネーターである東京大学生産技術研究所 竹内教授にご挨拶させていただきました。竹内教授はバンコク研究連絡センターで、2010年から2012年までセンター長として勤務されております。
この日は、当センターの活動に関して、情報交換などをさせていただきました。

2019年9月11日(水)、岡山県ユネスコ連絡協議会の橋本徹泱事務局長らが当センターを来訪されました。
 
この度、ご挨拶と情報交換のために、出張の合間を縫ってお越しくださいました。

当センターからは、日本学術振興会の国際事業、および世界中に設置している海外研究連絡センターについて情報提供しました。

 

橋本事務局長(左から2人目)

2019年9月11日(水)、JSPSタイ同窓会(JAAT)の主催で” JAAT Writing Manuscript for Publication seminar”が開催され、当センターからは冨山副センター長と濱端国際協力員が出席しました。

このセミナーは、タイ各地から研究者が集まり、学術論文の執筆において重視すべきポイントを共有し、さらに、研究者同士の交流を深めることを目的に開催されています。今回は約70名の参加がありました。
日本と異なり、学術論文の書き方は各大学においてはレクチャーしていないため、今回のようなセミナーは、タイでは貴重な機会として捉えられているということです。

最初に、NRCTを代表して、Ms Tiwa Ngaowichitが開会の挨拶を述べ、今回のような機会を利用し、効率的に研究を進めてほしいと述べられました。

Ms Tiwa Ngaowichit

次にJAAT president のDr. Porphant Ouyyanontが挨拶しました。この日、予想以上の参加があったことをご紹介されました。また、JSPS スタッフの出席にも言及頂きました。

Dr. Porphant Ouyyanont

その後、”medical sciences”, ”social sciences”, “sciences/technology”の3つの分科会に分かれワークショップが実施されました。
講演者は、学術論文のタイトルの設定の仕方から、研究成果の効果的な書き方まで、たとえ話を交えつつ熱心にアドバイスしていました。
また聴講者も、非常に意欲的にメモをとっており、会場からは、出席者の熱気を感じることができました。


 

2019年9月9日(月)、在タイ日本国大使館大使公邸で10月渡日国費留学生壮行会が開催されました。当センターもご招待いただき、当日は、冨山副センター長、濱端国際協力員が出席しました。

冒頭、佐渡島志郎 大使より開会の挨拶がありました。
佐渡島大使は、日本は、研究生活に最も適した国の一つであり、タイの優秀な学生が、数多く日本へ留学されることは大変嬉しいと述べられました。ぜひ、日本の生活を思い切り楽しみ、自らの学問の世界を開いてほしいと、留学生に言葉をかけました。その上で、タイから日本への留学生の数は、まだ伸びしろがあるので、留学生自身が日本留学の魅力を発信し、タイから日本へ留学したい人が更に増えるようにしてもらいたい、と協力を呼びかけていらっしゃいました。

次に、Ms.Jeeraporn Chuawattanaから挨拶がありました。日本での留学生活においても様々なチャレンジをし、悔いのない学生生活をしたいと、思いを新たにしている様子でした。また、奨学生一同を代表して、今回の奨学金への感謝を述べました。

会の最後にOld Japan Students’ Association, Kingdom of Thailand (OJSAT),President のDr. Prakit Tangtisanonが挨拶され、奨学生を激励しました。

タイ国日本人会島田会長(前列左から1人目)、佐渡島大使(同2人目)、Dr. Prakit(同3人目)

2019年9月9日(月)、公立小松大学の木村繁男副学長と山田外史教授が当センターを来訪されました。
同大学は2018年に設立されました。そのキャンパスは日本有数の企業と敷地を接していることから、産学官が一体となった教育を、効率的に行えることが特徴とのことでした。また、米国シリコンバレーに公立小松大学シリコンバレーオフィスを開設し、学生交流を進めています。

この日は、情報交換とご挨拶のために、当センターを来訪されました。

当センターに足を運ばれるのは初めてとのことでしたので、当センターの概要、JSPSの国際事業、各大学のスタディツアーに協力させていただいていることなどについてご説明させていただきました。
お二人からは、二国間交流事業の、応募方法の詳細や採択率についてご質問を頂きました。

最後に、JASSOタイ事務所をご紹介させていただきました。

 

山田教授(左から3人目)、木村副学長(同4人目)

2019年9月7日(土)The 6th UEC Seminar in ASEANが、バンコクのラジャマンガラ大学で開催され、当センターからは冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員が参加しました(UEC=電気通信大学)。
今回のセミナーでは、インドネシア、ベトナム、タイ、そして日本など、諸外国から研究者の参加がありました。

最初に石橋孝一郎 UEC ASEAN 教育研究支援センター長が開会の挨拶を述べました。
日本電気通信大学の歴史から始まり、今日においては東南アジアの研究者との繋がりを重視しているため、今後も、良好な関係を発展させていきたいとコメントされました。

石橋UEC ASEAN 教育研究支援センター長

次に、在タイ日本国大使館の久芳一等書記官がご挨拶され、タイには、日本の研究機関が拠点を数多く置いている点を言及なさいました。
そのうえで、AI 研究の世界においては、開発競争が特に目覚ましいため、今回のような「研究」と「社会実装」を担う人々が一堂に会するイベントに大きな期待をしていると仰っていました。

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官

今回のセミナーでは、数多くの研究者が登壇し講演が行われましたが、「Part1 UEC Section」では、「ECTI における行政機関との関係構築の取り組み」として、髙橋隆司 電気通信大学客員教授に、当センターに関してご紹介を頂きました。

髙橋 電気通信大学客員教授

セミナーは多くの参加者を集め、盛会のうちに幕を閉じました。

ラジャマンガラ大学

2019年9月4日(水)、大阪大学生物工学国際交流センター(ICBiotec)の三﨑 亮講師と同大学大学院工学研究科の学生22名が来訪されました。

大阪大学では例年タイで海外フィールドスタディ―「生物資源と環境」を実施しており、プログラムの一環として、昨年に続き今年も当センターをご訪問いただきました。

始めに当センターを始め同フロアにオフィスを構える国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)の施設見学を行った後、各組織の業務説明を行いました。当センターからは山下センター長が冒頭挨拶を行い、冨山副センター長がJSPSの概要や事業について説明を行いました。

山下センター長

国際交流基金バンコク日本文化センター・松井次長

冨山副センター長

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNampeungエデュケーショナルアドバイザー

集合写真

2019年9月3日(火)、京都産業大学の具 経営学部長と、大杉准教授の引率で、京都産業大学の学生約20名が来訪されました。

この日は当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、以下の3名がプレゼンテーションを行いました。
国際交流基金:脇谷 「日本語パートナーズ」事業部長
日本学生支援機構:Nampeung Samadeh Educational Advisor
日本学術振興会:臼井 国際協力員

脇谷 「日本語パートナーズ」事業部長

国際交流基金の脇谷部長からは、日本語パートナーズの取り組みについて、重点的にご説明いただきました。
この事業では、参加者を諸外国へ派遣しますが、東南アジアにおいて、派遣者の数ではタイが2番目となるそうです(85名)。
学生の興味も惹き付けられたようで、脇谷部長から、東南アジアのいまを感じる良い機会になるので、ぜひ申し込んで頂きたい、とお話がありました。

臼井 国際協力員

Nampeung Samadeh Educational Advisor

この日の参加者は、海外が初めてという大学1年生の割合が多く、みな緊張した面持ちでした。しかし海外で働くことも含め、自分の人生について真剣に検討している様子が感じられました。
京都産業大学の具 経営学部長も、今日の話を胸にしまっておいて、ぜひ有意義なキャリア選択してほしいと、学生にエールを送っていらっしゃいました。

最後に、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

冨山 副センター長

2019年9月2日(月)、九州工業大学の学生約20名が来訪されました。九州工業大学は、Thailand SDGs Study Programと題して、タイでスタディツアーを実施しています。

当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、以下の3名がプレゼンテーションを行いました。
国際交流基金:松井優樹 次長兼日本語部長
日本学生支援機構:Nampeung Samadeh Educational Advisor
日本学術振興会:濱端 国際協力員

松井 次長兼日本語部長

国際交流基金のプレゼンテーションでは、学生参加型のゲームを通して、文化交流の重要性を学びました。学生も、自分の頭を使いながら、楽しみながら取り組んでいました。
そのうえで松井次長から、国際交流基金の任務とは、文化交流を通して、日本の世界外交に貢献することであるとご説明がありました。

濱端 国際協力員

Nampeung Samadeh Educational Advisor

学生からは、仕事のやりがいに関する質問や、国際的な仕事をして活躍するために、大学時代にどのようなことに取り組むべきか質問がありました。学生が、スタディツアーを通じて、自らの将来を真剣に模索している様子が伺えました。

最後に、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

科学研究費助成事業(科研費)では、令和元(2019)年度国際共同研究加速基金(帰国
発展研究)の公募を開始しました。
海外の研究機関に所属する日本人研究者からの積極的な応募を期待しています。
    
※詳しくは下記ホームページで御確認ください。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/03_kikoku/koubo.html

 
本種目は、海外の研究機関等において優れた研究実績を有する独立した研究者が、
日本に帰国後すぐに研究を開始できるよう支援するものです。

【帰国発展研究応募資格】
応募時点において、
(1)日本国外の研究機関に教授、准教授又はそれに準ずる身分(ポストドクターを
除く)を有し、所属している者であること
(2)現に日本国外に居住する日本国籍を有する者であること
(3)科研費応募資格を有していない者であること
※応募時点において帰国後の所属先が確定していなくても応募することができます。

【公募内容の概要】
・応募総額  5,000万円以下
・研究期間  3年以内
※帰国後、日本国内の研究機関に所属して科研費の応募資格を取得し、
交付申請の手続を行った後に経費を執行することができます。

詳細な公募内容等については、下記ホームページで御確認ください。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/03_kikoku/koubo.html
【公募期間】
令和元(2019)年9月1日(日)~11月7日(木)午後4時30分

※電子申請システムは9月13日(金)から利用可能となる予定です。
※応募の際には、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)の研究者番号を取得している必要があります。
過去に研究者番号を取得していない場合は、研究者登録手続が必要となりますので、
余裕を持って手続を行ってください。
※採択された場合、令和2(2020)年3月下旬に採択の連絡(交付内定)を予定しており、
令和3年(2021)年4月下旬までに帰国して交付申請を行う必要があります。

【本件問い合わせ先】 ※海外研究連絡センターでは、質問等をお受けできません。
独立行政法人日本学術振興会 研究事業部 研究助成企画課 
電話 :+81-(0)3-3263-4927
メール:kksi-kaken@jsps.go.jp (海外からはできる限りメールでお願いします)

2019年8月30日(金)、ブラパー大学バンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。
この大学は海洋生物の研究に強みを持ち、キャンパス内には水族館を併設しています。

最初に、ブラパー大学のAssistant President for International Relationsである、Asst. Prof. Punwalai Kewaraが開会の挨拶をされました。
ブラパー大学でも、日本との研究交流への関心は非常に高いため、今後も日本との交流を続けていきたいとお話がありました。

Asst. Prof. Punwalai Kewara, Assistant President for International Relations

続いて、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

そして、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業 経験者のDr. Khwanruan Srinuiに、ご自身の経験をご講演いただきました。
広島大学の、生物生産学部の付属練習船を利用した経験や、日本の研究者と共に活動した内容、そして日本文化や和食に親しんだことを心を込めて語ってくださり、有意義なご経験になったことがうかがわれました。

Dr. Khwanruan Srinui

今回の説明会の参加者は、メモを熱心に取りながら情報収集に努めておられ、当会事業への申請を検討しているという声も多く聞かれました。

2019年8月27日(火)、北海道教育大学函館校の有井 晴香講師、上智大学Sophia Global Education and Discovery (Sophia GED)の新 江梨佳プログラムディレクターが当センターを来訪されました。

北海道教育大学函館校では全ての学生が卒業までに留学、ボランティア、スタディーツアー等の形で海外体験を得ることとなっており、現在海外スタディーツアーはヨーロッパ、北米、東アジアで実施されています。来年度から新たに東南アジアでもスタディーツアーを実施する計画があり、有井先生はその準備のためにバンコクにご出張され、情報交換のため、当センターをご訪問いただきました。

有井先生は当センターのご来訪の前に同じ建物内にある国際交流基金(JF)バンコク日本文化センターもご訪問され、日本語教員を目指す学生もいることから、日本語パートナーズ事業等についての情報収集をされたとのことでした。

またSophia GEDは実践・体験型の研修・スタディーツアーの企画と実施を事業として行っており、新プログラムディレクターからは実際に今年度実施されるタイを中心とした東南アジアでのスタディーツアーについてご紹介をいただきました。

当センターからは、スタディーツアーで当センターを来訪された大学等について情報提供させていただきました。

有井講師(左から2人目)、新プログラムオフィサー(同4人目)

2019年8月26日(月)、在タイ日本国大使館で第20回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

第1部の講演会では、以下の講演が行われました。

「JICA の取り組み(タイを事例に)、
そして大学の皆様との連携の可能性について」
宮崎 桂
(JICAタイ事務所 所長)

宮崎所長

講演のなかでは、「中進国の罠」や、タイ国内の経済格差などをキーワードにして、JICAの取り組み を丁寧にご説明くださいました。

また、JICA の国際事業の応募に関して興味のある方は、各国のJICA事務所を訪問頂きたいとコメントがありました。応募内容に関して、アドバイスなどをご提供頂ける可能性があるということです。

第2部では、日本学生支援機構(JASSO) のNuntaporn Chuenkrathok Educational Advisorから、8月24日と8月25日に開催されたStudy in Japan Fair 2019 (Thailand) について報告がありました。
8月24日は、チェンマイで開催され、参加者は566人となりました。8月25日にはバンコクで開催され、参加者は2,605名と、昨年度から約20%増となったそうです。

Nuntaporn Chuenkrathok Educational Advisor

タイ大学連絡会は、今回で20回を数えます。
今回も、当センターをはじめ、多くの参加者が情報交換を行い、実りのある会となったようでした。

2019年8月26日(月)、福岡女子大学 の梶山千里 学長と髙原芳枝 国際化推進センター副センター長、日本学生支援機構(JASSO)の米川英樹 理事と萩原隆史 ベトナム事務所所長、九州大学の二宮潤治 学務部入試課課長補佐が当センターを来訪されました。

福岡女子大学では、学生のリーダーシップを向上することを目的として、学生が、教職員から構成される学内委員会への参画し、大学運営に取り組むなど、先進的な取り組みを実施しています。
梶山学長からは、「女子大にしか出来ない教育」を目指して、これからも挑戦を続けたいとのお話を伺いました。

さらにJASSOの米川理事より、奨学金に関する最新情報をご提供いただきました。

当センターからは、JSPSの国際事業や、臼井、濱端国際協力員が参加している「国際学術交流研修」について情報提供させていただきました。

この日は、様々な立場の大学関係者が同じテーブルを囲むことで、幅広いトピックに関する意見交換の時間をもつことが出来ました。

二宮課長補佐(左から3人目)、梶原学長(同5人目)、米川理事(同6人目)、萩原所長(同7人目)

2019年8月23日(金)、神戸大学工学研究科の土肥亜紀子教務学生係長が当センターを来訪されました。

土肥係長は、2017年度に国際協力員としてバンコク研究連絡センターで勤務されており、 神戸大学に帰任されてからも、東南アジア地域での経験を生かして活躍されています。
現在、タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)で、神戸大学の留学プログラムを実施するために出張中です。この日は、ご多忙の間を縫って、当センターへご挨拶と情報交換のためにお立ち寄りくださいました。

神戸大学では、東南アジアからの留学生受け入れに注力しているそうです。JSPSの国際事業は、神戸大学の留学生受け入れに際して強力な手段となるため、その動向は、神戸大学として大変注目していると仰っていました。

当センターからは、東南アジアの研究者から応募が特に多い、論文博士号取得希望者に対する支援事業(論博事業)や、二国間交流事業 の実施状況等について情報提供させていただきました。

土肥係長は、東南アジアの学術動向について大変詳しく、当センタースタッフにとっても学ぶことの多い、とても有意義な時間となりました。

土肥教務学生係長(左から2人め)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年8月30日(金) 13:30 -15:00(受付は13:00から開始)
会 場:ブラパー大学
(Meeting Room No. 805, 8th Floor, Office of President, Burapha University)

ブラパー大学ホームページ:
https://www.buu.ac.th/

2019年8月17日(土)、IMPACT Exhibition & Convention Centerでタイ国科学技術博覧会2019のオープニングセレモニーが開催され、当センターから冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員が出席しました。

同博覧会は、タイ高等教育科学研究イノベーション省(MHESI)とタイ国立科学博物館の共催で開催されており、例年100万人を越える来場者を集める大規模イベントです。タイ国内・国外問わず多くの研究機関・大学・民間企業等が参加し、最新の研究等についてブース出展を行っています。
当日は、多くの入場者で大きな賑わいを見せていました。

今年のオープニングセレモニーではDr. Weerapong Paesuwan (Chairman of the Advisory Committee of MHESI) が挨拶を行いました。

Dr. Weerapong Paesuwan

各ブースは、体験型の展示が多く、参加者が楽しみながら科学技術に関するトピックに親しめる内容になっています。
 
日本の公的機関は、在タイ日本大使館の舵取りで「ジャパンパビリオン」を出展しています。各団体とも、説明のための模型を準備したり、ペーパークラフトを用意したりして、多くの参加者の関心を集めていました。


 
当センターは、タイにおける日本の大学の紹介ポスターを展示し、参加者からの質問にお答えしました。
 
 

当日、オープニングセレモニーで挨拶したDr. Weerapong Paesuwanがジャパンパビリオンを視察されました。
 
当センターも、タイにおける日本の大学と、タイとの繋がりの深さを直接ご説明することが出来ました。

Dr. Weerapong Paesuwan(左)、冨山副センター長(右)

今回のイベントで幾度と聞いたのが、タイにおいても技術開発、および科学に強い若者の育成や社会イノベーションが喫緊の課題となっており、取り組みが急がれるということです。

この科学技術博覧会も、そのような取り組みの一つとして大きな役割を果たしていることを会場で感じました。

2019年8月14日(水)午後、明治大学 のスタディツアーの学生約20名が来訪されました。

当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、以下の3名がプレゼンテーションを行いました。
国際交流基金:桑原 文化芸術交流部長
日本学生支援機構:Nuntaporn Chuenkrathok Educational Advisor
日本学術振興会:臼井 国際協力員

桑原 文化芸術交流部長

臼井 国際協力員

プレゼンテーションでは、日本学生支援機構が留学志望者に出題する試験問題を、学生がその場で解いてみる時間を設けるなど、工夫を凝らして行われ、学生も興味を持って聞いてくれたようでした。

続く質疑応答の時間は、プレゼンテーションを行った3名に対して、それぞれが思い描く国際交流のイメージについて質問をいただく等、興味深い内容となりました。
午前中のスタディツアーに引き続き、国際交流について自ら学ぼうとする学生の姿勢が印象的でした。

最後に、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

オフィス見学の様子

2019年8月14日(水)午前、ASEAN University Network (AUN) と国立六大学連携コンソーシアム (構成大学:千葉大、新潟大、金沢大、岡山大、長崎大、熊本大)のスタディツアーの一環として、学生約20名が来訪されました。

当日は、当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションは、以下の3名で行いました。
国際交流基金:松尾 日本研究・知的交流部長
日本学生支援機構:Nuntaporn Chuenkrathok Educational Advisor
日本学術振興会:濱端 国際協力員

松尾 日本研究・知的交流部長

濱端 国際協力員

Nuntaporn Chuenkrathok Educational Advisor

続く質疑応答の時間には、タイ人は日本人に対してどのようなイメージを抱いているのか、といった素朴な疑問から、日本の国際化に対する考え方まで、予定の時間を超えて大変多くのご質問をいただきました。

国際交流や海外で働くことへの関心が高い学生が多く、プレゼンテーションをお聞きいただいて、有意義な時間を提供することができたなら幸いです。

最後に、国際交流基金の図書館と、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

2019年8月14日(火)、北海道教育大学釧路校 の川前あゆみ准教授、ジモノ工房プロジェクトの小野豪大共同代表が当センターを来訪されました。

川前准教授はアラスカと北海道のへき地教育についてご研究をされています。地域性の強い研究であり、もともとASEAN地域は対象外だったのですが、JICAのプログラムでラオスへ活動の場を広げられ、現在は東南アジア地域の初等教育における教育手法、教員養成、コミュニティ連携などの課題にスポットを当てた研究構想を持っておられるそうです。
今回、研究のさらなる発展を目指しASEAN地域における研究展開を探るためタイにお越しになりました。マヒドン大学等訪問され、その際に当センターへご訪問頂いたものです。

当センターからは山下センター長よりJSPSの各種プログラムの紹介、同窓会組織の紹介をさせていただくとともに、ASEAN地域における学術動向等について情報提供させていただきました。

当センターには今回のような新しい研究の場を模索するために来訪される方も多々おられます。我々JSPSのミッションのひとつに「強固な国際協働ネットワークの構築」がありますが、今後も、研究者の皆様に有益な情報を提供できれば、と考えております。

小野共同代表(左から2人目)、川前准教授(同3人目)

2019年8月13日(火)、神戸大学の大西洋教授と、神戸大学大学院理学研究科武田道広事務課長が当センターを来訪されました。

神戸大学では、学部生が3週間、タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)で、英語で授業を受けるプログラムを実施しています。お二人は、学生の引率で来タイされ、以前、当センターで国際協力員をされていた土肥亜紀子さんのご紹介で、当センターをご来訪くださいました。

神戸大学の今回のプログラムは、大西先生が、過去にSIITの研究者を受けいれたことが縁となって、実現されたそうです。
こういった国境を超えるつながりは、今回のプログラムのような大きな成果となって大学に還っていくので、これからも続けていきたいと大西先生は仰っていました。

そして、より多くの学生に国際交流プログラムを利用してもらい、視野を広げる機会として欲しいし、多様な留学生を受け入れることで、神戸大学をいっそう魅力的なキャンパスにしていきたいとコメントを頂きました。

当センターからは、近日予定されている、大学生を対象にしたスタディツアーや、タイに拠点を置く大学の動向等について情報提供させていただきました。また、JASSO海外事務所(タイ)についてご紹介しました。

武田事務課長(左から2人目)、大西教授(同3人目)

2019年8月7日(水)、文部科学省大臣官房国際課の三輪善英 国際戦略企画室長、藏本沙和 国際戦略グループ海外協力推進係員、在タイ日本国大使館の久芳全晴一等書記官が当センターを来訪されました。

三輪室長と藏本さんは、国際会議へ出席されるための出張の折に、情報交換とご挨拶のためにお越しくださいました。

当センターからは、タイに拠点を置く日本の大学の取り組みと、在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)についてご紹介しました。
また、当センターが所掌するJSPS同窓会について情報提供し、日本と縁のある研究者が、確実に増加していることをお伝えしました。

三輪室長は、オーストラリア大使館で一等書記官をされていた経歴をお持ちです。ご自身の、JSPSオーストラリア同窓会の設立にご助力くださった経験から、外国人研究者の同窓会は日本の国際交流に大きなプラスとなっていくだろうとコメントをくださいました。

三輪国際戦略企画室長(左から3人目)、藏本係員(同5人目)、久芳在タイ日本国大使館一等書記官(同6人目)

2019年8月6日(火)、東京首都大学の十津川剛 研究推進課URA専門係長と市野貴之主幹URAが、当センターを来訪されました。
首都大学東京は、その立地上の特色を活かし、「大都市における人間社会の理想像の追求」を使命に掲げて、教育および研究等を推進しています。

十津川係長は、URAの立場から研究支援を行っており、海外出張の際はJSPSの海外センターを訪問しているということです。

当センターからは、タイに拠点を置く大学の取り組みについてご紹介しました。
またタイの研究者からの、応募の多い事業として、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業をご説明させていただきました。

タイから日本への留学生についても情報を交換しました。お話の中で、首都大学東京における、ASEAN諸国からの留学生の様子などについても伺うことができました。

市野主幹URA(同1人目)、十津川URA専門係長(左から2人目)、

2019年7月25日(木)、明治大学アセアンセンター を見学させていただきました。
明治大学アセアンセンターは2013年5月に、シーナカリンウィロート大学の建物内に開設されました。明治大学の国際化を推進し、日本とASEAN諸国双方のグローバルリーダーの育成に取り組んでいるということです。
また、JUNThai の加盟校であり、当センターも交流させていただいています。

この度、スタッフのWilailuck Tangsirithongchaiさんのご招待を受け、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員がご訪問させていただきました。

当日は、Wilailuckさんと、スタッフのTanawan Srisuknimitさんからご案内をいただきました。

明治大学アセアンセンターでは、シーナカリンウィロート大学との共同講座を開くための教室や、留学生が自由に利用できるような会議室などを提供しています。設備の充実度が印象的でしたが、Wilailuckさんは、出来ることはまだまだあるので、さらなる設備の拡充、および新しいプロジェクトの推進に取り組みたいと仰っていました。

当センターからは、事業パンフレット等をお渡しし、引き続き情報提供等で、タイに拠点を設置する日本の大学を支援していくことをお伝えしました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、「高等教育・科学・研究・イノベーション省のもとでのタイ学術会議の新たなミッション」と題し、日本学術振興会のカウンターパートナーであるタイ学術会議国際部の方々にご寄稿いただきました。

「バンコクの風 2019 Vol.1」

2019年7月24日(水)、今年度第2回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年5月15日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の承認
2. 環境問題に関するキャンペーン(@チェンマイ大学)への協力について
3. JAAT年次総会の開催等について
4. Workshop on manuscript writing の開催について

理事会の中で、JAAT年次総会は、バンコク研究連絡センター設立記念セレモニー等と同時開催とし、2020年2月21日から22日にかけて実施することになりました。
NRCT、JSPSおよびJAATのジョイントセミナーも、同日に行われます。

次回のJAAT理事会は、10月9日に開催される予定です。

理事会の様子

集合写真

2019年7 月24日(水)、九州工業大学 の尾家祐二学長、若林俊郎国際課課長補佐、西野貴子学務課教育企画係長が、当センターを来訪されました。

九州工業大学は、夏のスタディーツアーなどで、学生がJSPSバンコクオフィスを訪問しています。
この日は、ご挨拶を兼ねて、情報交換のために当センターをご訪問されました。

九州工業大学は近年、学生の海外派遣に力を入れています。昨年度は、海外派遣数が約700名に上ったということです。

尾家学長からは、学生の派遣数は日本有数となったものの、今後は、学生の海外滞在期間を伸ばすなど、独自の制度作りに取り組みたいとお話がありました。

また、九州工業大学は、タイにサテライトオフィスを設置する予定です。
今後は、サテライトオフィスを活用して、タイの研究者との交流を促進いきたいとお話がありました。また、それらの取り組みを通して、国際共著論文を増加させるなど、さらなる国際化に取り組みたいということでした。

当センターからは、JSPSの同窓会活動や、主な国際事業についてお話させていただきました。

西野教育企画係長(左から2人目)、尾家学長(同3人目)、若林国際課課長補佐(同5人目)

2019年7月23日(火)、タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)ランシットキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。

今回の事業説明会の開催には、SIITの准教授でいらっしゃる浜田良樹先生にご協力いただきました。浜田先生は、ご勤務の中で、SIITの研究者から、JSPSの事業に関する多くの相談を受けていたそうで、今回の事業説明会の開催を当センターへご提案くださいました。

当日は、当初の予想を大きく上回る数の参加者が出席されました。また事業説明会の様子は、バンガディキャンパスにも、テレビ会議システムを通して中継されました。

最初に、SIIT学長のProf. Dr. Pruettha Nanakornが開会の挨拶をされました。[caption id="attachment_7908" align="aligncenter" width="625"] Prof. Dr. Pruettha Nanakorn、SIIT学長(左から1人目)

続いて、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

参加者との質疑応答は、予定時間を越えて行われました。
さらに、事業説明会終了後に質問に来る方も多くいらっしゃり、SIITにおいてJSPS事業へ関心が高まっていることを感じました。

浜田准教授(左から2人目)

2019年7月22日(月)、愛知医科大学医学部衛生学講座 の梅村朋弘講師が当センターを来訪されました。
梅村先生は社会医学分野がご専門です。大気汚染や水、高齢者に関する研究をされており、現在は主にインド・バングラディシュで環境調査等を行っています。

本日は情報交換のためにお越し下さいました。
インドでの大気汚染に関する研究結果や、バングラデシュでの太陽熱を用いた淡水化装置に関するお話など、非常に興味深いお話をお聞かせ願いました。
当方からはJSPSの同窓会組織などについて情報提供をさせていただきました。

梅村講師(左から2人目)

2019年7月12日(金)、バンコクのThe Siam Societyで開催された上智大学Sophia Global Education and Discovery ( Sophia GED ) 設立記念シンポジウムに出席しました。

上智大学は学生、研究者の教育・研究の流動性を高めることを目的に、2015年からバンコクに「上智大学ASEANハブセンター」を設置していましたが、ASEANハブとしての更なる役割と機能強化をめざし、2019年4月、Sophia GEDというタイ商務省から認可を受けた法人として、体制を新たにしました。

DSC_1279

シンポジウムでは青柳 茂ユネスコ・バンコク事務所による基調講演「Future of Higher Education as Life-Long Learning Process in the Era of SDGs and Beyond」が行われました。パネルディスカッションではタイに拠点を持つ日本の大学関係者や、タイの大学教員、カンボジア教育・青少年・スポ-ツ省の職員らパネリストにより、「What Universities’ Overseas Offices Can Do? 」をテーマに討論が行われました。

2019年7月10日(水)、関達治元大阪大学バンコク教育研究センター長が当センターを訪問されました。
関先生は、キングモンクットトンブリ工科大学の学長顧問も歴任され、当センターの事業説明会でも講演いただいています。

この日は、ご挨拶と情報収集のためにお越し下さいました。

お話の中で、タイ人を取り巻く留学事情が話題となりました。タイの学生は、留学先を決める際、英語圏である欧米諸国を志望することが多いそうです。しかしその状況の中でも、留学先としての日本の大学の存在感は大きいということでした。
関先生は、タイの学生に、日本の大学について知ってもらえるような取り組みが、引き続き必要だろうと仰っていました。

当センターからは、タイに拠点を持つ大学について、広く情報提供を行いました。

関元大阪大学バンコク教育研究センター長(左から3人目)

2019年7月10日(水)、荒川浩司さんが当センターを来訪されました。
荒川さんは、JICA青年海外協力隊の調整員や、海洋研究開発機構で勤務された経験があります。

この日は、ご挨拶のために当センターにお越し下さいました。

ご自身のご経験から、産業技術が国を支えることを実感されたそうです。そのため、タイでも技術力のある人材を育成することが大切なのではないかと仰っていました。

当会からは、タイの人材育成の取組みとして、タイ高専KOSEN-KMITLについて情報提供を行いました。

荒川元青年海外協力隊調整員(左から3人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年7月23日(火) 14:00-15:30(受付は13:30から開始)
会 場:タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)
(Meeting Room No. 1-206, 2 Fl., Administrative Building, SIIT)

2019年7月9日(火)、河野隆宏情報通信研究機構(NICT)アジア連携センター長が当センターを訪問されました。
アジア連携センターでは、東南アジア諸国との ICT研究開発分野における連携活動を推進・支援しています。

この日は、ご挨拶と情報交換のためにお越し下さいました。

NICTは、今年のタイ国科学技術博覧会にも昨年同様参加予定であり、タイの小学生や中学生が大変多く参加することから、ポスター展示などを分かりやすく、馴染みやすいものにして、NICTについてより多くの人に知ってもらいたいと仰っていました。

当センターからは、タイに拠点を持つ大学について、広く情報提供を行いました。
特に、大阪大学ASEAN拠点のジョイント・キャンパス・オフィスの取り組みや、東北大学タイ代表事務所、および三重大学タイ教育研究センターに関してご紹介しました。

また昨今の、タイの高等教育を取り巻く状況についても情報交換させていただきました。

河野NICTアジア連携センター長〈左から3人目)

2019年7月5日(金)、関西大学政策創造学部国際アジア法政策学科の西澤希久男教授が当センターを訪問されました。

西澤教授はこれまで何度も当センターをご訪問いただいております。今回は『障がい者の法的能力』に関する現地調査のためタイにご出張され、その折に当センターにお越しいただきました。

近年、障がい者の法的主体としての地位の向上が課題になっています。2006年の国連総会で「障害者権利条約」が採択されましたが、その対応については各国で区々というのが現状のようです。西澤教授は今回タイにご出張され関係各省の立法担当者等にヒアリングを行うとともに、障がい者の大学での受け入れ支援体制等について調査されたとのことです。

また、関西大学での国際化に向けた取り組み、例えば新しいサマースクールプログラム立ち上げの話等、興味深いお話もお聞かせいただきました。

当方からは事業説明会を含む最近のJSPSバンコク研究連絡センターの活動の話や、タイの大学の状況等について説明させていただきました。

2019年7月4日(木)、スコータイタマティラートオープン大学でJSPS事業説明会を実施しました。この大学は「公開大学」の形式をとっています。学生に対して、キャンパス内での講義を原則行わない一方、スマートフォンやパソコンで視聴可能なコンテンツを配信するなど、特色のあるプログラムを展開しています。
この度は、JAAT会長のProf. Dr. Porphantのお招きで、事業説明会が実現しました。

Prof. Dr. Prasart Suebka

最初に、Prof. Dr. Prasart Suebka スコータイタマティラートオープン大学学長から歓迎のご挨拶をいただきました。日本とタイの友好の歴史は長いため、日泰の研究者同士で、更にコラボレーションを進めてほしいと、研究者の方々にメッセージを送っていました。

説明会では、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

続いて、当会の外国人招へい事業経験者でもある、Prof. Dr. Porphantから、ご自身の経験をお話しいただきました。タイ語での講演でしたが、京都大学での研究生活等についてお話され、参加者はメモを取りながら聞き入っていました。

質疑応答では、申請回数の多寡は、採択の可否に関係があるかといったことや、日本人研究者とつながりを持つための方法について、特に多くの質問をいただきました。当会の事業への高い関心を感じるとともに、そのような疑問に直接お答えできる事業説明会の重要性を再認識した一日となりました。

集合写真

2019年7月3日(水)、国立高等専門学校機構の大村浩志事務局次長が、当センターを来訪されました。

大村次長は今回、タイ高専プログラムの打ち合わせのためのご出張で、その際に当センターにお立ち寄りいただいたものです。

お立ち寄りいただいた時間は短かったのですが、5月に開校したタイ高専コースのようなプログラムが他のASEN諸国でもニーズが高まっていること、そういう期待に応えるためにもまずは現行のコースをさらに改善し、その成果を見極めることが大切であること等、興味深いお話をお聞かせいただきました。

大村浩志事務局次長〈左から2人目)

2019年7月3日(水)、the japan times社Project DirectorのMr. Phil Demack氏と同Project CoodinatorのMs. Denise Baniqued氏が、当センターを来訪されました。

The Japan Timesは9月25日発行予定で『2019 Thailand Report』という特集記事を計画しているそうです。記事の中ではタイと日本をつなぐ様々な企業や機関に対するインタビューを掲載する予定とのことでした。今回、リサーチファンディングエージェンシーであるJSPSのタイでの活動についてインタビューの申し入れがあり来訪をいただいたものです。

当方からは山下センター長よりJSPSの沿革や各種国際事業の紹介、そして今年はJSPSバンコク研究連絡センター設立30周年であることの説明をさせていただきました。そして、今後もタイと日本の間の学術交流推進のために、JSPSバンコク研究連絡センターは大きな期待を背負っていることを説明いたしました。

Ms. Denise Baniqued(左から1人目)、Mr. Phil Demack(同3人目)

2019年7月1日、国立高等専門学校機構国際企画課の、佐々野公晴海外プロジェクトファシリテーターが来訪されました。

佐々野氏は、キングモンクットラカバン工科大学(KMITL)に設立されたタイ高専を担当されています。この日は、ご挨拶と、情報交換のために当センターにお越し下さいました。

今年5月に開校したKMITLタイ高専コースですが、学生たちもだいぶ環境に慣れ、日々勉強や研究に打ち込んでいるようです。生き生きとした授業の様子等興味深い話をお聞かせいただきました。一方で、今後の課題も見えているようで、そのうちの一つが日本語教育の充実だそうです。国際交流基金(JF)とも連携をして、日本語教育のプログラム拡充の検討を進めているとのことでした。将来は優秀な学生について日本の高専への編入プログラムも検討されています。

お話を伺い、今後のタイ高専の教育・研究支援体制がさらに充実するよう着実に運営に取り組まれているようでした。当センターからも、JSPSとして可能な範囲での支援をさせていただくことをお伝えしました。

佐々野海外プロジェクトファシリテーター〈左から2人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年7月4日(木) 14:00-15:30(受付は13:30から開始)
会 場:スコータイタマティラートオープン大学(Room4 NO.148 Seminar 2 Building)
講演者:Dr. Porphant Ouyyanont (外国人研究者招へい事業経験者)

2019年6月28日(木)、カセサート大学カンペンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。
カセサート大学は1943年設立の国立総合大学です。タイで最初の農業大学であり、現在、最も規模が大きい大学の1つに数えられています。

Asst. Prof. Dr. Tiwa(左)冨山副センター長〈右〉

冒頭で同大学のAsst. Prof. Dr. Tiwa Pakoktomから、歓迎のご挨拶をいただきました。挨拶の中で、JSPSには事業ガイダンスを例年実施してもらっており、JSPSの手厚い研究助成について、今年も多くの情報提供を期待しているとお伝えいただきました。

臼井国際協力員

続いて、冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

Dr.Suratwadee

そして、論博事業経験者のDr.Suratwadee Jiwajindaから、ご自身の経験に基づいたアドバイスをいただきました。

質疑応答では、多数の質問をいただきました。特に、ホストとなる日本人研究者をどのように探せばいいのかに関心が集まっていました。
(参考)
Research Map (https://researchmap.jp/)
JSPS-Researchers Network (https://www-jsps-net.jsps.go.jp)

Dr.Suratwadee Jiwajindaからも、体験に基づいた補足説明をいただくなど、参加者にとって有意義な説明会となりました。

集合写真

2019年6月27日、日本学生支援機構(JASSO)の山本剛留学生事業計画課長、萩原隆史ベトナム事務所所長、野田寿美香留学生事業計画課職員が当センターを来訪されました。

現在、JASSOおよびJSPSは共同して、オフィスの移転を検討しています。この日は、その打ち合わせのためにお越し下さいました。

打ち合わせの際、当センターからは、JSPSの国際事業に関する最新動向について情報提供し、意見交換などをさせていただきました。

荻原ベトナム事務所所長(左から1人目)、山本留学生事業計画課長(同2人目)、野田留学生事業計画課職員(同3人目)

2019年6月25日(火)、在タイ日本国大使館で第19回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

第19回在タイ大学連絡会でも、多くの大学関係者の参加がありました。

第1部の講演会では、以下2件の講演が行われました。

「TNIが受け入れている日本人学生のタイでのインターンシップ事例」
水谷 光一
(泰日工業大学学長室産学連携担当)

水谷泰日工業大学学長室産学連携担当

15:15
「バンコクの都市鉄道の現状と課題」
Dr.Surasak Taweesilp
(Managing Director A21 Consultant Co.,Ltd.)

Dr.Surasak

第2部の連絡会では、以下の事柄に関して、協議および意見交換がなされました。

・京都大学が、5番目の幹事校を引き受けること。
・5つの幹事大学同士で、今後、幹事大学の役割について協議すること。
・規約等のない現状を踏まえ、今後、適切な組織としてのJUNThaiの体制を検討していく必要があること。

会場の様子

2019年6月25日、京都工芸繊維大学の橋本和也国際課長が来訪されました。
橋本課長は、平成30年度までJSPS本部の国際事業部で勤務されており、当センターでも、大変お世話になっていました。

この日は、ご挨拶と情報収集のためにいらっしゃいました。

橋本課長からは、京都工芸繊維大学の概要と、国際交流の状況について詳しい説明をいただきました。京都工芸繊維大学の長所を更に伸ばし、国際交流を更に推進していきたいとのことでした。また着任から3ヶ月となる国際協力員へ、あたたかいエールもいただきました。

当センターからは、JSPSの国際事業について最新情報を提供させて頂き、今後も各種支援をさせていただくことをお伝えいたしました。

橋本国際課長〈左から2人目)

2019年6月24日(月)、明星大学の内田富男教育学部教育学科教授が、当センターを来訪されました。

内田教授は今回、当センターの近所にキャンパスのあるシーナカリンウィロート大学にご出張され、その際に当センターにお立ち寄りいただいたものです。

明星大学は、東京都日野市にキャンパスを構える私立大学です。伝統的に教員養成系に強い大学ですが、これまでいわゆる国際化、グローバル化への対応に課題を持っていたそうです。今回、同じく教育系に強みを持つシーナカリンウィロート大学を訪問し、授業見学を行いつつ、日本語教育や教授法、語学研修プログラム等に関する意見交換を行い、将来の明星大学の国際化ビジョンを考えたいとのことでした。

当センターとの意見交換では、JSPSの各種国際事業を紹介しつつ、ASEAN諸国の研究者交流状況について説明させていただきました。また、教育機関の国際化事例としてユネスコスクール事業や国連の開発目標であるSDGsの動きについても意見交換を行いました。
内田教授は意見交換の中で、明星大学では国際化への課題が山積みの状況だが、まず何ができるのかを見極め、その可能性を探っていきたい。少しでも学生に刺激を与えるような取り組みを実施したい、と仰っていました。

内田教授(左)

2019年6月24日(月)、岡山大学の村田芳行環境生命科学研究科教授、稲森岳央グローバル・パートナーズ准教授、鳥越麻美日本留学情報センター留学コーディネーター、三枝美織プロジェクト・オフィサーが、当センターを来訪されました。

岡山大学は、文部科学省の委託事業である「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」の実施校に採択されています。今回は同事業の今後の展開に向けてさらに留学生を増やすべく各種情報収集にお越しになりました。
当センターとの意見交換では、当センターよりタイにおける日本の大学の活動概要やJUNThai(在タイ大学連絡会)の説明、その他、JSPSの各種国際事業の紹介や実施実績、JSPS同窓会の活動等について説明させていただきました。
村田教授からはこれまでのご自身の経験から、かつてJSPSの国際事業をきっかけに研究者の交流が継続的に始まり、それが現在の留学生の受け入れや派遣につながっているようなケースもあり、JSPSの国際事業がきっかけとなってこうした循環作用を起こしている、とのお話をいただきました。
一行はそのあと、日本学生支援機構(JASSO)およびタイ王国元日本留学生協会(OJSAT)とも意見交換をおこないました。タイの学生の留学へのニーズ等有益な情報を得られたようでした。

鳥越留学コーディネーター(左から1人目)、稲盛准教授(同2人目)、村田教授(同3人目)、三枝プロジェクト・オフィサー(同5人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年6月28日(金) 14:00-15:30(受付は13:30から開始)
会 場:カセサート大学
Bunga Saree meeting room, Central Laboratory and Greenhouse Complex
講演者:Dr. Suratwadee Jiwajinda (論博事業経験者)

2019年6月7日(金)、タイ北部チェンマイ県にあるチェンマイ大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学は1964年に設立された国立総合大学です。今回の事業説明会は約25名の方にご参加いただきました。

説明会に先立ち同大学副学長のDr. Sampan Singharajwarapanを表敬訪問し、当会事業の、近年の採択状況等について情報交換しました。

Dr. Sampan〈左から5人目〉

説明会では、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。参加者は、説明を熱心に聞き入っていました。

山下センター長

会場の様子

その後、当会の論博事業経験者であるDr. Phonpat Hemwanと、研究拠点形成事業経験者であるDr. Wasu Pathom-areeに、ご自身の経験をお話しいただきました。
2人のお話から、日本の研究者や学生と交流することで、ご自身の研究に大きなプラスになったことがうかがえました。

Dr. Phonpat

Dr. Wasu

2019年6月6日(木)、タイ最北部チェンラーイ県のメーファールアン大学でJSPS事業説明会を実施しました。

今回は約20名の方にご参加いただきました。

会場の様子

冒頭に同大学副学長のDr. Sujitra Wongkasemjitから歓迎のご挨拶及び大学のご紹介をいただきました。

Dr. Sujitra(左)と山下センター長(右)

続いて、山下センター長から当会の概要説明、冨山副センター長から外国人研究者招へい事業、研究拠点形成事業等、各種国際事業の説明を行いました。

出席者からは、具体的な質問が寄せられ、当会の国際事業に対する関心の高さを伺うことができました。

そして、フェローシッププログラム経験者のDr. Sutthiwal Sethaから、当時の様子についてお話しいただきました。
参加者は、説明に熱心に聞き入っていました。

Dr. Sutthiwal

集合写真

2019年6月4日(火)、関西大学 の武市学国際事務局国際連携グループ課長、同グループの田中勝雅課長補佐が当センターを来訪されました。

関西大学は、チュラロンコン大学に「関西大学バンコクオフィス」を設け、研究・教育活動を推進しています。

今回は、関西大学の国際プロジェクトを推進されている武市課長と田中課長補佐が、ご挨拶と情報交換のためにお越し下さいました。

当センターからは、二国間交流事業および研究拠点形成事業などをご説明しました。

武市課長と田中課長補佐からは、JSPS事業をこれまで以上に活用していきたい旨、および、東南アジアでの研究推進に関して、今後も積極的に情報収集していきたい旨をお話しいただきました。

田中課長補佐(左から2人目)、武市課長(同3人目)

2019年6月3日(月)、在タイ日本国大使館で開催されたJUNE Fairに参加しました。

JUNE Fairは、在タイ日本国大使館と日本学生支援機構(JASSO)が共催しているイベントです。日本政府国費外国人留学生(研究留学生及び学部留学生)のタイ国内申請期間に合わせて実施することで、日本への留学を促進することを目的としています。

JUNE Fair初日となった当日は、20近い大学・日本語学校等がブースを設けました。
さらに資料コーナーでは、ブースを出展していない機関のパンフレットも、数多く入手することができます。

タイの祝日にも関わらず、多くの学生がイベントを訪れ、各ブースの説明を熱心に聞き入っていました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。
なお当日は、JSPS国際事業の経験者による講演も予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程①】
日 時:2019年6月6日(木) 10:00-11:15(受付は9:30から開始)
会 場:メーファールアン大学 E-Park Building 3階 Chongkho Meeting Room
講演者:Dr. Sutthiwal Setha (チェンマイ大学講師・フェローシップ経験者)

【日程②】
日 時:2019年6月7日(金) 10:00-12:00(受付は9:30から開始)
会 場:チェンマイ大学 事務局Phraya sriwisarnwaja Hall
講演者:Dr. Phonpat Hemwan(チェンマイ大学講師・論博事業経験者)
    Dr. Wasu Pathom-aree(チェンマイ大学助教・研究拠点形成事業経験者)

2019年5月28日(火)、三重大学の西村訓弘副学長、日下清佳研究員、市川豊主任、三重県雇用経済部の生川哲也課長が来訪されました。

三重大学は、地域創生戦略企画室(SPORR)を設置し、戦略的なプロジェクト(地域創生プロジェクト)を企画・展開しています。

そのなかで、三重大学と三重県は、産学官の取り組みの一環として、新たな事業を立案中とのことです。このたび、タイへ出張するのに合わせ、当センターにもお立ち寄りくださいました。 

この日は、情報交換を主に行いましたが、西村副学長のお話の中で、「地方の大学だからこそ実現可能なことがあり、地方の大学だからこそ日本に還元できるものがある」という言葉が印象的でした。
また、より多くの学生が、海外留学や、海外でキャリアアップすることに目を向けてくれるよう、新しい取り組みを検討中とのことでした。

当センターからは、JSPSの概要、および外国人研究者招へい事業などの国際交流事業についてご説明しました。

当センターでは引き続き、日本の大学の、東南アジアにおける活動支援に取り組んで参ります。

日下研究員(左から2人目)、生川課長(同3人目)、西村副学長(同4人目)、市川主任(同6人目)

日下研究員(左から2人目)、生川課長(同3人目)、西村副学長(同4人目)、市川主任(同6人目)

2019年5月16日(木)、京都大学ASEAN拠点の縄田栄治所長、柴山守京都大学名誉教授、斎藤知里副所長、藤枝絢子副所長が当センターを来訪されました。

縄田所長のご訪問は初めてであり、前所長の柴山名誉教授とともにご挨拶にお越しくださいました。

この日は、縄田所長から京都大学ASEAN拠点の概要について改めてご説明をいただきました。京都大学の教育や研究を、これまで以上に発展させることができるよう、京都大学ASEAN拠点が一丸となって取り組むということです。

当センターからも、JSPSの事業の説明を行いました。

当センターでは引き続き、日本の大学の、東南アジアにおける活動支援に取り組んでいきたいと考えております。

柴山名誉教授(左から2人目)、縄田所長(同3人目)、藤枝副所長(同5人目)、斎藤副所長(同6人目)

柴山名誉教授(左から2人目)、縄田所長(同3人目)、藤枝副所長(同5人目)、斎藤副所長(同6人目)

2019年5月15日(水)、今年度第1回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。
冒頭、タイの新年を祝う催しがありました。タイの伝統様式に則ったもので、JSPSをはじめ、JAATやNRCTのメンバーが参加しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年2月21日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の承認
2. 新規加入理事の承認
3. 会計報告
4. JSPS-NRCT-JAAT共催シンポジウムの開催時期・テーマ

JSPS-NRCT-JAAT共催シンポジウムは、今年の秋に開催することになりました。

新年を祝う催しの様子

新年を祝う催しの様子

理事会の様子

理事会の様子

(前列左から)Jiraporn副会長、Porphant会長、Busba前会長、山下センター長

(前列左から)Jiraporn副会長、Porphant会長、Busba前会長、山下センター長

2019年5月14日(火)、日本医療研究開発機構(AMED)シンガポール事務所(アジア・大洋州担当)の堀洋樹所長が当センターを来訪されました。

堀所長は、当センターには初めての来訪になります。この日は、ご挨拶と、情報交換のためにお越し下さいました。

堀所長からは、日本医療研究開発機構の概要をご説明いただきました。

当センターからは、外国人研究者招へい事業 や、研究拠点形成事業 などの国際交流事業についてご説明しました。
堀所長からは、特に、JSPS同窓会(英語ページに遷移します)はユニークな取組みと思うので、今後の参考にしたいとコメントをいただきました。

最後に、日本医療研究開発機構と当センターの間で、引き続き、協力関係を維持・発展させていくことを確認しました。

堀所長(左から2人目)

堀所長(左から2人目)

2019年5月14日(火)、九州工業大学 の学務部学務課西野貴子教育企画係長が当センターを来訪されました。

九州工業大学では、バンコクで学生海外派遣プログラムを実施しています。
この日は、今年度の夏に予定されているプログラムの実施に向け、スケジュール調整および情報交換のためにお越しになりました。

当センターからは、プログラムの充実と円滑な実施のための、各種情報提供をさせていただきました。さらに、学生が当センターを訪問された際は、当センターの概要・業務説明をさせて頂く予定です。

西野教育企画係長(左から3人目)

西野教育企画係長(左から3人目)

2019年5月12日、キングモンクット工科大学ラカバン校で開かれた、タイ高専KOSEN-KMITL開校式・入学式に出席しました。

(高専機構について;国立高専機構ホームページ

産業発展の著しいタイでは、技術者の育成が急務とされています。
タイ高専は、日本型高専教育(KOSEN)モデルを取り入れ、即戦力となる実践的創造的技術者の育成を行うため開校されました。
日本側にも、日本式の教育を輸出することで、日系企業のニーズに応える人材を供給するほか、日タイ交流をはじめとしたメリットがあります。
この日は、日本から、高専機構の校長をはじめ多くの関係者が駆けつけ、盛大な開所式・入学式となりました。

谷口高専機構理事長

開所式・入学式のなかで、谷口高専機構理事長から「学生には、高専スピリットを持って欲しい」という言葉がありました。タイ高専の学生は、日本式の教育によって専門知識や技術者として必要な学問知識や技術を学びます。更に、タイ高専が用意する学習プログラムを通して、国際感覚に長けた創造的なリーダーとなることが期待されています。

2019年5月9日(木)、HR Japanの藤井誠代表理事、武井歴職員が当センターを訪問されました。

HR Japanは文部科学省の「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の認定を受け、日本型ビジネスに対する理解を持つタイ人人材育成を推進する「タイ大学生ビジネス人材育成事業」にタイの大学と協働で取組まれています。

さらに、タイの大学および三重大学ならびに三重県と連携し、タイの大学生が、三重県に所在する企業でインターンシップを行うことができるよう、取り組みを進めているということです。

この日は情報交換のためにお越しくださいました。

三重県の産学官を、国境を超え、タイの大学生と結びつける計画は、大変ダイナミックな取り組みと感じました。
また本年度の国際協力員の臼井は、三重大学からの派遣ですので、関連のあるトピックを多く共有いただきました。

当センターでは引き続き、タイに事務所を置く大学などに関する情報提供を行うことをお約束しました。

藤井代表理事(左から2人目)、武井職員(同3人目)

藤井代表理事(左から2人目)、武井職員(同3人目)

2019年4月24日(水)、当センターを先日訪問された、Nguyen Quynh Houngさんのご案内で、アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)を特別に見学させていただきました。

UNESCAPは、国際連合の主要機関である「経済社会理事会」が担当する地域経済委員会の一つです。アジアと太平洋地域の経済発展、および開発のための調査・研究や勧告等で大きな成果を挙げています。また、本部をバンコクに設置しています。

最初に、UNESCAPに関する詳しいご説明と質疑応答をいただきました。複数の日本人スタッフが勤務されており、国際的な業務にそれぞれ従事されているとのことでした。

その後、国際会議場や専用図書館、コワーキングスペースなど、様々な場所をご案内いただきました。移動する中でも、UNESCAP職員の方々が、国籍を超えて、熱心にディスカッションしている様子を垣間見ることができ大変印象的でした。

今回の見学は、Nguyen Quynh Houngさんはもちろんのこと、以前から同氏と連絡を取り合っていた、2018年度の国際協力員のご協力があって実現しました。この日は、人的ネットワークを作ることの大切さを学んだ1日でもありました。

Nguyen Quynh Houngさんは4月末に、立命館大学大学院国際関係研究科に戻る予定です。見学の最後に、我々から、及ばずながらエールを送らせていただきました。

IMG_0026_R
IMG_0030_R
加工済み 山下先生_R
加工済み 図書館_R

2019年4月19日(金)、在タイ日本国大使館の久芳全晴一等書記官が当センターを訪問されました。

久芳書記官は今年大使館勤務の2年目を迎えられます。着任以来、当センターも様々な場面でお世話になっております。また、当センター活動報告「バンコクの風」の最新号では、特集記事のご寄稿もいただきました。

今回は4月から着任しました当センターの新人国際協力員への激励も兼ね、情報交換のためにお越し頂いたものです。

タイにおける日本の高専教育や、地方留学説明会等について、あるいは業務を離れて、タイの生活情報について多様な情報をいただきました。

赴任したばかりの国際協力員にとっても有益な話ばかりで、これからのバンコクでの業務のモチベーションアップにつながりました。

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官(左から2人目)

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官(左から2人目)

立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程のNguyen Quynh Houngさんが当センターを訪問されました。

Nguyenさんはベトナム出身で、現在 UNESCAP (United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific) で、国際的な業務に携わるインターンをされています。今年1月にも、当センターの活動に興味を持ったことがきっかけで来訪いただきました。

本日は、今年4月末に日本に戻る予定のため、ご挨拶にきてくださいました。

Nguyenさんからは、UNESCAPでの、多岐にわたる業務内容についてお話しいただきました。世界の人々に関係する仕事ができ、大きなやりがいを感じているとの言葉が印象的でした。
またタイとベトナム、そして日本の、食文化や言葉に話が及び、刺激的な時間を共有することができました。

Nguyenさん(右から2人目)

Nguyenさん(右から2人目)

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。

今回は、当センターの活動報告に加えて、在タイ日本国大使館 久芳 全晴一等書記官に「教育学術分野における日タイ教職の取組と展望」と題してご寄稿頂きました。

「バンコクの風 2018 Vol.4」

2019年4月10日(水)、京都大学ASEAN拠点の森井庸介職員、同拠点の斎藤知里副所長が当センターを来訪されました。

京都大学は独自の職員海外派遣プログラムにより若手事務職員をASEAN拠点に派遣しています。森井職員は同プログラムにより、今年度4月より1年間バンコクで勤務されるそうです。

この日は、ご挨拶を兼ねてお越しいただきました。

お話の中で、在タイ大学連絡会(JUNThai)に関する情報交換などを行いました。また、今後も良好な協力関係を築いていくことを改めて確認しました。

森井職員(左から4人目)、斎藤副所長(同5人目)

森井職員(左から4人目)、斎藤副所長(同5人目)

2019年4月5日(金)、大阪大学ASEAN拠点長の久田均特任教授、同大学の生物工学国際交流センターの藤山和仁教授が当センターを訪問されました。

久田特任教授は、今年度から大阪大学ASEAN拠点長として就任されました。大阪大学のASEAN拠点は幅広い活動が見込まれています。そのため久田特任教授は、今後の関係発展のために、各機関へのご挨拶や情報共有をされているとのことです。
(大阪大学ASEAN拠点についてはこちら

当センターからは、学術研究への助成や、学術に関する国際交流の促進に関する事項を、今後も情報提供していくことをお伝えしました。また「外国人研究者招へい事業」、「研究拠点形成事業」、「論博事業」に関しては、東南アジアの研究者からの関心が高いことから、詳細に説明させていただきました。

久田特任教授からは、JSPSの各制度に関して情報収集したいこと、また、当センターとの良好な関係をこれからも維持していきたい旨、お話しいただきました。

大阪大学 久田ASEAN拠点長(左から3人目)、藤山生物工学国際交流センター長(同4人目)

大阪大学 久田ASEAN拠点長(左から3人目)、藤山生物工学国際交流センター長(同4人目)

2019年4月2日(火)、当センターに新しいスタッフ2名が着任しました。

・国際協力員 臼井 真希(三重大学)
・国際協力員 濱端 悠祐(東北大学)

国際協力員の2名は、1年間の任期で勤務します。

また、新原卓前国際協力員、簑輪知佳前国際協力員はそれぞれ九州大学、新潟大学に帰任しました。

山下邦明センター長は8年目 、冨山大副センター長は2年目のご勤務です。

今年度も、バンコク研究連絡センターが一丸となって、ますます精力的な活動に努めてまいります。
引き続き当センターへの温かいご支援をお願い申し上げます。

臼井国際協力員(左から2人目)、濱端国際協力員(同4人目)

臼井国際協力員(左から2人目)、濱端国際協力員(同4人目)

2019年4月1日(月)、九州大学大学院人間環境学研究院の木村拓也准教授と江口潔准教授が当センターを訪問されました。

九州大学では教育学部が今年1月にタイのナコンシタマラートの柳川高等学校附属タイ中学校と高大連携についてのMOUを締結しました。今回、木村准教授と江口准教授は同中学校の卒業式にご参加され、その際に当センターをご訪問いただいたものです。

現在、九州大学では学生の海外経験を増やすための方策を検討されています。木村准教授からは特に学部初期段階での海外経験というものが、海外に触れるファーストステップとして重要であるとのお話をいただきました。このあと両先生はタイの大学を訪問され、学部1・2年生向けのスタディツアーの企画について意見交換をされるとのことでした。

当センターからは山下センター長より、タイにおける教育・学術交流の概要や、他の日本の大学が実施しているスタディツアー等の紹介、関係する諸機関の紹介等をさせていただきました。

木村准教授(左から2人目)、江口准教授(同4人目)

木村准教授(左から2人目)、江口准教授(同4人目)

2019年3月29日(金)、東亜大学ASEANセンター所長代理の平松隆円准教授が当センターを訪問されました。

東亜大学では現在、東南アジアを中心に留学生のリクルート活動を推進しているそうです。今回は毎年8月に開催されるJASSO留学フェアをはじめ、東南アジアの留学生状況等についてJASSOタイ事務所に情報収集にお越しになり、その際に当センターに立ち寄られたものです。

東亜大学は在タイ大学連絡会(JUNThai)の幹事校でもあり、当センターでは山下センター長とJUNThaiについての意見交換をされました。また、新しい大学パンフレットもご持参いただきました。

平松准教授(中央)

平松准教授(右)

2019年3月22日(金)、東京大学大学院理学系研究科化学専攻の坂本良太助教が当センターを訪問されました。

坂本助教は当会の科研費をはじめ様々な競争的資金を積極的に活用しておられ、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(さきがけ)の研究課題「超空間制御と革新的機能創成」にも研究メンバーとして参画しておられます。

また、過去にストラスブール大学で客員教授を務めておられた際に当会のストラスブール研究連絡センターを訪問されたご経験もあるということでした。

当センターからはタイでは近年どういった研究分野がJSPS事業に採択されているかといったことや、その他JSPS同窓会の活動状況、各国際事業について情報提供させていただきました。

坂本助教(中央)

坂本助教(中央)

2019年3月19日(火)、マレーシア・ペナンのマレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM)でJSPSマレーシア同窓会設立に向けた決議総会が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。

IMG_0006_R

この総会は、マレーシア国内でJSPS同窓会結成の目処がたったため、初期会員となる約40名の最終的な意思確認と同窓会長やその他理事会役員を決定するために行われたものです。なお、正式な同窓会設立は今後JSPS本部役員会の承認を待つことになります。

午前の部は学術シンポジウム形式で行われ、山下センター長が「Making possible the impossible – special reference to Japan -」と題したJSPSの概要説明を兼ねた講演を行いました。その後、以下4名のJSPS事業経験者による、日本・マレーシア間の研究交流事例共有が行われました。

1. Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar (Vice-Chancellor, Universiti Malaysia Terengganu)

2. 藤田敏彦グループ長(国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ)

3. Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail (Deputy Vice-Chancellor, Universiti Teknologi Malaysia)

4. Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai (Director, Centre for Marine & Coastal Studies, Universiti Sains Malaysia)

山下センター長

山下センター長

Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar

Prof. Dato’ Dr. Nor Aieni Haji Mokhtar

藤田敏彦グループ長

藤田敏彦グループ長

Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail

Prof. Datuk Dr. Ahmad Fauzi Bin Ismail

Prof. Dato' Dr. Aileen Tan Shau Hwai

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai

引き続き行われた午後の部では、改めて山下センター長から、同窓会設立の意義や外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship)について説明があった後、USM学長(Vice-Chancellor)のProf. Datuk Dr. Asma Ismailから同窓会の設立宣言が行われました。

Prof. Datuk Dr. Asma Ismailによる同窓会設立宣言

Prof. Datuk Dr. Asma Ismailによる同窓会設立宣言

その後、同窓会設立の実行委員長役を務めておられたUSM副学長(Deputy Vice-Chancellor)のProf. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamedから同窓会理事会の構成について説明があり、その場で初代理事会役員の人選を行いました。

議論の結果、初代同窓会長は前述のProf. Datuk Dr. Asma Ismailが務めることになり、その他マレーシアの有力大学の学長・副学長級の研究者が多く理事会役員に名を連ねました。理事会の強力なリーダーシップのもと、活発な活動が期待されます。

なお、JSPSマレーシア同窓会の設立にあたっては日頃からUSM日本文化センターの副田雅紀センター長に現地の調整役を務めていただき、大変ご尽力いただいております。この場を借りて御礼申し上げます。

理事会役員の集合写真

理事会役員の集合写真

Prof. Dato' Dr. Aileen Tan Shau Hwai(左)、Prof. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamed(中央)

Prof. Dato’ Dr. Aileen Tan Shau Hwai(左)、Prof. Ir. Dr. Abdul Rahman bin Mohamed(中央)

USM外観

USM外観

集合写真

集合写真

2019年3月18日(月)にチュラロンコン大学で、ASEAN University Network(AUN)と国立六大学国際連携機構(SUN/SixERS)によるアカデミックセミナー”Study in Japan”が開催され、簑輪国際協力員が出席しました。

このセミナーは、SUN/SixERSが協働して海外でアカデミックセミナーを実施するために「スーパーグローバル大学創成支援事業」の追加交付を岡山大学が申請し、採択されたことをきっかけとして実施され、主に大学院生を含む研究者に対してSUN/SixERSに加盟する大学の研究の紹介や、日本での研究生活を送るための情報提供を行うことを目的としています。

このイベントでは三名の日本留学経験者による留学経験談の発表や、二名の日本人研究者による研究紹介プレゼンテーションが行われ、日タイ双方の参加者たちは熱心に耳を傾けていました。講演者と講演タイトルは以下の通りです。

講演者:岡山大学 医歯薬学総合研究科 竹居 孝二 教授

講演タイトル:Cell Shape: When cell changes its shape, what’s going on inside?

講演者:金沢大学 人間社会研究域人間科学系 西本 陽一 教授

講演タイトル:Study of Intangible Cultural Heritages: Case of Aenokoto Ritual in Japan

日本での研究生活について語るタイ側スピーカー

日本での研究生活について語るタイ側スピーカー

竹居教授

竹居教授

西本教授

西本教授

また、会場にはSUN/SixERSの各大学と、国際交流基金日本学生支援機構がブースを構え、日本留学に関する学生からの質問や相談に応じていました。

会場の様子

会場の様子

本セミナーでは日本での研究生活に対する、タイの研究者や学生の関心の高さを伺うことができました。今後ASEAN諸国や中国などでも同様のセミナー実施が検討されているとのことで、SUN/SixERSの国際的な活動の展開が期待されます。

 

集合写真

集合写真

2019年3月18日(月)、東京経済大学現代法学部の中川純教授が当センターを訪問されました。

中川教授は科研費基盤研究(C)に採択されており、『障害者雇用における「統合雇用モデル」の研究:障害者の「できる」に対する理念・政策』という研究課題に取り組まれています。主にアメリカやカナダでの障害者雇用施策をテーマとされているということですが、範囲を広げ、タイにおいても同様の調査のため出張されています。

当センターからは二国間交流事業研究拠点形成事業といった各種国際事業のご紹介や、学生をバンコクへ派遣される際には業務説明会等のご対応が可能な旨お伝えしました。

中川教授(左から2人目)

中川教授(左から2人目)

2019年3月14日(木)、九州工業大学の学生17名と人事課職員共済係の佐藤仁美職員が当センターを訪問されました。

御一行は同大学の学生海外派遣プログラム「Thailand SDGs Study Program」でタイに滞在されています。期間中、日系企業や日本の独立行政法人等のタイ事務所、在タイ日本国大使館等を訪問し海外で働く日本人の声を聞くことで、学生が将来海外で活躍することを考える機会とすることが期待されています。

今回は、同じフロアに事務所を構えている国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)と合同で各機関の概要・業務説明を行いました。

当センターからは新原国際協力員が科研費に代表されるJSPSの各種事業や海外研究連絡センターの役割について説明を行いました。

山下センター長

山下センター長

Japan Foundation

Japan Foundation

JASSO

JASSO

JSPS

JSPS

集合写真

集合写真

2019年3月13日(水)、明治大学理工学部建築学科の田中友章専任教授・学長室専門員が当センターを訪問されました。

明治大学は平成28年度大学の世界展開力強化事業タイプBに採択されており、「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」という事業を推進されている最中です。田中教授は関係用務のためタイに出張中で、3月11日の在タイ大学連絡会にも出席されました。

今後同事業と関連した国際共同研究チームを立ち上げ、JSPS研究拠点形成事業等への申請をご検討とのことで、情報収集を兼ねて当センターへお越しいただいたものです。

当センターからは研究拠点形成事業のほか二国間交流事業論博事業についてもご説明し、ご参考になるよう情報提供させていただきました。

田中専任教授(中央)

田中専任教授(中央)

2019年3月12日(火)、京都産業大学経営学部の学生3名が同学部の大杉卓三准教授の引率で当センターを来訪されました。

学生3名は大杉准教授のゼミに所属しており、今回はゼミの活動の一環としてバンコクの日系機関等の訪問をされています。3名ともタイは初めて、うち2名は初の海外とのことで、日本と大きく異なる環境に刺激を受けている様子でした。

大杉准教授は次年度に経営学部で海外研修を新たに開始される予定ということで、その予行演習も兼ねての学生引率とのことでした。

当センターからはJSPSの業務内容や海外センターの役割等についてご説明をさせていただきました。

学生3名と大杉准教授(右から2人目)

学生3名と大杉准教授(右から2人目)

2019年3月11日(月)、在タイ日本国大使館で第18回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、簔輪国際協力員、新原国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

=====
第1部の講演会では、以下3件の講演が行われました。

「九州大学の国際戦略」
新原卓氏(JSPSバンコク研究連絡センター国際協力員(九州大学))

“The Irony of the Thai Middle Class in Democratic Transition and Consolidation”
Dr. Kanokrat Lertchoosakul (Lecturer, Department of Government, Chulalongkorn University)

「数字で見るタイの教育事情 -基礎教育段階を中心に-」
安宅理恵氏(東京農工大学

新原氏

新原氏

Dr. Kanokrat

Dr. Kanokrat

安宅氏

安宅氏

=====

第2部の連絡会では、直前に開催されたワーキンググループを代表して、京都大学ASEAN拠点の柴山所長から以下の報告がありました。

前回決定された在タイ大学連絡会の情報公開について、連絡会の概要および参加校が閲覧できるページがJSPSバンコク研究連絡センターのウェブサイト「タイにおける日本の大学」上で公開済みである。

・前回議論された「常任幹事(任期2-3年、仮称)」の設置について、ワーキンググループ内で京都大学ASEAN拠点にお願いしたいとの意見があった。大学本部に確認が必要なため、可否の回答期限は次回の連絡会(6月)までとさせていただきたい。その間、常任幹事を務めたいという大学が出てきた場合にはその大学にお願いをしたい。

その他、今回の連絡会をもって幹事校の任期(1年)が終了となった大分大学と東洋大学に代わり、新たに横浜国立大学と上智大学が幹事校となることが確認されました。

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

京都大学ASEAN拠点・柴山所長

横浜国立大学・中村教授

横浜国立大学・中村教授

上智大学・廣里教授

上智大学・廣里教授

会場の様子

会場の様子

2019年3月8日(金)、マヒドン大学サラヤキャンパスで「Mahidol 環境学教育・研究拠点」開設記念シンポジウムが開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、新原国際協力員が出席しました。

この研究拠点は京都大学が「指定国立大学法人」として取り組んでいるOn-site Laboratory(海外の大学との協働による現地運営型研究室)の一つで、京都大学地球環境学堂とマヒドン大学の環境学分野における共同研究拠点となることが期待されています。

マヒドン大学学長代理(Acting President)のProf. Banchong Mahaisavariyaへの表敬訪問には当センタースタッフも同行させていただきました。

Prof. Banchong Mahaisavariya学長(左)

Prof. Banchong Mahaisavariya学長代理(左)

シンポジウム午前の部では、山下センター長が日本とタイの学術交流について、JSPS国際事業の紹介も交えながら講演を行いました。
午前の部終了後にはマヒドン大学工学部内の研究室ツアーもあり、充実した環境の中で今後京都大学との交流が発展していくことが伺えました。

山下センター長

山下センター長

集合写真

集合写真

2019年3月7日(木)、国立高等専門学校機構(高専機構)から以下3名の方々が当センターを訪問されました。

・堀江振一郎 特命教授・国際総括参事
・加納誠二 教授・教育参事
・高橋雅之 執行調整役

近年、タイでは優秀な技術者育成のため日本の高専教育が注目されています。昨年5月にはタイ初となる5年制の高専コースが開講され、当センターも開講記念式典に出席させていただきました。

高専機構はタイ教育省内にリエゾンオフィスを設置していることもあり、タイ政府との密な関係のもと、今後も高専教育のタイでの展開に取り組まれるということです。

JSPSの国際事業は高専の常勤教員も申請資格があるため、外国人研究者招へい事業や二国間交流事業等を是非ご活用いただきたい旨お伝えしました。

高橋執行調整役(左から3人目)、堀江教授(同4人目)、加納教授(同6人目)、久芳一等書記官(同7人目)

高橋執行調整役(左から3人目)、堀江教授(同4人目)、加納教授(同6人目)、久芳一等書記官(同7人目)

2019年度「卓越研究員事業」の公募が公表されました。
本事業は、若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できる環境を実現するとともに、全国の産学官の研究機関をフィールドとして活躍し得る新たなキャリアパスを提示することを目的として、文部科学省において実施する事業です。

本事業では、優秀な博士人材の採用を希望する研究機関からポストを提示していただき、並行して当該ポストに就きたい若手研究者からの申請を受け付けます。申請のあった若手研究者の中から、文部科学省が優秀な人材を「卓越研究員候補者」として選考し、「卓越研究員候補者」とポスト提示機関との当事者間交渉の結果、提示されたポストに「卓越研究員候補者」が採用された場合に、「卓越研究員」として支援を行う事業です。

申請者(若手研究者)の申請期間は、2019年3月22日(金)10:00~4月24日(水)17:00 (日本時間)です。
※申請開始日は変更になる場合があります。
※申請要件等については公募要領をご確認ください。

2019年度の研究機関からの提示ポストは、下記ウェブサイトにて公開しています。
2019提示ポスト:https://www.jsps.go.jp/j-le/post_list.html

【主なスケジュール】
2月下旬~ ポスト公開開始
3月22日 若手研究者の申請開始
4月24日 若手研究者の申請締切り
5月~6月 候補者選考に係る審査
7月上旬 選考結果の通知(卓越研究員候補者の決定)
7月上旬~9月 当事者間交渉(この期間より前に連絡が必要なポストもあります。詳細はポスト情報を確認してください。)
10 月上旬以降 卓越研究員の決定、採用機関において卓越研究員としての研究活動開始

ご興味のある方は、下記ウェブサイトにアクセスし、公募要領等をご確認ください。
日本学術振興会卓越研究員事業HP:https://www.jsps.go.jp/j-le/index.html
文部科学省卓越研究員事業HP:http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm

kenkyusha_leaflet2019_pages-to-jpg-0001_R kenkyusha_leaflet2019_pages-to-jpg-0002_R

2019年3月5日(火)、九州大学から以下5名の方々が当センターを訪問されました。

・九州大学病院ARO次世代医療センター副センター長 杉山大介 教授
・九州大学病院ARO次世代医療センター 永井勝幸 特任准教授
先端融合医療創成センター 大脇敏之 特任准教授
大学院医学研究院 二井偉暢 助教
・大学院医学系学府医科学専攻修士課程 今野克洋さん

御一行は平成30-32年度の二国間交流事業(タイとの共同研究)に採択されている研究課題「生理活性ペプチドを応用したヒト臍帯血造血幹細胞増殖法の開発」の一環でタイ出張中であり、タイ側代表機関のマヒドン大学と共同研究に関する打ち合わせを行われています。用務の合間の時間に当センターへ当該課題の近況報告ということでお越しいただき、順調にプロジェクトが進行していることが伺えました。

研究の成果を実社会で応用するために産官学の連携にも力を入れておられる杉山教授からは、教員と事務職員の協働や人事制度に対するご意見等、興味深いお話を伺い、意見交換させていただきました。

大脇特任准教授(左端)、二井助教(左から3人目)、杉山教授(同5人目)、永井特任准教授(同6人目)、今野さん(同7人目)

大脇特任准教授(左端)、二井助教(左から3人目)、杉山教授(同5人目)、永井特任准教授(同6人目)、今野さん(同7人目)

2019年3月4日(月)、拓殖大学国際部国際課の染谷和男課長が当センターを訪問されました。

拓殖大学は2020年に創立120周年を迎える歴史の長い大学で、日本語教育別科もあり外国人留学生は約1,000人在籍しています。染谷課長は週末にバンコクで行われていた日本留学フェア参加のため出張されており、情報交換のため当センターへお越しいただいたものです。

2012からチェンマイに拓殖大学タイ連絡事務所を設置されており、タイ国内の大学との学術交流や学生向けに積極的に広報等を行われていますが、今後の事務所運営体制の方向性についてもお話を聞かせていただきました。

当センターからは当会の外国人研究者招へい事業等をタイとの交流発展に活用いただきたい旨お伝えしました。

染谷課長(左から2人目)

染谷課長(左から2人目)

日本学術振興会では、研究者養成事業の一環として、「日本学術振興会賞」を設け、優れた若手研究者を顕彰しています。

この賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。
(本賞は、海外在住の日本国籍を有する研究者も対象としています。また、海外在住の日本国籍を有する研究者からの個人推薦も受け付けています。)

受付期間:平成31年4月4日(木)~9日(火)17:00
対象分野:人文学、社会科学及び自然科学にわたる全分野
対象者 :45歳未満の博士号取得者(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む)
※詳しくはHPをご覧ください。

◆日本学術振興会賞ページ(URL)
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/index.html

poster_pages-to-jpg-0001_R

2019年3月4日(月)、JSPSバンコク研究連絡センターで平成31年度外国人研究者再招へい事業(BRIDGEフェローシップ)の選考委員会を開催しました。

同事業はJSPS同窓会の正規会員が対象となっており、採用者は平成31年度に最長30日間日本の大学等で研究を行うことができ、当会が往復航空券や滞在費を支給します。各国のJSPS同窓会が選考委員会を組織し候補者の選考を行い、JSPS本部に推薦を行う形をとっています。

今年は6名から申請書の提出があり、選考委員会での議論の結果、3名をJSPS本部へ推薦することとなりました。

選考委員会の様子

選考委員会の様子

2019年3月4日(月)、首都大学東京管理部国際課国際連携係の黒田康正主任と阿部俊明主事が当センターを訪問されました。

今回お二人は週末にバンコクで行われたjeducation(ジェイエデュケーション)主催の日本留学フェア参加のためタイへご出張されており、この日は関係機関訪問をされる中、当センターにもお越しいただいたものです。

首都大学東京は当センター近隣にバンコク事務所を設置しており、タイ人学生向けの広報やタイに帰国した卒業生のフォローアップ等をされています。

当センターからは業務内容やJSPSの同窓会運営状況等をご説明させていただきました。また、首都大学東京は2005年の大学法人設立後、独自採用職員の割合が徐々に増えており、職員の海外研修の機会も今後増やしたいということでした。当会の国際学術交流研修にも関心を持たれており、研修の内容についてもお話しました。

黒田主任(右から3人目)、阿部主事(同4人目)

黒田主任(右から3人目)、阿部主事(同4人目)

日本学術振興会は、第35回国際生物学賞受賞候補者の推薦受付を開始しましたので、ご案内いたします。
国際生物学賞は、昭和天皇のご在位60年と長年にわたる生物学のご研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている今上天皇の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を目的とした賞です。日本学術振興会は国際生物学賞委員会(委員長:井村裕夫 日本学士院幹事)の事務局を務めております。
本賞は、毎年生物学の授賞分野を選定の上、世界各国から寄せられた推薦の中から、当該分野の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者を選考して、授賞しています。
つきましては、受賞候補者をご推薦いただきたく、よろしくお願いいたします。推薦方法の詳細は以下の通りです。

<第35回国際生物学賞>
授賞対象分野:昆虫の生物学
推薦方法:日本学術振興会のウェブサイト(http://www.jsps.go.jp/j-biol/nomination.html)にアクセスし、国際生物学賞電子推薦受付フォーム(“NOMINATION FORM”)に必要事項を英文でご記入の上、同サイトにあるフォームから作成した“Nominee Achievement Form”をアップロードしてください。
※上記ウェブサイト以外からのご推薦を希望される場合は下記担当までご連絡ください。

締 切:平成30年4月19日(金)

詳細は、以下のウェブページにも掲載しています。
http://www.jsps.go.jp/j-biol/index.html

担当:
独立行政法人日本学術振興会 国際生物学賞事務局
メールアドレス:ip-biology@jsps.go.jp

国際生物学賞リーフレット(PDF)

Call_for_Nomination_ad_for_Biology_2019_pages-to-jpg-0001_R

2019年2月28日(木)、科学技術振興機構(JST)の金子恵美 国際部調査役、同機構シンガポール事務所の行宗安友 科学技術コーディネーター、小林義英e-ASIAスペシャルコーディネーターの3名が当センターを訪問されました。

金子国際部調査役は現在タイの関係機関訪問等のためご出張中です。e-ASIA共同研究プログラムでJSTのカウンターパートとなっているタイ学術研究会議(NRCT)やタイ研究基金(TRF)を訪問され、4月以降に予定されているタイ政府の省庁再編後の運営体制等について情報収集されたということでした。

行宗科学技術コーディネーターと小林e-ASIAスペシャルコーディネーターはタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)に常駐されているため、当センターは様々なイベントでご一緒しており、2月はJSPS-JST合同の事業説明会も実施しました。

両機関の国際事業への理解を互いに深めることで、適切に研究助成事業の案内を行える体制を整えていきたいと考えています。

小林氏(左から2人目)、金子新所長(同4人目)、行宗氏(同5人目)

小林氏(左から2人目)、金子国際部調査役(同4人目)、行宗氏(同5人目)

2019年2月27日(水)、東京農工大学農学部地域生態システム学科の白木克繁准教授と弘前大学農学生命科学部4年の朝原康貴さんが当センターを訪問されました。

今回お二人はカセサート大学農学部訪問のためタイに出張中です。今後タイとの共同研究や研究者交流を活発化させるためJSPS事業の活用を検討されているということで、当センターへ情報収集のため足を運んでいただきました。朝原さんはこの春から東京農工大学の修士課程へ進学予定で、白木准教授の研究室で学ばれるということです。

当センターからは冨山副センター長から二国間交流事業研究拠点形成事業等についてご説明し、タイ側とも調整の上、是非申請をご検討いただきたい旨お伝えしました。

白木准教授(中央)、朝原さん(右から2人目)

白木准教授(中央)、朝原さん(右から2人目)

2019年2月25日(月)、名古屋大学から学部生10名が宮崎千穂特任助教(国際教育交流センター)、同大学バンコク事務所のウィラヤーさん、ナッターさんとともに当センターを訪問されました。

今回10名の学生は全学教養科目「アジア現代事情Ⅲ(タイ)」の一環としてタイにある日系企業や政府関係機関を訪問中で、海外派遣期間中は担当教員の宮崎特任助教と名古屋大学バンコク事務所のスタッフ2名が学生のサポートにあたられています。この日はまず在タイ日本国大使館へ訪問された後、当センターにお越しいただきました。

当センターを代表して、冨山副センター長からJSPSの概要や海外連絡センターの役割、日本の基礎研究を支える科研費等について説明を行いました。

IMG_0339_R

IMG_0345_R

集合写真

集合写真

2019年2月22日(金)、JSPS国際事業部人物交流課の山口英幸課長、同課の中園晴貴係員、研究協力第一課の濱端悠祐国際協力員の3名が当センターを訪問されました。

今回3名は前日に開催されたNRCT-JSPS-JAATセミナーおよび論博メダル授与式への参加のため出張中で、山口課長にはセミナー冒頭の挨拶や論博メダルの授与をご担当いただきました。出張最終日となったこの日は、当センターにて外国人研究者招へい事業・論博事業の申請採用状況や、今後の見通し等について情報共有いただきました。

山口課長と中園係員はその後、山下センター長・冨山副センター長とタイ学術研究会議(NRCT)の国際事業部(Division of International Affairs)を訪問し、主に論博事業に関する意見交換を行いました。

濱端国際協力員は東北大学から国際学術交流研修に参加中で、現在研究拠点形成事業を担当されています。今年4月から当センターに配属となるため、業務の引継ぎを行いました。

濱端国際協力員(左から3人目)、山口課長(中央)、中園係員(左から6人目)

濱端国際協力員(左から3人目)、山口課長(中央)、中園係員(左から6人目)

Ms. Arpar(左端)、Ms. Tiwa(左から2人目、NRCT国際事業部長)

Ms. Arpar(左端)、Ms. Tiwa(左から2人目、NRCT国際事業部長)

DSC02050_R