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2021年3月10日、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN事務所バンコク事務所が主催するアカデミックセミナー「SYUDY IN JAPAN」がマヒドン大学の協力を得てWebinarで開催され、JSPSバンコク研究連絡センター、千葉大学、岡山大学が参加しました。

まず初めに、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN事務所バンコク事務所の仁井留学コーディネーターから開会の挨拶があり、同事務所アシスタントオフィサーのMs. Kamonrat Shenwirattanapithが、日本の高等教育制度、留学資格、奨学金制度などについて説明を行いました。

続いて、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷吉生センター長が、JSPS国際事業の説明を行いました。

そして、千葉大学グローバル関係融合センターの石戸光教授による国際経済学の模擬講義と千葉大学の紹介がありました。


最後に、マヒドン大学卒業生で現在岡山大学自然科学研究科の大学院博士課程に在学中のMs. Sasikarn Seetasangから、岡山大学の紹介そして日本留学にあたっての奨学金制度、コロナ禍において日本でどのような大学生活を送っているのかなどの説明がありました。

今回は、当初マヒドン大学でのFace to Faceセミナーの予定でしたが、最終的にオンライン開催となってしまいました。参加者は約30名でした。

2021年3月8日(月)、第26回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。
12月に開催された前回の連絡会以降、タイ国内でコロナウィルスの感染が拡大し1月以降様々な感染拡大防止措置が講じられておりましたが、感染者が減少しバンコク都内における規制が緩和されてきたことから、在タイ日本国大使館において対面での開催となり15機関が参加しました。
今回は、連絡会での審議・連絡等のほか、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点バンコク事務所の仁井勇佑留学コーディネーターによる「新型コロナウイルス感染症のなかでの日本留学海外拠点連携推進事業の活動」についての講演が行われ、コロナ禍でのこれまでの活動実績の報告とオンラインで実施するフェア・セミナーの課題と教訓、効果的だった手法などの説明がありました。

次回の連絡会は6月に開催される予定です。

2021年3月18日(木)に、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)がインドネシア科学院(LIPI)の協力を得て第4回 国際シンポジウムと同窓会総会を開催します。

テーマ「Impact of Pandemic Covid-19 on the Human Life and Environment」

(開催日時)
2021年3月18日(木) 09:00-12:30 (Indonesian Western Standard Time)

OPENING CEREMONY
09:00 – 09:10 Greetings and listen to the Indonesian and Japanese national anthem
09:10 – 09:20 Report from the Organizing Committee : Prof. Wahyu Dwianto, Chairman of the Symposium
09:20 – 09:30 Welcome Remarks –1 : Prof. Bambang Brojonegoro, Minister of Research and Technology, Chief of the National Research and Innovation Agency, Republic of Indonesia (BRIN)
09:30 – 09:40 Welcome Remarks –2 : Dr. Laksana Tri Handoko, Chairman of LIPI
09:40 – 09:50 Welcome Remarks –3 : Mr. Miyazawa Takeshi, First Secretary of Science and Technology Affairs, Embassy of Japan in Indonesia
09:50 – 10:00 Opening Remarks : Dr. Susumu Satomi, President of JSPS

KEYNOTE SPEAKER
10:00 – 10:30
Keynote Speaker : Prof. Amin Soebandrio, Head of Eijkman Molecular Biology Institute
Title : Covid-19 and Its Vaccines

INVITED SPEAKERS
Invited Speaker –1 : Prof. Atsuro Tsutsumi, Kanazawa University
Title : The Negative Impacts of Covid-19 on Social and Economy Aspects.

Invited Speaker –2 : Prof. Hadi Susilo Arifin, IPB University
Title : The Positive Impacts of Covid-19 on Environment Aspects.

CLOSING CEREMONY
11.30 – 11:40
Closing Remarks : Prof. Yoshio Otani, Director of JSPS Bangkok Office

GENERAL ASSEMBY
11:40 – 12:30 : Prof. Wahyu Dwianto, Chairman of JAAI

(参加登録費)
JAAI 会員 : 無料 (please show your JAAI registration number)
JAAI 会員以外 : IDR 100,000 (for those who need e-certificate)
※インドネシア以外の国からの参加者は無料

以下のリンクから参加登録できます。

http://s.id/JAAISymposium2021-Reg

2021年2月27日(土)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2021 “LIVING IN THE NEW NORMAL AND BEYOND”の第2回目で、セントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

はじめに、JAAPのDr. Danilda Hufana-Duran会長の開会挨拶があった後、セントラル・ルザン州立大学のDr. Renato G. Reyes(Vice President for Academic Affairs)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長から挨拶がありました。

続いて、DR. JAIME C. MONTOYA(Department of Biology, Executive Director of the Philippine Council for Health Research and Development)が“COVID-19 Vaccines in the Philippines: What We Should Know”と題した講演を行いました。

DR. JAIME C. MONTOYA
Executive Director of the Philippine Council for Health Research and Development, Department of Science and Technology

この講演会には約330名の参加者があり、講演終了後はたくさんの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。

最後に、JAAP副会長のDr. Rowena Eguiaから挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

2021年2月27日(土)に、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がセントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て、WEBINAR SERIES 2021 “LIVING IN THE NEW NORMAL AND BEYOND” の第2回 Webinarを開催します。

(開催日時)
2021年2月27日(土)14:00-16:00 (Philippines time)

(講演タイトル)
COVID-19 Vaccines in the Philippines: What We Should Know

(講演者)
DR. JAIME C. MONTOYA
Former JAAP President
Executive Director of the Philippine Council for Health Research and Development, Department of Science and Technology

詳細につきましては、フライヤーをご確認ください。
以下のリンクから参加登録できます。

https://zoom.us/webinar/register/WN_w6V7JpMlSc-mpJjaISqxLg

2021年2月9日(火)、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)で、JSPSと国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とが、合同で事業説明会“Sharing information about research opportunity from Japan”を開催しました。

説明会は、NSTDA Vice Presidentの Dr. Lily Eurwilaichitrの挨拶で始まり、まず、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長が、JSPSの概要及びフェローシップ、論博事業および共同研究事業等の説明を行いました。

続いて、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業(論博事業) 経験者のDr. Kampanart Silva (Research Energy Innovation Research Group National Energy Technology Center) が、論博事業に対する支援事業の概要や応募方法ついて、東京大学でのご自身の経験談を交えながら、丁寧に説明を行いました。

次に、JSTシンガポール事務所の小林義英チーフが、JSTの沿革、SICORPやSATREPSなど、JSTの国際事業を説明しました。

最後に、e-ASIA JRPプロジェクトで国際共同研究を実施中のDr. Siwanon Jirawatnotai (Department of Pharmacology, Siriraj Medical School, Mahidol University)から、研究プロジェクトの概要やこれまでの経験を踏まえた国際共同研究の重要性などについて説明がありました。

2020年度第2回JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会の開催

2021年1月28日(木)、2020年度第2回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をWebinarで開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2020年12月3日開催)のJAAT理事会の議事録の承認
2. JAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナーの開催について
3. 2019年のJAAT会計報告について
4. 2021年度の活動計画について
5. その他

特に、3月に開催を予定しているJAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナーに関しては、開催の可否、開催するとした場合の開催方法などについて活発な議論が行われ、その結果、3月の開催は見送り、6月以降に開催することで日程を再調整することとなりました。

次回のJAAT理事会は、2021年4月下旬に開催予定です。

2021年1月25日(月)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2021 “LIVING IN THE NEW NORMAL AND BEYOND”の第1回目で、セントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

はじめに、JAAPのDr. Danilda Hufana-Duran会長の開会挨拶があり、続いて、セントラル・ルザン州立大学 Dr. Edgar A. Orden学長、Department of Science and Technology (DOST)のDr. Leah Buendia(Chair, Board of Judges Assistant Secretary)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長の挨拶があった後、Dr. Orlex B. Yllano (Department of Biology, College of Science and Technology Adventist University of the Philippines)が “NEW START for the NEW NORMAL”と題した講演を行いました。

Orlex B. Yllano, PhD
Department of Biology, College of Science and Technology
Adventist University of the Philippines, Silang, Cavite, Philippines

講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。

最後に、JAAP副会長のDr. Rowena Eguiaから挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

このWeb Lectureへの参加者は約150名でした。

【Abstract of the lecture】
The current pandemic has affected all sectors of our society and brought unprecedented stress to people worldwide. The JSPS Alumni Association of the Philippines is true to its mission in providing technical and other research-related services, especially in these challenging times. To jump-start this year’s webinar series on “Living in the New Normal and Beyond”. Dr. Orlex B. Yllano presented his collaborative research and networks on Mangrove Conservation Genetics in Japan and the Philippines. The latter part of his talk focusses on the health and lifestyle program being practiced by the Adventist University of the Philippines community to cope and live in the new normal.

2021年1月25日(月)に、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がセントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て、WEBINAR SERIES 2021 “LIVING IN THE NEW NORMAL AND BEYOND” の第1回 Webinarを開催します。

(開催日時)
2021年1月25日(月)14:00-15:10 (Philippines time)

(講演タイトル)
NEW START for the NEW NORMAL

(講演者)
Dr. Orlex B. Yllano
Professor of Biology
and Chair, Department of Biology, College of Science and Technology, Adventist University of the Philippines

詳細につきましては、フライヤーをご確認ください。
以下のリンクから参加登録できます。
https://zoom.us/webinar/register/WN_vEghnGCiTv-loMGdZ5P_2w

2021年1月19日(火)、カセサート大学が、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点バンコク事務所との共催で「Study in Japan Online Seminar」を開催しました。

まず初めに、カセサート大学のProf. Dr. Chamaipak Tayjasanant学長補佐、Asst. Prof. Dr. Kampanat Pensupar副学長から開会の挨拶がありました。

Assoc. Prof. Dr. Chamaipak Tayjasanant
Assistant to the President for international Affairs
Kasetsart University

Asst. Prof. Dr. Kampanat Pensupar
Vice President for International Affairs
Kasetsart University

そして、カセサート大学で人気の高い農学、工学、日本語学の分野の3人の日本人研究者が、①なぜ日本がその分野を追求するのに最適な場所・環境なのか、②大学、奨学金、留学のためのアドバイス、の2点について、それぞれの専門の立場から説明を行いました。

(説明者)
1.縄田栄治(京都大学ASEAN拠点所長、専門:熱帯農業)

縄田栄治(京都大学ASEAN拠点所長)

2.大谷吉生(JSPSバンコク研究連絡センター長、専門:ナノ粒子エアロゾル科学)

大谷吉生(JSPSバンコク研究連絡センター長)

3.堤 良一(岡山大学社会文化科学研究科准教授、専門:現代日本語学)

堤 良一(岡山大学社会文化科学研究科 准教授)

続いて、カセサート大学から、日本への留学経験のある以下の3人の研究者が、留学で得たもの、学んだこと、日本留学の良い点などについて説明を行いました。
(説明者)
1. Dr. Jutiporn Thussagunpanit, Lecturer at Department of Horticulture, Faculty of Agricluture, Kasetsrt University. (留学先:京都大学)

Dr. Jutiporn Thussagunpanit
Lecturer at Department of Horticulture, Faculty of Agricluture
Kasetsart University

2. Asst, Prof. Dr. Pattara Leelaprute, Lecturer at Department of Engineering, Kasetsert University. (留学先:大阪大学)

Asst, Prof. Dr. Pattara Leelaprute
Lecturer at Department of Engineering
Kasetsart University

3. Dr. Thanasak Sirikanerat, Lecturer at Department of Linguistics, Faculty of Humanities, Kasetsert University. (留学先:東北大学)

Dr. Thanasak Sirikanerat
Lecturer at Department of Linguistics, Faculty of Humanities
Kasetsart University

そして、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点バンコク事務所アシスタントオフィサーのMs. Kamonrat Shenwirattanapithが、日本の教育制度、留学資格、奨学金制度などについて説明を行いました。

Ms. Kamonrat Shenwirattanapith
文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点バンコク事務所アシスタントオフィサー

最後に、カセサート大学のMs. Araya Bijaphala(Director of International Affairs Division)から閉会の挨拶があり、セミナーは終了しました。参加者は約20名でした。

2021年1月18日(月)、Prince of Songkla University, Air Pollution and Health Effect Research Center が、JSPSバンコク研究連絡センターとの共催で講演会をWebinar で開催しました。

テーマは「Tips to Prevent Coronavirus Infection from the Viewpoint of Aerosol Science and Technology」で、Air Pollution and Health Effect Research Center のDr. Perapong Tekasakul センター長の挨拶と講演者紹介の後、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷吉生センター長が講演会を行い、エアロゾルダイナミクス、エアフィルターの役割、マスクの種類などについて詳しく説明を行いました。

Dr. Perapong Tekasakul, Director of Air Pollution and Health Effect Research Center, PSU

講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。

参加者は約50名で、盛会のうちにWeb Lecture は終了しました。

Prince of Songkla University, Air Pollution and Health Effect Research Center が JSPSバンコク研究連絡センターとの共催で2021年1月18日(月)10時(タイ時間)から Web Lecture を開催いたします。

 講演テーマ:Tips to Prevent Coronavirus Infection from the Viewpoint of Aerosol Science and Technology
 講演者 大谷吉生(JSPSバンコク研究連絡センター長)

詳細につきましては、以下のフライヤーをご確認ください。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。
今回は、当センターの活動報告に加えて、本年 7 月まで在タイ日本国大使館に一等書記官(デジタル・ICT、科学技術・イノベーション担当/インフラプロジェクト専門官)として勤務されていた、総務省国際戦略政策課企画官の上野文誠様に、主に科学技術協力における日タイ関係についてご寄稿いただきました。

「バンコクの風 2020 Vol.1」

2020年12月19日(土)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2020 “COPING WITH COVID-19 PANDEMIC”の第4回目で、今回もセントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

はじめに、JAAPのDr. Danilda Hufana-Duran会長の開会挨拶があり、続いて、セントラル・ルザン州立大学 Dr. Edgar A. Orden学長、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長の挨拶があった後、Dr. Susan Gallardo(Society of Fellows De La Salle University)が“Infectious Waste Management: How to manage wastes during COVID-19 Pandemic.”の講演を行いました。

このWeb Lectureへの参加者は約60名でした。講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。特に、モデレーターのDr. Deocarisは、この分野でJAAPがリードすべき、そして、感染性廃棄物の処理には大きなビジネスチャンスがあると熱く語っていました。

最後に、JAAP副会長のDr. Rowena Eguiaから挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

2020年12月14日(月)、第25回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。
通常は3か月に一度定例会が行われていますが、新型コロナウィルス感染症の影響で、本年度はこれまで連絡会の開催がありませんでした。しかし、タイ王国内においては新型コロナウィルス感染症の拡大が比較的落ち着いていることから、在タイ王国日本大使館での対面での会議開催となり、参加が可能であった12機関が出席し、授業の実施状況や学生の海外派遣、留学生の受け入れ状況など、各大学等におけるコロナ下での活動状況についての報告があり、情報交換が行われました。

次回の連絡会は3月に開催される予定です。

2020年12月3日(木)、2020年度第1回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。


理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. JAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナーの詳細について
2. 2019年の活動報告について
3. 2020年から2021年にかけての活動計画について
4. その他

次回のJAAT理事会は、2020年1月下旬に開催予定です。

2020年12月1日(火)、JSPSのカウンターパートであるタイ学術研究会議(NRCT)国際部長のMs. Tiwa Ngaowichitと国際部のMs. Woramanee Mongkonsol、Ms. Arpar Nateprapai、Mr. Narongrit Buaprangの3名のスタッフが当センターに来訪されました。

当初は、12月3日にNRCTで開催予定のJSPSタイ同窓会理事会の際に、こちらからご挨拶に伺う予定でしたが、急な予定が入ってしまったとのことで、わざわざ当センターにお越しいただきました。
皆さんとのご挨拶の後、3月に開催予定のJSPSタイ同窓会との合同セミナーの開催方法などについて意見交換を行いました。

2020年11月27日(金)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がフィリピン科学技術省(Department of Science and Technology: DOST)とJSPSバンコク研究連絡センターとの共催でNational Research Forum とOutstanding Filipino JSPS Fellowsの表彰をウェビナーで行いました。

まず初めに、JAAPのDr. Renato G. Reyes会長(Vice President for Academic Affairs, Central Luzon State University)が開会の挨拶を行いました。

Dr. Renato G. Reyes

続いて、以下の3名の挨拶がありました。
・Opening Remarks: 大谷 吉生(JSPSバンコク研究連絡センター長)

大谷センター長

・Inspirational Message: Ms. Junko Sato, Japan Information and Culture Center (JICC)

Ms. Junko Sato

・Keynote Speech: Dr. Fortunato Dela Peña, Secretary, Department of Science and Technology (DOST)

Dr. Fortunato Dela Peña

[Awarding Ceremonies of 2020 Outstanding Filipino JSPS Fellows]
続いて、Dr. Leah Buendia(Chair, Board of Judges Assistant Secretary, DOST)からOutstanding Filipino JSPS Fellowsの表彰が行われ、選ばれた3名が謝辞を述べました。

Dr. Leah Buendia

1. Medicine
Dr. Jaime C. Montoya, MD, MSc, PhD, University of Philippines College of Medicine

Dr. Jaime C. Montoya

2.Chemistry/Chemical Science
Dr. Lucille V. Abad, Department of Science and Technology, Philippine Nuclear Research Institute

Dr. Lucille V. Abad

3. Agriculture
Dr. Roel R. Suralta, Career ScientistⅡ, PhilRice

Dr. Roel R. Suralta

[National Research Forum]
National Research Forumでは、Outstanding Filipino JSPS Fellowの表彰を受けた3名の研究者が講演を行いました。

First presentation;
講演タイトル:Molecular Epidemiology of Mycobacterium tuberculosis in different Settings and Selected High Risk Populations in the Philippines
講演者:Dr. Jaime C. Montoya, MD, MSc, PhD, University of Philippines College of Medicine

Second presentation;
講演タイトル:Harnessing the Benefits of Ionizing Radiation
講演者:Dr. Lucille V. Abad, Department of Science and Technology, Philippine Nuclear Research Institute

Third presentation;
講演タイトル:Rooting for Rice to Adapt to Climate Change
講演者:Dr. Roel R. Suralta, Career Scientist Ⅱ, PhilRice

このフォーラムには約60名の参加があり、講演終了後にはたくさんの質問が寄せられ、講演者は一つ一つの質問に対し丁寧に答えていました。

[Presentation of JSPS International Programs]
そして、National Research Forumの終了後には、JSPSバンコク研究連絡センターからJSPSの国際事業説明が行われました。

最後に、Dr. Danilda Hufana-Duran(Vice President of JAAP)から閉会の挨拶があり、盛況のうちにフォーラムは終了しました。

Dr. Danilda Hufana-Duran

[JAAP総会]
National Research Forum の終了後には、JAAP総会が開催されました。23名の同窓会員が参加し、この総会で時期の会長にDr. Danilda Hufana-Duranが選ばれました。

2020年11月16日(月)、文部科学省日本留学海外拠点連携推進事業ASEAN拠点バンコク事務所(以下、ASEAN拠点バンコク事務所)の仁井勇佑留学コーディネーターとアシスタントオフィサーのMs. Kamonrat Shenwirattanapithが来訪されました。

ASEAN拠点バンコク事務所は、岡山大学が文部科学省の日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア、旧留学コーディネーター配置事業(ミャンマー))の委託を受け、モンクット王工科大学KXビル内に事務所を2020年1月に開設したものです。
本来であれば、仁井氏は事務所の開設後直ちに留学コーディネーターとして着任するはずでしたが、新型コロナウィルスの影響でこれまでタイに入国することができず岡山大学で本事業の活動を行っておりました。
この度、ようやくタイに入国でき、ホテルでの2週間の隔離滞在を終えて11月中旬からASEAN拠点バンコク事務所での活動を開始したところです。今回は、着任の挨拶と今後のタイ国内およびASEAN地域での活動に関する情報交換のため、当センターに来られました。
当センターからは、JSPSの事業概要などについて説明し、情報交換を行い、今後、一層強力関係を深めてお互いの事業を推進していくことになりました。

2020年11月4日(月)、センター長と副センター長が着任しました。
・センター長 大谷 吉生(金沢大学名誉教授)
・副センター長 池田 勉(日本学術振興会国際企画課)

新型コロナウィルスの関係で、センター長は就任から4か月遅れての着任、副センター長は7か月遅れての着任です。
本年度は、国際協力員の派遣が中止となったため、現地スタッフのBomさんを含め3人体制です。
これから精力的な活動に努めてまいります。
引き続き、当センターへの温かいご支援をお願い申し上げます。

2020年11月1日、JSPSネパール同窓会(NJAA)が第6回シンポジウム“Use of Artificial Intelligence for National Prosperity”をウェビナーで開催しました。

シンポジウムは、Dr. Kundan Lal Shrestha(Secretary of NJAA)の開会の挨拶とNJAAの紹介で始まりました。
まず、Inaugural sessionが行われ、Chief Guest のDr. Sunil Babu Shrestha(Vice Chancellor of Nepal Academy of Science and Technology (NAST)と、以下の4名のSpecial Guestの挨拶がありました。

Special Guest:
 ・朝熊 由美子(独立行政法人国際協力機構(JICA)ネパール事務所長)
 ・吉岡 雄三(在ネパール日本国大使館・参事官)
 ・大谷 吉生(JSPSバンコク研究連絡センター長)
 ・Er. Ganesh Shah(Former Minister of Science and Technology)

Dr. Sunil Babu Shrestha, Vice Chancellor of Nepal Academy of Science and Technology

Er. Ganesh Shah, Former Minister of Science and Technology

朝熊 JICAネパール事務所長

吉岡 在ネパール日本国大使館・参事官

次に、テクニカルセッションが行われ、東京大学の大澤幸生教授が基調講演、Prof. Dr. Shashidhar Ram Joshiが特別講演を行いました。

[基調講演]
講演者:大澤幸生(東京大学・大学院工学系研究科システム創成学専攻・教授)
講演タイトル:Discovery beyond Learning as an Idea from Data Jackets

大澤幸生 教授(東京大学)

[特別講演]
Prof. Dr. Shashidhar Ram Joshi(Dean and Professor of the Institute of Engineering, Tribhuvan University, Nepal)
講演タイトル:Application of artificial intelligence in the development of Nepal with Japanese collaboration

Prof. Dr. Shashidhar Ram Joshi (Tribhuvan University)

講演終了後、Dr. Rosha Pokharel(Lead Data Scientist at IBM-AI Applications, USA)から挨拶がありました。

Dr. Rosha Pokharel(Lead Data Scientist at IBM-AI Applications, USA)

シンポジウムには約70名の参加があり、Q&A sessionでは参加者から多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に対応していました。

続いて、大谷センター長より、JSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割や同窓会、JSPSの各種国際交流事業について説明がありました。

大谷センター長

最後に、Dr. Rijan Bhakta Kayastha(President of NJAA)から閉会の挨拶があり、盛会のうちにシンポジウムは終了しました。

JSPSでは、今後も各国の同窓会や大学、研究機関と連携し、こうした国際学術交流の機会を支援してまいります。

2020年10月31日(土)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2020 “COPING WITH COVID-19 PANDEMIC”の第3回目で、今回もセントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

JAAPのDr. Renato G. Reyes会長(Vice President for Academic Affairs, Central Luzon State University)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長の挨拶の後、Dr. Laula Fermo(Bangko Sentral ng Pilipinas)が“Macroeconomic Policy Response to Covid-19 in ASEAN-5: What are emerging best practices?”の講演を行いました。

このWeb Lectureへの参加者は約380名でした。講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。
最後に、JAAP副会長のDr. Danilda H. Duran氏から挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

Dr. Laula Fermo
Bangko Sentral ng Pilipinas


Abstract of the Lecture

Preventing the spread of COVID-19 has a lot to do with pre-COVID conditions. Higher income countries’ financial response and state and quality of public health capabilities–in terms of spending on research and health needs and both fiscal and monetary stimulus alike—were comparatively larger than in emerging Asian countries, including the ASEAN-5. But income levels and the state of public health of a country is a necessary but not sufficient condition for the relative success in mitigating COVID 19’s detrimental effects. The success in bringing down cases and deaths to zero was not solely determined by income nor the magnitude of public spending or even the existing quality of public health services and vaccine research, and this can be gleaned from global rankings of responses and best practices. Effective and rapid use of NPIs; more focused, community-based testing and then contact-tracing; and fact-based communication were the main reasons identified in various studies as the determinant why several ASEAN countries were more successful in combatting the pandemic than others, even when compared to more advanced economies. Various international institutions have developed measures gauging the overall response to COVID-19 across different countries. The bases for the measure naturally affects the resulting ranking. A cobweb approach is presented in this study which can help organize and summarize the different factors being considered in these measures, the ranking of countries, and how they evolve over time. What is largely missing in many of these assessments though, is the inclusion of the role of transparent COMMUNICATION in accounting for the relative success of these ASEAN countries that have even outranked more advanced economies. We therefore propose in this study using deep linguistic analyses using an AI software as a preliminary approach to assess and add a “score” for the transparency and effectiveness of fiscal and monetary policy communication and include it as a critical success factor in the COVID-19 Government Response Index.

2020年10月21日(水)、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)が本年2回目のWebレクチャーを開催しました。

今回の講演会のテーマは「Alternatives and Prospectives of New and Renewable Energies」で、インドネシア科学院(LIPI)とJSPSバンコク研究連絡センターとの共催により行われました。

はじめに、今回のレクチャーのオーガナイザーであるLIPIのDr. Haznan AbimanyuとJAAI会長のDr. Wahyu Dwiantoによる開会挨拶がありました。

そして、以下の3名の講師が、今回のレクチャーのテーマに関して、それぞれの専門の立場から講演を行いました。
講演者と講演タイトルは以下のとおりです。

レクチャー1
講演者:伊原 学 東京工大学・物質理工学院・応用化学系(エネルギーコース)・教授
講演タイトル:Title:Development of Distributed Smart Energy System with hydrogen energy -Tokyo Tech Energy strategy collaborating with industry –

レクチャー2
講演者:Prof. Dwi Susilaningsih, Research Center for Biotechnology, LIPI
講演タイトル:Title:A Research Development of Tropical Microalgae as Source of 4 Generation Biofuel

レクチャー3
講演者:Assoc. Prof. Suntoyo, Department of Ocean Engineering, Sepuluh Nopember Institute of Technology
講演タイトル:The Potential of Ocean Renewable Energy in Indonesia

この講演会には約270名(Zoom90名、You tube180名)が参加しました。
講演後の質疑応答では、参加者から寄せられた質問に対し3名の研究者が丁寧に答えておりました。

最後に、LIPIのDr. Haznan Abimanyu氏と JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長から、講演会開催の謝辞と閉会の挨拶があり、講演会は終了しました。

2020年9月26日(土)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2020 “COPING WITH COVID-19 PANDEMIC”の第2回目で、今回もセントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

JAAPのDr. Renato G. Reyes会長(Vice President for Academic Affairs, Central Luzon State University)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長の挨拶の後、Dr. Lerma Cajuigan-Ocampo(Senior Science Research Specialist Department Of Agriculture-Philippine Carabao Center)が“Buck to Bucks project (Bulugang Kambing tulong para sa magsasaka): a PCC-RDD initiated refocused DA-BAR research output (Creating Opportunities through Value Innovations and Development-COVID response”の講演を行いました。
このWeb Lectureへの参加者は約150名でした。講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。

最後に、JAAP副会長のDr. Danilda H. Duran氏から挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

Lerma Cajuigan-Ocampo, DVSM, MAgr., PhD
Senior Science Research Specialist
Department Of Agriculture-Philippine Carabao Center

Abstract of the Lecture

The FAO-Global Action to establish Animal Genetic Resources Cryobanks for sustainable agriculture from food animals has intensified efforts to conserve germplasm not only from genetically superior breeds but has likewise opened doors for genetically diverse native farm animals with climate resiliency and prolificacy traits. However, semen collection from native animals can be difficult to achieve. A Department of Agriculture -Bureau of Agricultural Research (DA-BAR phase I and II) jointly funded research project with DA-Philippine Carabao Center resulted in the establishment of a method to recover viable/live sperm from post mortem testicular epididymis using the native goat as the animal research model with the potential technique applicable to native small ruminants and likewise for wildlife ruminant cryo-conservation. The recovered ‘epididymal sperm’ were found physiologically fertile in vitro and were therefore preserved frozen at cryogenic temperature of negative 196°C. The frozen epididymal sperm were later used for Artificial Insemination of Boer female goats at PCC terminating in full term pregnancies with 1 male and 3 female ‘Epid kids’ born in February 16, 2019. The first born ‘Kuyang Epid buck’ is now a proven sire and has four male bucks born between December 2019 and February 2020. In support to the Department of Agriculture’s immediate intervention ALPAS covid-19 (Ahon Lahat PAgkaing Sapat) kontra covid, the Buck to Bucks project (Bulugang kambing tulong sa Magsasaka) was launched in July as a component of the DA-PCC’s Creating Opportunities through Value Innovations and Development project (COVID) response. In close coordination with the Local Government Unit of a municipality in close proximity to DA-PCC an Epid buck will be entrusted to a farmer to breed his estrus synchronized native goats in order to produce kids with improved bloodline or a better version of the dam. Once the goats are confirmed pregnant by ultrasonography a month later, the Epid buck will be transferred to the next goat farmer identified by the LGU for the same purpose and to the next farmer and so on. Overall, the project aims to roll out goat reproductive biotechnology research outputs to local communities for enhanced goat production efficiencies thus augmenting the farmer’s income and supplying the food chain amidst the current pandemic situation.

2020年9月14日(月)、JSPSマレーシア同窓会(JAAM)がJSPSバンコク研究連絡センターとAcademy of Science Malaysia(ASM)との共催でJAAM-JSPS-ASM Symposium を開催しました。

今回のテーマは“Dynamics, Diversity & Future Research -Bridging Science, Technology, Engineering and Mathematics Researcher from Japan and Malaysia-“で、シンポジウムはJAAMのDr. Abe Woo Sau Pinnの開会挨拶で始まりました。

Dr. Abe Woo Sau Pinn

はじめに、Prof. Datuk Dr. Asma Ismail(President of JAAM, President of Academy of Science Malaysia)から、 “Post-COVID Economic Recovery Plan via Impact-driven Research: Malaysian 10-10 Science, Technology, Innovation and Economy Framework”と題した基調講演を行っていただきました。

次いで、京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)の伊佐正教授からは“The Goal of the New WPI Institute of Kyoto University, WPI-ASHBi”と題して、ASHBiの拠点活動に関する基調講演が行われました。

そして、3人目の基調講演者である東北大学材料科学高等研究所(AIMR)の水藤寛教授からは、“Research Activities in WPI_AIMR – Mathematics Collaborating with Material, Environmental and Medical Sciences”と題して、AIMRの拠点活動に関する講演が行われました。

この講演会には約50名が参加し,講演後の質疑応答では、参加者から多くの質問寄せられていました。
最後に、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長、そして、JAAMのDr. Abe Woo Sau Pinn氏から閉会の挨拶があり、講演会は盛況のうちに終了しました。

大谷センター長

2020年8月29日(土)、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。
このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2020 “COPING WITH COVID-19 PANDEMIC”の第1回目で、セントラル・ルザン州立大学(Central Luzon State University)国際室の協力を得て行いました。

JAAPのDr. Renato G. Reyes会長(Vice President for Academic Affairs, Central Luzon State University)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長の挨拶の後、Dr. Maricar Prudente(Science Education Department, De La Salle University)が“Using Action Research in Evaluating Online Learning Modules”の講演を行いました。

このWeb Lectureへの参加者は約210名でした。講演終了後は多くの質問が寄せられ、講演者は丁寧に質問に答えていました。
最後にJAAP副会長のDr. Danilda H. Duran氏から挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。

Prof. Maricar S. Prudente, PhD
Professor, De La Salle University
Former President, JAAP

Abstract of the Lecture

The COVID-19 pandemic is currently putting the education system to the test by forcing face-to-face learning environments to quickly move online. Hence, it becomes the responsibility of teachers to design online learning modules (OLMs) that will serve as main resource for students to acquire the necessary competencies (in terms of knowledge, skills and attitudes) and become self-directed learners. This talk intends to provide information and guidance on how teachers may use the action research process in evaluating the efficacy of the OLMs they have designed and implemented in their classes.

2020年7月24日(金)、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)がWebレクチャーを開催しました。

今回の講演会のテーマは「Managing COVID-19 Pandemic – Experience from Japan and Lesson Learned for Indonesia」で、インドネシア科学院(LIPI)とJSPSバンコク研究連絡センターとの共催により行われました。

はじめに、今回のレクチャーのオーガナイザーであるLIPIのDr. Herry YogasawaraとJAAI会長のDr. Wahyu Dwiantoによる開会挨拶がありました。

Dr. Herry Yogasawara


Dr. Wahyu Dwianto

そして、以下の3名の講師が、日本におけるこれまでのコロナウィルス対策、そして、現在の状況などについて、それぞれの専門の立場から講演を行いました。
講演者と講演タイトルは以下のとおりです。

レクチャー1
講演者:堤 敦朗 金沢大学・人間社会環境研究科・教授
講演タイトル:Overview of COVID-19 in Japan

堤 敦朗 教授

レクチャー2
講演者:Syarifah Aini Dalimunthe, M.Sc Nagoya University, Researcher at the Research Center for Population – LIPI
講演タイトル:Japan and COVID-19
  -Was it a success or a premature victory lap?-

Syarifah Aini Dalimunthe, M.Sc

レクチャー3
講演者:Firman Budianto, M.A. Researcher at the Research Center for Area Studies – LIPI
Title:Managing COVID-19 in Japan -What to Note?-

Firman Budianto, M.A.

この講演会には約140名が参加しました。
講演後の質疑応答では、参加者から寄せられた質問に対し3名の研究者が丁寧に答えておりました。

最後に、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷センター長から、講演会開催の謝辞と閉会の挨拶があり、講演会は終了しました。

大谷センター長

令和2年度「卓越研究員事業」の公募が公表されました。
本事業は、若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できる環境を、産業界を通じて実現するとともに、産業界をはじめとして若手研究者が活躍し得る新たなキャリアパスを提示することを目的として、文部科学省において実施する事業です。

本事業では、優秀な博士人材の採用を希望する研究機関からポストを提示していただき、並行して当該ポストに就きたい若手研究者からの申請を受け付けます。申請のあった若手研究者の中から、文部科学省が優秀な人材を「卓越研究員候補者」として選考し、「卓越研究員候補者」とポスト提示機関との当事者間交渉の結果、提示されたポストに「卓越研究員候補者」が採用された場合に、「卓越研究員」として支援を行う事業です。

申請者(若手研究者)の申請期間は、令和2年3月23日(月)10:00~4月23日(木)17:00 (日本時間)です。
※申請開始日は変更になる場合があります。
※申請要件等については公募要領をご確認ください。

令和2年度の研究機関からの提示ポストは、下記ウェブサイトにて公開しています。
令和2年度提示ポスト:https://www.jsps.go.jp/j-le/post_list.html

【主なスケジュール】
2月下旬~ ポスト公開開始
3月23日 若手研究者の申請開始
4月23日 若手研究者の申請締切
5月~6月 候補者選考に係る審査
7月上旬  選考結果の通知(卓越研究員候補者の決定)
7月上旬  当事者間交渉(候補者の決定前に連絡が必要なポストもあります。詳細はポスト情報を確認してください。)
10 月以降   卓越研究員の決定、採用機関において卓越研究員としての研究活動開始

ご興味のある方は、下記ウェブサイトにアクセスし、公募要領等をご確認ください。
日本学術振興会卓越研究員事業HP:https://www.jsps.go.jp/j-le/index.html
文部科学省卓越研究員事業HP:https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm


2020年3月9日(月)、在タイ日本国大使館で第23回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

講演会では、以下の2つの講演が行われました。

■「大阪大学のASEAN地域での取り組み概要」
久田 均 
大阪大学特任教授・ASEAN拠点長

久田先生のご講演では、大阪大学の教育・研究・大学経営などの幅広い分野における将来ビジョンを、「Openness」をキーワードにご説明いただきました。
また同大学では、指定国立大学として、留学生が在学生に占める割合が増加するよう、カリキュラム改善や英語試験の導入など、引き続き取り組みを進めていく見通しです。久田先生は、広報活動をはじめとして、ASEAN地域における、大阪大学のプレゼンス向上に努めたいと力を込められていました。

■「大学職員の国際化」
臼井 真希 
日本学術振興会バンコク研究連絡センター国際協力員

臼井国際協力員の講演では、三重大学の学部構成にはじまり、同大学の研究教育の特徴を説明しました。さらに、ご自身が参加されているJSPSによる国際学術交流研修について、自分の経験を交えながら詳しく説明されていました。
臼井さんからは、国際学術交流研修は、自分のキャリアにプラスになり、大変感謝しているとコメントがありました。国際交流に関する幅広い見識と高度な実務能力を身につける機会として、ぜひ今後も、大学には若手職員にチャレンジの機会を与えてほしいと仰っていました。

続く連絡会では、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)の中井由子職員から、同センターの活動概要と、カンボジアでの日本留学フェアについて紹介がありました。

さらに、世界中で感染が広がっているコロナウィルスに対する各大学の対応について、出席者同士で情報交換を行いました。
会場では、こういった機会を利用して、今後も情報交換をしていきたいという声が聞かれました。

2020年3月9日、山口大学学生支援部国際交流課の斉藤康平主任、上田眞広職員が当センターをご訪問されました。

山口大学は、カセサート大学に、山口大学バンコク国際連携オフィスを設置し、山口大学への留学支援や、海外同窓会タイ支部の活動支援を行っています。

お二人は、同オフィスの活動に関する打ち合わせや、新たに設置されたテレビ会議システムの活用状況確認のためにタイに出張され、その折に当センターにもお立ち寄りくださいました。

この日は、新型コロナウイルス感染症について、日本の大学の対策状況と、東南アジア諸外国の対策状況に関して情報交換することが出来ました。
現在、感染症の拡大防止の観点から、日本の大学では留学生の受け入れ・送り出しに慎重にならざるを得ない状況が続いています。山口大学でも同様であり、この状況の中で、大学の国際化という目標をどのように達成していくのか、悩ましく思っていると仰っていました。
 
当センターからは、学術等、タイに関する最新の情報をお伝えしました。
また、斉藤主任は2017年度、上田職員は2018年度に国際学術交流研修を修了されており、当センターより、同研修の実施状況についてもお伝えすることが出来ました。

斉藤主任(左から2人目)、上田職員(左から3人目)

2020年2月27日、大阪大学微生物病研究所の照内研究協力係長、山根職員、辻職員が当センターを来訪されました。
大阪大学は、タイの保健省の協力のもと、「日本・タイ感染症共同研究センター」をタイ国内に設置しており、大学や学術機関と、積極的な交流を図っています。辻職員は現在、同センターにて勤務されています。

今回皆様は、タイにおける学術情勢の確認やタイに拠点を持つ日本の研究機関等の情報収集および表敬訪問を兼ねて当センターにお立ち寄りいただきました。
 
当センターからは、JSPSの概要からはじまり、JSPSの国際事業、および海外研究連絡センターの業務についてご説明させていただきました。
また、タイに事務所を構える日本の大学で構成される在タイ大学連絡会(JUNThai)や、各大学のタイにおける活動状況等についてお伝えしました。

今回ご訪問頂いた方々は、JSPSの事業について理解を深める機会となったとともに、情報交流等を通して、今後もJSPS等と交流を深めていきたいと仰っていました。

照内係長(左から3人目)、辻職員(同5人目)、山根職員(同6人目)

2020年2月27日(木)、関西大学政策創造学部国際アジア法政策学科の西澤希久男教授が当センターを訪問されました。

西澤教授はこれまで何度も当センターをご訪問いただいており、前回は『障がい者の法的能力』に関する現地調査のためタイにご出張された折に当センターにお越しいただきました。

西澤教授は、アジアの法律、特にタイの法律の専門家でいらっしゃいます。今回は憲法に関する研究資料収集のために来タイされたとのことでした。

西澤教授(左から2人目)

2020年2月18日(火)・19日(水)、Arnoma Grand Bangkokで2019年度第6回JSPSタイ同窓会理事会・年次総会、BRIDGEフェローシップ報告会、HOPEミーティング報告会及び論博メダル授与式を開催しました。

このイベントは例年2月に開催しているJSPS-NRCT-JAAT共催セミナーに日程を合わせて開催しているものです。JSPS本部から出張中の増子副理事、小野係長、山上係員、土井国際協力員もオブザーバー参加しました。

今年度第6回のJAAT理事会はセミナー1日目の午後に行われました。
Dr. Porphant会長の司会進行の下、2019年度の活動報告及び2020年度の活動計画等について議論を行いました。

JAAT理事会

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2月19日(水)の午後、JAAT年次総会、BRIDGEフェローシップ報告会、HOPEミーティング報告会及び論博メダル授与式が開催されました。

まずは2018年度に外国人研究者再招へい事業(BRIDGE)により東京大学で研究を行ったDr. Ubonrat Siripatrawan (Associate Professor, Department of Food Technology, Faculty of Science Chulalongkorn University) が研究報告を行いました。
Dr. Ubonratは2008年から2010年までJSPSの外国人特別研究員として東京大学で研究をされていました。

Dr. Ubonrat Siripatrawan

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続いて2018年度の第11回HOPEミーティングに参加されたDr. Pongsathorn Dechatiwongse Na Ayuthaya (Assistant Professor, Walailak University) より、報告がありました。参加された第11回HOPEミーティングにはアフリカ・アジア太平洋地域の19の国・地域から104人の若手研究者の参加がありました。Dr. Pongsathornは、ノーベル賞受賞者から研究内容のみでなく、研究者としての心構え等についても話を聞ける貴重な機会を得られたこと、また、様々なバックうラウンドを持つ研究者とネットワークを作ることができたとご報告されました。

Dr. Pongsathorn Dechatiwongse Na Ayuthaya

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論博メダル授与式では、2018年度に明治薬科大学で論文博士号を取得されたDr. Vanida Prasert (Sirindhorn College of Public Health) より、日本で行った研究についてご紹介頂きました。
Dr. Vanidaのプレゼン終了後、JSPS論文博士号取得希望者に対する支援事業修了者にお渡ししている記念メダルを増子理事から、JSPS同窓会バッジをJAAT会長のDr. Porphantから贈呈しました。

Dr. Vanida Prasert (右)、増子副理事(左)

Dr. Porphant Ouyyanont(左)

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最後に行われたJAAT年次総会は、1年に一度全同窓会員に参加を対象とするもので、今回は約30人の出席者がありました。
Dr. Kittisakから2019年のJAATの活動報告と会計報告、また、2020年の活動計画について発表がありました。

Dr. Kittisak Sawanyawisuth

集合写真

最後にDr. Porphant会長、増子副理事及び山下センター長が閉会の挨拶を述べ、イベントは締めくくられました。

Dr. Porphant Ouyyanont

増子副理事

山下センター長

2020年2月18日(火)、19日(水)、Arnoma Grand BangkokでNRCT-JSPS-JAAT共催セミナー “Sustainable Development Goals (SDGs) in Thailand and Japan” を開催しました。
(プログラムは、こちら

このセミナーはタイ学術研究会議(NRCT)、JSPSタイ同窓会(JAAT)、そしてJSPSバンコク研究連絡センターが毎年2月に協力して開催しているものです。今年のメインテーマは「日タイにおけるSDGs(持続可能な開発目標)」です。日本からの講演者が合わせて5名登壇し、出席者は両日とも100名を超えるなど、大変盛況となりました。

冒頭では以下4名に開会の挨拶をいただきました。

1. Professor Dr. Sirirurg Songsivilai, Executive Director, National Research Council of Thailand (NRCT)
2. 増子則義氏(日本学術振興会副理事・国際事業部長)
3. Professor Dr. Porphant Ouyyanont, President, JSPS Alumni Association of Thailand (JAAT)
4. 川村博司氏(在タイ日本国大使館次席公使)

その後、第1部として、基調講演者の沖大幹教授(東京大学総長特別参与・東京大学未来ビジョン研究センター教授)に “SDGs for Academia in Japan” と題してSDGsの基本的な考え方から、日本におけるグッドプラクティスの事例紹介、および国際協力のあり方など、幅広くご講演いただきました。

さらに、基調講演者のAssociate Prof. Dr. Orasa Suksawang(BEBC En SAFE Life Foundation議長)に“Overview of UN SDGs System and a Case of “Two-goal Action for All” Strategy for 17 SDGs in Thailand”)と題してご講演いただきました。

続けて第2部として、“Exchange Forum on the Contributions of Japanese and Thai Projects to SDGs.”をテーマに、以下の5名の方々にご講演を頂きました。

1. 柴田晃教授 (総合地球環境学研究所 (RIHN))
2. 鐘ヶ江秀彦教授 (立命館大学政策科学研究科)
3. Mr. Rangsan Kampiranont (Vice Governor of Nakhon Phanom)
4. Assoc. Prof. Dr. Suraphong Lorsomradee (Chiang Mai University)
5. Mr. Phusit Sanesupar (Farmer/Teacher of Mahachai Withayakom School)

2月19日には、セミナーの第3部として“Education for Sustainable Development (ESD)”と題して、以下の4名の方々に、ご講演をいただきました。
1. 佐藤真久教授(東京都市大学)
2. 生田博子准教授(九州大学)
3. Asst. Prof. Dr. Athapol Anuthavorasakul (Faculty of Education Chulalongkorn University)
4. Prof. Dr. Worsak Kanok-Nukulch (Chulalongkorn School of Integrated Innovation)

各講演の後には質問も多く挙がり、SDGsに対する関心の高まりと、日本の研究者との国際共同研究に対する期待を感じることが出来ました。

2020年2月13日(木)、JSPSバンコク研究連絡センターで令和2年度外国人研究者再招へい事業(BRIDGEフェローシップ)の選考委員会を開催しました。

同事業は、本会の外国人特別研究員事業等に採用されて来日し、日本での研究活動を終了した外国人研究者が対象です。
該当の研究者に対して、再度来日し、日本人研究者との研究協力関係を形成・維持・強化する機会を提供します。
(※同事業はJSPS同窓会の正規会員が対象です。)

選考は、各国のJSPS同窓会で組織された選考委員会が行い、JSPS本部に推薦を行う形をとっています。

今年は8名から申請書の提出があり、選考委員会での議論の結果、2名をJSPS本部へ推薦することとなりました。

2020年2月12日、会津大学の光永祐司准教授が当センターを来訪されました。
会津大学は1993年4月に開学した、日本で最初のコンピュータ理工学専門の大学です。同大学は、2019年9月から会津大学ロボットテストフィールド研究センターを始動し、ロボット開発等に強みがあります。
また、スーパーグローバル大学創成支援プログラムに採択されており、活発に活動を行っています。

会津大学では、学生が海外でインターンシップを行うプログラムがあり、現在インターンシップ先にタイの企業を含めることを検討しているそうです。
光永准教授は、このたびタイの企業や関係大学等と打ち合わせを行うために来タイされ、当センターには、タイに拠点を持つ大学の情報や、タイの学術界の状況等について、情報交換を行うためお立ち寄りくださいました。

さらに2020年3月18日(水)にバンコク市内で開催される、スーパーグローバル大学創成支援プログラムの成果発表を兼ねたグローバルワークショップに関してご案内をいただきました。(詳細はこちら

当センターからは、タイに事務所を構える日本の大学で構成される在タイ大学連絡会(JUNThai)や、各大学のタイにおける活動状況等についてお伝えしました。

当センターは、今後も東南アジアで取り組みを行う大学等に対して、情報提供等支援を行ってまいります。

※2020年3月4日追記:本文中で紹介しております「会津大学グローバルワークショップ2020」については、新型コロナウイルスの影響により開催中止となった旨、会津大学より連絡がありました。

光永准教授(左から2人目)

2020年2月6日、東京都立産業技術研究センター(TIRI)の奥村次徳理事長ほかが当センターを来訪されました。
TIRIは東京都青梅に本部を置き、産業技術に関する試験、研究、普及および技術支援等で東京都内中小企業の振興を図っています。また中小企業が活用できる、技術シーズの創出にも力を入れているということでした。

このたび、今後の事業計画策定に際して、海外における支援のあり方について情報収集をするためにタイにご出張されたそうです。
この日は、ご挨拶と情報収集のために当センターにもお立ち寄りくださいました。

当センターからは、JSPSの沿革から始まり、国際事業について、幅広く情報をご提供いたしました。奥村理事長は、長年JSPS事業にご協力いただいておりますが、拠点形成事業では、タイの大学との交流が多く実施されており、ご関心を寄せてくださったようでした。また、論文博士号取得希望者に対する支援事業では、タイの博士号取得者が、アジア諸国内第1位であることをお伝えしました。

TIRIでは、海外支援のあり方について検討を進めているそうで、この日は、タイにおける産学連携の可能性について、活発な意見交流等を行うことができました。

奥村次徳理事長(中央)他御一行

2020年1月30日、岡山大学のASEANバンコク事務所の開所式典が開催され、当センターから、山下センター長、冨山副センター長、臼井・濱端国際協力員が出席しました。

岡山大学は、文部科学省の受託事業である「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」の実施校に採択されています。留学意欲の旺盛な東南アジアの機運を取り込み、これまでも、岡山大学日本留学情報センター(OJEIC)をミャンマーに設置しています。

今回の式典の冒頭では、木村邦生 国際担当副学長が挨拶を述べました。
その中で、バンコク事務所の開所にあたり関係各所の協力をいただいたことへの感謝を述べられました。また、多くの来場者をいただき、この日を迎えられたことを誇りに思うと仰っていました。

引き続き、来賓の方々の挨拶がありました。

日本大使館の久芳一等書記官の挨拶の中では、日本とASEANは長年協力関係にあり、それは経済だけでなく、学術や文化交流など多岐にわたることに言及がありました。そして国際状況は変化しており、このなかで、各国の協力関係の重要性が増していると仰っていました。
学生交流は、学生個人でなく、大学同士の交流といえるため、学生同士の交流が、最終的に国家同士の、更なる友好関係に繋がるよう期待していると述べられました。

JSPSバンコクオフィスも、岡山大学ASEANバンコク事務所より記念品を頂戴し、式典を通して、多くの方々とネットワーキング、および情報交換する機会に恵まれました。

今回の式典には、タイ国内外を問わず、非常に多くの出席者を集め、盛会のうちに終了しました。

2020年1月29日(水)、タイ南部ハート・ヤイに位置するプリンス・オブ・ソンクラー大学(PSU)でJSPS事業説明会を実施しました。PSUは1967年設立のタイ南部初の国立大学で、5つのキャンパスで構成されます。今回訪れたハート・ヤイがメインキャンパスです。

今回の説明会は、在タイ日本国大使館主催の地方留学説明会に合わせて開催されました。
今回は、説明会に先立ち、在タイ日本国大使館の小林茂紀 広報文化部長および説明会参加大学とともに、PSUのDr. Niwat Keawpradup学長を表敬訪問する機会にも恵まれました。Dr. Niwat Keawpradup学長は、自身も千葉大学で過ごした時期があり、日本留学には強い思い入れがあるそうです。
さらに参加者からは、タイ王国元日本留学生協会(OJSAT)への加入について呼びかけがありました。JSPSプログラム経験者であっても、条件が合えば加入が出来るため、ぜひ加入を検討して欲しいということでした。

その後、場所を移し、JSPSと国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が合同で、事業説明会を開催しました。
冒頭でAssoc. Prof. Praneed Songwathana, RN, PhD に歓迎の挨拶をいただきました。PSUは国際共同研究の推進を掲げており、日本との協働にも関心を寄せているということでした。

フォトセッションを挟み、冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。


そして、Core-to-Coreプログラム、および日本学術振興会外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)経験者ののDr. Vannarat Saechanに、ご自身の経験をご講演いただきました。ご自身はバクテリアに関する研究を進められており、サンプル収集やプレゼンテーション発表の機会を通して、東北大学や北海道大学の研究者と交流した経験があるということです。
ご講演の中では、JSPS事業の申し込み方法に関して、実際にインターネット上の申し込みページを操作しながら、参加者に分かりやすく説明していました。

参加者からの質問には、JSPSプログラムの採択には、テーマや大学ごとの偏りはあるのかなど、具体的で強い関心がうかがえるものが多く聞かれました。

その後、JSTシンガポール事務所の小林義英チーフから、JSTの沿革や、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)など、JSTの国際事業をご説明されました。こちらも、参加者からの関心が高く、みな熱心に耳を傾けていました。

今回の参加者は15名ほどでしたが、日本の国際学術交流事業についての情報提供や、率直な質疑応答を行う絶好の機会となりました。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。
今回は、当センターの活動報告に加えて、「Diversification of Student Mobility and the Role of UMAP(多様化する教育交流とUMAPの役割)」と題し、東洋大学国際学部教授、UMAP国際事務局事務次長の芦沢真五先生にご寄稿いただきました。

「バンコクの風 2019 Vol.3」

2020年1月21日、九州大学の吉嶺加奈子学術研究員が当センターを来訪されました。

吉嶺さんは、日本学術振興会の特別研究員(PD)でいらっしゃいます。
日本語教育を中心に、eラーニングを通じた教育設計に関する研究を進めていらっしゃるということです。

この度、ご自身の講座が、タイのオンライン大学で開講されたため、効果実証のためにタイのパヤオ大学へお越しになりました。その折に、当センターにもお越しになったということです。
タイのオンライン大学は、日本に比べると発展途上であり、ご自身の研究を通して、少しでも発展に貢献したいと仰っていました。

吉嶺学術研究員(左から2人目)

2020年1月20日(月)、今年度第5回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年11月6日開催)のJAAT理事会の議事録の承認
2. JAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナー ”Sustainable Development Goals (SDGs) in Thailand and Japan ” の詳細について
3. 外国人研究者再招へい事業 について

特にJAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナーに関して、3者合同で詳細を検討する場はこれが最後ですので、入念にチェックを行いました。出席者全員が力を合わせ、意義深いセミナーになるよう、力を合わせていくことで一致しました。

さらに、JSPSのカウンターパートであるNRCTの、Ms. Tiwa Ngaowichitが、正式に国際部長に昇進されましたので、その場の全員でお祝いしました。

次回のJAAT理事会は、上記セミナー当日、2020年2月18日に開催予定です。

 

2020年1月16日、任意団体野毛坂グローカルの奥井利幸代表と、ALL NIPPON INNOVATIONのPolicy Maker & Director富樫泰良さんが当センターをご訪問されました。

野毛坂グローカルは、タイ国ブンイトー市における本格的なデイケア/デイサービスセンターの設立について、タマサート大学とともにノウハウ提供等、全面的な協力を行っています。タイでは、社会保障制度が未熟ななか急速な高齢化が進んでいると見られ、同団体のこの取組には注目が集まっています。

富樫さんは、慶應義塾大学の学生でありながら、社会人として様々な事業を手掛けています。富樫さんは、若者たちがもっとASEAN地域に飛び出し、各国のハングリー精神に学ぶようになれば、彼らはもっと成長していけるのではないかと仰っていました。

当センターからは、JSPSの概要や、論文博士号取得希望者に対する支援事業をはじめとする国際事業について説明を行いました。

富樫さん(左から3人目)、奥井代表(同4人目)

2020年1月14日(火)、タイ南部スラタニーに位置するスラタニー・ラジャパット大学(SRU)でJSPS事業説明会を実施しました。今回の説明会は、JAAT(JSPS Alumni Association of Thailand)会長である、Prof. Dr. Porphant Ouyyanontのご紹介、並びにSRU経営協議会委員のProfessor Dr. Chutima Sacchanandのご協力で実現しました。
同大学でははじめての実施です。今回は50名近い出席者があり、JSPSの国際事業への強い関心を感じることができました。

始めにAsst. Prof. Dr. Wattana Rattanapro, Acting Presidentより歓迎の挨拶がありました。挨拶の中では、研究の専門性や実用性、そして教育の質が高めるため、今後も活発に国際交流を行っていきたいと仰っていました。

その後のフォトセッションを挟み、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

そして、JSPS外国人特別研究員事業 経験者のProf. Dr. Porphant Ouyyanontに、ご自身の経験をご講演いただきました。JSPSの事業を通して、国際レベルの専門性、および研究者同士のつながりを構築してほしいと、出席者に強くアピールされました。

JSPSバンコク研究連絡センターでは、今後も事業説明会等を通して、情報提供に努めてまいります。

2020年1月10日、慶應義塾大学の中山泰徳理工学部管財課長が当センターを来訪されました。

中山課長は、慶應義塾大学独自の研修プログラムを利用して、ASEAN地域を中心とした学術分野等の情報収集を行っていらっしゃいます。この日は、当センターに、ご挨拶と情報交換のためにお立ち寄りくださいました。

中山課長からは、タイの大学を視察した際の様子をお話しいただきました。ここ最近、タイの大学の設備環境は格段に良くなっているという印象を受けたそうです。これは、国全体が急速に経済発展を遂げたためであり、慶應義塾大学としても、タイをはじめとするASEAN諸国と、対等なパートナーとして交流関係を深めていきたいと仰っていました。

当センターからは、拠点形成事業などのJSPS国際事業についてご紹介しました。とくに論文博士号取得希望者に対する支援事業については、中山課長もかねてよりご関心を寄せていらっしゃったそうで、ASEAN地域における、研究者による当事業の利用状況などをお伝えしました。

中山理工学部管財課長(左から2人目)

2019年12月20日(金)、在タイ日本国大使館で第22回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

第1部の講演会では、以下の2つの講演が行われました。

■「東海大学の国際活動の歴史と外地機関のオペレーション」
田中 久美子 
東海大学グローバル推進本部海外連絡事務所アセアンオフィス・地域統括

田中さんの講演では、東海大学が他大学に先駆けて、冷戦下にあったロシア(ソ連)と交流を深めたことをご説明されました。(詳しくはこちら
さらに東海大学の海外機関についてもご説明されました。東海大学ヨーロッパ学術センターでは、宿泊施設を備えており、同大学の教員との共同研究に利用することが出来るということです。
最後に田中さんから、東海大学は、今後も幅広い国際事業を進める予定であり、これからも世界に貢献する大学であり続けたいとメッセージを発信されました。

■「東北大学の概要と国際展開について」
濱端 悠祐 
日本学術振興会バンコク研究連絡センター国際協力員

濱端国際協力員からは、東北大学の歴史や設立の理念からはじまり、指定国立大学として指定された同大学の成長戦略などを、研究および教育の視点から幅広く紹介しました。
特に、日本人学生の留学促進を目指して導入され、いまや同大学の特色となったSAP(Study Abroad Program)の取り組みや、新青葉山キャンパスに設置が計画されている次世代放射光施設については、JUNThai 参加大学のなかでも際立った取り組みであり、東北大学の今後の発展を考える上で非常に参考になったという声が聞かれました。

第2部の連絡会では、JSPSバンコク研究連絡センターより、「JSPSバンコク研究連絡センター設立30周年記念・NRCT-JSPS-JAATセミナー」について開催に関する情報を提供させていただきました。
今年度は2月18・19日に、バンコク市内で開催予定です。皆様のご参加をお待ちしています(詳細は後日、JSPSバンコク研究連絡センターのウェブサイトにてお知らせします)。

2019年12月17日(火)、タイ国立科学技術開発庁(NASTDA)で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とJSPSが、合同で事業説明会を実施しました。

最初に、Dr. Lily Eurwilaichitr, Vice Presidenから歓迎の挨拶があり、科学やイノベーションの発展には、国内だけではなく、海外の研究者との活発な議論や国際協力が必要不可欠であると言及がありました。
そして、JSPSおよびJST が、それぞれの国際事業について説明してくれることは、タイの研究者にとっても、国際研究を進める大きな手がかりとなるとお話しされました。

続いて、山下センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。説明の中では、バンコク研究連絡センターは、タイ国内の大学での事業説明会を大変重視しており、これからも関係強化に努めたいことをお伝えしました。
また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

次に、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業(論博事業) 経験者のDr. Seksan Papong に、ご自身の経験をご講演いただきました。

論博事業に対する支援事業の概要や応募方法ついて、ご自身で作成した図表を使いながら、丁寧にご説明されました。
同氏は、東京都市大学で、環境問題に関係する研究を行ったそうです。プレゼンテーションのなかでは、論博事業のサポートの中で、世界中の研究者とのネットワークを築くことができ、また日本で所属していた研究室との繋がりが、いまでも発展的に続いていると仰っていました。

最後に、JSTシンガポール事務所の小林義英チーフが、JSTの沿革や、サトレップスなど、JSTの国際事業をご説明されました。情報量の多いプレゼンテーションで、参加者も熱心に聴き込んでいました。

    
JSPSバンコク研究連絡センターでは、今後も事業説明会等を通して、情報提供に努めてまいります。

2019年12月16日、岡山大学の仁井勇佑国際部国際企画課職員が当センターを来訪されました。

岡山大学では、文部科学省より日本留学海外拠点連携推進事業のASEAN地域に採択され、ミャンマーに留学コーディネーターを配置しています。
この日は、タイにも留学コーディネーターを配置する計画があるということで、タイの学術動向について調査するために当センターにお越し下さりました。

当センターからは、JSPS国際事業についてご説明いたしました。
また、現地駐在に関する生活情報なども提供させていただきました。

仁井国際企画課職員(左から2人目)

2019年12月12日、九州工業大学の松浦文明学務課課長および福島久美子職員が当センターを来訪されました。

今回お二人は九州工業大学で実施している学生インターンシッププログラムの受け入れ先企業訪問、サテライトキャンパス設置準備等の用務で来タイされ、その際に当センターにもお越しいただいたものです。

九州工業大学は近年、学長のリーダーシップのもと、国際化に向けた様々な取り組みを行っています。この日は「学生の国際化」「職員の国際化」という観点から、海外インターンシップをはじめとした海外派遣プログラムや職員の海外研修プログラム等を紹介していただきました。
当センターでも同プログラムの中で九州工業大学の学生受け入れを行っています。こうした同大学の取り組みは着実にその成果を出しており、すでに海外派遣者は全体の60%を超えたそうです。

当センターからはJSPSが実施している国際学術交流研修の紹介や、タイにおける日本の大学の取り組み等について説明させていただきました。

福島職員(左から2人目)、松浦学務課課長(同3人目)

2019年12月12日(金)在ミャンマー日本国大使館を表敬訪問し、細野淳一参事官と広報文化班の堀口昭仁二等書記官(教育、文化、スポーツ担当)と面談を行いました。

始めに山下センター長から前日11日(木)にヤンゴン大学およびヤンゴン工科大学で実施したJSPS事業説明会(当日の様子はこちら→ヤンゴン大学およびヤンゴン工科大学)について報告するとともに、論文博士号取得希望者に対する支援事業等のJSPS国際事業についてご説明しました。また、タイにおける日本の大学の拠点の活動についてもご紹介させていただきました。

細野参事官と堀口書記官からはミャンマー高等教育事情について情報提供いただきました。ミャンマーの教育省(教育や科学技術を所管)や大学には幹部職員も含めて留学経験者が多く、近年はミャンマーと日本の大学間交流が進みミャンマーから日本への留学生数も増加傾向にあるとのことです。

また、ミャンマーには文部科学省の日本留学海外拠点連携推進事業の委託を受けた岡山大学日本留学情報センター(OJEIC)があり、大使館も連携しているとのことでした。

現時点では研究交流というよりは留学先として日本に関心を持つ方の方が多いということでしたが、今後ますます両国の学術交流が発展することが見込まれます。
当センターも継続的にミャンマーでの事業説明会を実施していきたいと考えています。

左から臼井国際協力員、堀口書記官、山下センター長、細野参事官、濱端国際協力員

2019年12月11日(水)、ミャンマーのヤンゴン大学で、ヤンゴン大学設立100周年事業としてJSPS事業説明会を実施しました。今回は前回2018年1月に引き続いての実施で、多くの研究者の方に参加いただきました。

はじめにDr. Pho Kaung学長より開会の挨拶がありました。挨拶の中では、参加者に対して、JSPSの国際事業を利用し、ぜひ自らの研究者人生を飛躍させてほしいとメッセージを送っていらっしゃいました。

その後、山下センター長よりJSPSの沿革や同窓会組織について紹介しました。その上で、JSPSは、若い研究者のサポートに力を入れていること、およびミャンマーでも将来的に同窓会を立ち上げてほしい旨をお伝えしました。
臼井国際協力員と濱端国際協力員からは、JSPSの国際事業に関するプレゼンテーションを行いました。

出席者の多くはメモを熱心に取っており、JSPSの国際事業に対する期待や関心の高さを感じることが出来ました。

2019年12月11日(水)、ミャンマーのヤンゴン工科大学でJSPS事業説明会を実施しました。今回は前回2018年1月の実施以来4度目の事業説明会となります。今回は参加者を博士課程学生と教員に限っていたにもかかわらず70人以上の参加者がありました。

集合写真

始めにDr. Myint Thein学長より開会の挨拶がありました。挨拶の中では昨年に続きJSPSの事業説明会を開催できることは喜ばしく、特に若い研究者にとって日本で研究を実施する良い機会となって欲しいとの言及がありました。

Dr. Myint Thein

その後、フォトセッションを挟んで山下センター長より日本の科学技術政策やJSPSの組織、バンコクセンターの活動概要について紹介した後、臼井国際協力員と濱端国際協力員よりJSPSの国際事業を説明しました。

山下センター長

臼井国際協力員

濱端国際協力員

質疑応答では外国人研究者招へい事業論文博士号取得希望者に対する支援事業を中心に多くの質問がよせられました。

2019年12月6日(金)、在フィリピン日本国大使館を表敬訪問し、同大使館広報文化班の田口利行専門調査員と面談を行いました。

フィリピン大使館には外国人研究者再招へい事業の審査にご協力ただいています。
今回は日ごろのお礼とご挨拶を兼ね、12月5日に開催されたJSPSフィリピン同窓会(JAAP)主催の国際カンファレンス(当日の様子はこちら)に出席した翌日に表敬訪問をさせていただいたものです。

面談ではまず山下センター長がJSPSバンコクセンターの活動、JSPSの国際事業およびJSPSフィリピン同窓会についてご紹介しました。

田口専門調査員からはフィリピンから日本への留学生の動向や同大使館の広報文化センター(Japan Information and Culture Center:JICC)の活動をご紹介いただいた他、フィリピンで活動している様々な訪日経験者による同窓会についてもご紹介いただきました。フィリピンではJSPS同窓会の他にもJICA事業経験者同窓会や、日本留学経験者による複数の同窓会があるほか、それらの連盟であるPHILFEJA(The Philippines-Japan Society)という組織があるということでした。

左から冨山副センター長、山下センター長、田口専門調査員、臼井国際協力員、全国際協力員

2019年12月5日(木)と6日(金)の二日間に渡り、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)主催の第2回国際カンファレンス” Science and Technology at the Forefront of Industry 4.0”がフィリピン・イロイロ市のCourtyard by Marriott Iloiloで開催され、初日の5日には当センターから山下センター長、冨山副センター長および臼井国際協力員、JSPS本部から全孝梨国際協力員が出席しました。

まずJAAPのDr. Renato G. Reyes会長がOpening Remarks開会の挨拶を行い、続いてDr. Rolly Fuentes(Vice-Chancellor for Research & Extension, UP-Visayas)、Dr. Pagasa D. Gaspillo(JAAPの前身であるフィリピン論博同窓会(Philippine Society of JSPS RONPAKU Fellows:PRF)の初代会長)、Dr. Leah Buendia(Assistant Secretary, Department of Science and Technology: DOST)が祝辞を述べました。

Dr. Renato G. Reyes

Dr. Rolly Fuentes

Dr. Pagasa D. Gaspillo

Dr. Leah Buendia

次にDr. Dionisio G. Alvindia(Director, Department of Agriculture-Biotech)による基調講演がありました。

Dr. Dionisio G. Alvindia

その後、2名の日本人講演者による全体講演が行われました。

近畿大学水産研究所の白樫正准教授からは“PARASITIC DISEASES IN MARINE FINFISH AQUACULTURE; Past, Present and Future”と題し、海水魚の養殖場における魚類寄生虫の防除方法の研究についてご講演いただきました。

白樫正准教授

東京工業大学学術国際情報センターの西崎真也教授(東京工業大学フィリピン拠点長)からは” Machine Reasoning Symbolic Aspect of Artificial Intelligence”と題し、Machine Reasoningの研究史から近年の研究トレンドについてご講演いただきました。

西崎真也教授

午後にはカンファレンスのテーマに沿ってフィリピンの研究者による講演が行われた他、山下センター長によるJSPSの概要紹介および国際事業説明が行われました。

山下センター長

今回のカンファレンスにはJAAPのメンバーをはじめ多くの若手研究者を含む約100名の参加がありました。また、同会場では若手研究者を中心としたポスター発表も行われており、各講演の合間にも活発に議論する様子がうかがえました。

ポスター発表の様子

集合写真

2019年12月3日、九州大学の岡本正宏名誉教授、および姜共創学部准教授、が当センターを来訪されました。
お二人は、マヒドン大学やチュラロンコン大学を訪問する目的で出張されており、当センターにも、ご挨拶と情報交換のためにお越しくださいました。

この日は、九州大学共創学部の現在の取り組みと、今後の展望についてご説明いただきました。

九州大学共創学部は、2018年に新設された学部です。
この学部では、国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)(略称:SDGs)」を念頭に、学生に国際的な問題解決能力を身につけてもらえるような、新しい教育を実施しているということです。
分野にとらわれず問題解決力を養ってもらうために、学生たちには、文系と理系の枠を意識させないようにしているという岡本教授の言葉が印象的でした。

この共創学部では、海外からの留学生も順調に増加しているということです。

九州大学では、グローバル化を進めるため、東南アジアでの取り組みを更に加速させていくということでした。また、特にタイの大学は、東南アジアの中でも中心的な存在であることから、その動向に注目していると仰っていました。

当センターからは、JSPSの国際事業や、タイ国内で活動する学術機関等の情報を提供させていただき、意見交換を行いました。

岡本名誉教授(左から4人目)、姜准教授(同5人目)

2019年11月27日(水)、キングモンクットラカバン工科大学でJSPS事業説明会を実施しました。
工学系に強みを持つ同大学のキャンパスは、緑があふれクリーンな印象でした。

最初に、Asst. Prof. Dr. Chaiyan Jettanasen, Vice President for International Affairs (Acting) から歓迎の挨拶がありました。

昨年度に引き続き、JSPSバンコク研究連絡センターが事業説明に訪問してくれたことに感謝の言葉がありました。
また参加者に対しては、プレゼンテーションをよく聞いて、意見交換や質問を積極的に行ってほしいと呼びかけました。
最後に、今後も、JSPSとこの大学とのつながりが強く発展していくことを願っているとコメントを頂きました。

Asst. Prof. Dr. Chaiyan Jettanasen

続いて、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

そして、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業 経験者のAssoc. Prof. Dr. Adisorn Swetwiwathana に、ご自身の経験をご講演いただきました。

まず、JSPSの各支援事業は、研究者の好奇心を尊重する「ボトムアップ型」であることから、たいへん助かっているとコメントがありました。
ご自身のプレゼンテーションでは、日本での研究の様子を、当時の写真を交えてご説明くださいました。
一部には、食用肉とバクテリアに関するご研究もあり、市民の実生活に関連する研究にも取り組まれていることが伝わってきました。

最後に、JSPS 同窓会の意義も強調くださいました。研究者同士のネットワークを強化し、最新の情報を手に入れるためにも、ぜひ加盟いただきたいと、参加者に呼び掛けられました。

Assoc. Prof. Dr. Adisorn Swetwiwathana

今回の説明会の参加者は、メモを熱心に取りながら情報収集に努めておられ、当会事業への申請を検討しているという声も多く聞かれました。

2019年11月26日、筑波大学の横瀬雅年国際室担当課長、日比生直樹国際室職員、および小林ゆかり国際室職員が当センターを来訪されました。
横瀬課長は、昨年度にも当センターを来訪されています(その際の様子はこちら)。

この日は、筑波大学の東南アジアにおける活動について、タイとの関わりを中心としてご説明いただきました。
筑波大学は、タイの大学との繋がりを長年に渡って発展させており、平成29年までに190名以上の学生に学位を授与しています。さらに2017年に開設された、コンケン大学筑波大学CRICED事務所を中心に、日本型教育をASEAN諸国に展開する取り組みを行っています。

当センターからは、タイに拠点を置く大学の動向について、情報を提供させていただき、意見交換を行いました。

当センターは、今後も東南アジアで取り組みを行う大学等に対して、情報提供等支援を行ってまいります。

横瀬国際室担当課長(左から4人目)、日比生国際室職員(同5人目)、小林国際室職員(同6人目)

2019年11月25日、愛知医科大学医学部衛生学講座の梅村朋弘講師が当センターを来訪されました。
梅村先生は、今年度7月にもご来訪くださいました(その際の様子はこちら

先生は、タイで開催された、The 51th APACPH Conference: SDGs in Reality にて、Excellent Poster Presentation Award を受賞され、今回はそのご研究について中心にお話くださいました。
科研費とJICAの草の根支援事業の支援を受け、家庭レベルで設置可能な淡水化装置を活用して、住民の健康調整をバングラディシュで実践されたそうです。

また、主に東南アジアをフィールドに活躍されているため、近い将来、当センターを再訪したい旨をお伝えいただきました。

梅村講師(左から4人目)

2019年11月15日(金)、日本学生支援機構(JASSO)の米川英樹 理事、引地朋彦 留学生事業部国際渉外調整監と鈴木美智子 留学生事業部国際渉外業務担当(元留学生事業部長)、国立大学協会の小形徳応 企画部次長と水野満 企画部主幹が当センターを来訪されました。

皆様方は11月13日(水)のUMAP International Conference 2019(当センターも参加。その際の記事はこちら。)及び11月14日(木)に開催されたUMAP国際理事会に出席するためバンコクにご出張中された折、当センターにもご来訪いただいたものです。

JASSOはUMAP日本国内委員会事務局を務めており、国立大学協会はUMAP日本国内委員会の構成団体の一つです。

日本の大学の海外活動拠点の活動状況について情報及び意見交換を行い、当センターからは、オブザーバーとして出席している在タイ大学連絡会(JUNThai)等について情報提供させていただきました。

米川理事(左から2人目)、小形次長(同3人目)、水野主幹(同5人目)、鈴木氏(同6人目)、引地 国際渉外調整監(同7人目)

2019年11月13日(水)午後Hotel Nikko Bangkokで開催されたUMAP International Conference 2019に当センターから冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員が出席しました。

UMAP(University Mobility in Asia and the Pacific:アジア太平洋大学交流機構)はアジア太平洋地域における高等教育機関間の学生・教職員の交流促進を目的に、政府または非政府の代表で構成されるコンソーシアムです。2016年から2020年の国際事務局を東洋大学が務めています。

今回のイベントは加盟機関同士のネットワーキング作りや情報共有等を目的に、SEA-HiEd Weekの一環として開催されたものです。
“International Student Mobility for the 4th Industrial Revolution (4IR)”をテーマに、以下の通り講演とパネルディスカッションが行われました。

Introductory Remarks: Why UMAP?
UMAP国際事務次長(東洋大学) 芦沢真五教授

Opening Remarks
Dr. Sumate Yamnoon UMAP Chairman, Ministry of Higher Education, Science, Research and Innovation, Thailand

Keynote: International Student Mobility in the Age of the 4th Industrial Revolution
Assoc. Prof. Dr. Bundit Thipakorn Senior Vice President for Academic Affairs, King Mongkut’s University of Technology Thonburi, Thailand

Panel Discussion: Intercontinental Student Mobility: What the Future Needs?

– Moderator
Asst. Prof. Dr. Issra Pramoolsook Assistant to the Rector for University Council Affairs, Suranaree University of Technology, Thailand

– Panelists
Dr. Randall Martin Executive Director, British Columbia Council for International Education, Canada
Dr. Deane Neubauer Emeritus Professor of Political Science, University of Hawaii, East-West Center, USA
Prof. Dr. Akiyoshi Yonezawa Vice-Director, International Strategy Office, Tohoku University, Japan

パネルディスカッションでは長年高等教育機関の国際化等に取り組んできたパネリストが自身の経験を紹介されていました。科学技術の発展による社会の変化に合わせた変革の必要に迫られている高等教育において、国際的な流動性を高める意味を参加者に問いかけており、会場全体が熱心に聞き入っている様子がうかがえました。

UMAP国際事務次長(東洋大学) 芦沢真五教授

Dr. Sumate Yamnoon

Dr. Bundit Thipakorn

パネルディスカッションの様子

JSPSバンコク研究連絡センターは、2019年11月上旬より、新オフィスでの業務を開始しています。

JSPSオフィスは以前よりも広くなり、さらに、日本学生生支援機構との共有スペースは、大人数で使用可能な会議室を備えました。学生や社会人向けの研修も可能です。

また情報提供スペースは、更に広く、使いやすくなっています。日本の大学や、学術情報の収集にお役立てください。

【住所】
No.1016/3, 10th FL., Serm-Mit Tower, 159 Sukhumvit Soi 21, Bangkok 10110
☆ サーミットタワーのエレベーターで10階へ。国際交流基金(Japan Foundation)様の図書館正面の通路を、右手に向かうと新オフィスです!

バンコクにお立ち寄りの際は、ぜひともご利用ください。

入り口

情報提供スペース

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、
以下の日程で説明会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年11月27日(水) 13:30 -15:00(受付は13:00から開始)
会 場:キングモンクットラカバン工科大学
(Meeting Room No. 704, 7th Floor, Office of President, King Mongkut’s Institute
of Technology Ladkrabang)
講演者:Assoc. Prof. Dr. Adisorn Swetwiwathana

キングモンクットラカバン工科大学ホームページ:
http://www.kmitl.ac.th/intropage

2019年11月11日(月)Hotel Nikko Bangkokで開催された“RIHED 60th Year Anniversary & AIMS 10th Year Anniversary Ceremony”に当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員が出席しました。

SEAMEO-RIHED は東南アジア地域の高等教育分野の研究・開発事業を担う組織で、その前身であるRIHED(The Southeast Asian Ministers of Education Organisation)は1959年に設立されました。
1993年にSEAMEO(Southeast Asian Ministers of Education Organisation)の下部組織となり現在に至ります。
AIMS (ASEAN international mobility for student program)等を実施しています。
設立60周年とAIMS事業の10周年を記念し、2019年11月11日(月)から11月15日(金)にかけて「SEAMEO RIHED’s Southeast Asian Higher Education(SEA-HIED) Week」として、AIMSプログラム参加学生のスピーチコンテストや、事業のレビューミーティングなど様々なイベントが開催されます。

その最初のイベントとなる今回のセレモニーでは、Dr. Chantavit Sujatanond, Centre Director, SEAMEO RIHEDとProf. Dr. Wichit Srisa-an, Former Minister of Education, Thailandが挨拶を述べられました。

Dr. Chantavit Sujatanond

Prof. Dr. Wichit Srisa-an

また、AIMSの10周年を記念して開催されたロゴマークの学生コンテストの結果が発表され、インドネシアSriwijaya University のMs. Benedikta Melania Rahmawatiがデザインした新たなロゴマークがお披露目されました。

Ms. Benedikta Melania Rahmawati(右)

新しいロゴマーク

続いてAIMS参加国の代表により新しいAIMSの覚書の署名式が行われました。この覚書により、新たにシンガポールがAIMS加盟国に加わりました。

署名式の様子

最後に、第1回AIMSプログラム(当時はM-I-Tプログラム)に参加したMr. Chanokphol Chaisuparakulのスピーチがありました。
このプログラムに参加したことは自身の大きな成長につながる貴重な経験であり、今の自分があるのはAIMSのおかげであるとの言葉が印象的でした。

Mr. Chanokphol Chaisuparakul

2019年11月7日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の高城亮ロンドン事務所長が当センターを訪問されました。

高城所長は、JSPSロンドン研究連絡センターとも交流があり、上野センター長とも懇意にされていると仰っていました。
今回は、初めてのバンコク出張であり、ご多忙のなか、当センターに足を運んでくださいました。

高城所長からは、世界3箇所に設置されたAMED事務所についてご説明いただきました。
さらに、イギリスの医療研究において「再生医療・感染症・ニューロサイエンス」に注目が集まっていることや、今話題になっているBrexitが、イギリスと日本の学術交流にどのような影響を与えていくのか、最新の動向と予測をご提供くださいました。

当センターからは、JSPSの国際事業、特に拠点形成事業について、具体的なプロジェクトを挙げつつご説明しました。
高城所長からは、AMEDはいまのところ2国間プロジェクトへの支援がメインであり、今後の支援方法を検討する上で、3箇国以上が参加するJSPSのプロジェクトは、かなり参考になると仰っていただきました。

高城 AMEDロンドン事務所長(左から3人目)

2019年11月7日、IDE-JETRO(JETRO アジア経済研究所)の木村公一朗Associate Senior Research Fellowが当センターを訪問されました。

木村Fellowは、今年の4月からタイで勤務されています。この度、タイにおける科学技術イノベーションの動向調査のために、当センターへ足をお運びいただきました。

当センターからは、タイの高等教育局と科学技術省の合併に関して、「バンコクの風 2019 Vol.1」の特集を元にご説明しました。
また、タイにおける高度人材育成の方策として、日本の高専システムの導入について情報提供をさせていただきました。

木村Fellowからは、タイの新経済戦略であるThailand4.0が果たす役割や、タイ国内の産業が、これからどのように知識創造型へ変革されていくのか、大変興味があるため、今後も当センターとの関係性を密にとっていきたいと仰っていただきました。

木村Fellow(左から3人目)

2019年11月6日(水)、今年度第4回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年10月9日開催)のJAAT理事会の議事録の承認
2. JAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナー”Sustainable Development Goals (SDGs) in Thailand and Japan ”について

特にJAAT年次総会およびJSPS-NRCT-JAATセミナーに関して、トピックや講演者について、出席者からアイディアが次々と出され、活発な議論となりました。

次回のJAAT理事会は、2020年1月20日に開催予定です。

2019年11月5日、東海大学出版部出版課の原裕職員、同大学の産官学連携センターの清水菜緒子係長、および東海大学アセアンオフィスの田中久美子地域統括が当センターを訪問されました。
原職員および清水係長は、海外研修の一環として来タイされています。

当センターからは、JSPSの概要からはじまり、バンコク研究連絡センターの活動や国際学術交流研修に関する説明をさせていただきました。

お2人からは、東海大学で実施中の、科研費の採択率を上げる取り組みについて情報提供をいただきました。また東海大学では、科研費の応募数を上昇させる試みも同時に実施しており、そのお話も興味深く聞かせていただきました。

当センターでは、タイに拠点を持つ日本の大学に対して、情報提供などで引き続きサポート等を行って参ります。

東海大学清水係長(左から4人目)、原職員(同5人目)、田中地域統括(同6人目)

2019年11月5日、引地力男熊本大学教育学部准教授、および教育学部4年生の岡部雄大さんが当センターを訪問されました。
引地先生は、カセサート大学との教育・研究に関する打ち合わせ等のためにタイに出張中で、その折にバンコク研究連絡センターにもお立ち寄りくださいました。

引地先生は、学生を対象に、科学に対する興味を引き出す教育や、プロジェクトを多数行っていらっしゃいます。今後も日本、そして東南アジアを含めた世界中を相手に、取り組みを進めていくそうです。
さらに、学生自身が世界で活躍するためには、今以上に「素直な心」で、相手の意見対立を恐れず、相手の考えを柔軟に受け入れる態度を身につける必要があるのではないか、と仰っていました。

当センターからは、JSPSバンコク研究連絡センターの活動を紹介しました。さらに、タイの科学技術行政に関する最新情報をご提供いたしました。

引地先生は、今後も東南アジアの各大学とは交流を続けたいと考えており、JSPSの国際事業の動向を注視していると仰っていました。

熊本大学4年生岡部さん(左から2人目)、引地准教授(同4人目)

2019年10月31日(木)、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)主催の第3回国際シンポジウムおよび同窓会総会がインドネシア科学院(LIPI)との共催により、インドネシア・西ジャワ州ボゴールのHotel Salak The Heritageで開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員が出席しました。また、今回のシンポジウムには在インドネシア日本大使館の髙橋佑輔一等書記官とASEAN日本政府代表部の宮澤武志一等書記官にもご出席いただきました。

開会式では、シンポジウムChairmanのDr. Sukma Surya Kusumah、Dr. Mego Pinandito, Deputy Chairman for Scientific Services ( LIPI)、Ir. Prakoso, M.M., Secretary of Director General of Strengthening for Research and Development (RISTEK–BRIN) 及び山下センター長が挨拶を行いました。

シンポジウムChairman Dr. Sukma Surya Kusumah

LIPI, Dr. Mego Pinandito

RISTEK-BRIN, Ir. Prakoso, M.M.

山下センター長の挨拶の後は引き続きJSPS Bridge Fellowship Award及びRonpaku Medal Awardが行われ、山下センター長よりDr. Elizabeth SiregarとDr. Lucky Zamzamiに記念品とメダルがそれぞれ授与されました。

山下センター長(左) Dr. Elizabeth Siregar(右)

Dr. Lucky Zamzami (右)

フォトセッションを挟み、シンポジウムのテーマである「The Role of JAAI to Promote Food, Water, Energy, Human, and Environmental Security」に沿って、日本とインドネシアから4名の研究者をお招きし、ご講演いただきました。

【基調講演】
“Indonesian Politics of Science and Technology in the Post-truth Era” –京都大学 東南アジア地域研究研究所 岡本 正明 教授

岡本先生からはAI等のテクノロジーを活用した政治活動の変化について、2019年のインドネシア大統領選を例にご講演いただきました。

京都大学 岡本 正明 教授

【招待講演】
“STI for SDG’s in Indonesia: in Case of LIPI Experience” - Research Center for Biomaterials, Indonesian Institute of Sciences (LIPI), Prof. Bambang Subiyanto
“Recent Development on Nanocellulose Technology” –徳島大学大学院社会産業理工学研究部, 中垣内アントニオ徳雄 准教授
“Potency Export to Japan: Information and Facilitation for Indonesia SME’s” - The Japan External Trade Organization (JETRO), Dr. Insan Fathir

LIPI, Prof. Bambang Subiyanto

徳島大学 中垣内アントニオ徳雄 准教授

JETRO, Dr. Insan Fathir

その後のプレナリーセッションでは12人の研究者からそれぞれシンポジウムテーマに応じた研究について発表が行われました。

プレナリーセッションに続き、同会場でインドネシア同窓会総会が行われました。同窓会設立からこれまでの活動の報告がありました。また、今回のシンポジウムで現会長のDr. Subyaktoが任期を終え、新たにDr. Wahyu Dwiantoが新たな会長に就任することが決まりました。

Dr. Subyakto (左) Dr. Wahyu Dwianto(右)

シンポジウム会場では同時にポスター発表も行われており、クロージングセレモニーではベストポスター賞も発表されました。
最後にJAAIのDr. Subyakto会長が閉会の挨拶を述べられ、盛況のうちにシンポジウムが締めくくられました。

集合写真

会場の様子

2019年10月30日(水)、バンドン工科大学(Bandung Institute of Technology)でJSPS事業説明会を実施しました。
バンドン工科大学での事業説明会は今回が初めてで、ご自身もJSPSの事業経験者であるDr. Edwan Kardena, Director of Partnership and International Relationsのご協力により実現することができました。

最初にProf. Bambang Riyanto Trilaksono, Vice Rector for Research, Innovation and Partnershipよりご挨拶を頂きました。Ptof. BambangもJSPSの支援により早稲田大学で短期間研究をされた経験があるとご紹介いただき、ITBに所属する研究者には積極的に日本も含め国外の研究者と共同研究を実施して欲しいとのお言葉がありました。

Prof. Bambang Riyanto Trilaksono

続く事業説明会では当センターの山下センター長からJSPS及びバンコク研究連絡センターの概要について説明し、冨山副センター長及び臼井国際協力員から国際事業について紹介しました。

山下センター長

その後、Dr. Edwanより、ご自身の日本での研究経験及びJSPSの二国間共同研究事業について講演いただきました。
Dr. EdwanはJSPSの支援により北海道大学で短期ポスドクとして研究された経験をお持ちです。また、Edwan先生はJSPSとインドネシア研究技術高等教育省科学技術高等教育資源総局(DG-RSTHE)の二国間共同研究事業のインドネシア側の審査委員も務められていることから、同事業についてもご紹介いただき、若い研究者にも積極的にJSPS事業に応募いただきたいとの激励の言葉で講演を締めくくられました。

Dr. Edwan Kardena

最後の質疑応答では二国間事業や拠点形成事業を中心に多くの質問が寄せられ、事業説明会は盛況のうちに終了しました。

集合写真

2019年10月16日、加藤重治理化学研究所理事が当センターを訪問されました。現在ベトナム、ハノイに研究滞在中の理研の所属研究者を訪問された後、当センターにもお越しいただいたものです。

加藤理事は2012年12月から2017年3月まで文部科学省国際統括官をされていました。
東南アジアの学術情勢にもお詳しく、近年の東南アジアから日本への留学生動向や日本の大学のタイでの活動について意見交換を行いました。
また、理研の東南アジアでの活動についてご紹介いただくと共に、当センターからはJSPSの国際事業や当センターで実施している事業ガイダンス等について説明させていただきました。

加藤理事(左から2番目)

2019年10月15日(火)、在ネパール日本国大使館を表敬訪問しました。

今回の訪問は、前日に開催された第5回ネパール同窓会シンポジウムの開会式にご臨席いただいた西郷駐ネパール日本国特命全権大使に、お礼のご挨拶を兼ねての表敬訪問でした。シンポジウムでご講演いただいた加藤先生、およびJSPSネパール同窓会のRijan会長もご一緒しました。

西郷大使からは、ネパールでの教育・学術の状況について興味深い話をお聞かせいただきました。
また、ネパールはこれから発展していく国なので、日本の大学関係者の皆様からのご協力に期待しています、とメッセージを頂きました。さらに、JSPSネパール同窓会の研究者は、いまやネパール中で活躍しているので、日本とネパールを繋ぐ架け橋にぜひなってほしいとエールを送っていました。

山下センター長からは、東南アジアのJSPS同窓会のなかでも、ネパール同窓会の研究者はトップクラスに日本に協力的だとお話をいたしました。これには西郷大使もご納得の様子で、ネパール人と日本人は、考え方等で共通項があるため、親近感を感じやすいのではないかと応じていました。

最後は、大使館の玄関で記念写真を取らせていただきました。
当センターでは大使館との協力関係を密にして、今後も、国際学術交流を積極的に推進していきたいと考えています。

2019年10月14日、ネパールのカトマンズで第5回JSPSネパール同窓会(NJAA)シンポジウムおよび同窓会役員会が開催されました。

午前中に開催された役員会では、今年8月14日に開催されたJSPS事業説明会に関する報告がありました。出席者からの評判もよいため、今後も積極的な応募が期待されるということでした。

引き続き午後からは第5回JSPSネパール同窓会シンポジウムが開催されました。
今年のテーマは“Emerging Issues, Challenges and Opportunities in Urban Planning in Nepal”。約100名の研究者や政府関係者、学生の参加をいただきました。

第1部はInaugural sessionです。

日本側からはまず、朝熊由美子JICAネパール事務所長が挨拶されました。30年前にネパールを訪れたときよりも、この国は格段に発展を遂げていると感じており、都市問題および交通問題も、そのぶん顕在化しているそうです。そのため、今回のシンポジウムの成果に期待していると仰っていました。

朝熊 JICAネパール事務所長

また、西郷正道駐ネパール日本国特命全権大使がご挨拶されました。まず、10月に日本を襲った台風について、ネパール国民からも応援のメッセージを頂いていることに対して感謝の言葉がありました。
そしてJSPSネパール同窓会へ話は移り、同窓会のメンバーは、ネパールや日本で活躍しており、これからも2国間の交流関係を活発化させて欲しいとメッセージを送られました。

西郷 駐ネパール日本国特命全権大使

ネパール側からは、Dr. Sunil Babu Shrestha(Vice Chancellor of Nepal Academy of Science and Technology (NAST)がご挨拶されました。ネパールが直面している試練を打破するためには、人の繋がりの力が必要不可欠であり、今回のシンポジウムが、ネパールを変えてくれることを期待しているとメッセージを送っていらっしゃいました。

第2部は、Scientific sessionです。
日本側からは、東京大学の加藤浩徳教授が“Japan on Issues, Challenges and Opportunities in Urban Planning in developing countries”と題して基調講演を行いました。
世界中の都市において、人口の過密化による多くの問題が浮上しています。渋滞の発生などはその典型です。加藤先生は、世界中で起こっている問題をご説明された上で、ネパールで実現できる方策として、ご自身の研究から、以下の3つのアドバイスを提供されました。
・心理学 / 教育的側面から考える。
・交通需要マネジメント / 大量輸送の方法を再考する。
・土地利用と、輸送のあり方を合わせて考える。

次に、Mr. Padma S. Joshiと、Mr. Er. Surendra Mohan Shresthaが講演されました。

各講演者の発表の後は、積極的な質疑応答がなされており、シンポジウムは熱気に包まれていました。今回のシンポジウムへのテーマへの、ネパール国民からの関心の高さをうかがい知ることが出来ました。

東京大学 加藤教授

最後に山下センター長より、JSPSの組織概要、海外研究連絡センターの役割や同窓会、JSPSの各種国際交流事業について説明がありました。
各プログラムの採択率は決して高いものではありませんが、研究者ご自身のために、ぜひ何回でも、JSPSの事業に申請してもらいたいと強調されていました。

山下 センター長

JSPSでは、今後も各国の同窓会や大学、研究機関と連携し、こうした国際学術交流の機会を支援してまいります。

2019年10月9日(水)、今年度第3回目のJSPSタイ同窓会(JAAT)理事会をタイ学術研究会議(NRCT)で開催しました。

理事会では、主に以下の点について議論を行いました。

1. 前回(2019年7月24日開催)のJAAT理事会及び総会の議事録の承認
2. 環境問題に関するキャンペーン(@チェンマイ大学)の成果報告
3. JAAT Writing Manuscript for Publication seminarの成果報告
4. JAAT年次総会の詳細について

特に、JAAT年次総会に関して、熱のこもった議論を持つことが出来ました。

次回のJAAT理事会は、11月6日に開催予定です。

JSPSバンコク研究連絡センターは、四半期に一度、当センターの活動報告やASEAN地域の学術情報を掲載した「バンコクの風」を発行しています。
今回は、当センターの活動報告に加えて、「タイにおける JICA の取り組み~大学の皆様との連携の可能性」と題し、独立行政法人国際協力機構(JICA)タイ事務所長の宮崎 桂様にご寄稿いただきました。

「バンコクの風 2019 Vol.2」

2019年10月8日(火)、一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)の木村大輔グローバル教育プロデューサーが当センターをご訪問されました。

この度、「教師の離職」をテーマに、ユネスコバンコク事務所でシンポジウムが開催されました。木村さんはそのシンポジウムに参加され、当センターにも、ご挨拶と情報交換のためにお立ち寄りくださいました。

GiFTは、団体を設立して7年になります。
現在は、小学生を対象にしたプログラムに注力しているそうです。特に、世界的な潮流となっているSDGsを、小学校段階で浸透させるために、様々な事業を展開していると伺いました。
また、将来的に、世界中で教師不足が懸念されることが話題となるなど、今回のユネスコのシンポジウムに関する情報もご提供くださいました。

当センターからは、JSPSの概要をご説明しました。また、東南アジアに拠点を置く日本の教育機関等を、今後も情報提供等でご支援することをお伝えさせていただきました。

木村大輔グローバル教育プロデューサー(中央)

2019年10月2日(水)、山口大学 学生支援部国際交流課の斉藤康平主任が当センターをご訪問されました。
斉藤主任は、2017年度JSPS国際学術交流研修において、このJSPS バンコク研究連絡センターで勤務されていました。

斉藤主任は帰任以来、山口大学の国際業務でご活躍されています。
先月は、インドネシアにご出張され、関係大学と情報交換を行ったということでした。

この日は当センターと、山口大学をはじめとする国立大学の海外展開の動向について、情報交換させていただきました。
また、研修時代の懐かしい思い出話に花が咲きました。

斉藤主任(左から4人目)

2019年9月30日(月)、在タイ日本国大使館で第21回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員、Natthidaリエゾンオフィサーの5名がオブザーバーとして出席しました。

第1部の講演会では、以下の3つの講演が行われました。

◆「National Research Council of Thailand and the Ministry of Higher Education,
Science, Research and Innovation (MHSRI)」
Prof. Dr. Sirirurg Songsivilai
(Secretary General, NATIONAL RESEARCH COUNCIL OF THAILAND (NRCT) )

Dr. Sirirurg

タイ政府は、教育省の下にあった高等教育局と、科学技術省を合併させ、新しく「高等教育・科学・研究・イノベーション省」、MHSRIとなりました。「タイ学術会議(NRCT)」は、この新しい省に移り、学術研究支援の中核的な組織として機能しています。
この講演は、その方針や考え方を知ることができる貴重な機会です。

まず講演のなかで、MHSRIの3つのミッションが以下のように示されました。
1. Promote & Develop “MANPOWER” to be Smart citizen
2. Promote & Develop “KNOWLELDGE” to be Value-Based Economy
3. Promote & Develop “INNOVATION” to be Innovation Nation

次に、NRCTにおける、研究助成の選定の制度および方針について、以下のように4つに分けて説明されました。
1. Multi-year funding and Block grant
2. Outcome- and Impact -driven
3. Synergy & partnership
4. Streamlined process

「イノベーション重視」「実社会への影響重視」であることが印象的でした。
その上で、Dr. Sirirurgは、この現代社会の変化に対応していくため、NRCTは変わっていかなければならず、そのために、より効率的で効果的な投資を行っていきたいと仰っていました。

◆「The Project on Support for Capacity Building of the Grater Mekong Sub-region
University Consortium」
小嶋 緑
(Senior Programme Officer and JAIF Project Manager, SEAMEO RIHED)

小嶋 Senior Programme Officer

◆「東工大のタイでの活動‐TAISTを中心として‐」
大即信明
(東京工業大学名誉教授)

大即名誉教授

3名の講演者には、JSPSバンコク研究連絡センターより、記念品を贈呈しました。

第2部では、連絡会が行われ、主に「次期幹事について」「運営指針案について」、協議を行いました。
事務局幹事校は、京都大学が担います。幹事校には、金沢大学が退任し、山口大学が新しく就任しました。幹事校は、山口大学・横浜国立大学・上智大学・東亜大学となりました。

次回、第22回在タイ大学連絡会は、12月に開催の予定です。

2019年9月26日(木)、東海地方に位置する大学の事務職員で構成される、海外研修グループが当センターを来訪されました。

この日は、冨山副センター長、濱端国際協力員がプレゼンテーションを行いました。

最初に、冨山副センター長がJSPSの概要や国際事業について説明しました。
次に濱端国際協力員が、JSPS国際学術交流研修について、自身の経験や感想を交えながら情報をお伝えしました。

ご質問も多数いただきました。
当センターからは、二国間交流事業の採用に関する情報から、大学事務職員のキャリア形成に至るまで、幅広く情報提供させていただきました。

参加者された方々は、勤務されている大学の部課は様々でしたが、それぞれの視点および
業務に立ち、関心をもってお聞きくださったようでした。
参加者からは、JSPSへの理解が深まったことや、国際学術交流研修について有意義な情報を得ることが出来たとの感想を頂戴しました。

2019年9月25日(水)、Thai Health Promotion Foundation にて、Thailand Ageing Strategic Forum 2019が開催されました。来たるべき超高齢化社会との向き合い方について、幅広い見地から研究発表が行われるフォーラムです。
この度は、Director of Ageing Business and Care Development Centre, Duangjai Lorthanavanich Ph.D.からのご招待で、冨山副センター長、濱端国際協力員が出席しました。Duangjai先生は、JSPSタイ同窓会(JAAT)の会員であり、昨年度は「バンコクの風」にご寄稿いただきました。

Duangjai Lorthanavanich Ph.D.(左から2人目)

最初に、Executive of Thai Health Promotion Foundationである、Assoc.Prof. Dr. Pipop Udornが開会の挨拶を述べました。

Assoc.Prof. Dr. Pipop Udorn

その中で、健康寿命を伸ばしていきたいと考える人々が、タイでも大幅に増加していることに言及され、その取り組みを考えるための一つのきっかけになればと、このセミナーの意義を強調されました。さらに、タイの若者が子供を作りたがらない傾向に触れ、タイ王国として、少子化や労働力不足という問題に直面していることに言及されました。
Thai Health Promotion Foundationは、そういった問題への解決策を研究、提案する取り組みを続けていくということです。

次に、Prof.Dr. Prawase Wasiが、‘Thailand Graceful Ageing Strategy’と題して貴重講演を行いました。

Prof.Dr. Prawase Wasi

当氏が、タイトルをGraceful Ageingとしたことには大きな意味があるそうです。
今後、タイが全体的に高齢化する中で、国民をとりこぼさない方策をとることが、理想的な社会の実現に必要であると仰っていました。
その上で、タイでも各種取り組みが行われているが、今後は、ピラミッド型の中央集権的な方策ではなく、地域コミュニティや、平等性を追及する取り組みが大切であると述べられました。

その後の講演は、第1部‘Government and Public Sector Preparation’、第2部‘Business and Industry Sector Preparation’で構成され、どちらも多くの参加者を得て大変盛況でした。

2019年9月18日(水)、ASEAN日本政府代表部の宮澤武志一等書記官が当センターを来訪されました。

ASEAN日本政府代表部は、ASEANは日本及び地域の平和と繁栄のために極めて重要という認識のもと、ASEANを継続して支援し、日ASEAN間の協力を強化するための取り組みを進めています。
当センターでも、山下センター長が、今年6月の「ASEAN科学技術協力委員会(AJCCST-10)」でJSPSの事業紹介を行うなど、ASEANとの交流や関係形成を引き続き行っています。

宮澤さんは、ASEAN Foundationに関する情報交換を中心に、ご挨拶とオフィス訪問を兼ねてお越しくださいました。
また、JAIF(The Japan-ASEAN Integration Fund)に関してご紹介をいただきました。

当センターからは、ASEAN域におけるJSPSの国際事業の活用事例などについて、詳しくご説明させていただきました。

宮澤一等書記官(左から3人目)

2019年9月16日(土)Grand Sukhumvit Hotel Bangkokで開催された“The Project on Support for Capacity Building of the GMS-UC (Phase 1):The 2nd Rectors Forum of Greater Mekong Sub-region University Consortium”に当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員が出席しました。

GMS-UCはメコン川流域の東南アジア諸国(ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナム)の大学で構成するコンソーシアムで、地域内の国境を越えた協力を強化・推進するプラットフォームを提供することを目的としています。

SEAMED-RIHED はGMS-UCメンバー間で共通の問題に従事するため、日アセアン統合基金(JAIF)の枠組みのもと、ASEANの支援を受け、2018年に2年間のプロジェクト“Support for Capacity Building of the Greater Mekong Sub‐Region University Consortium (GMS‐UC) (Phase 1)”を立ち上げ、様々なワークショップ等を各国で開催してきました。今回のフォーラムはプロジェクトの最後のイベントとして、これまでの活動を振り返り、成果を確認・共有することを目的に9月16日、17日の二日間に渡り開催されました。

当センターが出席した1日目の冒頭ではASEAN日本政府代表部より宮澤武志一等書記官も挨拶を述べられた他、プロジェクト・エキスパートらのパネルディスカッション等が行われました。

2019年9月13日、マレーシア科学大学(USM) 日本文化センターの副田雅紀(そえだ まさとし)センター長が当センターを来訪されました。

マレーシア科学大学日本文化センターはマレーシアと日本の文化交流、相互理解の促進を目的として2015年8月に設立された機関です。
副田センター長は設立当初からセンター長として日・マレーシアの交流促進のためにご尽力されています。

また、JSPSマレーシア同窓会の設立に向けて、同窓会役員とJSPSとの連絡調整をしていただくなど、当初から多大なるご支援を頂いて参りました。

そのマレーシア同窓会はまさに本日、JSPS本部役員会により、JSPSの20番目の同窓会として正式に承認されました。

この日は、今後の設立総会の開催や同窓会活動の準備について情報交換及び意見交換をさせていただきました。

副田センター長(左)

2019年9月12日(木)、Asian Institute of Technology(AIT)で開催された8th Joint Student Seminar on Civil Infrastructures に参加しました。AITのキャンパス内には自然が多く配置され、快適な研究環境が整備されている点が印象的でした。

今回のセミナーは、50人以上の参加者がありました。また日本、タイだけでなく、インドやミャンマーからの出席者がありました。

Prof.Dieter Trau

最初に、Prof.Dieter Trauが歓迎の言葉を述べました。
AITは、研究のための設備や、研究者同士で意見を交流できるスペースが整っているため、研究に最適なスペースであると紹介されました。そのうえで、出席者には、今回のセミナーの機会を利用して、研究を進めてほしいと仰っていました。

Prof.Pennung Warnitchai

次にProf.Pennung Warnitchaiが挨拶し、今回の出席者の業績を紹介しました。さらに学生に対して、様々な機会を捉え、自らの研究者としてのキャリアを築いてほしいと激励の言葉を述べられました。

JAXAバンコク駐在員事務所 辻所長

また、JAXAバンコク駐在員事務所 辻政信所長が講演され、アジアにおけるJAXAの活動についてご説明されました。

山下センター長

当センターの山下センター長も講演いたしました。
「Research opportunities in Japan」と題し、JSPSの概要と活動を紹介しました。また、出席した学生たちの参考にしてもらおうと、JSTなど、日本に設置された組織機構について説明しました。
そのうえで学生に対して、各種制度を、自らのキャリアに応じて積極的に利用してほしいと呼びかけられていました。

東京大学生産技術研究所 竹内教授(左)

最後に、本セミナーのコーディネーターである東京大学生産技術研究所 竹内教授にご挨拶させていただきました。竹内教授はバンコク研究連絡センターで、2010年から2012年までセンター長として勤務されております。
この日は、当センターの活動に関して、情報交換などをさせていただきました。

2019年9月11日(水)、岡山県ユネスコ連絡協議会の橋本徹泱事務局長らが当センターを来訪されました。
 
この度、ご挨拶と情報交換のために、出張の合間を縫ってお越しくださいました。

当センターからは、日本学術振興会の国際事業、および世界中に設置している海外研究連絡センターについて情報提供しました。

 

橋本事務局長(左から2人目)

2019年9月11日(水)、JSPSタイ同窓会(JAAT)の主催で” JAAT Writing Manuscript for Publication seminar”が開催され、当センターからは冨山副センター長と濱端国際協力員が出席しました。

このセミナーは、タイ各地から研究者が集まり、学術論文の執筆において重視すべきポイントを共有し、さらに、研究者同士の交流を深めることを目的に開催されています。今回は約70名の参加がありました。
日本と異なり、学術論文の書き方は各大学においてはレクチャーしていないため、今回のようなセミナーは、タイでは貴重な機会として捉えられているということです。

最初に、NRCTを代表して、Ms Tiwa Ngaowichitが開会の挨拶を述べ、今回のような機会を利用し、効率的に研究を進めてほしいと述べられました。

Ms Tiwa Ngaowichit

次にJAAT president のDr. Porphant Ouyyanontが挨拶しました。この日、予想以上の参加があったことをご紹介されました。また、JSPS スタッフの出席にも言及頂きました。

Dr. Porphant Ouyyanont

その後、”medical sciences”, ”social sciences”, “sciences/technology”の3つの分科会に分かれワークショップが実施されました。
講演者は、学術論文のタイトルの設定の仕方から、研究成果の効果的な書き方まで、たとえ話を交えつつ熱心にアドバイスしていました。
また聴講者も、非常に意欲的にメモをとっており、会場からは、出席者の熱気を感じることができました。


 

2019年9月9日(月)、在タイ日本国大使館大使公邸で10月渡日国費留学生壮行会が開催されました。当センターもご招待いただき、当日は、冨山副センター長、濱端国際協力員が出席しました。

冒頭、佐渡島志郎 大使より開会の挨拶がありました。
佐渡島大使は、日本は、研究生活に最も適した国の一つであり、タイの優秀な学生が、数多く日本へ留学されることは大変嬉しいと述べられました。ぜひ、日本の生活を思い切り楽しみ、自らの学問の世界を開いてほしいと、留学生に言葉をかけました。その上で、タイから日本への留学生の数は、まだ伸びしろがあるので、留学生自身が日本留学の魅力を発信し、タイから日本へ留学したい人が更に増えるようにしてもらいたい、と協力を呼びかけていらっしゃいました。

次に、Ms.Jeeraporn Chuawattanaから挨拶がありました。日本での留学生活においても様々なチャレンジをし、悔いのない学生生活をしたいと、思いを新たにしている様子でした。また、奨学生一同を代表して、今回の奨学金への感謝を述べました。

会の最後にOld Japan Students’ Association, Kingdom of Thailand (OJSAT),President のDr. Prakit Tangtisanonが挨拶され、奨学生を激励しました。

タイ国日本人会島田会長(前列左から1人目)、佐渡島大使(同2人目)、Dr. Prakit(同3人目)

2019年9月9日(月)、公立小松大学の木村繁男副学長と山田外史教授が当センターを来訪されました。
同大学は2018年に設立されました。そのキャンパスは日本有数の企業と敷地を接していることから、産学官が一体となった教育を、効率的に行えることが特徴とのことでした。また、米国シリコンバレーに公立小松大学シリコンバレーオフィスを開設し、学生交流を進めています。

この日は、情報交換とご挨拶のために、当センターを来訪されました。

当センターに足を運ばれるのは初めてとのことでしたので、当センターの概要、JSPSの国際事業、各大学のスタディツアーに協力させていただいていることなどについてご説明させていただきました。
お二人からは、二国間交流事業の、応募方法の詳細や採択率についてご質問を頂きました。

最後に、JASSOタイ事務所をご紹介させていただきました。

 

山田教授(左から3人目)、木村副学長(同4人目)

2019年9月7日(土)The 6th UEC Seminar in ASEANが、バンコクのラジャマンガラ大学で開催され、当センターからは冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員が参加しました(UEC=電気通信大学)。
今回のセミナーでは、インドネシア、ベトナム、タイ、そして日本など、諸外国から研究者の参加がありました。

最初に石橋孝一郎 UEC ASEAN 教育研究支援センター長が開会の挨拶を述べました。
日本電気通信大学の歴史から始まり、今日においては東南アジアの研究者との繋がりを重視しているため、今後も、良好な関係を発展させていきたいとコメントされました。

石橋UEC ASEAN 教育研究支援センター長

次に、在タイ日本国大使館の久芳一等書記官がご挨拶され、タイには、日本の研究機関が拠点を数多く置いている点を言及なさいました。
そのうえで、AI 研究の世界においては、開発競争が特に目覚ましいため、今回のような「研究」と「社会実装」を担う人々が一堂に会するイベントに大きな期待をしていると仰っていました。

在タイ日本国大使館 久芳一等書記官

今回のセミナーでは、数多くの研究者が登壇し講演が行われましたが、「Part1 UEC Section」では、「ECTI における行政機関との関係構築の取り組み」として、髙橋隆司 電気通信大学客員教授に、当センターに関してご紹介を頂きました。

髙橋 電気通信大学客員教授

セミナーは多くの参加者を集め、盛会のうちに幕を閉じました。

ラジャマンガラ大学

2019年9月4日(水)、大阪大学生物工学国際交流センター(ICBiotec)の三﨑 亮講師と同大学大学院工学研究科の学生22名が来訪されました。

大阪大学では例年タイで海外フィールドスタディ―「生物資源と環境」を実施しており、プログラムの一環として、昨年に続き今年も当センターをご訪問いただきました。

始めに当センターを始め同フロアにオフィスを構える国際交流基金(Japan Foundation)、日本学生支援機構(JASSO)の施設見学を行った後、各組織の業務説明を行いました。当センターからは山下センター長が冒頭挨拶を行い、冨山副センター長がJSPSの概要や事業について説明を行いました。

山下センター長

国際交流基金バンコク日本文化センター・松井次長

冨山副センター長

JASSOバンコク日本国際教育交流情報センターNampeungエデュケーショナルアドバイザー

集合写真

2019年9月3日(火)、京都産業大学の具 経営学部長と、大杉准教授の引率で、京都産業大学の学生約20名が来訪されました。

この日は当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、以下の3名がプレゼンテーションを行いました。
国際交流基金:脇谷 「日本語パートナーズ」事業部長
日本学生支援機構:Nampeung Samadeh Educational Advisor
日本学術振興会:臼井 国際協力員

脇谷 「日本語パートナーズ」事業部長

国際交流基金の脇谷部長からは、日本語パートナーズの取り組みについて、重点的にご説明いただきました。
この事業では、参加者を諸外国へ派遣しますが、東南アジアにおいて、派遣者の数ではタイが2番目となるそうです(85名)。
学生の興味も惹き付けられたようで、脇谷部長から、東南アジアのいまを感じる良い機会になるので、ぜひ申し込んで頂きたい、とお話がありました。

臼井 国際協力員

Nampeung Samadeh Educational Advisor

この日の参加者は、海外が初めてという大学1年生の割合が多く、みな緊張した面持ちでした。しかし海外で働くことも含め、自分の人生について真剣に検討している様子が感じられました。
京都産業大学の具 経営学部長も、今日の話を胸にしまっておいて、ぜひ有意義なキャリア選択してほしいと、学生にエールを送っていらっしゃいました。

最後に、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

冨山 副センター長

2019年9月2日(月)、九州工業大学の学生約20名が来訪されました。九州工業大学は、Thailand SDGs Study Programと題して、タイでスタディツアーを実施しています。

当センターと、同フロアに事務所を構える国際交流基金(Japan Foundation)および日本学生支援機構(JASSO)が、各組織の概要や業務内容についてプレゼンテーションを行いました。

当日は、以下の3名がプレゼンテーションを行いました。
国際交流基金:松井優樹 次長兼日本語部長
日本学生支援機構:Nampeung Samadeh Educational Advisor
日本学術振興会:濱端 国際協力員

松井 次長兼日本語部長

国際交流基金のプレゼンテーションでは、学生参加型のゲームを通して、文化交流の重要性を学びました。学生も、自分の頭を使いながら、楽しみながら取り組んでいました。
そのうえで松井次長から、国際交流基金の任務とは、文化交流を通して、日本の世界外交に貢献することであるとご説明がありました。

濱端 国際協力員

Nampeung Samadeh Educational Advisor

学生からは、仕事のやりがいに関する質問や、国際的な仕事をして活躍するために、大学時代にどのようなことに取り組むべきか質問がありました。学生が、スタディツアーを通じて、自らの将来を真剣に模索している様子が伺えました。

最後に、JSPSおよびJASSOオフィスをご見学いただきました。

科学研究費助成事業(科研費)では、令和元(2019)年度国際共同研究加速基金(帰国
発展研究)の公募を開始しました。
海外の研究機関に所属する日本人研究者からの積極的な応募を期待しています。
    
※詳しくは下記ホームページで御確認ください。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/03_kikoku/koubo.html

 
本種目は、海外の研究機関等において優れた研究実績を有する独立した研究者が、
日本に帰国後すぐに研究を開始できるよう支援するものです。

【帰国発展研究応募資格】
応募時点において、
(1)日本国外の研究機関に教授、准教授又はそれに準ずる身分(ポストドクターを
除く)を有し、所属している者であること
(2)現に日本国外に居住する日本国籍を有する者であること
(3)科研費応募資格を有していない者であること
※応募時点において帰国後の所属先が確定していなくても応募することができます。

【公募内容の概要】
・応募総額  5,000万円以下
・研究期間  3年以内
※帰国後、日本国内の研究機関に所属して科研費の応募資格を取得し、
交付申請の手続を行った後に経費を執行することができます。

詳細な公募内容等については、下記ホームページで御確認ください。
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/35_kokusai/03_kikoku/koubo.html
【公募期間】
令和元(2019)年9月1日(日)~11月7日(木)午後4時30分

※電子申請システムは9月13日(金)から利用可能となる予定です。
※応募の際には、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)の研究者番号を取得している必要があります。
過去に研究者番号を取得していない場合は、研究者登録手続が必要となりますので、
余裕を持って手続を行ってください。
※採択された場合、令和2(2020)年3月下旬に採択の連絡(交付内定)を予定しており、
令和3年(2021)年4月下旬までに帰国して交付申請を行う必要があります。

【本件問い合わせ先】 ※海外研究連絡センターでは、質問等をお受けできません。
独立行政法人日本学術振興会 研究事業部 研究助成企画課 
電話 :+81-(0)3-3263-4927
メール:kksi-kaken@jsps.go.jp (海外からはできる限りメールでお願いします)

2019年8月30日(金)、ブラパー大学バンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。
この大学は海洋生物の研究に強みを持ち、キャンパス内には水族館を併設しています。

最初に、ブラパー大学のAssistant President for International Relationsである、Asst. Prof. Punwalai Kewaraが開会の挨拶をされました。
ブラパー大学でも、日本との研究交流への関心は非常に高いため、今後も日本との交流を続けていきたいとお話がありました。

Asst. Prof. Punwalai Kewara, Assistant President for International Relations

続いて、山下センター長・冨山副センター長から当会の概要・同窓会組織等の説明をいたしました。また、臼井・濱端両国際協力員から各種国際事業の説明を行いました。

そして、日本学術振興会の論文博士号取得希望者に対する支援事業 経験者のDr. Khwanruan Srinuiに、ご自身の経験をご講演いただきました。
広島大学の、生物生産学部の付属練習船を利用した経験や、日本の研究者と共に活動した内容、そして日本文化や和食に親しんだことを心を込めて語ってくださり、有意義なご経験になったことがうかがわれました。

Dr. Khwanruan Srinui

今回の説明会の参加者は、メモを熱心に取りながら情報収集に努めておられ、当会事業への申請を検討しているという声も多く聞かれました。

2019年8月27日(火)、北海道教育大学函館校の有井 晴香講師、上智大学Sophia Global Education and Discovery (Sophia GED)の新 江梨佳プログラムディレクターが当センターを来訪されました。

北海道教育大学函館校では全ての学生が卒業までに留学、ボランティア、スタディーツアー等の形で海外体験を得ることとなっており、現在海外スタディーツアーはヨーロッパ、北米、東アジアで実施されています。来年度から新たに東南アジアでもスタディーツアーを実施する計画があり、有井先生はその準備のためにバンコクにご出張され、情報交換のため、当センターをご訪問いただきました。

有井先生は当センターのご来訪の前に同じ建物内にある国際交流基金(JF)バンコク日本文化センターもご訪問され、日本語教員を目指す学生もいることから、日本語パートナーズ事業等についての情報収集をされたとのことでした。

またSophia GEDは実践・体験型の研修・スタディーツアーの企画と実施を事業として行っており、新プログラムディレクターからは実際に今年度実施されるタイを中心とした東南アジアでのスタディーツアーについてご紹介をいただきました。

当センターからは、スタディーツアーで当センターを来訪された大学等について情報提供させていただきました。

有井講師(左から2人目)、新プログラムオフィサー(同4人目)

2019年8月26日(月)、在タイ日本国大使館で第20回在タイ大学連絡会(Japanese Universities’ Network in Thailand: JUNThai)が開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員の4名がオブザーバーとして出席しました。

第1部の講演会では、以下の講演が行われました。

「JICA の取り組み(タイを事例に)、
そして大学の皆様との連携の可能性について」
宮崎 桂
(JICAタイ事務所 所長)

宮崎所長

講演のなかでは、「中進国の罠」や、タイ国内の経済格差などをキーワードにして、JICAの取り組み を丁寧にご説明くださいました。

また、JICA の国際事業の応募に関して興味のある方は、各国のJICA事務所を訪問頂きたいとコメントがありました。応募内容に関して、アドバイスなどをご提供頂ける可能性があるということです。

第2部では、日本学生支援機構(JASSO) のNuntaporn Chuenkrathok Educational Advisorから、8月24日と8月25日に開催されたStudy in Japan Fair 2019 (Thailand) について報告がありました。
8月24日は、チェンマイで開催され、参加者は566人となりました。8月25日にはバンコクで開催され、参加者は2,605名と、昨年度から約20%増となったそうです。

Nuntaporn Chuenkrathok Educational Advisor

タイ大学連絡会は、今回で20回を数えます。
今回も、当センターをはじめ、多くの参加者が情報交換を行い、実りのある会となったようでした。

2019年8月26日(月)、福岡女子大学 の梶山千里 学長と髙原芳枝 国際化推進センター副センター長、日本学生支援機構(JASSO)の米川英樹 理事と萩原隆史 ベトナム事務所所長、九州大学の二宮潤治 学務部入試課課長補佐が当センターを来訪されました。

福岡女子大学では、学生のリーダーシップを向上することを目的として、学生が、教職員から構成される学内委員会への参画し、大学運営に取り組むなど、先進的な取り組みを実施しています。
梶山学長からは、「女子大にしか出来ない教育」を目指して、これからも挑戦を続けたいとのお話を伺いました。

さらにJASSOの米川理事より、奨学金に関する最新情報をご提供いただきました。

当センターからは、JSPSの国際事業や、臼井、濱端国際協力員が参加している「国際学術交流研修」について情報提供させていただきました。

この日は、様々な立場の大学関係者が同じテーブルを囲むことで、幅広いトピックに関する意見交換の時間をもつことが出来ました。

二宮課長補佐(左から3人目)、梶原学長(同5人目)、米川理事(同6人目)、萩原所長(同7人目)

2019年8月23日(金)、神戸大学工学研究科の土肥亜紀子教務学生係長が当センターを来訪されました。

土肥係長は、2017年度に国際協力員としてバンコク研究連絡センターで勤務されており、 神戸大学に帰任されてからも、東南アジア地域での経験を生かして活躍されています。
現在、タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)で、神戸大学の留学プログラムを実施するために出張中です。この日は、ご多忙の間を縫って、当センターへご挨拶と情報交換のためにお立ち寄りくださいました。

神戸大学では、東南アジアからの留学生受け入れに注力しているそうです。JSPSの国際事業は、神戸大学の留学生受け入れに際して強力な手段となるため、その動向は、神戸大学として大変注目していると仰っていました。

当センターからは、東南アジアの研究者から応募が特に多い、論文博士号取得希望者に対する支援事業(論博事業)や、二国間交流事業 の実施状況等について情報提供させていただきました。

土肥係長は、東南アジアの学術動向について大変詳しく、当センタースタッフにとっても学ぶことの多い、とても有意義な時間となりました。

土肥教務学生係長(左から2人め)

JSPSバンコク研究連絡センターは、当会のアジア地域での活動および各種国際事業の広報を目的に、以下の日程で説明会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。
※ 事前の参加申込みは不要です。

【日程】
日 時:2019年8月30日(金) 13:30 -15:00(受付は13:00から開始)
会 場:ブラパー大学
(Meeting Room No. 805, 8th Floor, Office of President, Burapha University)

ブラパー大学ホームページ:
https://www.buu.ac.th/

2019年8月17日(土)、IMPACT Exhibition & Convention Centerでタイ国科学技術博覧会2019のオープニングセレモニーが開催され、当センターから冨山副センター長、臼井国際協力員、濱端国際協力員が出席しました。

同博覧会は、タイ高等教育科学研究イノベーション省(MHESI)とタイ国立科学博物館の共催で開催されており、例年100万人を越える来場者を集める大規模イベントです。タイ国内・国外問わず多くの研究機関・大学・民間企業等が参加し、最新の研究等についてブース出展を行っています。
当日は、多くの入場者で大きな賑わいを見せていました。

今年のオープニングセレモニーではDr. Weerapong Paesuwan (Chairman of the Advisory Committee of MHESI) が挨拶を行いました。

Dr. Weerapong Paesuwan

各ブースは、体験型の展示が多く、参加者が楽しみながら科学技術に関するトピックに親しめる内容になっています。
 
日本の公的機関は、在タイ日本大使館の舵取りで「ジャパンパビリオン」を出展しています。各団体とも、説明のための模型を準備したり、ペーパークラフトを用意したりして、多くの参加者の関心を集めていました。


 
当センターは、タイにおける日本の大学の紹介ポスターを展示し、参加者からの質問にお答えしました。
 
 

当日、オープニングセレモニーで挨拶したDr. Weerapong Paesuwanがジャパンパビリオンを視察されました。
 
当センターも、タイにおける日本の大学と、タイとの繋がりの深さを直接ご説明することが出来ました。

Dr. Weerapong Paesuwan(左)、冨山副センター長(右)

今回のイベントで幾度と聞いたのが、タイにおいても技術開発、および科学に強い若者の育成や社会イノベーションが喫緊の課題となっており、取り組みが急がれるということです。

この科学技術博覧会も、そのような取り組みの一つとして大きな役割を果たしていることを会場で感じました。