2015年5月28日、チェンマイ大学でのJSPS事業説明会終了後、在チェンマイ日本国総領事館青木伸也総領事、近藤和弘副領事を表敬訪問しました。青木総領事は2013年まで在タイ日本大使館広報文化部長を務めておられ、その後外務省儀典官兼儀典賓客室長を経て、2015年4月8日に、チェンマイ総領事に就任されました。
チェンマイ地域の在留邦人は総領事館が開設された2004年は約1500名であったものが、現在は4000名まで増加したとのことで、今後も増加していくことが見込まれます。一方で、2013年12月のラオス国境との第4タイ・ラオス友好橋の開通により、中国の国境からタイの国境までの距離は僅か230kmとなり、中国雲南省から陸路でラオス経由でタイに移動できるようになったことで、北部地域での中国の様々な影響力が増大することとなりました。このような状況下で在チェンマイ日本国総領事館としては、今後の人材育成が重要と考えているとのことで、教育を通じての日本との協力体制を促進していきたいとのことでした。
当センターも近年地方の活性化を標榜して、毎年必ずチェンマイ大学での事業説明会を開催するとともに、2014年度は在タイ日本大使館地方留学説明会で4カ所・6大学にてJSPS事業説明会を開催してきました。またJSPSタイ同窓会理事会へも地方大学から理事の登用を推進してきました。今後とも領事館との連携を進めながら、タイの地方大学における研究活動の推進に貢献していく所存です。