2015年11月17日、日本大使館主催「Japan Education Fair」の一環でコンケン大学を訪問し、JSPS説明会を開催しました。
コンケン大学はタイ東北地方を代表する国立大学です。タイの研究9大学のうちの一つとして研究に力を入れており、JSPS二国間交流事業を九州大学と実施しているほか、山口大学の実施する拠点形成事業にもタイ側拠点機関として参加しています。
まず、日本の参加機関全員で副学長および各学部長を表敬訪問しました。Supachai Pathumnakul研究・技術移転担当副学長と寺島一等書記官の挨拶に引き続き、コンケン大学の概要を紹介いただきました。その後、コンケン大学の各学部長より、学部の紹介と国際交流活動等について紹介があり、学生交流やダブルディグリープログラムの構築方法などについて意見交換を行いました。
表敬訪問に引き続き実施したJSPS事業説明会には20名を超える研究者や学生が参加しました。まず、Teekayu Plangkoon Jorns国際担当学長補佐より開会の挨拶をいただきました。引き続き、古屋副センター長より、JSPSの概要やバンコク研究連絡センターの活動について紹介し、辻国際協力員より、JSPSの国際交流事業について説明しました。
続いて、論博事業にて産業医科大学で博士号を取得された同大学医学部のKittisak Sawanyawisuth准教授に、日本での研究活動や体験について、また博士号取得後の毎年の論文発表数等の実績についてお話しいただきました。なお、Kittisak准教授はJSPSタイ同窓会の理事を務められており、昨年に引き続き、今回の事業説明会のコーディネートにご尽力いただきました。
その後、JSPSの研究者招聘事業で大阪大学に滞在された理学部のSakda Daduang准教授に、日本での経験についてお話しいただきました。Sakda教授は、タイ政府奨学金の支援の元、東京大学で学位を取得されており、学生時代に7年間日本に滞在した経験をお持ちです。日本の研究室では日曜日以外の週6日間毎日研究室に通っていたことや、どのような教材を使って日本語を勉強したか等、様々な体験をユーモラスにお話しいただきました。