2018年1月18日、ミャンマー・ヤンゴン大学でJSPS事業説明会を実施しました。同大学では2016年2月に開催して以来の3回目の開催となります。(前回の様子はこちら)
説明会は、広島大学の修士課程及び博士課程で7年間学ばれ、同大学で博士号を取得されたDr. Omar Kyaw副学長の挨拶で始まりました。
約100名の参加者とのフォトセッションを挟み、山下センター長より事業説明会開催にあたり感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。
次に、国費留学生として東京大学で学ばれ博士号を取得し、その後、外国人研究者招へい事業(外国人特別研究員)に採択され三重大学で研究を行われたヤンゴン大学地理学部のDr. Kay Thwe Hlaing教授及び外国人招へい研究者(長期)として東京大学での研究経験をお持ちのDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてミャンマー語でご講演頂きました。ミャンマー語で具体的な申請方法をご説明いただいたことによって、参加者はより理解を深めることができたようです。
その後、国立遺伝学研究所の知的財産室の鈴木睦昭室長が「Introduction of technological innovation capability and Nagoya protocol implementation in Japanese University」と題して、日本の科学技技術や日本の大学の研究の水準についての説明をするとともに、生物多様性条約および名古屋議定書に関しての説明を行いました。
質疑応答では、参加者の多くが若手研究者であったことから外国人研究者招へい事業及びRONPAKU事業を中心にミャンマー語で多くの質問があり、事業経験者のDr. Kay Thwe Hlaing教授及びDr. Daw Kay Lwin Tun准教授に通訳していただきながら説明を行い、多くの研究者に、JSPS国際交流事業について理解を深めていただくことができました。
最後に、ヤンゴン大学化学部のDr. Daw Hnin Hnin Aye学部長から、今日の機会をきっかけに、ヤンゴン大学から積極的にJSPS国際交流事業に申請したいとのお言葉をいただき、幕を閉じました。