2014年11月20日、高知大学タイリエゾンオフィスがカセサート大学バンケンキャンパスに開設され、開所式に山下センター長、山田副センター長、轟国際協力員が出席しました。
高知大学はタイ国内ではコンケン大学、チェンマイ大学、カセサート大学、タマサート大学と協定を締結し、これまで学術交流や学生交流を行ってきました。
まず、Dr. Damrong Sripraram学術担当副学長が開会の挨拶を述べ、高知大学とカセサート大学はこれまで学生交流プログラムや学術交流を行ってきたが、このリエゾンオフィス設置をきっかけに、今後、両大学の交流がさらに進むことに期待を示されました。また、高知大学菊池るみ子国際・地域連携担当副学長は、当オフィスを国際共同研究や学生交流推進に役立て、カセサート大学はもちろん、タイ全土の大学との交流にも力を入れたいと抱負を述べられました。
さらに、来賓からは日本大使館、俵幸嗣一等書記官が挨拶され、タイにオフィスを設置する日本の大学間の交流が活発で、ネットワークが構築されようとしており、今後日本の大学のタイにおける活躍がますます期待されると述べられました。
高知大学国際連携推進センター新納宏特任教授よりリエゾンオフィスの機能も紹介されました。同大学の海外リエゾンオフィスは、海洋学分野での学術交流のためにフィリピンに2つ、語学研修のために中国に1つ設置されています。タイのリエゾンオフィスは、学生・研究者交流、タイ人同窓会の活動拠点、タイ人留学生の獲得を目指しています。
また、高知大学のオフィスの隣には京都大学農学研究科もオフィスを設置しています。
日本の大学のタイへの進出は目覚ましく、2014年度だけで高知大学を含む5つの大学がオフィスを開設し、現在30を超える大学がオフィスを設置しています。