日本学術振興会は、1932年12月に創設され、我が国の学術振興の中核を担う機関として、科学研究費助成事業などの学術研究への助成や、特別研究員事業などの若手研究者養成を研究の自主性と研究の多様性を尊重しながら実施しています。また、世界の学術関係機関ネットワークの主要な一員として、学術に関する国際交流の促進を積極的に行っています。
80年余にわたり我が国の学術振興を担う中核機関として様々な事業を展開してきましたが、平成15年10月、業務の弾力化・効率化を図り、研究者や学術研究機関へのサービスの一層の向上を目指して、文部科学省所管の独立行政法人として新たにスタートいたしました。
日本学術振興会ウェブサイト
http://www.jsps.go.jp/
日本学術振興会バンコク研究連絡センターは、日本学術振興会(JSPS)の3番目の海外研究センターとして平成元年(1989年)に開設されました。東南アジアの中心地としての地の利を活かし、日本とASEAN地域全体の学術交流の促進を目的としています。
現在までに16名が所長を歴任しており、人文・社会・自然科学に渡るそれぞれの専門分野を活かして、センター活動の充実に努めてきました。2020年7月からは、大谷吉生センター長が着任しております。
日本学術振興会は1978年にタイ学術研究会議(NRCT)と協定を締結しており、バンコク研究連絡センターの活動の多くはNRCTの協力を得て実施しています。
また近年は、日本学術振興会の国際交流事業で訪日経験のある研究者の組織である「JSPS同窓会」の支援も積極的に行っており、現在タイ・インド・バングラデシュ・フィリピン・ネパール・インドネシア・マレーシアJSPS同窓会の活動支援を行っています。
大谷 吉生 センター長
2020年7月1日付でJSPSバンコク研究連絡センター長に着任しました大谷吉生(おおたによしお)です。今年3月までは、金沢大学国際担当副学長として、SGU、世界展開力強化事業の一環で、タイを始めとして、ロシア、中国、韓国と、学生交流、研究交流を推進してきました。
タイとは、20年以上前にタマサート大学工学部ができたとき、JICA短期専門家として、カウンターパートの指導に関わってからのお付き合いです。ASEANの中心タイのバンコクにオフィスを構える有効性を最大限に生かし、日本の大学の国際化に貢献していきたいと思います。
2020年7月1日
バンコク研究連絡センター長
大谷 吉生