2021年8月28日、JSPSフィリピン同窓会(JAAP)がWeb Lectureを開催しました。このWeb Lectureは、WEBINAR SERIES 2021 “LIVING IN THE NEW NORMAL AND BEYOND”の第8回目で、日本学術振興会及びCentral Luzon State Universityとのパートナーシップのもと行われました。
はじめに、Central Luzon State UniversityのDr. Edgar A. Orden学長より歓迎挨拶が、JAAPのDr. Danilda Hufana-Duran会長より開会挨拶がありました。
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Dr. Edgar A. Orden
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Dr. Danilda Hufana-Duran
続いてDOSTのDr. Leah Buendia氏(Assistant Secretary for International Cooperation, Department of Science and Technology)、JSPSバンコク研究連絡センターの大谷吉生センター長から挨拶がありました。
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Dr. Leah Buendia
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大谷吉生センター長
その後、講演が行われました。講演者及び講演タイトルは以下のとおりです。
(講演者)
縄田栄治 京都大学ASEAN拠点所長(京都大学国際戦略本部特任教授)
(講演タイトル)
Present status and future prospect of world crop production and contribution of tropical area
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縄田栄治所長
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縄田所長の講演
講演において、縄田所長は、現在の世界の食料生産状況について説明しました。また、都市化の進行ととともに農業が商業化・集約化されることに触れ、やがて従来とは異なる農業の形態の “subsystem agriculture”が発展すると述べました。そして、地域(市、県、地方、または国)レベルでの穀物の収穫量を予想する”MapNet”プロジェクトが紹介されました。世界規模や田畑1つの規模であれば収穫量を単純に予想できるものの、地域レベルでの収穫量予想は容易ではありません。MapNetプロジェクトは、気候、水源、水害、虫害等の要素を考慮し、地域の収穫量を予測することに挑戦しています。
講演後は、講義内容や農業の問題改善に対する学術的な貢献に関する質問等が寄せられ、縄田所長はそれらに丁寧に回答していました。
最後に、JAAP副会長のDr. Rowena Eguia氏から挨拶があり、盛会のうちにWeb Lectureは終了しました。
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Dr. Maria Rowena Eguia
本ウェビナーはzoomでの講演に加えてJAAPのFacebookページでストリーミングされ、多数の参加者がありました。