第3回JSPSインドネシア同窓会(JAAI)シンポジウム・同窓会総会に出席

2019年10月31日(木)、JSPSインドネシア同窓会(JAAI)主催の第3回国際シンポジウムおよび同窓会総会がインドネシア科学院(LIPI)との共催により、インドネシア・西ジャワ州ボゴールのHotel Salak The Heritageで開催され、当センターから山下センター長、冨山副センター長、臼井国際協力員が出席しました。また、今回のシンポジウムには在インドネシア日本大使館の髙橋佑輔一等書記官とASEAN日本政府代表部の宮澤武志一等書記官にもご出席いただきました。

開会式では、シンポジウムChairmanのDr. Sukma Surya Kusumah、Dr. Mego Pinandito, Deputy Chairman for Scientific Services ( LIPI)、Ir. Prakoso, M.M., Secretary of Director General of Strengthening for Research and Development (RISTEK–BRIN) 及び山下センター長が挨拶を行いました。

シンポジウムChairman Dr. Sukma Surya Kusumah

LIPI, Dr. Mego Pinandito

RISTEK-BRIN, Ir. Prakoso, M.M.

山下センター長の挨拶の後は引き続きJSPS Bridge Fellowship Award及びRonpaku Medal Awardが行われ、山下センター長よりDr. Elizabeth SiregarとDr. Lucky Zamzamiに記念品とメダルがそれぞれ授与されました。

山下センター長(左) Dr. Elizabeth Siregar(右)

Dr. Lucky Zamzami (右)

フォトセッションを挟み、シンポジウムのテーマである「The Role of JAAI to Promote Food, Water, Energy, Human, and Environmental Security」に沿って、日本とインドネシアから4名の研究者をお招きし、ご講演いただきました。

【基調講演】
“Indonesian Politics of Science and Technology in the Post-truth Era” –京都大学 東南アジア地域研究研究所 岡本 正明 教授

岡本先生からはAI等のテクノロジーを活用した政治活動の変化について、2019年のインドネシア大統領選を例にご講演いただきました。

京都大学 岡本 正明 教授

【招待講演】
“STI for SDG’s in Indonesia: in Case of LIPI Experience” - Research Center for Biomaterials, Indonesian Institute of Sciences (LIPI), Prof. Bambang Subiyanto
“Recent Development on Nanocellulose Technology” –徳島大学大学院社会産業理工学研究部, 中垣内アントニオ徳雄 准教授
“Potency Export to Japan: Information and Facilitation for Indonesia SME’s” - The Japan External Trade Organization (JETRO), Dr. Insan Fathir

LIPI, Prof. Bambang Subiyanto

徳島大学 中垣内アントニオ徳雄 准教授

JETRO, Dr. Insan Fathir

その後のプレナリーセッションでは12人の研究者からそれぞれシンポジウムテーマに応じた研究について発表が行われました。

プレナリーセッションに続き、同会場でインドネシア同窓会総会が行われました。同窓会設立からこれまでの活動の報告がありました。また、今回のシンポジウムで現会長のDr. Subyaktoが任期を終え、新たにDr. Wahyu Dwiantoが新たな会長に就任することが決まりました。

Dr. Subyakto (左) Dr. Wahyu Dwianto(右)

シンポジウム会場では同時にポスター発表も行われており、クロージングセレモニーではベストポスター賞も発表されました。
最後にJAAIのDr. Subyakto会長が閉会の挨拶を述べられ、盛況のうちにシンポジウムが締めくくられました。

集合写真

会場の様子