2013年8月8日、東京大学大学院新領域創成科学研究科湊隆幸准教授がキングモンクット工科大学トンブリ工学部のSanti Charoenpornpattana助教、Pitch Sutheerawatthana助教とともに当センターを訪問されました。
湊准教授はアジア工科大学(AIT)にサバティカルで2年間滞在されたとのことで、当時AITの大学院生Santi助教、Pitch助教と出会い、その後お二人は文部科学省奨学金を受給されて東京大学で博士号を取得されました。Pitch助教は引き続きJSPS外国人特別研究員にも採択されています。
湊准教授は、土木を専門とされていますが、タイのインフラ整備、都市開発を通じて、人口の流動、また都市化と地域化にかかる技術の持つ社会的影響について研究されているとのことで、8月23日にJSPSタイ同窓会が主催する予定であるタイのインフラに関するセミナーの紹介もさせていただきました。
今回の訪問目的は、JSPSのプログラムを通じてのタイとの共同研究について意見交換の実施ということで、JSPSの二国間共同事業の紹介を行いました。また、東大の海外分校の設立について、設立に関する前向きな意見をお持ちであり、現状のタイにおける日本の大学の状況について情報提供と意見交換を行いました。特に、日本の学位に対するニーズは依然として高く、学位取得の仕組みが作れないかとのことでした。
湊准教授は、今後も当センターとの連携を強化していきたいとのことで、当方としても協力関係を構築する所存です。