2018年1月9日、昨年度に引き続き、キングモンクット工科大学トンブリ(KMUTT)でJSPS事業説明会を実施しました。同大学はタイでトップレベルの国立大学で、積極的に国際化を進めています。日本の大学とも積極的に学術交流に取り組まれており、現在50の大学とMOUを締結している他、千葉大学、新潟大学、芝浦工業大学及び大阪大学とはダブルディグリープログラムも実施しています。
説明会は、Assoc. Prof. Dr. Bundit Fungtammasan, Senior Vice President for Research and Innovationの挨拶で始まりました。
山下センター長より感謝の言葉を述べた後、古屋副センター長がJSPS概要及びJSPSバンコクセンターの活動について説明しました。その後、土肥国際協力員が外国人研究者招へい事業及び論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)、斉藤国際協力員が二国間交流事業及び研究拠点形成事業のJSPS国際交流事業の紹介を行いました。
その後、JSPSタイ同窓会(JAAT)会員のDr. Pitch Sutheerawatthana及びAsst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteに申請手順や日本での研究活動の様子などをお話しいただきました。Dr. Pitch SutheerawatthanaはJSPS外国人特別研究員として2年間東京大学で研究された経験をお持ちで、Asst. Prof. Dr. Surawut Chuangchoteも同じくJSPS外国人特別研究員として2年間京都大学で研究をされた経験をお持ちです。プレゼンでは、両国間の締切り認識の違い等、申請にあたっての注意事項等を具体的にご説明いただきました。
説明会には若手研究者からベテラン研究者まで幅広い層の20名を越える参加がありました。その中には、既にJSPS国際交流事業に申請した経験を持つ研究者もいらっしゃり、質疑応答では各事業について、申請手順や審査基準等、具体的な質問も相次ぎ、JSPS国際事業への関心の高さが伺える有意義な説明会となりました