2017年11月17日、京都工芸繊維大学の桑原教彰教授、大谷章夫准教授、堀江尚国際課長及び工芸科学部4年生の新井結菜さんが当センターを来訪されました。
京都工芸繊維大学は、中期目標に掲げる「国際交流推進体制の構築」、「若手人材の重点的育成」、「教育研究協力事業の重点的推進」の方針に対する取組の下、感性豊かな国際的工科系大学を目指して、日々、大学の国際化を進めていらっしゃいます。
その取り組みの一環として、2017年6月に綾部市長を立会人として、綾部工業団地振興センターとキングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)との三者間でインターンシップに関する協定を締結し、この協定に基づき、学生の双方向の企業インターンシップ実施を毎年予定しているとのことです。桑原教授、大谷准教授及び堀江国際課長は、この協定に基づき、タイで初めて行われた学生の海外インターンシップの引率として来タイされていらっしゃいます。新井さんはインターンシップに参加され、自動車部品メーカーや精密機械メーカー等の合計6社の在タイ日系企業を約2週間かけて訪問されたとのことでした。
また、京都工芸繊維大学は、タイの国際交流協定の一つであるラジャマンガラ工科大学タヤンブリ校に海外オフィスを2016年1月に設置されていらっしゃり、今回の在タイ日系企業とのインターンシップ実現は、このタイオフィスを設置したことによる成果の一つであるとおっしゃられていました。
当センターからも、JSPSの概要及びバンコクセンターの活動内容について説明するとともに、約50校までに増えたタイに拠点を置く日本の大学の現状や大学間ネットワークである在タイ大学連絡会(JUNThai)の状況等についてご説明させていただき、有意義な情報交換を行うことができました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。