2017年11月1日、アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)の岩本渉所長が児玉茂昭アソシエイトフェローとともに当センターを来訪されました。
IRCIは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づき、アジア太平洋地域の無形文化遺産を保護するため、大学や研究機関の研究者などと連携しながらさまざまな調査研究活動を促進し、同条約に関連する国際的な動向の情報を収集するとともに、我が国の知見を通じて無形文化遺産保護の国際的充実に貢献することをめざす国際機関です。
今回の来泰では、無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage)と持続可能な開発目標(SDGs)をいかにして結びつけることができるかを模索するため、各種機関を訪問されており、ユネスコバンコク事務所等への訪問に合わせて、タイの学術交流の現状について情報収集と意見交換をしたい、と当センターにお越しくださいました。
岩本所長からは、IRCIは大阪府堺市が誘致し、堺市博物館内に事務所を置いて活動をしていることやIRCIの活動内容についてご紹介を頂きました。
また、今後タイの大学との連携を進めるため前日に訪問されたタマサート大学との打ち合わせについてもお話を頂きました。
山下センター長からは、JSPSの国際事業を説明させていただいたところ、多国間の研究交流事業である「研究拠点形成事業」や外国人招へい事業について興味を示して頂きました。
当センターは今後も日本の研究機関等の活動を積極的に支援していきたいと考えています。