2017年6月8、9日の両日、タイ研究財団(The Thailand Research Fund(TRF))が開催したRGJ-Ph.D. Congress 18に古屋副センター長が参加してきました。
The Royal Golden Jubilee (RGJ) Ph.D. Programme は1996年に国王即位50周年を記念して開始された、高度な知識を持つ研究者を輩出するための博士課程取得プログラムです。学生はタイの大学に入学後、タイのアドバイザーの指導で研究を行うと共に、最大12ヶ月間タイ国外で海外協力者と共に研究を行うことができます。タイ学術会議(NRCT)、保健医療システム調査研究所(HSRI)、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)及びTRFのタイ国立4機関協力のもと、これまで毎年約300名に学位を授与しているタイの高等教育の中で重要なプログラムの一つです。
今回の会議では8から10日までの3日間に渡って博士課程修了者並びに海外の協力機関等研究者によるプレゼンテーションが複数のセッションに分かれて行われました。
その中で、8日にはTRFと連携しているタイ国外の大学及び政府関係機関の紹介を行う時間が設けられ、当センターも短い時間ではありましたが約500名の研究者を前にJSPSの紹介を行うことが出来ました。
また、9日にはネットワーキングセッションとして、TRFと連携しているタイ国内外の大学及び政府関係機関を集め、今後の更なる連携を模索するための意見交換会が開催されました。当センターからは、JSPSの国際事業等について説明させて頂くと共に、タイにオフィスを構える日本の大学が現在48校あり、今後協力出来る可能性があることもお伝えしました。
タイ国外からは、在タイフランス大使館、ドイツ学術交流会、イギリス・コヴェントリー大学、ラオス国立農林研究所、ラオス保健科学大学、オハイオ州立大学及び当センターが、タイ国内からは農務局、NSTDA、原子力研究所、各国立大学等主要な政府関係機関から約50名の参加がありました。
※写真は全てTRFホームページ(http://rgj.trf.or.th/main/album/main/)より引用しています。
当センターでは今後もタイの機関と連携し、日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。