タイ学術会議(NRCT)を表敬訪問

タイにおけるJSPSのカウンターパートであるタイ学術会議(NRCT)の新事務局長就任を受け、2017年3月21日、当センターは日本の関係機関・大学と共にProf. Sirirurg Songsivilai事務局長へ表敬訪問を行いました。日本の関係機関・大学からは以下5名が訪問しました。
 ・京都大学ASEAN拠点 拠点長 柴山 守教授
 ・電気通信大学ASEAN 教育研究支援センター(UARC) 高橋 隆司客員教授
 ・東亜大学  平松 隆円准教授
 ・科学技術振興機構(JST)シンガポール事務所 佐藤 正樹所長
 ・産業技術総合研究所(AIST) 宮崎 芳徳 上席イノベーションコーディネーター

面談の様子

面談の様子

Prof. Sirirurg事務局長は、これまでタイ科学技術開発庁(NSTDA)傘下の研究機関である国立ナノテクノロジー研究センター(NANOTEC)や国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)等に在籍されており、NSTDAの副長官などを歴任され今年1月に新しく事務局長に就任されました。
面談では、山下センター長が在タイ大学連絡会(JUNThai)の紹介を行い、続いて柴山教授がJUNThaiの設立からこれまでの活動状況について紹介しました。
また、柴山教授から日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)の設立経緯や今後の課題等について説明を行なった他、佐藤所長がe-ASIAや地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の最近の動向について説明を行いました。
一方、Prof. Sirirurg事務局長からは、現在タイ政府が進めている科学技術イノベーション関連機関の改編や新政策の動向についてお話をお伺いすることができました。これらの動きに向け、新会議が立ち上げられ、2週間ほど前に第一回目の会合が開催されたそうで、今年は同国の科学技術分野で大きな改革が予想されています。また、NRCTとしても今後はいくつかの特定の分野で日本との連携強化を図っていきたいと述べられました。
最後に山下センター長が2017年は日タイ修好130周年にあたり、さらに翌2018年はJSPSとNRCTがMOUを締結し40周年という節目を迎えることから、JSPS及びJUNThaiを含む共催の記念イベントの提案を行った他、引き続きの連携について確認を行いました。

Prof. Sirirurg事務局長(右)

Prof. Sirirurg事務局長(右)


集合写真

集合写真

当センターは今後もNRCTと連携を図りながら、日タイの学術交流を支援、促進していきたいと思います。