2016年5月26日、タイ北部チェンライにあるメーファールアン大学にて初めて事業説明会を実施しました。同大学は、今年で創立18年の国立大学としては2番目に若い大学で、自然豊かな環境に囲まれた綺麗で広大なキャンパスが印象的でした。
説明会に先立ちDarunee Wattanasiriwech副学長を表敬訪問し、Dr. Phunsiri Suthilukと当日の講演者でJSPS同窓会(JAAT)会員でもあるDr. Sutthiwal Sethaご同席の上懇談を行うことができました。同大学は、地域の特性上、農学に関する研究が盛んですが、その他科学技術分野にも力を入れているとのことで、日本の大学との共同研究への関心も伺えました。また、チェンライはラオス、ミャンマーにも隣接しているため、戦略的モデルエリアとして経済マネジメントや物流に関する事業にも取り組んでいるとのことでした。また、日本の複数の大学ともMoUを締結しており、今後は国際化を促進するため、学生だけでなく大学職員のモビリティ向上にも取り組みたいとのことでした。
事業説明会には博士課程の学生らを含む若手の研究者ら約30名が参加しました。
Darunee副学長のオープニングの挨拶に続いて、山下センター長によりJSPSの概要説明、古屋副センター長及び大田国際協力員によりJSPS国際事業の説明を行いました。
その後、外国人特別研究員として広島県立大学及び千葉大学での研究を行ったDr. Sutthiwalに日本での経験やその後の継続的な交流等についてお話し頂きました。
質疑応答のセッションでは、外国人特別研究員事業を中心に申請手順や申請資格について積極的に質問があがり、大変有意義な事業説明会となりました。