タマサート大学東アジア研究所を訪問

2013年4月30日、当センター副センター長が、日本学生支援機構(JASSO)山本所長、Nuttawanアドバイザー、また国際交流基金(JF)平林部長とともにタマサート大学東アジア研究所を訪問しました。

タマサート大学東アジア研究所と福井大学産学官連携本部は、2012年12月7日にMOU(部局間協定)を締結していますが、この日は福井大学より米沢晋産学官連携本部長 と竹本拓治准教授が、またタマサート大学からは Somchai Chakhatrakan 副学長とKitti Prasirtsuk 東アジア研究所長が出席し、調印式が実施されました。今回はタマサート大学内にある青山学院大学タイ王国オフィス所長で福井大学客員教授を兼ねる桒野淳一教授から招待され、参加したものです。

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「青山学院大学タイ王国オフィスにて」

式典では、Chakhatrakan 副学長の挨拶の後、Prasirtsuk所長、米沢本部長によるそれぞれの機関の紹介がありました。調印が行われた後は、参加者全員の自己紹介及びインフォーマルディスカッションが行われ、当方からもJSPSの事業を紹介しました。

タマサート大学Chakhatrakan 副学長は、地方大学との関係を重要視したいと述べました。先日も島根大学学長が訪問されたとのことで、山口大学との交流も続いています。静岡大学の事務所も東アジア研究所内に設置されています。タマサート大学は日本の45校の大学との交流実績があるとのことで、今後も日本との交流を継続していきたいとのことでした。

Conference room

また米沢本部長からは、福井県にある企業がタイ全土に渡って事務所を持っており、その企業から大国内の人材育成を自分たちでやりたいという申し出があり、地域の企業が直接関わっているタイと、今後もより連携を深めていきたいとのことでした。

締結式が終了した後、桒野教授の案内の元で、タマサート大学のキャンパスツアーが実施されました。バンコク郊外にあるランシットキャンパスは広大で、キャンパス内では無料のバスで移動することが可能です。各学部の建物だけでは無く、キャンパス内にも寮が完備されており、また食堂、コンビニ、映画館もキャンパス内に設置されています。また、東アジア研究所には茶室も設置されており、内部の見学もさせていただきました。この日大学は休業中で、学生の姿があまり見られなかったことは残念でしたが、タイ有数の国立大学のキャンパスを見学できたことは非常に有益でした。

JSPSの事業説明会は2年前にタマサート大学で実施されていますが、今後もタイ国内の大学における活動を強化していく所存です。

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