2011年7月22日(金)、東京農工大学客員教授で、現在Asia SEED(アジア科学教育経済発展機構)の理事を務めておられる河合栄一 教授のご紹介で、Asia SEEDのプロジェクト開発・推進部コンサルタントである竹本高敏 東京工業大学原子炉工学研究所客員准教授および東京農工大学国際事業推進チーム 鈴木真由美 副チームリーダーが当オフィスを来訪されました。
東京農工大学では事務職員研修の一環で、3年目以降の職員の海外協定校への派遣を実施されています。これまですでにアメリカ、イギリスへの派遣を実施していますが、今後のアジア情勢を考え、北京、上海、タイいずれかへの研修派遣を検討しており、今回はタイの状況の視察が目的です。
東京農工大学はAsia SEEDと共同でBTS戦勝記念塔駅近くのBangkok Thai Towerに事務所を構えており、そこに本拠を置きながら姉妹校での英語研修と実務研修を行うことを検討しています。その一環として、当オフィスでの簡単な補佐用務等があれば研修を目的として勤務することができないか、といったご相談を受けました。
当方としても具体的な派遣状況等が不明のままでは明確な回答をすることはできませんでしたが、できる範囲でのご協力を惜しまない旨、回答させていただきました。
欧米アジアを含めて派遣先は未定ですが、直近では来年2月に6ヶ月間の派遣を予定されています。
竹本博士は原子炉工学を専門としておられます。3月の福島での事故以来、タイでも原子力についての関心が高まっており、これに答える形でタイ国内でのセミナー開催等を考えているので、JSPS事業として利用可能なものがないか、といったご相談です。
タイとの二国間交流事業は共同研究のみでセミナーの開催は含まれていないことから、日本開催となるものの国際研究集会事業でセミナーを開催し、その席で研究スキームを構築するなどして二国間交流事業やアジア・アフリカ研究基盤形成事業への申請を検討してはどうかと提案させていただきました。