2012年3月13日(火)、バンコク郊外パトゥンタニの国立科学博物館(NSM: National Science Museum)にて「Discover Antarctic」と題した増設展示を記念する式典が開かれ、当オフィスより副センター長およびタイ人スタッフが視察しました。
これは日本の国立極地研究所とチュラロンコン大学の長年の協力関係を基本にしており、2004年の日本の第46次南極調査隊として、チュラロンコン大学のAssist. Prof. Dr. Voranop Viyakarnがタイの研究者では初めて南極に入り、その後、2009年の第51次調査隊に同じくチュラロンコン大学のAssoc. Prof. Dr. Suchana Chavanichが加わりました。今回の展示は、この51次調査隊で使用した実物を展示品として極地研究所が科学博物館に提供したことで実現したものです。ともに、極地研究への関心を高めていこうという意向を持っており、それが合致した結果です。
式典には、国立極地研究所より白石和行(しらいし・かずゆき)所長、渡邉研太郎(わたなべ・けんたろう)国際企画室長、牛尾収輝(うしお・しゅうき)博士が参加し、タイ側からはチュラロンコン大学より上記の研究者2名と、Mr. Manop Issareeya副所長が参加して、盛大に行われました。