2011年4月8日(金)、当オフィスメンバー全員でカセサート大学(Kasetsart University)のメイン・キャンパスであるバンケン・キャンパス(Bangkhen Campus)を表敬訪問しました。
これは、当センターの2011年度(4月から翌年3月まで)計画の一つで、タイ国内で9つ認定されている研究型国立大学を表敬し、事業紹介をしようという一環です。タイ国JSPS同窓会(JSPS Alumni Forum of Thailand(JAFT))会長であるDr. Busaba Yongsmith教授が所属し、同窓会員以外でもJSPS経験者が最も多く所属するカセサート大学を、最初の表敬先とさせていただきました。
ご対応いただいたのは、研究担当副学長であるDr. Sornprach Thanisawanyangkura准教授と、Research and Development Institute所長のDr. Uthairat Na-Nakorn教授です。なお、Dr. Uthairat教授はJAFTメンバーでもあります。
まずDr. Sornprach 副学長よりカセサーと大学についての簡単な説明をいただき、その後センター長よりJSPS及びバンコク・オフィスの業務説明を行いました。 科研費などのあり方には、Dr. Sornprach副学長ならびにDr. Uthairat所長ともに大変な興味を示され、いくつもの質問をいただきました。その他にも、日本またはJSPSの視点から見たタイの大学のありようについて意見を求められるなど、トータルで1時間以上の議論が展開されました。
会談概要
1. カセサート大学は農業大学であり(Kaset農業、Sart科学)、メインキャンパスはタイ農務省に隣接している。
2. 学生数という点でチュラロンコン大学をしのぐタイ最大の大学である。
3. 設立は1943年2月2日で、2015年に72周年の記念イベントを計画している。
4. 日本の秋篠宮殿下に対して名誉博士号(動物学)を授与しており、鶏肉に関するプロジェクトを実施している。
5. Dr. Sornprach副学長はJSPS事業を通じた研究推進・人材育成・国際化に大変前向きな姿勢でおられる。
6. Dr. Sornprach副学長より、カセサート大学の若手研究者を対象としたJSPS事業説明会の実施を打診され、当センターは喜んで承諾した。日程は2011年6月21日(火)。
当センターでは今後も、タイ国内大学を表敬し、事業説明等を行っていくつもりです。
会議の議事についてはこちらをご覧下さい。