2011年2月3日、バンコク市内Kasetsart University(カセサート大学)にて、タイ国JSPS同窓会が主催の Workshop on Biochar: a Carbon Negative Technology Approach to Urban Community Developmentが開催されました。
これは、地球温暖化対策と同時に土壌改良や貧困解消対策など広く社会的な効果も期待される取り組みとして注目されているBiochar(バイオ炭)の利用技術について研究セミナーで、バンコク都市部の各コミュニティから、コミュニティリーダーにあたる人物が約160名参加する盛大な取り組みとなりました。
当日は日本からBiocharの権威である2名の講師を招いて講義と挨拶をいただいたほか、当センター長も衛星を利用した環境問題の鳥瞰的な見方について講演を行いまいた。
講義・挨拶をいただいた講師
:立命館大学衣笠総合研究機構地域情報研究センター 柴田 晃 客員教授
:立命館大学大学院政策科学研究科 鐘ヶ江 秀彦 教授
このほか、タイ側からは2名が、タイにおけるBiochar利用とバイオマスパレットについての講義を行い、参加者はいずれも真剣に聞き入っていました。
カセサート大学社会科学部Associate Prof. Dr. Orasa Suksawang
カセサート大学森林科学部Associate Prof. Songlod Jarusombat
午後からは簡単なキットを用いて実際にBiocharを作るグループ実験を行いました。その後、グループごとの集団発表が行われ、各地域で具体的にどのようにBiocharを作り利用していくのかについて真剣な議論が交わされました。
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