ユネスコバンコク事務所を表敬訪問

2012年10月15日(火)、当センターメンバー全員でユネスコ(国際連合教育科学文化機関)バンコク事務所を訪問しました。今年度に入ってから二度目の訪問となります。

10月より着任した山田副センター長の紹介と、来年1月に開催予定の「世界遺産とツーリズム」のセミナーに関する打合せです。

ユネスコ本部に勤務していた山下センター長に加え、山田副センター長も、日本ユネスコ国内委員会(文部科学省国際統括官付)に所属していたことがあり、バンコクセンターはユネスコに縁のあるセンター長、副センター長の構成となりました。

今回の訪問では、まず持続発展教育(ESD: Education for Sustainable Development)を担当しているMr. Danny Padilla, ESD Coordinator and Liaison Officerを訪問し、「世界遺産とツーリズム」のセミナーに関する打ち合わせと意見交換を行いました。本セミナーの目的のひとつとして、世界遺産教育を通じてのESD理解ということを含めています。今回の意見交換で、 次のステップのために、講演だけではなく、まとめのセッションを設けてはどうかとの意見があり、プログラムに追記することとなりました。ユネスコバンコク事務所でも本セミナーのプログラムについて回覧し、フィードバックをもらうこととなりました。

ESDは2014年を最終年度しております。2014年のESD終了に向けて、日本でESDを実施してきた山下センター長の下でESDに関わるセミナーを来年度も実施するように提案がありました。

その後、多忙の中で時間を割いていただいたKim事務所長へ挨拶を行い、教育の完全普及に関するアジア・太平洋地域事業計画(APPEAL:Asia-Pacific Programme of Education for All)】を担当しているMr. Ichiro Miyazawa, APPEAL Programme Specialistとアジア地域でユネスコが実施する教育プログラムについての説明を受けました。

元ユネスコ職員である山下センター長の下で、新たな試みとして当センターとユネスコとの協同を今後実施していくことになり、これから更に当センターの活動の幅が広がっていくことが期待されます。