2020年2月18日(火)、19日(水)、Arnoma Grand BangkokでNRCT-JSPS-JAAT共催セミナー “Sustainable Development Goals (SDGs) in Thailand and Japan” を開催しました。
(プログラムは、こちら)
このセミナーはタイ学術研究会議(NRCT)、JSPSタイ同窓会(JAAT)、そしてJSPSバンコク研究連絡センターが毎年2月に協力して開催しているものです。今年のメインテーマは「日タイにおけるSDGs(持続可能な開発目標)」です。日本からの講演者が合わせて5名登壇し、出席者は両日とも100名を超えるなど、大変盛況となりました。
冒頭では以下4名に開会の挨拶をいただきました。
1. Professor Dr. Sirirurg Songsivilai, Executive Director, National Research Council of Thailand (NRCT)
2. 増子則義氏(日本学術振興会副理事・国際事業部長)
3. Professor Dr. Porphant Ouyyanont, President, JSPS Alumni Association of Thailand (JAAT)
4. 川村博司氏(在タイ日本国大使館次席公使)
その後、第1部として、基調講演者の沖大幹教授(東京大学総長特別参与・東京大学未来ビジョン研究センター教授)に “SDGs for Academia in Japan” と題してSDGsの基本的な考え方から、日本におけるグッドプラクティスの事例紹介、および国際協力のあり方など、幅広くご講演いただきました。
さらに、基調講演者のAssociate Prof. Dr. Orasa Suksawang(BEBC En SAFE Life Foundation議長)に“Overview of UN SDGs System and a Case of “Two-goal Action for All” Strategy for 17 SDGs in Thailand”)と題してご講演いただきました。
続けて第2部として、“Exchange Forum on the Contributions of Japanese and Thai Projects to SDGs.”をテーマに、以下の5名の方々にご講演を頂きました。
1. 柴田晃教授 (総合地球環境学研究所 (RIHN))
2. 鐘ヶ江秀彦教授 (立命館大学政策科学研究科)
3. Mr. Rangsan Kampiranont (Vice Governor of Nakhon Phanom)
4. Assoc. Prof. Dr. Suraphong Lorsomradee (Chiang Mai University)
5. Mr. Phusit Sanesupar (Farmer/Teacher of Mahachai Withayakom School)
2月19日には、セミナーの第3部として“Education for Sustainable Development (ESD)”と題して、以下の4名の方々に、ご講演をいただきました。
1. 佐藤真久教授(東京都市大学)
2. 生田博子准教授(九州大学)
3. Asst. Prof. Dr. Athapol Anuthavorasakul (Faculty of Education Chulalongkorn University)
4. Prof. Dr. Worsak Kanok-Nukulch (Chulalongkorn School of Integrated Innovation)
各講演の後には質問も多く挙がり、SDGsに対する関心の高まりと、日本の研究者との国際共同研究に対する期待を感じることが出来ました。