2018年5月3日、タイ教育省職業教育局(Office of the Vocational Education Commission:OVEC)でタイ高専コース開講記念式典が開催され、当センターから冨山副センター長と新原国際協力員が出席しました。
タイ教育省は専門知識と実践経験を兼ね備えた優秀なエンジニアの育成を目的に、国立高等専門学校機構(高専機構)と連携して日本の「高専教育」を導入し、今月よりタイ国内初となる5年制の高専コースが開講されることとなりました。
高専コースが開講されるのはチョンブリ・テクニカルカレッジ(エレクトロニクスコース)と、スラナリ・テクニカルカレッジ(メカトロニクスコース)の2校で、式典は各校の高専コース1期生も出席し、賑やかに行われました。
高専機構は2016年12月にOVEC内にタイ・リエゾンオフィスを設置し、教育省と密な連携をとれる体制を整えています。今回の高専コース開講にあたり、テクニカルカレッジの教員を日本に招いての研修実施や、1期生の入試の際にはスタッフを日本から派遣して補助を行うなど、人的交流も盛んに行われたとのことです。
教育省のSurachet Chaiwong 副大臣、高専機構の谷口功理事長のスピーチでは今後の高専コース拡大への期待、そして1期生への激励の言葉が聞かれました。