2018年2月8(木)、JSPSタイ同窓会(JAAT)理事会・年次総会、論博メダル授与式及び受賞者による博士論文発表会を開催しました。
●JAAT理事会では、Dr. Danai会長の司会進行の下、以下の点について確認、議論を行いました。
1. JAAT Rational
2. JAAT2017年活動報告
3. JAAT2017年会計報告
4. JAAT主催の地方大学でのワークショップ
5. その他
●JAAT年次総会
タイ同窓会総会には約30名が出席し、Dr. Kittisakから、地方大学でのワークショップや8月にThailand Research Expo2017期間中に日タイ修好130周年を記念してJSPS、NRCT及びJAATの3機関合同で実施したシンポジウム「Japan Days」等、2017年の活動報告がありました。その後、2018年の活動や今後の予定について、理事会メンバーを中心に意見交換が行われました。最後に、山下センター長が、現在申請期間中の外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)へ積極的に応募するよう再度、周知して欲しいと呼びかけました。
●2016 年度論博メダル授与式
論博メダル授与式は、論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)により前年度に博士号を取得したタイ人研究者を対象に、その栄誉をたたえるとともにより一層の研究を奨励することを目的としてメダルを授与するものです。
2016年度は、新たに2名が博士号を取得し、授与式では、2名の受賞者にメダルが授与されると共に、新しい同窓会会員としてピンバッジが送られました。
タイでは同事業による博士号取得者が合計で218名となりました。これは同事業参加国の中では最多となっています。
また、授与式では、2名の受賞者による講演に加え、2016年に外国人研究者再招へい事業(BRIDGE Fellowship Program)により45日間、放射線医学総合研究所にて研究を行ったチェンマイ大学Dr. Narongchai Autsavaprompornの合計3名の研究者がそれぞれの研究成果を発表しました。各講演後には研究内容について、会場から多くの質問があがり、活発な意見交換が行われました。
講演者及び講演タイトルは以下のとおりです。
Asst. Prof. Dr. Narongchai Autsavapromporn
Division of Radiation Oncology, Department of Radiology, Faculty of Medicine, Chiang Mai University
“International Collaborative Research Network for Radiation Sciences Between Thailand and Japan”
【RONPAKU-Awardee Presentation】
Dr. Noppol Arunrat
Faculty of Environment and Resource Studies, Mahidol University
“Management practices and climate change influencing on rice yield and soil organic carbon in Northeast Thailand”
Dr. Seksan PAPONG
Life Cycle Assessment laboratory, National Metal and Materials Technology Center (MTEC)
“Developing a Research Framework and Methodology of Social Life Cycle Assessment in Thailand”
最後に、山下センター長から、JAAT総会、論博メダル授与式だけでなく、午前中に実施したJSPS-NRCT-JAAT共催セミナーを含む全ての参加者及び関係者に感謝の意を伝えるとともに、日タイ学術交流の今後の更なる発展を祈願して閉会しました。