カセサート大学創立75周年記念学長フォーラムに出席

2018年2月1日、カセサート大学創立75周年記念の学長フォーラムがタイ・バンコクのカセサート大学バンケンキャンパスで開催され、山下センター長、古屋副センター長及び斉藤国際協力員が出席しました。

本フォーラムは、カセサート大学の創立75周年を記念し、カセサート大学と交流のあるアメリカ、メキシコ、イギリス、フランス、フィンランド、中国、韓国、台湾、ベトナム及びニュージーランド等、世界各国の大学及び研究機関の代表者を招いて開催され、日本からも広島大学、山口大学、高知大学等、多くの大学が参加しています。本フォーラムは「Higher Education in Times of Change」をテーマに、2月1日及び翌日2日の2日間、変わりゆく社会の中で研究・教育を通して大学等高等教育機関が果たす役割について、世界各国の大学及び研究機関の代表者が、様々なセッションを通して講演及び議論を繰り広げます。
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オープニングセレモニーでは、カセサート大学カウンシルのKrissanapong Klratikaraチェアマンが挨拶を述べ、タイ教育省のUdom Kachintorn副大臣からはカセサート大学創立75周年への祝福の言葉が送られました。その後、各国の在タイ大使館や大学の代表者を招いてのフォトセッションとともにフォーラムが始まりました。

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン

カセサート大学カウンシル Krissanapong Klratikaraチェアマン


タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣

タイ教育省 Udom Kachintorn副大臣


集合写真

集合写真

最初のセッションでは、フィンランドの最古にして最大の規模を誇るヘルシンキ大学のJukka Kola学長及び広島大学の丸山恭司副学長がそれぞれ「Global Opportunities and Challenges for University Leaders」、「The Aging Population and Continued Education:Challenges of Hiroshima University」と題して、基調講演を行いました。講演では両者ともに、より良い社会を創っていくには、研究だけではなく教育が重要になるということについて述べられていました。

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長

ヘルシンキ大学 Jukka Kola学長


広島大学 丸山恭司副学長

広島大学 丸山恭司副学長

続いて開催されたパネルディスカッションでは、「The Role of the University in the Provision of Education in the Changing Society」をテーマに、国際アジア研究所(オランダ)のPhilippe Peycamダイレクター、揚州大学(中国)のJianye Huang副学長、山口大学(日本)の岡正朗学長及びハノイ大学(ベトナム)のPham Quang Minh学長の4名が、研究所及び大学についての紹介をするとともに、高齢化の進展や、AI等のテクノロジーの発展等、急激に変化する社会の中で、大学及び研究機関がどのような役割を果たすことができるか意見を交わしました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子