2018年1月11日、東京医科歯科大学の竹本佳弘教授が当センターを来訪されました。
今回は1月12日にチュラロンコーン大学で開催されるシンポジウムへの出席に加え、2012年より採択された「大学教育改革の支援・大学間連携共同教育推進事業」に基づき4大学(東京医科歯科大学、お茶ノ水女子大学、学習院大学、北里大学)の学際生命科学東京コンソーシアムが実施している、博士課程のタイ人留学生獲得も行うために来タイされました。
竹本先生には当センターに度々お越し頂き、同事業についてもご報告頂いておりました(前回のご来訪はこちら)が、今年は事業の最終年度ということでそのご報告と今後の取組についてご説明頂きました。これまで事業で培った成果が消えることのないよう、事業が終了しても科目を残す方向で調整していらっしゃるそうです。
また、竹本先生はルーブリック(学習到達度を示す評価基準を表として示したもの)を使った評価測定も進めていらっしゃるとのことで、評価項目の選定や、今回の事業で科目受講者とそうでない学生との知識に対する習熟度の差が大きく異なったことなど、大変興味深いお話しをお聞きすることができました。
当センターからも他大学の留学状況や、JSPSの国際事業である「論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)」について説明した他、大学事務職員が抱える課題、竹本先生が千代田区と進めている共同演習の取組など、話題は多岐に渡り有意義な意見交換を実施することができました。
当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。