広島大学国際室職員の来訪

2017年9月4日、広島大学国際室の大田敏雄職員が、同室の徐瞳職員、医療政策室高畑智恵主任と共に当センターを来訪されました。大田職員は、2016年4月~2017年3月までの1年間、JSPSバンコクセンターに国際協力員として赴任されており、今回は9月2日・3日にかけて開催されたJASSOの留学フェア等へ参加するためにバンコクに滞在されています。

大田職員からは、広島大学と東南アジアの繋がりについて、交換留学プログラムの紹介を中心に説明がありました。タイの大学としては、タマサート大学、チュラロンコン大学、カセサート大学等と協定を結んでおり、学生交流を積極的に実施していらっしゃいます。毎年タイから学生を30名以上受け入れているそうです。

また、2018年度に総合科学部に新しく設置する「国際共創学科」についても紹介がありました。国際共創学科は、1学年40人の日本人と留学生が共に学び、学科の共通言語は英語、授業も英語で実施されるそうです。また半年以上の留学が義務付けられており、留学生に対しては奨学金が一部支給される等の特色があります。広島大学は、現在1,450名の留学生を受け入れているそうですが、将来的には3,000人まで増やすことを目標としており、留学プログラムの充実だけでなく、自治体との協力が必須であるとおっしゃっていました。

山下センター長からは、自治体との協力という側面から言えば、広島大学の教育学部の卒業生が、県内で高校の教員となっているケースも多いと思われることから、留学生の学校訪問等で協力を仰いでみてはどうか、との提案を行いました。また広島ユネスコ協会や地元のNGOとの連携についても意見交換を行いました。

土肥国際協力員、大田職員、徐職員、山下センター長、高畑主任、古屋副センター長、斉藤国際協力員

土肥国際協力員、大田職員、徐職員、山下センター長、高畑主任、古屋副センター長、斉藤国際協力員

当センターでは今後も日本の大学等の東南アジアにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。