TAIST Tokyo Tech 10周年記念イベントに出席

2017年8月21日、東京工業大学とタイ国立科学技術開発庁(NSTDA)及びタイのトップクラスの大学とが共同で高度な知識を有する研究技術者・開発担当者を養成するプログラム「Thailand Advanced Institute of Science and Technology (TAIST) -Tokyo Tech」の10 周年記念イベント”Towards Global Education and Research Collaboration for Thailand 4.0”に、山下センター長と古屋副センター長が出席しました。

同プログラムは、タイ政府からの要望により、理工系分野での高度な「ものつくり人材」の育成と研究開発のハブを目指して2007年に設立されました。主に、東工大は教員の派遣、あるいは遠隔配信による講義の提供を、NSTDAは施設と奨学金の提供を、タイの参加大学は修士号の授与を行うもので、現在までにキングモンクット工科大学ラカバン校並びにトンブリ校、タマサート大学、カセサート大学及びマヒドン大学が参加しています。

午後からの記念式典ではNSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官、東京工業大学の三島良直学長からの挨拶があり、これからのTAIST-Tokyo Techとして、更なる教育の質向上や産業とアカデミアのコラボレーションの強化を図っていきたい、との話がありました。

NSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官の挨拶

NSTDAのDr. Narong Sirilertworakul長官の挨拶

また、科学技術省Dr. Atchaka Sibunruang大臣の代理で副事務次官のMr. Somchai Tiamboonprasertの挨拶では、タイ東部経済回廊(Eastern Economic Corridor: EEC)の1プロジェクト、Eastern Economic Corridor of Innovation (EECi) についても言及がありました。
EECiはタイ科学技術省により提案されたサイエンスパーク開発プロジェクトで、NSTDAがその実施を担っており、NSTDAと東京工業大学とのEECiにおける学術協定やEECiの2つのキャンパスの概要、民間・学術・研究機関・政府セクターを含めた61機関の連携について等の説明がありました。
以降には佐渡島志郎在タイ日本国大使の基調講演も行われる等、産学官あげての盛大な式典となっていました。

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