2017年7月3日・4日、日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)主催の日・タイ修好130周年記念国際シンポジウム ”Biomass to Energy, Chemicals and Functional Materials” がタイ国立科学技術開発庁 (NSTDA) で開催され、当センターも出席いたしました。
JASTIPは、オールジャパン、オールASEANによる持続可能な開発に向けた研究のためのプラットフォームの構築を目指し、環境・エネルギー分野、生物資源・生物多様性分野、防災分野の3分野に焦点をあて、カウンターパートナーであるNSTDA、インドネシア科学院(LIPI)、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)に各々の共同研究拠点を設置し、日ASEANの関係者と共同研究を推進しておられます。
シンポジウムは、駐タイ日本国大使の佐渡島志郎大使らの挨拶で始まり、続いて、JASTIPプロジェクトリーダーである京都大学河野泰之教授によるJASTIP概要説明が行われました。
その後2日間に渡り、ASEANと国際共同研究を行っている多くの研究者から、今回のシンポジウムのテーマである「環境・エネルギー分野と生物資源・生物多様性分野にまたがるバイオリファイナリー研究」に関するASEANでの取り組み、活動状況・成果、今後の展望について紹介がありました。また、NSTDA、LIPI、そして、バイオリファイナリーに関連する企業からもバイオリファイナリー研究や事業活動について紹介がありました。
シンポジウム2日目には、このような研究の研究者交流をサポートするべく、日本のファンディング機関からのプログラム紹介時間が設けられ、当センターからも山下センター長がJSPS国際事業の説明を実施いたしました。
会場には、日本及びタイを含むASEAN各国からの研究者が多数参加しており、皆活発に交流を図っていらっしゃいました。
また、今回のシンポジウムには研究者によるポスタープレゼンテーションブースや日本のファンディング機関及びバイオリファイナリー関連企業の紹介ブースも設けられ、当センターもブースで紹介を行いました。ブースには、シンポジウムに参加した研究者等に多数お立ち寄りいただき、JSPS国際事業及び当センターの活動について改めて知ってもらうことができました。
なお、今回の参加者の中にはJSPSインドネシア同窓会(JAAI)会員も複数参加しており、他の研究者同様、当センターのブースにお越し頂き意見交換を行うことが出来ました。