2017年1月18日、在タイ日本国大使館主催の留学説明会「Japan Education Fair」に合わせ、タクシン大学ソンクラーキャンパスを訪問し、2015年以来2回目のJSPS事業説明会を実施しました。同大学はタイ南部の国立大学で、ソンクラーキャンパスとパッタルンキャンパスの2つのキャンパスがあります。今回訪問したソンクラーキャンパスは主に人文社会科学系の学部、もう一方のパッタルンキャンパスには自然科学系の学部が設置されています。
説明会前には留学説明会にも出席しました。留学説明会では、大使館の他(独)、日本学生支援機構(JASSO)、福井工業大学、大阪大学、東海大学が各機関の紹介を行い、多くの学生が日本留学へ関心を示していました。
その後開催したJSPS事業説明会には、約20名の研究者が参加しました。
同大学の副学長(学務・研究担当)で、JSPSフェローでもあるAssoc. Prof. Kasem Asawatreratanakulより開会の挨拶をいただいた後、古屋副センター長及び大田国際協力員がJSPSの概要及び国際事業の紹介を行いました。
Assoc. Prof. Kasemには、引き続き日本での研究経験についてお話しいただきました。Assoc. Prof. Kasemは、生物化学をご専門にされており、1999年に論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)により東北大学でPhDを取得されています。ご講演では同事業のメリットや日本での生活の他、当時の受入教官はすでに退職されているが、現在でもその先生や日本との交流が続いていることを紹介されました。
質疑応答では、日本の受入研究者の探し方やコンタクト方法について質問があり、Assoc. Prof. Kasemからもアドバイスが送られました。