2016年12月16日、東京医科歯科大学の竹本佳弘教授と影近弘之教授がチュラロンコーン大学工学部で開催されたシンポジウムに参加するため訪泰され、併せて当センターを来訪されました。東京医科歯科大学はチュラロンコーン大学工学部と研究交流を行っており、今回の訪問では同大学の学生も同行し、学生交流を行ったということです。
竹本教授には2013年及び2014年にも当オフィスにお越し頂いております。一方、影近教授は薬学がご専門で、現在JSPSの研究拠点形成事業(Core-to-Core事業)(Aタイプ)で欧米の大学と共同研究を実施されている他、以前はJSPSの外国人特別研究員として研究に来たタイからの学生の受入を行ったこともあるそうです。
東京医科歯科大学では、同大学を含む4大学(東京医科歯科大学、お茶ノ水女子大学、学習院大学、北里大学)で設立した学際生命科学東京コンソーシアムにおいて、地方自治体、経済団体と有機的に連携しながら東京に生命科学領域の地域拠点を確立し、学術と文化の世界的拠点となることを目指していらっしゃいます。竹本教授と影近教授は同コンソーシアムの運営を行われており、疾患予防科学コース・領域(博士課程)等を設置し、課題発見・解決型PhDプログラムに取り組まれているということでした。タイ人留学生も同コースで勉強しているとのことです。
両先生からはもっとタイの学生に日本で学ぶ機会を与えたいというお話しをいただき、山下センター長からJSPSの事業として研究拠点形成事業(Core-to-Core事業)を紹介しました。
その他、タイに拠点を置く日本の大学の状況及び日本国大使館の取組みである留学フェア「Japan Education Fair」並びに産業人材育成に関する事業についても説明を行いました。
当センターでは今後も日本の大学及び研究者のタイにおける活動を積極的に支援していきたいと考えています。