在バングラデシュ日本国大使館を表敬訪問

2016年11月28日、在バングラデシュ日本国大使館を表敬訪問しました。訪問にはバングラデシュJSPS同窓会(BJSPSAA)のHossain会長にも同行していただき、渡邉正人特命全権大使らと面談しました。
渡邉大使との面談では、山下センター長から同窓会活動に対する大使館の支援に御礼を述べるとともに、JSPS外国人特別研究員を中心に多くのバングラデシュ人研究者が日本で研究し、同国との学術交流が進んでいること、また当センターがBJSPSAA主催の国際学術セミナーや同窓会員名簿の作成などの同窓会活動を支援していることをJSPSの概要と共に説明しました。

また、Hossain会長からはBJSPSAAの概要を説明し、同セミナーへの日本人講演者招へいについても話が及びました。
これに対し、渡邉大使からはJSPS及びBJSPSAAへの日頃の活動に対し感謝のお言葉をいただくと共に、昨年以降引き続き警戒状態が続いている同国の情勢についてもお話をお伺いすることができました。特に今年7月の日本人7名が犠牲となったテロ事件については、大使自身も大変心を痛められているご様子が伝わってきました。
※バングラデシュは2016年11月28日現在も首都ダッカを含め全土が外務省海外安全ホームページで危険度レベル2(不要不急の渡航は止めて下さい)となっています。

渡邉大使との面談後、大塚智子一等書記官及び山村真智子二等書記官からもお話しを伺いました。ここ最近バングラデシュの大学には日本研究に関する学科ができるなど、日本との交流も進展し始めた矢先の7月のテロ事件発生であり、大使同様大変心を痛めていらっしゃるようでした。両国間の学術交流の重要性についてはご理解をいただいており、2月開催予定の国際学術セミナーも含めた現地でのBJSPSAAの活動について、引き続き大使館との情報共有及び連携を確認しました。当センターも現地の情勢を踏まえつつ今後の活動を検討していきたいと考えています。

右から渡邉特命全権大使、Hossain BJSPSAA会長、山下センター長、古屋副センター長、大田国際協力員

右から渡邉特命全権大使、Hossain BJSPSAA会長、山下センター長、古屋副センター長、大田国際協力員