2016年11月19日、ウダヤナ大学とバリ情報科学大学(STIKOM Bali)の共催でJSPS事業説明会を開催しました。当センターでは2014年にウダヤナ大学で同説明会を開催しておりますが、今回はSTIKOM Baliを会場とし、近隣の大学からも若手研究者を中心に40名以上の参加者がありました。
ウダヤナ大学のProf. Dr. I Gede Putu Wirawanの開催の挨拶で説明会が始まり、続いて山下センター長、古屋副センター長、大田国際協力員がJSPSの概要及び国際事業の紹介を行いました。
また、東京大学で論文博士号取得希望者に対する支援事業(RONPAKU)を通してPhDを取得されたウダヤナ大学のProf. Dr. Anak Agung Ayu Mirah Adiより同事業での経験等をお話しいただきました。Dr. MirahはRONPAKU事業以外にも研究拠点形成事業(Core-to-Coreプログラム)にも参加された経験があります。セミナーには学部生なども参加していたことから、講演はインドネシア語で行われ、参加者にとって非常にわかりやすい講演となりました。
質疑応答では、参加者からインドネシア語での質問も受け付け、当日司会を担当されたSTIKOM BaliのDr. I Gede Putu Wirarama Wedashhwara Wirawanに通訳をしていただきました。Dr. Wiraramaは山口大学でPhDを取得されており、自分の経験も交えながら我々の回答をインドネシア語で回答していただきました。
最後は再びProf. Dr. Wirawanから閉会の挨拶を行っていただきました。参加者からの質問の一つに、日本とインドネシアとの研究レベルのギャップがある中、自分の研究テーマを基に日本人研究者を探すことが可能かといった質問があったことを踏まえ、参加者らに対し「日本で研究先を探す場合は、分野が専門的になりすぎないよう対象を拡大した方が受入れ先の研究者が見つかりやすい」というアドバイスも送られました。