2016年7月30日、デラサール大学にてJSPS事業説明会を実施しました。同大学はフィリピン・マニラにある私立大学で、1911年にフィリピン初のカトリック系学校として創設されました。
事業説明会に先立ち、Raymond Girard Tan副学長(研究・イノベーション担当)を表敬訪問した他、学内研究施設をご案内いただきました。
事業説明会には約40名が参加し、Jhonathan Dungca工学部長の開会の挨拶で事業説明会がスタートし、続いて山下センター長と古屋副センター長がJSPSの概要と国際事業について紹介を行いました。
引き続き、JSPS事業経験者であるProf. Iris Ann MartinesとProf. Michael Anglo B. Promentilla両氏にご講演いただきました。Martines氏は、現在フィリピン大学ディリマン校工学部教授で、RONPAKU事業により2010年に東京工業大学でPhDを取得されました。講演では日本で研究を希望された経緯や論文作成時の苦労、そしてフィリピンで研究を続けながらPhDを取得することができ、RONPAKU事業の制度が自分には適していたことなどをお話しいただきました。
一方、 Promentilla氏はデラサール大学 廃棄物・化学物質マネジメントユニット長で、JSPS外国人特別研究員として北海道大学で研究をされた経験があります。講演では、日本での経験だけでなく、研究者として重要なポイント等についてもお話しいただき、ご自身の経験をもとに参加者にワールドワイドな研究者になって欲しいという非常に熱意あるメッセージが送られました。