2016年5月24日、マレーシア科学大学(USM)日本文化センターの副田雅紀(そえだ まさとし)センター長が当センターに来訪されました。
副田センター長は、名古屋市で中学校の校長先生をなさっておられ、ご退任後にマレーシアに渡られました。その後、京都外国語大学との事業でハラル食文化(※ハラルとは「イスラム法で認められたもの」の意)に関する一般市民向けのセミナーを開催されるなど、マレーシアと日本の交流促進のためにご尽力されており、こうした活動が評価され、平成24年度には外務大臣表彰を受賞されました。
そして、現在は、マレーシアと日本と交流促進や相互理解を目的として2015年8月に設立されたマレーシア科学大学日本文化センターのセンター長にご就任され、日本の大学等との事業の支援等もされています。しかし、マレーシアに拠点を置く日本の大学は少ないのが現状で、今後は拠点の増加とそれらのネットワーク強化が課題の1つであると述べられておられました。
また、今後の展望に関して、模擬国連総会の立ち上げやマレーシアのケダ州にある工業団地での専門学校の設計画等、貴重なお話しをお伺いすることができました。
これに対し、山下センター長からは、外国人研究者招へい事業や論文博士号取得希望者に対する支援事業等のJSPS国際事業や泰日工業大学の事例を紹介し、非常に有意義な意見交換を行うことができました。
当センターでは今後もアジアで活動する機関を積極的に支援していきたいと考えています。