第6回在タイ大学連絡会(JUNThai)開催

2016年3月14日、在タイ日本大使館で第6回在タイ大学連絡会(JUNThai)が開催されました。タイに事務所などを設置する大学の代表者と、オブザーバーとして泰日工業大学・東北大学・JICA AUN/SEED-Net・日本学生支援機構(JASSO)・JSPSバンコクセンター・宇宙航空研究開発機構(JAXA)バンコク事務所・在タイ日本大使館・UNESCOバンコク事務所・創価大学・鶴岡工業高等専門学校から、約50名の参加がありました。

前回の第5回在タイ大学連絡会(JUNThai)の概要は、こちら(リンク)をご覧ください。

第1部
京都大学ASEAN拠点の大澤由実URA、立田有香職員より、京都大学ASEAN拠点と日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)について説明がありました。まず大澤URAより、ASEAN拠点のミッション、活動内容、ASEAN拠点が中心となって実施している東南アジアネットワークフォーラムの概要と、ネットワーク形成のための課題について説明がありました。引き続き、立田職員より、JASTIPの概要と2月26日に実施されたオープニングレセプションについて説明がありました。

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続いて、UNESCOバンコク事務所のWesley Teter高等教育専門家と筒井清香日本信託基金(JFIT)プログラムコーディネーターから、SDGとアジア太平洋地域の高等教育および日本の大学とUNESCOバンコク事務所の連携について説明がありました。
まず、Teter氏より、UNESCOの概要、アジア太平洋地域における高等教育の動向、UNESCOの掲げる17の持続可能な開発目標(17 Sustainable Development Goals: SDGs)、協力関係強化に向けた取り組みについて説明がありました。引き続き、筒井コーディネーターから、現在UNESCOバンコク事務所が日本の大学と協力して実施している様々な取り組みについて紹介がありました。UNESCOバンコク事務所では、現在文部科学省のUNESCO活動費補助金を受託している神戸大学との共同プロジェクトを実施しているほか、覚書に基づく人物交流プログラム、インターンシップの受け入れ等を行っているとのことで、今後日本の大学との連携をより一層強化したいとのことでした。

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第2部
議長より、オブザーバー参加者と、大阪市立大学・金沢大学・千葉大学が新たにJUNThai参加校となった旨の紹介がありました。また、臨時オブザーバーの参加可否判断基準について、趣意書への書き加えが提案され、了承されました。

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続いて、JASSOのNuntaporn Chuenkrathok職員より、12月にチェンマイで実施されたJASSO留学説明会について報告がありました。このイベントは、バンコクで起きた爆弾テロの影響により8月に実施予定であった留学フェアが中止となったことに伴い、実施時期を変更して開催されたものです。例年より規模を縮小して実施されましたが、591名の来場があったとのことです。

引き続き、今回をもって大阪大学と東海大学が幹事校から退くことに伴い、京都大学と芝浦工業大学が幹事校として加わることについて提案があり、了承されました。

次回の連絡会は6月に開催する予定です。

在タイ大学連絡会へご興味をお持ちの大学におかれましては、JUNThai幹事校または当センターまでご連絡ください。