2016年2月17日、2015年度カントリーレポート調査のためミャンマーを訪問し、ヤンゴン工科大学でJSPS事業説明会を開催しました。
ヤンゴン工科大学ならびにマンダレー工科大学運営委員会のNyi Hla Nge理事からの開会の挨拶では、ヤンゴン工科大学の沿革や、JICAの支援の協力のもと、現在日本の7大学と協力してミャンマー国工学教育拡充プロジェクトに取り組んでいること等の紹介がありました。
当センターからは、山下センター長より日本の科学技術政策やJSPSの組織、バンコクセンターの活動概要について紹介した後、古屋副センター長よりJSPSの国際事業を説明しました。
また、外国人特別研究員事業に採択され三重大学で研究を行われたバゴー大学のDr. Kay Thwe Hlaingに、申請方法から受け入れ研究者の探し方、日本での生活等についてご講演頂きました。
JICAミャンマー国工学教育拡充プロジェクトの白川浩チーフアドバイザーからは、ミャンマーの高等教育についてご講演いただきました。講演では、ミャンマーにおいては教育基本法が2年前に発布されたものの、翌年には凍結されたことに触れ、白川チーフアドバイザーから参加者に5つの質問を投げかけると共に、ミャンマーの高等教育を改善するための課題についてお話し頂きました。また、ミャンマーの効果的かつ持続的な発展にとって、大学教員と学生の能力強化が重要であると述べられました。
今回はJSPSバンコクセンターがヤンゴン工科大学で行う初めての事業説明会となり、約80名の参加がありました。