2015年8月28日、パトムワン工科大学(PIT)主催のリサーチフォーラムにおいて、JSPS事業の紹介を行いました。このフォーラムは第2回PIT-SU(静岡大学)ジョイントシンポジウムと連動して開催されたものです。
開会の挨拶のあと、静岡大学総合科学技術研究科の野口敏彦教授が、“Challenge to Ultra High Speed Motor and Its High Power Density Design”を演題として講演されました。まず、研究室と研究活動の概要について紹介があり、その後野口教授の研究テーマである自動車用ターボチャージャー・スーパーチャージャーのウルトラハイスピードモーターの開発について説明がありました。
続いて、JICAの平野正和シニアボランティアより、“Introduction of Metal Material”を演題として、金属材料がどのような場所でどのように利用されているかについて紹介がありました。平野先生は久留米高専で教鞭を執られた後、JICAシニアボランティアとして、PITの就職支援を行っています。講演では、金属材料を利用した物づくり技術についての説明があり、大仏の建造から航空機本体の材料、また新幹線の構造材まで、10月から導入予定のエヴァンゲリオン新幹線の例などを用いながら、興味深い講演をされました。
引き続き、当センターより、山田副センター長・辻国際協力員がJSPSの概要ならびに国際事業の紹介を行いました。
午後からはブース形式での展示となりました。まず、MCから参加者に各ブースの紹介が行われた後、参加者がそれぞれのブースを訪問し、担当者から説明を受けました。当センターでも、JSPSバンコクセンターの活動内容を紹介するタイ語パンフレット等の資料配付を行いました。