2015年7月7日、パトムワン工科大学(PIT)でJSPSの事業説明会を開催しました。パトムワン工科大学での事業説明会は昨年4月以来となります。
事業説明会には、10名が参加し、山田副センター長及び辻国際協力員より、論博事業を中心にJSPSの国際事業の説明を行いました。PITでは博士号を取得していない教員も多く、今回の話は日本での博士号取得と招へいプログラム中心の話となりました。今回はワークショップ形式で、質疑応答を交えながら事業紹介を行いました。PITは、長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、と連携しており、特に長岡技術科学大学で学位を取得した教員も多く、学生交流や教員交流等、強固な関係を築いています。当センターからも、プログラム申請のための受け入れ教員は協定校を活用するよう助言しました。
タイの大学も様々であり、総合研究大学では教員の要件に博士号が必須となっていることもありますが、地方大学や単科大学では博士号を取得されていない教員も多く、博士号の学位の需要も高く、大学側も学位取得の支援を積極的に行っています。当センターも、今年2月の事業説明会で俵書記官からの国費留学生制度の説明が大変好評だったことから、当センターの事業紹介スライドでも国費留学生制度について、紹介を行っています。当センターとしても、各大学の特色を踏まえた上で、説明を行って行く所存です。
パトムワン工科大学は、タイにおける最初の工業系の職業技術学校として1932年に設立され、2004年に高等教育委員会の認可を得て、工科大学となりました。設立以来、応用理工学系の教育に力を入れています。