2015年5月12日、ウドンタニラチャパット大学の伊藤栄治先生が当センターに来訪されました。
伊東先生は現在ウドンタニラチャパット大学で日本語教育を担当されており、地域の日本語教育の発展に尽力するとともに、日本人研究者のネットワーク作りにも取り組んでおられます。
タイには5000社を超える日系企業があると言われており、日本語を話せるタイ人スタッフへの需要は非常に高くなっています。伊東先生によると、タイの多くの大学が日本語学科を設置したいと考えているものの、大部分の大学では日本語学科の設置要件を満たすことが困難であり、日本語学科を設置している大学は少数にとどまっているとのことで、伊東先生はこの状況を改善すべく、日本政府関係諸団体や企業等への働きかけを行っているとのことでした。
なお、ウドンタニラチャパット大学では、日本の協定校との間で夏期休暇等を利用した短期の学生交流プログラムを実施予定で、今後協定校との交流をより一層促進し、日本語教育の発展に繋げていきたいとのことでした。