JSPSネパール同窓会(NJAA)設立準備打ち合わせ及び関係機関への訪問

2015年2月19日及び20日、JSPSネパール同窓会(NJAA)設立準備のためにネパール・カトマンズを訪問しました。

2月19日はNJAAのDr. Rijan Bhakta Kayastha会長及び5名の理事との間で、NJAAのこれまでの経過報告及び同窓会の事業活動の予定について、議論を行いました。

NJAA

NJAAは2014年1月に同窓会設置を考えた数名が、広く参加を呼びかけ2月7日に第一回準備会合を開き、同窓会設立のためのタスクフォース(発起人会)を立ち上げ、それ以降、毎月会合を開催してきました。この間、同窓会規約、事業計画の作成、理事会の構成などを準備した。それらを踏まえて、JSPS本部にも連絡を入れた後、 Lalitipur市(同窓会の所在地)並び政府内閣府に団体登録申請を行い、2014年12月に承認を得、その後JSPS本部からの正式承認についてJSPS本部へ打診したものです。これを受けて、今回バンコクセンターがネパールを訪問し、同窓会設立に向けての正式な準備を整えることとなりました。

同窓会の事業活動については、既存の同窓会と同じように、学術セミナー、シンポジウムなどの開催が中心となりますが、NJAAからの提案としては、JICA専門家(大学教員も含めた)がネパール来訪の折に、彼らを交えてのセミナーを開催するというものがありました。これまでの同窓会ではこう言った提案はなく、日本の各団体が協力してセミナーを開催するというアイデアは大変有効なものと考えられます。また、同窓会メンバーによる日本とネパールの学術交流の促進とは別に、メンバー以外の研究者を対象に日本ネパール学術交流への啓蒙活動を実施する予定としてます。

今後の同窓会の承認に向けて、JSPSの同窓生リスト(約80名)を基に、同窓会への加入促進をこれからの2か月をかけて集中的に行い、同窓会創設時メンバーとして確定することを目指します。
            
今後の予定としては下記の通りです。
5月上旬 会員リストの確定
6月上旬 JSPS本部への承認申請書並びに必要書類原案の作成しバンコクセンターに送付7月上旬 申請書の本部への送付
9月   JSPS役員会で承認
10,11月以降  設立総会の開催

2月20日は、日本大使館、教育省、JICA事務所への表敬訪問を行うとともに、今後のJSPS同窓会活動について協力を要請しました。

1)日本大使館
小川正史大使、浜田清彦一等書記官に面会し、現在ある3つの同窓会(日本留学生会、JICA同窓会、経産省海外技術研修生同窓会)に加えて、JSPS同窓会ができること、大いに歓迎すること。また、同窓会が承認された後のブBridge Fellowship Programの選考委員会など必要なら協力するとのご了解を得ました。

2) ネパール教育省
Radha Krishna Ghimire (Under Secretary)の話では、大学者関係だけなら、UGC(University Grant Commission)が窓口になるが、同窓会は大学教員だけでなく、研究機関の研究員もいることも考慮し、教育省としては、他の省庁(例えば、MOST科学技術省など)と連携しながら、同窓会支援を行いたいとのことでした。事務次官(Secretary)へ、今回の訪問を前向きに報告しておくとのことです。

MOE

3) JICAネパール事務所
清水所長と面談し、同窓会の設立の動きのこと、先述のJICA専門家を交えてのセミナーの実施などを計画していることを提案し、協力を要請しましたところ、JICAとしても協力したいとのことでした。

JICA

当センターとしては、各関係機関の協力を得た上で、ネパールでの同窓会活動支援を行っていく所存です。

ネパール教育省

ネパール教育省