2014年11月3日、カセサート大学農学部でJSPSの事業紹介セッションを実施しました。今回は、京都大学農学研究科によるセミナーの一セッションとして実施されたもので、近藤直京都大学農学研究科教授の招へいにより、当センター、日本学生支援機構(JASSO)タイ事務所、京都大学ASEANセンターが参加しました。
京都大学とカセサート大学は1984年に大学間学術交流協定、また大学間学生交流協定が締結されています。カセサート大学は農林業分野に非常に強く、2014年QS分野別ランキングにおいて世界で48位となっており、京都大学農学研究科とカセサート大学農学部の連携も密接に行われており、大学間交流協定だけではなく部局間学生交流協定も個別に締結されています。
セミナーでは、近藤教授による京都大学農学研究科の紹介の後、JASSOから留学のための奨学金情報の提供、近藤教授による入学案内のプレゼンテーションを行い、留学に関する説明を一通り行った後、当センターからJSPSの事業紹介、またカセサート大学農学部Dr. Suratwadee Jiwajinda JSPSタイ同窓会理事にも日本での研究経験について講演頂きました。Dr. Suratwadeeは、JSPS論文博士号取得支援プログラムで京都大学大学院農学研究科で博士号を取得されています。
今回のセミナーは、学部生、大学院生を中心に40名の参加がありました。JSPSのターゲットである教員の参加は少なく、また時間の関係で質疑応答の時間が十分に取れませんでしたが、JSPSの国際プログラムを知って頂くというミッションは果たせたと思います。
カセサート大学での事業説明は、今年6月のカンペンセンキャンパス、7月のバンケンキャンパスに引き続き3回目となりました。今後とも一層連携を強化していく所存です。