2014年6月17日、カセサート大学カンペンセンキャンパスでJSPS事業説明会を実施しました。カセサート大学は、農業、林業、漁業、法律と経済の4つの学部をもとに、70年前に設立されました。現在では、同大学の農林業分野は世界的にも高く評価されており、2014年分野別のQS大学ランキングにおいては、世界で48位と位置づけられています。同分野における日本の大学との共同研究も盛んで、現在、JSPS国際事業において、カセサート大学との共同研究を5プロジェクト以上支援しています。
若手を中心に、20名以上の研究者が参加し、山田副センター長がJSPS国際事業を説明しました。また、JSPS論博事業の支援を受けて、京都大学で博士号を取得し、現在、JSPSタイ同窓会の理事も務めていただいているカセサート大学農学部Dr. Suratwadee研究員に、論文博士号取得希望者に対する支援事業への申請の手順や申請書の書き方を詳細に説明していただきました。
参加者からは、日本人の受け入れ研究者の探し方や、外国人研究者招聘事業で求められる学術実績などについて質問がありました。これに対して、当センターより、受け入れ研究者を探す際に、日本の大学が、ホームページ上で公開している研究者情報を活用できること、また、事業へ申請する際には、論文実績が大切であることをアドバイスしました。