バングラデシュでの事業説明会及びJSPSバングラデシュ同窓会理事会の実施

2013年9月13日~15日、センター長及び副センター長でダッカ(バングラデシュ)に出張し、バングラデシュ同窓会、在バングラデシュ日本大使館との打ち合わせ、またJSPS事業説明会を実施しました。

2013年9月13日、同窓会会長、事務局長とともに、在バングラデシュ日本大使館夛賀参事官と打ち合わせを行いました。参事官との打ち合わせでは、主にシンポジウムの実施時期について議論され、バングラデシュ総選挙が今年度実施予定であり、政治的に不安定な情勢になる可能性があるとのことで、選挙の時期が決定するまでは、日本人の渡航延期となる可能性が大きく、現状予定している12月の開催は危険度が高いことを懸念され、後述の通り3月1日を開催予定日とすることとなりました。

続けて年9月14日、バングラデシュ・ダッカ市内において、JSPSの事業説明会を実施するとともに、続けてバングラデシュ同窓会理事会を実施しました。

JSPS事業説明会は、JSPSバンコクセンターとJSPSバングラデシュ同窓会の共催で行われ、同窓会理事から15名、その他29名の参加がありました。今回は、主にJSPSバングラデシュ同窓会に所属しない研究者に対して声をかけ、JSPSを知らない研究者に対してJSPS事業について広く周知できるようにしたとのことです。

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JSPS事業説明会

事業説明会では、Dr. Nur Ahamed Khondaker事務局長がチェアを務め、Prof. Dr. M. Afzal Hossainバングラデシュ同窓会長による挨拶の後、山下邦明センター長よりJSPSの概要及び事業の紹介を行いました。引き続き、外国人招へい研究者(長期)事業で日本に滞在したBangabandhu Sheikh Mujibur Rahman Agricultural University (BSMRAU)のDr. M Amzad Hossain 教授が講演を行い、プログラムの詳細、具体的な申請書の提出タイミング、実際の開始時期、手続きの進め方、JSPS及び大学からの支援内容、また学会、セミナー、シンポジウム等への参加、フィールドワーク等、日本における活動、成果としての論文発表等、細かい情報提供を行いました。講演の最後に、10ヶ月のプログラムは共同研究を実施するのに十分な機関であり、日本の研究者、学生の知己を得、教育研究システム理解する良い機会であり、是非JSPSの事業に申請して欲しいと締めくくりました。

その後、質疑応答の時間となり、バンコクセンター、同窓会会長、事務局長が会場の研究者からの質問に回答しました。日本の研究者とどうやって知り合うのか、論文出版の重要性、採択分野、採択大学についてなど、質疑応答を行いました。

引き続き実施されたバングラデシュ同窓会理事会では、まずは今年度のバングラデシュ同窓会総会及びシンポジウムについて議論が行われ、バングラデシュ総選挙の状況を考慮して、2014年3月1日(土曜日)に実施することとなりました。

日本からの講演者は3名の予定で、まずはバングラデシュ側で招へいしたい研究者を3名10月末までにバンコクセンターに知らせることとなりました。また、その他JSPS本部より3名、バンコクセンターより2名が参加することについて報告しました。シンポジウムが3月にずれ込んだことで、Bridgeプログラムの選考会もシンポジウムと併せて実施する予定です。また、事前の打ち合わせとして、当センターから2014年1月頃にダッカを訪問することとなりました。

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同窓会理事会メンバーと

9月15日、在バングラデシュ日本大使館を表敬訪問し、南公使に面会、シンポジウムの実施時期について報告するとともに、協力を依頼しました。バングラデシュの政治的な状況が不安定なため、慎重に進めるよう要請がありました。

今回のJSPS説明会でも多くの研究者が参加し、大変盛会となりました。バングラデシュの政治的な情勢により、シンポジウムの開催については未だに流動的な部分がありますが、今後とも支援を継続していく所存です。