AC21国際スクーリングに参加

2013年5月31日、センター長と副センター長で、AC21国際スクーリングに参加しました。本イベントについては2013年1月22日に名古屋大学国際交流協力推進本部国際学術コンソーシアム(AC21)推進室プロジェクト・コーディネーターの井戸綾子講師、国際企画課の久田淳子掛長に当センターに訪問頂き、協力を要請されたものです。

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国際学術コンソーシアム(Academic Consortium: AC21)は、2002年6月24日に開催された名古屋大学国際フォーラムにおいて、世界の24主要大学・教育研究機関の学長および代表者が参加し、世界の教育・研究・産業組織により構成された国際的な学術ネットワーク構築を目的として設立されました。AC21の基本活動としては、1)組織、2)共同研究・教育プログラム、3)学生イニシアティブ、4)産官学連携があり、これらの活動を通じてAC21の使命の実現、メンバー間の連携を推進しています。

メンバーの大学は、アメリカ、インドネシア、オーストラリア、タイ、中国、ドイツ、日本、フランス、ラオス、南アフリカの合計19大学で構成されています。

今回のAC21国際スクーリングは、科学技術分野における最先端の学術研究について学ぶ機会を提供することによって大学院生の能力の育成、国際的な組織の一つとしてメンバー国、開催国その他周辺国の高等教育への貢献を目的としています。今回は開催地がタイということもあり、タイのメンバー大学であるチュラロンコン大学、カセサート大学、また事務局である名古屋大学が中心となって実施されました。

チュラロンコン大学で行われた開会式では、チュラロンコン大学Pirom Kamolratanakul学長、カセサート大学Michinari Hamaguchi副学長、名古屋大学濵口道成学長が挨拶を行いました。また、この日の基調講演として、ノーベル化学賞受賞者である野依良治名古屋大学特別教授が講演を実施し、当センターからもセンター長と副センター長が開会式に出席しました。

「チュラロンコン大学Pirom学長と」

「チュラロンコン大学Pirom学長と」

開会式の後、会場をカセサート大学に移し、4日間の集中講義に加え、最後に参加した学生によるプレゼンテーションが実施されました。山下センター長は6月3日に実施された夕食会で挨拶を行いました。

「濵口名古屋大学学長と」

「濵口名古屋大学学長と」

ノーベル賞受賞者である野依良治教授、チュラロンコン大学、カセサート大学、名古屋大学の学長・副学長が一堂に会するイベントに招へいされたことは大変名誉なことであり、今後ともタイ国内と日本の大学の連携を推進に協力していく所存です。

「ノーベル賞受賞者である野依教授と」

「ノーベル賞受賞者である野依教授と」

AC21のウェブサイトは下記のとおりです。
http://www.ac21.org/