2013年4月19日、フィリピン・マニラ市内のデ・ラサール大学(De La Salle University Manila)にフィリピン同窓会(JAAP: JSPS Alumni Association of the Philippines, Inc.)設立準備総会に出席し、フィリピン同窓会公認化のための打ち合わせを実施しました。
JAAP設立準備総会では、JAAPの設立にかかる説明を同窓会会長のPrudente教授から行い、その後同窓会理事に任命されたメンバーは、同窓会員としての宣誓を行いました。JAAPについては、既にフィリピン政府に公認団体としての申請を行い、許可が下りていますが、JSPS本部からのいくつかの提案について、意見交換が行われました。今後、JSPSによる同窓会活動の公認後、速やかに設立記念総会及びシンポジウムを実施したいとの意向が有り、当センターとしてもサポートを実施する予定です。
今回Predente会長、同窓会理事のEguia理事、DOSTオフィサーのMs Velasquezとの間で、下記の通り今後のスケジュールを共有しました。2013年5月末を期限として同窓会申請書類を当センター宛に提出してもらい、その後正式承認の手続きを当センターでサポートする予定です。
<今後のスケジュール>
2013年5月10日:JAAP理事会の実施(JSPS本部への申請、JAAP規約、将来計画及び同窓会総会、シンポジウム実施について議論)
2013年5月31日:JSPS後任同窓会申請書類の提出締め切り(JSPSバンコクセンター宛)
2013年9月~10月:同窓会が正式に公認後、同窓会設立総会及びシンポジウムの実施
午後のセッションではJSPSバンコク研究連絡センターによるJSPS事業説明会が実施されました。山下センター長による説明の後、質疑応答が実施され、活発な意見交換がありました。
同窓会設立準備総会終了後、在フィリピン日本大使館竹内清日本広報文化センター長及び加藤伸一郎専門調査員を訪問しました。
今回は、前回不在だった竹内センター長にも出席いただき、フィリピンにおける同窓会活動について今後のスケジュールについて説明を行いました。在フィリピン日本大使館としても、今後のフィリピンにおけるJSPS同窓会の活動については大変好意的にとらえていただき、広報文かセンター長を今後JAAPの理事の一員とすることに同意を得るとともに、今後の協力についても了承いただきました。今回の訪問では下記の貴重な提案をいただきました。
・設立記念シンポジウムは日ASEAN友好記念40周年を冠して実施すること
・日本大使館・国際交流基金に対して後援会より後援名義の申請をすること
・マスコミへのプレス発表を積極的に行うこと
また、DOSTの担当者等、今後情報を大使館と情報を共有し、密に連絡を取り合っていくこととなりました。
上記の通り、2013年度内のフィリピン同窓会の正式認可に向けての準備が全て整ったことになります。バンコクセンターとしては、あくまでも自主的な同窓会活動を支援しつつも、正式認可及び同窓会設立記念シンポジウムの実施及びJSPS理事、講師の派遣について支援を実施する予定です。